授業科目名 後天性コミュニケーション障害
科目番号 CE25041
単位数 2.0単位 標準履修年次 3年次 時間割 秋AB火3,4 担当教員 吉野 眞理子
授業概要 主として成人の後天性コミュニケーション障害の種類と症候学,リハビリテーション について学ぶことを通じて,言語臨床の基本的考え方を理解する。
備考
授業形態 講義
授業の到達目標 後天性コミュニケーション障害の種類と症候学の概要を理解し,リハビリテーション の方法をイメージできるようになり,言語臨床の基本的考え方が理解できる。
授業計画 第1回コミュニケーション障害の種類;リハビリテーションの枠組み;言語聴覚士の 役割と責任
第2回コミュニケーションを支える神経機構 第3回評価と鑑別診断
第4回運動障害性構音障害・発語失行の症候学と評価・診断・治療 第5回失語の症候学と評価・診断・治療
第6回失読・失書の症候学と評価・診断・治療
第7回右半球損傷・外傷・認知症に伴うコミュニケーション障害の症候学と評価・診 断・治療
第8回脳損傷に伴うコミュニケーション障害の回復 第9回脳損傷に伴うコミュニケーション障害の治療理論 第10回心理社会的アプローチ・言語臨床総論
履修条件
評価方法 出席状況とテストまたはレポートによって評価する。
授業外における学習の 方法
教科書 とくに指定しない。
参考図書 主なものは下記の通り:
1. 笹沼澄子 (編). 言語障害.(リハビリテーション医学全書 11). 東京, 医歯薬出 版,1975(第2版,2001).
2. 竹内愛子(編).失語症臨床ガイド.症状別-理論と42症例による訓練・治療の実際. 東京,協同医書出版社,2003.
3. 鹿島晴雄,大東祥孝,種村純.(編).よくわかる失語症セラピーと認知リハビリテー ション.大阪,永井書店,2008.
4. 藤田郁代・笹沼澄子編.「標準言語聴覚障害学」シリーズ『言語聴覚障害学概論』. 医学書院,2010.
5. 鹿島晴雄・種村純.編.よくわかる失語症と高次脳機能障害.増補版.大阪,永井書 店,2011.
6. 山鳥重.言葉と脳と心 失語症とは何か.東京,講談社,2011.
7. 山鳥重.心は何でできているのか 脳科学から心の哲学へ.東京,角川学芸出版,2012.
オフィスアワー
受講生に望むこと 受講生の興味や疑問に応じて授業内容を変更することもあるので,積極的に要望や質 問をしていただきたい。授業で紹介した文献を実際に調べて学習してほしい。
キーワード コミュニケーション障害,リハビリテーション