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12 ポインタ (続き)

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Academic year: 2024

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(1)

12 ポインタ ( 続き )

Newton-Raphson 法の課題については、

提出状況に鑑み、解説を無期限延期とす る。既に提出した人も、前回指摘のチェッ クポイントを確かめて、必要なら再提出 せよ。

課題 8. 本節冒頭の実習12.1を修正して、int 型変数2つの内容を交換する関数 swap() を正しく作って 書換えよ。(動作を確認した上で、何故そういう動作になるか理解する。)

解答例 8.1. 内容を入れ替えたい変数のアドレスを渡す。

ポインタの値は変数の場所を示すので、

「こことこことを入れ替えて」という感じ。

値の入替えは代入3回で出来る。

基本手筋として頭に留めておこう。

*&c は、定義により c と完全に同じ。

尚、&*p はあり得ません。念の為。

/* swap.c 2010-06-07 */

#include <stdio.h>

void swap( int *, int * );

int main(int argc, char** argv) {

int x = 2010, y = 607;

printf("x = %d, y = %d\n", x, y);

swap(&x, &y);

printf("x = %d, y = %d\n", x, y);

}

void swap( int *a, int *b ) {

int c;

c = *a;

*a = *b;

*b = c;

return;

}

関数 swap() の引数として渡された値は何か。

関数 swap() 内のそれぞれの文で代入された値は何か。

変数 x, y の値が書き換えられたのは、どの文の実行時か。

—2010年度春期 情報処理III (担当: 角皆) 48—

(2)

13 配列

13–1 配列の利用

大量のデータを扱いたい時など、同じ型の変数を添字付きで沢山使いたい時がある。C言語(をはじめ多く

のプログラム言語)では、添字付きの変数(配列)を利用する仕組みが備わっている。 配列: array 添字: index 配列は個々の変数の型と変数の個数(配列の大きさ)とを指定して「〜型変数○個の配列」として宣言され

る。配列が宣言されると、プログラムはメモリ上に必要な分の連続的な領域を確保する。配列の宣言の書式は 次の通り。

型名 配列名[要素数];

配列の扱い方に関する基本的な注意を幾つか。

配列の要素数は宣言時に指定しなければならない(プログラムの途中では変更できない)。前もって確定 できない場合には余裕をみて多めに確保しておく必要がある場合もある。

配列の要素の添字は 0 から始まる。従って、添字として有効な値は 0 から (要素数1) まで。

. 次の宣言 int a[10];

で、int型変数10個a[0], a[1], . . ., a[9] が宣言される。a[10] は不可。

実行時に変数の値が範囲内に収まってい るかどうか、コンパイラには判らない。

プログラム内でもし、宣言して確保した要素の上限を超えた要素を参照したとしても、コンパイラは チェックを行わない。実行形式は生成されるが、動作は保証されず、実行中に他の変数の領域を破壊し

ということは、配列で確保した変数の個 数や添字の範囲については、使う側で管 理しなくてはいけないということである。

てしまう恐れがある。十分に注意すべし。

—2010年度春期 情報処理III (担当: 角皆) 49—

(3)

実習 13.1. 20 個の要素を持つ int 型配列 a[] を宣言し、i 番目の要素 a[i] に i2 を代入した後、変数

a[i] の値を表示しつつ総和を求める。 勿論、平方和を求めるだけなら配列に代

入する必要はないが…‥…、ここは配列 の練習という事で。

配列の要素数は宣言時に指定しなければ ならないので、このプログラムで、実行 中に上限の値を入力してその個数分の配 列を用意するようには出来ない。予め大 きめに確保しておいて、その範囲内の入 力に対応することなら出来る。実行中に 必要に応じて必要なだけ変数領域を確保 する(動的確保という)方法はあるが、そ れは追い追い(後期の情報処理IVで採り 上げる予定)。

/* array.c 2010-06-14 */

#include <stdio.h>

#define VALUES 20

int main(int argc, char** argv) {

int a[VALUES], i, sum=0;

for( i=0; i<VALUES; i++ ) {

a[i] = i*i;

}

for( i=0; i<VALUES; i++ ) {

printf("%3d: %5d\n",i,a[i]);

sum += a[i];

}

printf("sum = %d\n",sum);

}

考察 13.1.1. 配列 a[] の添字の範囲が正しい範囲に収まっていることを確認せよ。

考察 13.1.2. 20個のint型変数a[0], a[1],. . ., a[19] の為の変数領域が、メモリ上の連続的な領域に確 保されていることを確かめよ。

考察 13.1.3. #define によるマクロ定義の効果について考えよ。

—2010年度春期 情報処理III (担当: 角皆) 50—

(4)

実習 13.2. 10 個の(疑似)乱数を発生させ、それを配列 a[] に格納した後、その値を表示する。更に、最

小値を取る要素の添字(およびそのときの値)を表示する。 乱数とはでたらめな数列のこと。疑似乱 数とは或る規則に基づいて発生させた乱 数っぽい数列のこと(でたらめさ・乱数っ ぽさは数学的に定式化されている)。 srand() は疑似乱数の初期値(種, seed) の設定。同じ値を種とすると同じ数列を 生成するので、ここではシステムの時計 を利用して毎回違う値を種に取るように している。rand() は呼ばれる度に疑似 乱数を生成して値を返す。値は 0 以上

RAND MAX 以下の整数値で、センターの

環境では RAND MAX = 216 1 = 32767。 stdlib.h はsrand(), rand()を使うの に必要。time.h はシステムから(暦)時 間を取る関数 time() を使うのに必要。

(疑似)乱数の発生法は色々な場面で利用 できるだろう(ゲームとか)。

/* rand.c 2010-06-14 */

#include <stdio.h>

#include <stdlib.h>

#include <time.h>

#define VALUES 10

int main(int argc, char** argv) {

int a[VALUES], i, min_i = 0;

time_t t;

srand((unsigned int)time(&t));

for( i=0; i<VALUES; i++ ) {

a[i] = rand();

}

for( i=0; i<VALUES; i++ ) {

printf("%2d: %12d\n", i, a[i]);

}

最小値を取る要素の添字を求める

printf("\nminimum: a[%d]=%d\n", min_i, a[min_i]);

}

本 当 は こ こ で 用 意 さ れ て い る 関 数 rand() よりも性質の良い (よりでたら めな) 疑似乱数の生成法がある。シミュ レーション実験などでは良い疑似乱数を 用いてデータの偏りを防がなければなら ない。

← 参 考: 東 京 大 学 の 松 本 眞 さ ん の Mersenne Twister のページ

考察 13.2.1. 比較するには値が2つ必要なので、最初の比較では例外処理が必要になることがある。最小

値を取る要素の添字を覚えておく変数(上の例では min_i)の値の初期化のしかたに注意して、スマートに処 理せよ。

参考: Mersenne Twister ( http://www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp/~m-mat/MT/mt.html )

—2010年度春期 情報処理III (担当: 角皆) 51—

(5)

13–2 配列名を引数として関数に渡す

配列名は変数名ではないので、値を代入することは出来ないが、式として用いることが出来る。配列名を式 中で用いると、確保されたメモリ領域の先頭アドレスを値とするポインタ型の式として評価される。例えば、

int型配列a[] については、配列名 a は int へのポインタ型の式であって、

a == 配列a[]の先頭アドレス == int型変数a[0]の先頭アドレス == &a[0]

という関係が成り立っている。

さて、配列そのもの(全体)を引数として関数に渡す場合は、実際には配列名を引数として渡すことで実現す る。配列名は(式としては)配列の先頭アドレスを値とするポインタ型の式なので、関数側ではポインタ変数で

それを受ける。関数内ではそのポインタ変数に [] で添字を付けて使えば良い。 ポインタ変数に [] で添字を付けちゃっ て良い理由は次回に。

この時に注意すべきは、その値を受け取ったポインタ変数は呼び出した側の配列と同じアドレスを指してい る(つまり要するにポインタ渡しをしている)ということで、従って、受け取った関数側で配列の要素の値を変

更すると、呼び出した側の元の配列の値を変更していることになる。ポインタ型変数を使った覚えも、アドレ 配列の全要素をコピーして渡すのは効率 が良くないので、こういう仕様にしたの であろう。

ス演算子 & を使った覚えもなくても、実質的には関数の引数としてポインタ渡しをしていることに、特に注意

しておこう。

従って、関数の引数として配列名を渡し た場合、関数の中で配列の要素の値を変 更すると、呼出側でも渡した配列の要素 の値が変更されてしまうことに、特に注 意せよ。

. ポインタ型の式には整数を加減することが出来る。この演算は、その型の大きさ sizeof(type) を単位として行 なわれる。例えば、p をポインタとするとき、p+k p の指している領域からその型の変数 k個分先を指すポインタであ り、番地の計算としては「(pの指すアドレス) +sizeof(int) k」となる。

一方、配列a[] の添字k の要素a[k]の先頭アドレスは「(配列a[]の先頭アドレス) +sizeof(type) k」なので、

配列名a がポインタ型の式であることから、

a + k == &a[k]

となり、そこの内容を間接演算子* で取ると、

*(a + k) == a[k]

となる。実はC言語では、配列の記号で書いたものは、ポインタの形に置き換えられてコンパイルされている。 とは言え(と言うか、だからこそ)、配列 らしい所は配列の記号で判り易く書いて おいてよろしい。

—2010年度春期 情報処理III (担当: 角皆) 52—

(6)

実習 13.3. rand.c で、乱数による配列の要素の値の設定の部分や、配列の要素の値の表示の部分を、関数 化してみよ。

課題 9 (〆切 6/20()). rand.c の「最小値を取る要素の添字を求める」部分をmin index() として関

数化し、それを大きさの異なる 2 つの配列に適用して、最小値を取る要素の添字とその値とを表示せよ。(出 関数プロトタイプの設計からが問題。

来れば、乱数による配列の要素の値の設定の部分や、配列の要素の値の表示の部分をも関数化せよ。) /* rand2.c 2010-06-14 */

#include <stdio.h>

#include <stdlib.h>

#include <time.h>

#define VALUES1 10

#define VALUES2 20

関数 min index()のプロトタイプ宣言

int main(int argc, char** argv) {

int a[VALUES1], b[VALUES2], i;

time_t t;

必要なら、最小値を取る要素の添字を覚えておく変数などの宣言

srand((unsigned int)time(&t));

for( i=0; i<VALUES1; i++ ) {

a[i] = rand();

}

for( i=0; i<VALUES1; i++ ) {

printf("%2d: %12d\n", i, a[i]);

}

for( i=0; i<VALUES2; i++ ) {

b[i] = rand();

}

for( i=0; i<VALUES2; i++ ) {

printf("%2d: %12d\n", i, b[i]);

}

最小値を取る要素の添字を求め、その添字と要素の値とを表示

}

関数min index() の本体

演習 3. 上 で 作 っ た 関 数 min index() を 用 い て 、配 列 の 要 素 を 昇 順 (小 さ い 順) に 並 べ 替 え る 関 数

arraysort() を作り、動作例のプログラムを書いて動作を確認せよ。

—2010年度春期 情報処理III (担当: 角皆) 53—

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