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「TPP(trans pacific partnership)にみる~日本の農業のこれから~」

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Academic year: 2024

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(1)「2012年度 科. 上智大学経済学部経営学. 網倉ゼミナール. 卒業論文」 A0842072. 河野陽介. 「TPP(trans pacific partnership)に みる~日本の農業のこれから~」. 2012年. 1. 1月15日提出. (2) はじめに. なぜ私がこの問題を卒業テーマにしようと考えたのかを書く。全てのきっかけは、2010年の春、 Newzealandで2ヶ月間農業研修をしたことだった。母方の実家が農家、そして父が畜産の技術士 という国家資格を保有。このことが、海外で農業研修をしようと決めたことに起因する。実際に 生活をしてみると、感じることがたくさんあった。日本の農家とは全く違う考えを持っているこ と、そして、日本の農業は、海外と比べても技術的に勝っているのではないかという思い。値段 が負けていても、品質で勝てるのではないかという思い。事実、管理は杜撰、農薬もたくさん使 用していた。母の実家ではそのようなことはなく、最小限の農薬で栽培している。(キレイでな かれば商品でないという美的感覚の問題でもあるが。)実際に海外での農業を体験した私だから こそ言えることではないかと感じた。 そこにきて、trans pacific partnership(※以下TPP)に加入するのかしないのかという問題で、 今の日本は揺れている。さらには2011年の東日本大震災、原発の問題も収束の見込みがなく、放 射能は日本国民ならず、日本の農産物にも暗い影を落としている。そんな未曾有の状態のなかで 皆が感じていること、「日本の農業はどうなってしまうのか」身近で誰もが思っているが、答え が見えないこの問題。そこで、卒業論文という形で、何かを提案、提言することができたら本望 と思い、執筆する。. 2. (3) はじめに. 目次. 本論文の概要 1.1. 目的・方法. 1.2. 構成. TPPについて 2.1. TPPとはなにか. 2.2. メリット. 2.3. デメリット. 仮説と検証① 3.1. TPP加入で海外への農産物輸出拡大は可能か. 3.2. 外国人が思う、現在の日本. 3.3. 考察. 仮説と検証② 4.1. オランダを見習うべきか. 4.2. オランダの戦略. 4.3. 考察. まとめ. おわりに. 参考文献. 3. (4) 概要. 1.1 目的・方法 本論文の目的は、日本の農業の今後に微々たるものでも、指針を示すことだ。ただ施策を示し ていくことではなく、現在の日本という現実的な背景を守る。そうすることで、机上の空論で あることを避ける。さらには、現実実現性を大切にしたい。 私自身が考える仮説を、データや、実際に行なった聞き込みをもとに、紐解いていく。. 1.2 構成 まず、「TPPとは何か」などの、根幹である問題を、私なりに定義。それに基づいた仮説をた て、検証。その検証結果を基に、今後の農業のあり方や展開、戦略を考えたい。. TPPについて 2.1. TPPとはなにか. 日本の農業のこれからを考えていく上で、深い関係があるのがこのTPPに加入するかどうか の議論である。それは、前原前外務大臣が、「農林水産業のGDP比は1.5パーセント、この1.5 パーセントを守るために残りの98.5パーセントを犠牲にしていいのか」という旨の発言をした ことでわかるだろう。TPP加入は、直結して日本の農業の衰退を意味することであるとされて いる。であるからこそ、このTPPについて詳しく説明したいと思う。 2005年に、シンガポール、チリ、ブルネイ、ニュージーランドで始まった、自由貿易を目指 す協定である。その後、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、ベトナム、ペルーが加わり、 太平洋を囲むようにたくさんの国が加盟していることがわかる。「自由貿易を行うことで、関 税を無くし、経済活動の活発化」がこのTPPの最も重要な点である。ここで私が言及したいこ と、それは、アメリカが加入しているということだ。では、下記の図を見て欲しい。. 4. (5) ※1. 表からもわかるように、GDP だけをとってみても、アメリカが加盟国の7割近くを占めているこ とがわかるだろう。TPP というのは、多数の国と自由貿易できる。しかしながら、GDP ベースで 考えると、アメリカと日本の二国間自由貿易といっても過言ではないのだ。. 2.2. メリット. TPPに加入することによって、日本にどういったメリットがあるのかを考えてみたい。 やはり一番大きなこと、それは関税撤廃による日本企業の輸出拡大であろう。輸出が拡大する ことにより、そして利益の拡大を図るというものだ。また、多国籍企業として、海外進出がし やすくなり、最近よく言われているグローバル企業として発展できる可能性がある。 さらには、TPPのデメリットの一つされている農林水産業へのダメージも、将来的には輸出で カバーできるとの見方もある。さらには、安価な品が大量に国内に流れてくることで、消費力 の向上や、一般消費者にとっては、メリットが大きいとする見方もある。. 2.3. デメリット. TPPに加入することによって生まれるデメリットとは何かを考えてみる。 やはり最初に出てくることは、農林水産業への大打撃であろう。日本の農作物、特に米は高 い関税で守られている。アメリカの広大な土地で作られた安価な米を日本で大量に流通させな いために関税があったと、私は考えている。その関税がなくなることによって、もちろん安価 なアメリカ米は流入してくるであろう。私がアメリカにいたときに食べたアメリカ米、非常に 味が悪かったことを思い出す。食べられたものじゃないというイメージがある。それはもちろ ん、炊飯技術の差も関係してくるであろう。しかし、値段が何倍も安かった場合、一般消費者 が日本の米を必ず買うという実証はできない。事実、私の友達に聞き込み調査(8人)をした ところ、全員が値段を重視したいと答えていた。特に一人暮らしの方は、値段への比重が高か. 5. (6) った。 やはり、農業への打撃は避けきれないであろう。 他にも予測の上でのデメリットは存在する。例えば、アメリカの保険会社が参入してくるこ とにより、国民保険などの法律がなし崩しになってしまう可能性などだ。しかし、ここでは、 農業に対するデメリットのみに言及することにする。. 仮説と検証① 3.1. TPP加入で海外への農産物輸出拡大は可能か. 先にも述べた通り、品質に長けている日本の農産物。では、具体的どのように輸出すること ができるのかを仮定として考えたい。(ここでは、小麦や大豆など、大規模農園で栽培され、 味や品質に差が出にくいものは省く。) 米を輸出すれば良いという意見の一つをご紹介したい。 「減反を廃止すれば、価格は下がる。抑制されてきた収量も増加する。さらに、主業農家に直接 支払いという補助金を交付すれば、農地は零細兼業農家から主業農家に集まり、規模は拡大する。 15 ヘクタール以上規模の農家がカリフォルニア並みの収量となれば、コストは 1 キロ当たり 70 円へと低下する。これは、現在中国や米国から輸入しているコメの価格 150 円の半分以下である。 香港では、同じコシヒカリでも、日本産は米国産の 1.6 倍、中国産の 2.5 倍の価格で取引されて いる。高品質の日本米に価格競争力がつけば、鬼に金棒だ。」(山下一仁、新潟日報(2011 年 12 月 24 日付「時代を読む」) もちろん、経済的な観点から考えればこの考え方は賛成だ。事実、日本の農産物の品質は私が ニュージーランドで農業を体験したことからも保証できる。. 3.2. 外国人が思う、現在の日本. 続いて、上記の考え方が現実に即しているのかを考えてみたい。日本は、3.11以降、放射能 漏れという恐怖と戦っている。特に、原発があった福島県。そこに住む農家の方々は、風潮被 害に苦しんでいる。しかし、それが風潮であるのか、本当に危険なレベルにあるのか。日本の 報道や科学者たちも頭を抱えているのが現実だ。もちろん、原発被害の報道は日本のみではな い。全世界に向けて発信された。そこで、私は自らの足でどういった感想を海外の方々が持っ ているのかを知りたくなった。 下記の図を見て欲しい、先月網倉教授にお話をしたように、私は1ヶ月の休みをいただき、 ヨーロッパを数ヶ国回ってきた。そこで意識調査を行なった。 もちろん、今回のTPPに参加している国々ではないが、外国人という一般的な概念で捉えて欲 しい。これは、外国人に対して、日本の農産物に対してどう思うか?食べたいか?という質問 を投げかけた答えをグラフにしたものである。. 6. (7) 外国人意識調査 30 25 20 15. 外国人意識調査. 10 5 0 心配ない. 不安がある. わからない (2011年、河野陽介調べ). 44人の方に聞いた結果だ。特に印象深い話があった。それは、ベルギーである男性にこの質 問をしたときのことだ。彼は、FUKUSIMAという言葉を知っていた。そして日本は大丈夫かとい う質問を私に投げかけてきた。私は、東日本は危ないかもしれないが、西日本は大丈夫と答え た。しかし、彼は、FUKUSIMAが東なのか西なのかわからない。日本であればどこでも危険とい うイメージがある。と答えたのだ。外国人の方々にとっては、チェルノブイリと同じくらい危 険というイメージがあり、そこからとれた農産物がいくら安全基準を満たしているからといっ て、買う気にはならないのだ。よく考えて欲しい。チェルノブイリ産の農産物がおいしい、品 質が良いという理由で買うだろうか。たしかに、日本の牛肉や豚肉。特にブランド品は世界で も高い評価を受けている。しかし、今回の原発事故によって、白紙に戻ったと考えるのが自然 ではないだろうか。「高品質でおいしい」これとは別の次元に、今日本の農業がたたされてい る。それを忘れてはいけない。 3.3. 考察. つまり、現段階で、闇雲に海外輸出!と騒いでも意味がないということ。日本の農産物が安 全でかつ、高品質であるというイメージ戦略を、我々が発信していくことこそが大切である。 例えば、試食会と称し、積極的に海外でイベントを催す。そこで、「日本は安全」ということ を伝えていく地道な作業が必要である。そして、MADE IN JAPAN=高品質というイメージを崩 してはいけない。輸出することは可能だが、結果的に消費者が購買しなければ独りよがりにな ってしまう。そこまで考え、国全体で取り組むブランド戦略がなければ、農産物の海外輸出は 成功しないと言えるだろう。現時点で、日本は異常なほどの円高である。輸出するさいにネッ クになるのが円高だ。例えば1ドル100円だとする。そして1㌔500円の米がある。それを単純に 計算すると、1㌔5ドルだ。しかし、1ドル80円だとすると、1㌔6.25ドルだ。日本の農産物 はたでさえも高い。そこに加えてこの円高は価格競争力を下げてしまっていることが一目瞭然 であろう。もし、海外輸出を本格化させていくのであれば、こういった為替の状況も改善を図 っていかなければいけない。今の日本が農産物輸出国となるには、たくさんある問題を一つ一. 7. (8) つ解決していかなければならないのである。. 仮説と検証② 4.1. オランダを見習うべきか. 日本は農業大国にはなれないのか。日本の農業の問題点を考えてみる。日本は平野部が少な く農業に適した平野が少ない。しかし、その日本でも今は遊休地や休耕田が非常に多く、農業地 が最大限利用されているわけではない。さらに、税制の仕組みからそれらの休耕農地が他に転用 されることが無い。農地の転売がやはり税制の問題から難しく、農業を離れた人間がそのまま土 地だけを持っている不在地主が多い。こういった理由で日本の農業は大規模農園をもつ、アメリ カのようにはなれないことがわかる。では、日本のように面積が小さい国でも、農業立国として、 世界のトップに立つ国はないのか。私が注目した国、それはオランダである。オランダは、農産 物の一大輸出国である。農産物輸出額は770億USドルで、米国に次ぐ世界第2位(2008年)。加工 貿易が盛んであり、原材料や飼料としての農産物輸入も多く、農産物輸入額は490億USドル(日 本:570億USドル)。では、このオランダと同じような農業を行えばいいのではないか。ここに 日本の農業の活路があるのではないかと私は考える。 4.2. オランダの戦略. まず、以下のデータを見て欲しい。. 農林水産業人口(2009 年) オランダ 総人口(万人) a. 日本. 1,656. 12,655. 農林水産業人口(万人) b. 42. 285. b / a (%). 2.5. 2.3. 866. 6,429. 農林水産業・経済活動人口(万人) d. 22. 152. d / c (%). 2.5. 2.4. 経済活動人口(万人) c. ※2. 農地の状況(2009 年) オランダ 面積. 日本 比率. 面積. 8. 比率. (9) (万 ha). (%). (万 ha). (%). 国土全体. 415. 100.0. 3,780. 100.0. 農用地. 192. 46.3. 461. 12.2. 耕地. 106. 25.5. 429. 11.3. 4. 1.0. 32. 0.8. 83. 20.0. -. -. 永年作物地 永年採草・放牧地. ※3. 資料:FAO 統計. この数字をみていただくとわかるとおり、国土における農地の割合は、オランダが日本よりも 大きい。しかし、農業従事者の割合は変わらないのである。さらに驚くべきことに、農地や耕地 の面積は日本よりも小さい。では、具体的に何を輸出しているのか。オランダの輸出物と輸入物 を調べてみた。. 輸出入農産物上位 5 品目(2008 年) 輸出 品目名. 輸出額(百万 US ドル). シェア(%). 10,371. 13.4. チーズ. 3,702. 4.8. たばこ. 3,246. 4.2. 牛肉. 2,853. 3.7. 調製食料品. 2,851. 3.7. 77,281. 100.0. 観葉植物等. 総額. 輸入 品目名. 輸入額(百万 US ドル). シェア(%). 観葉植物等. 2,768. 5.7. 大豆かす. 2,116. 4.3. 大豆. 1,969. 4.0. 9. (10) パーム油. 1,680. 3.4. ココア豆. 1,589. 3.3. 48,873. 100.0. 総額 資料:FAO 統計. ※4. この資料を見ればわかるだろう。輸出しているものは、チーズや牛肉。そして輸入しているも のは大豆などである。ここからわかること、それは、輸出品と輸入品が全く違うということだ。 つまり、オランダは戦略的な輸出入を展開しているのである。ここでの裏付けとして、オランダ の食料自給率を見てみたい。オランダの自給率(カロリーベース)は 75%と日本よりはるかに 高い。しかし穀物自給率は 16%しかなく、日本(28%)より低い。これは農地を効率的に利用 して、土地あたりの収量の少ない穀物をあまり生産していないことが言える。つまり、輸出する 品は、付加価値の高い製品。チーズや牛肉。そして、大規模農地が有利である穀物、小麦などは、 海外から輸入しているのだ。食料自給率が下がり、危険なように見えるが、日本の工業と照らし 合わせると、非常にわかりやすい。日本は資源国ではない、しかしその技術力を活かし、原材料 を海外から輸入し、加工。そして輸出することで発展を遂げてきた。これを農業で行なっている のが、オランダである。農業=食料自給率。この考え方を変えられるかどうか。それが日本の農 業の今後を決めると言っても過言ではない。. まとめ. 日本の農業のこれから、その答えの一つとして、 「海外への輸出」があることは間違いない。 しかし、上記にもあるとおり、現在の日本は様々な問題を抱えている。原子力問題、減反政策、 円高etc…。このような問題を一つ一つ解決していくのは、たくさんの時間がかかる。もちろ ん、現役の世代だけでは、この問題は解決しない。私たち、そして子供たち、日本に生きる全 ての世代の協力が必要になるであろう。こういった基本的な問題の解決とともに、わたしが提 唱したいこと。それはやはり、小麦やとうもろこしなどの大規模農業は、アメリカ、中国に頼 る。そして、日本はその小麦やとうもろこしを使い、牛や鶏を飼育する。そして日本の技術を 活かした肉や卵を加工食品として輸出していく。こういった適材適所というべき方針が大切だ と考える。こう考えるのにも理由がある。この極論とも言えるオランダ型の輸出特化型農業。 近い将来に食糧危機が世界で起こると囁かれている現状で、得策ではないという声があがるの はわかる。アメリカや中国から食料を輸入できなくなったらどうするのか。私はその考え方に は疑問がある。日本は輸入大国であるうえに、先進国として国際的な地位もある。その国にた して、輸出禁止策をとることなど、現実的な策であろうか?もちろん今後日本が侵略戦争など を行い、国際的な地位を剥奪された場合は別である。しかし、現段階で、日本に輸出しないと いうのは、経済的観点から見ても、その国に決してプラスであるとは思えない。なおかつ、輸. 10. (11) 出禁止の理由が曖昧であったりすると、国際的な信用を失い、様々な分野でその国は失墜して いくと言えるだろう。つまり、この議論はあまり現実的でない。世界的な食料危機が訪れた場 合も同じだ。食糧危機が訪れるということは、日本だけの問題ではない。食料自給率を上げ、 日本が助かったところで、多くの国が混乱、滅びていく。日本も無事であるはずない。自国の みで生きられるほど、今の世界は単純ではないのだ。 私は、日本という小さい枠で考えるのではなく。世界という大きな単位の中で分業農業とい う形をしていくべきだと結論に至った。. おわりに. この論文を書き上げるときに、TPP参加か否かという決断を求められている気がした。その結 論を言わずして、この論文を終わるのは、卑怯であると思うので書きたい。TPP参加は、「今 ではない」というのが私の結論だ。本文で触れた様々な問題を解決、または、道筋がたってか らでも、決して遅くはないと思う。日本には、農業立国になれるだけの素質や気候、技術があ る。だからこそ、国際社会とフラットで競争するのは、今ではない。もちろん個人的な見解で あるが、皆様に、少しでも農業のこれからを気にしてもらえることができれば、この論文を書 いた意義があると思う。私の表現力や、分析力が足りなかったことは自覚している。だが、農 業のこれからを思う熱い気持ちが、みなさんに伝わったことを切に願う。. 11. (12) 参考文献. 元気印の農業がある. 農政ジャーナリストの会. どう動くアジアのコメ. 「食料自給率」の罠. ※1. ※2. 農政ジャーナリストの会. 輸出が日本の農業を強くする 川島 博之. http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/kono/GDPranking.htm. ※3. ※4農林水産省ホームページ。. http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/nld.html. 12. (13)

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