真菌多糖
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(竹内香純,農業生物資源研究所) プロフィル 竹内 香純(Kasumi TAKEUCHI) <略歴>2000年岡山大学大学院修士課程 修了/同年農林水産省農業生物資源研究所 研究員/2001年農業生物資源研究所研究 員/2010年同主任研究員,現在に至る. この間,2004年博士(農学,岡山大学), 2007 〜 2009年ローザンヌ大学にて在外研
黄麹菌におけるエンドサイトーシスの分子機構解析 黄麹菌Aspergillus oryzae は,2006年の日本醸造学会大会に て“国菌”に認定されており,日本において古くから発酵・醸 造産業に用いられてきた微生物であり,高い安全性でアミラー ゼなどの有用タンパク質を菌体外に大量に分泌する能力を持 つ.エンドサイトーシスは,外界や細胞膜から物質を取り込む
非リボソームペプチドの生合成機構の解析 非リボソームペプチドはリボソームではなく,非リボソーム ペプチド合成酵素 (NRPS) と呼ばれる酵素群により生産され るペプチドの総称である.NRPS は複数のドメインからなる巨 大なタンパク質である.リボソームにおけるペプチド合成系と は異なり,多くの非タンパク質性アミノ酸を基質として利用す
はじめに タンパク質の機能解析研究において,機能や立体構造 未知のタンパク質配列が与えられたとき,私たちは相同 性検索によりその機能,構造を推定する.これは,類似 した配列は類似した機能,立体構造を有するという経験 則に立脚する.多様なタンパク質をコードする遺伝子 は,それぞれ独立に生じたわけではなく,ある共通の祖 先遺伝子から分岐してきたものが数多く存在する.祖先
出会ったことがない)T細胞に抗原を提示することで獲 得免疫を誘導する.ナイーブT細胞は周囲のサイトカ インに影響されて Th (T helper) サブセットに分化し, 侵入微生物の排除に適切な獲得免疫が誘導される.Th1 型の獲得免疫ではマクロファージやCD8陽性T細胞が 活性化され,細胞内増殖微生物が排除される.Th2型で
(小川毅彦,横浜市立大学大学院医学研究科) 腸管常在性真菌が腸管に定着する仕組みを探る Candida glabrata の乳酸脱水素酵素 Cyb2 は腸管定着に必要な因子 は,ヒトの腸管などに常在する病原 性酵母である.免疫力が低下した患者においては,本菌 が日和見感染することが知られており,全身感染 (深在 性カンジダ症)に至ると致死率が高い.化学療法につい