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(1)

メッセージ伝播法入門

第4回講義資料

状態発展法:発見的アプローチ

広島市立大学

令和5年9月25日~9月26日

豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系

准教授 竹内啓悟

(2)

AMP と状態発展方程式

�𝒙𝒙𝑡𝑡+1 = 𝜂𝜂𝑡𝑡 �𝒙𝒙𝑡𝑡 + 𝑨𝑨T𝒛𝒛𝑡𝑡 .

𝒛𝒛𝑡𝑡 = 𝒚𝒚 − 𝑨𝑨�𝒙𝒙𝑡𝑡 + 𝜂𝜂𝑡𝑡−1 �𝒙𝒙𝑡𝑡−1 + 𝑨𝑨T𝒛𝒛𝑡𝑡−1

𝛿𝛿 𝒛𝒛𝑡𝑡−1 ,

AMP[3-1]

状態発展方程式[3-3]

𝑣𝑣𝑡𝑡 = 𝜎𝜎2 + 1

𝛿𝛿 Ψ𝑡𝑡 𝑣𝑣𝑡𝑡−1 , 𝑣𝑣0 = 1,

Ψ𝑡𝑡+1 𝑣𝑣 = 𝔼𝔼 𝑥𝑥1 − 𝜂𝜂𝑡𝑡 𝑥𝑥1 + 𝑣𝑣𝜔𝜔1 2 , 𝜔𝜔1 ∼ 𝒩𝒩 0,1 . 観測モデル

𝒚𝒚 = 𝑨𝑨𝒙𝒙 + 𝒘𝒘, 𝒘𝒘 ∼ 𝒩𝒩(𝟎𝟎, 𝜎𝜎2𝑰𝑰𝑀𝑀)

(3)

発見的導出の手順 [3-3]

1. 観測モデルを反復回数𝑡𝑡ごとに独立な仮想的モデル に置き換える。

2. AMPからオンサーガ項を取り除く。

3. 大システム極限で、性能解析を行う。

𝒚𝒚𝑡𝑡 = 𝑨𝑨𝑡𝑡𝒙𝒙 + 𝒘𝒘𝑡𝑡, 𝒘𝒘𝑡𝑡 ∼ 𝒩𝒩(𝟎𝟎, 𝜎𝜎2𝑰𝑰𝑀𝑀) {𝑨𝑨𝑡𝑡}と{𝒘𝒘𝑡𝑡}はそれぞれ𝑨𝑨と𝒘𝒘に従うi.i.d.系列

�𝒙𝒙𝑡𝑡+1 = 𝜂𝜂𝑡𝑡 �𝒙𝒙𝑡𝑡 + (𝑨𝑨𝑡𝑡)T𝒛𝒛𝑡𝑡 . 𝒛𝒛𝑡𝑡 = 𝒚𝒚𝑡𝑡 − 𝑨𝑨𝑡𝑡�𝒙𝒙𝑡𝑡,

(4)

大数の強法則 [4-1]

[4-1] R. Lyons, “Strong laws of large numbers for weakly correlated random variables,”

Michigan Math. J., vol. 35, no. 3, pp. 353–359, 1988.

𝑋𝑋𝑛𝑛 𝑛𝑛=1𝑁𝑁 を二次モーメントが有界な確率変数列とし、

𝑆𝑆𝑁𝑁 = ∑𝑛𝑛=1𝑁𝑁 𝑋𝑋𝑛𝑛を定義する。

上記を満たすならば、以下の大数の強法則が従う。

𝑇𝑇𝑁𝑁 = 𝑆𝑆𝑁𝑁 − 𝔼𝔼[𝑆𝑆𝑁𝑁]

𝑁𝑁 → 0 almost surely as 𝑁𝑁 → ∞.

𝑁𝑁=1

𝕍𝕍 𝑆𝑆𝑁𝑁

𝑁𝑁2 < ∞.

注意

無相関な確率変数列は条件を満たす。

(5)

中心極限定理

{𝑋𝑋𝑛𝑛}を平均𝜇𝜇𝑛𝑛分散𝜎𝜎𝑛𝑛2の独立な確率変数列とし、

𝑠𝑠𝑁𝑁2 = ∑𝑛𝑛=1𝑁𝑁 𝜎𝜎𝑛𝑛2を定義する。

上記の条件を満たすならば、以下の中心極限定理が従う。

1

𝑠𝑠𝑁𝑁

𝑛𝑛=1 𝑁𝑁

(𝑋𝑋𝑛𝑛 − 𝜇𝜇𝑛𝑛) → 𝒩𝒩 0,1 in distribution as 𝑁𝑁 → ∞.

𝑁𝑁→∞lim 1

𝑠𝑠𝑁𝑁2

𝑛𝑛=1 𝑁𝑁

𝔼𝔼[ 𝑋𝑋𝑛𝑛 − 𝜇𝜇𝑛𝑛 21 𝑋𝑋𝑛𝑛 − 𝜇𝜇𝑛𝑛 > 𝜖𝜖𝑠𝑠𝑁𝑁) = 0 for any 𝜖𝜖 > 0.

注意

ある𝛼𝛼 > 0に対して、𝑋𝑋 の2 + 𝛼𝛼次モーメントが存在すればよい。

(6)

補題4 . 1

𝑨𝑨 ∈ ℝ𝑀𝑀×𝑁𝑁を平均0分散1/𝑀𝑀のi.i.d.要素を持つ行列とする。

ベクトル𝒗𝒗 = 𝑨𝑨T𝒘𝒘は以下を満たす。

• 𝒗𝒗は大システム極限で平均𝟎𝟎共分散行列𝑀𝑀−1 𝒘𝒘 2𝑰𝑰𝑁𝑁 のガウス確率ベクトルに分布収束する。

𝒘𝒘 ∈ ℝ𝑀𝑀を任意の決定論的なベクトルとする。

注意

本資料では、例えば𝑀𝑀−1 𝒘𝒘 2が大システム極限で収束する 等のような技術的な仮定に関する記載をすべて省略する。

(7)

補題4 . 1の証明

𝒗𝒗が平均0のi.i.d.要素を持つことは、𝑨𝑨の列ベクトルの 独立性から従う。

𝒗𝒗の最初の要素を評価すると、

𝒗𝒗 1 = �

𝑚𝑚=1 𝑀𝑀

𝑤𝑤𝑚𝑚𝐴𝐴𝑚𝑚1 .

中心極限定理より、 𝒗𝒗 1の分布は大システム極限で

𝒩𝒩(0, 𝑀𝑀−1 𝒘𝒘 2)に収束する。 ∎

(8)

𝐾𝐾 体独立性の定義

ある自然数𝐾𝐾(≤ 𝑁𝑁)に対して、𝑁𝑁次元確率ベクトル𝒗𝒗 ∈ ℝ𝑁𝑁が 以下の性質を満たすとき、𝒗𝒗を平均𝜇𝜇分散𝜎𝜎2の𝐾𝐾体独立な確 率ベクトルと呼ぶ。

• 𝒗𝒗から任意の𝐾𝐾個の異なる要素を取り出してできるベクト ルはi.i.d.要素を持ち、各要素は平均𝜇𝜇分散𝜎𝜎2である。

注意

さらに、各要素がガウス分布に従う場合、𝒗𝒗は𝐾𝐾体独立な ガウス確率ベクトルと呼ばれる。

(9)

補題4 . 2

𝑨𝑨 ∈ ℝ𝑀𝑀×𝑁𝑁を平均0分散1/𝑀𝑀のi.i.d.要素を持つ行列とする。

ベクトル𝒗𝒗 = 𝑨𝑨T𝑨𝑨 − 𝑰𝑰𝑁𝑁 𝒖𝒖は以下を満たす。

• 任意の有限な𝐾𝐾 ∈ ℕに対して、𝒗𝒗は大システム極限で 平均0分散𝑀𝑀−1 𝒖𝒖 2の𝐾𝐾体独立なガウス確率ベクトル に分布収束する。

𝒖𝒖 ∈ ℝ𝑁𝑁を任意の決定論的なベクトルとする。

(10)

補題4 . 2の証明

一般性を失うことなく、𝒗𝒗の最初の𝐾𝐾個の要素からなる ベクトル𝒗𝒗1 ∈ ℝ𝐾𝐾に注目する。

𝒗𝒗1 = 𝑨𝑨1T 𝑨𝑨1, 𝑨𝑨2 𝒖𝒖 − 𝒖𝒖1 = 𝑨𝑨1T𝑨𝑨1 − 𝑰𝑰𝐾𝐾 𝒖𝒖1 + 𝑨𝑨1T𝑨𝑨2𝒖𝒖2, 𝒖𝒖 = 𝒖𝒖1

𝒖𝒖2 ∈ ℝ𝐾𝐾 × ℝ𝑁𝑁−𝐾𝐾.

第二項はi.i.d.要素を持つベクトルなので、𝒗𝒗1も漸近的にi.i.d.

要素を持つベクトルである。

大数の強法則から、𝑀𝑀 → ∞において𝑨𝑨1T𝑨𝑨1は𝑰𝑰𝐾𝐾に 概収束するため、右辺第一項も𝟎𝟎に概収束する。

それゆえ、第二項の一番目の要素のガウス性を示せばよい。

𝑨𝑨 = 𝑨𝑨1, 𝑨𝑨2 ∈ ℝ𝑀𝑀×𝐾𝐾 × ℝ𝑀𝑀× 𝑁𝑁−𝐾𝐾 .

(11)

補題4 . 2の証明

𝑨𝑨1T𝑨𝑨2𝒖𝒖2 1 = 1

𝑀𝑀 �

𝑛𝑛=𝐾𝐾+1 𝑁𝑁

𝑢𝑢𝑛𝑛𝑋𝑋𝑛𝑛 , 𝑋𝑋𝑛𝑛

𝑀𝑀 = 𝑨𝑨1T𝑨𝑨2 1𝑛𝑛 = �

𝑚𝑚=1 𝑀𝑀

𝐴𝐴𝑚𝑚1𝐴𝐴𝑚𝑚𝑛𝑛 .

{𝐴𝐴𝑚𝑚1}の条件の下で、{𝑋𝑋𝑛𝑛}は平均0のi.i.d.確率変数列である。

𝔼𝔼 𝑋𝑋𝑛𝑛2 𝐴𝐴𝑚𝑚1 = 𝑀𝑀 �

𝑚𝑚=1 𝑀𝑀

𝐴𝐴2𝑚𝑚1𝔼𝔼 𝐴𝐴𝑚𝑚𝑛𝑛2 = �

𝑚𝑚=1 𝑀𝑀

𝐴𝐴𝑚𝑚12 → 1.

特に上記の性質から、{𝑋𝑋𝑛𝑛}はi.i.d.標準確率変数列である。

𝕍𝕍 1

𝑀𝑀 �

𝑛𝑛=𝐾𝐾+1 𝑁𝑁

𝑢𝑢𝑛𝑛𝑋𝑋𝑛𝑛 = 1

𝑀𝑀 �𝑛𝑛=𝐾𝐾+1

𝑁𝑁

𝑢𝑢𝑛𝑛2 → 1

𝑀𝑀 𝒖𝒖 2.

(12)

状態発展方程式の導出

𝒛𝒛𝑡𝑡 = 𝒚𝒚𝑡𝑡 − 𝑨𝑨𝑡𝑡�𝒙𝒙𝑡𝑡 = 𝑨𝑨𝑡𝑡 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡 + 𝒘𝒘𝑡𝑡.

�𝒙𝒙𝑡𝑡 + (𝑨𝑨𝑡𝑡)T𝒛𝒛𝑡𝑡 = 𝒙𝒙 + { 𝑨𝑨𝑡𝑡 T𝑨𝑨𝑡𝑡 − 𝑰𝑰} 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡 + 𝑨𝑨𝑡𝑡 T𝒘𝒘𝑡𝑡.

任意の𝐾𝐾 ∈ ℕに対して、補題4.1と補題4.2から、右辺の第二項

と第三項の和は、平均0分散𝑣𝑣𝑡𝑡の𝐾𝐾体独立なガウス確率ベクト ルに分布収束する。

𝑣𝑣𝑡𝑡 = 1 𝛿𝛿

1

𝑁𝑁 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡 2 + 1

𝑀𝑀 𝒘𝒘𝑡𝑡 2 → 𝜎𝜎2 + 1

𝛿𝛿 Ψ𝑡𝑡 𝑣𝑣𝑡𝑡−1 . 大システム極限で𝑁𝑁−1 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡 2 → Ψ𝑡𝑡(𝑣𝑣𝑡𝑡−1)を仮定して、

𝑁𝑁−1 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡+1 2 → Ψ𝑡𝑡+1(𝑣𝑣𝑡𝑡)を示す。

観測モデルから、

Denoiser 𝜂𝜂𝑡𝑡の入力は、

(13)

状態発展方程式の導出

1

𝑁𝑁 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡+1 2 = 1

𝑁𝑁 𝒙𝒙 − 𝜂𝜂𝑡𝑡 �𝒙𝒙𝑡𝑡 + (𝑨𝑨𝑡𝑡)T𝒛𝒛𝑡𝑡 2 前ページの結果と大数の強法則とから、

→ 𝔼𝔼 𝑥𝑥1 − 𝜂𝜂𝑡𝑡 𝑥𝑥1 + 𝑣𝑣𝑡𝑡𝜔𝜔1 2 = Ψ𝑡𝑡+1 𝑣𝑣𝑡𝑡 . 𝝃𝝃 = { 𝑨𝑨𝑡𝑡 T𝑨𝑨𝑡𝑡 − 𝑰𝑰} 𝒙𝒙 − �𝒙𝒙𝑡𝑡 + 𝑨𝑨𝑡𝑡 T𝒘𝒘𝑡𝑡. ∎

= 1

𝑁𝑁 �𝑛𝑛=1

𝑁𝑁

𝑥𝑥𝑛𝑛 − 𝜂𝜂𝑡𝑡 𝑥𝑥𝑛𝑛 + 𝜉𝜉𝑛𝑛 2

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