1.独立行政法人日本学生支援機構
日本学生支援機構は,教育の機会均等に寄与するために学資の貸与そ の他学生等の修学の援助を行い,学校が学生に対して行う修学,進路選 択その他の事項に関する相談及び指導について支援を行うとともに,留 学生交流の推進を図るための事業を行うことにより,我が国の大学等に おいて学ぶ学生等に対する適切な修学の環境を整備し,もって次代の社 会を担う豊な人間性を備えた創造的な人材の育成に資するとともに,国 際相互理解の増進に寄与することを目的とする。
1 .高等専門学校奨学金貸与月額 ◆第一種奨学金
奨学生の種類 自 宅 通 学 自 宅 外 通 学 1 ~3年生の間 21,000円 22,500円
10,000円 4・5年生の間
専 攻 科 生
45,000円 40,000円,51,000円 20,000円,30,000円
◆第二種奨学生( 4 ・ 5 年・専攻科生)
2 万円~12万円からの選択制( 1 万円刻み)
2 .出願の手続
2.1 奨学生を希望する者は,学生係から出願用紙の交付をうけて必 要事項を正確に記入し,連帯保証人も連署のうえ,所定の期日ま でに提出しなければならない。
2.2 奨学生の募集については,そのつど掲示で通知する。
3 .推薦と採用決定
3.1 校長は,提出された願書のほか学業成績その他の資料を詳しく 検討して,適当と認めた者を推薦する。
3.2 日本学生支援機構では,この推薦された者について選考委員会 にはかり奨学生への採否を決定する。
採用決定となった者には,校長を通じて通知される。
4 .奨学金の受領
奨学金は日本学生支援機構より直接学生本人の銀行口座に振込まれ る。
5 .奨学金の返還
卒業後 6 か月を経た後,借用金額に応じた期間で返還することにな る。
奨学金は学資として貸与されるものであるから,卒業後は必ず返還 する義務がある。この返還金が後輩の奨学金として活用され,また唯 一の財源でもあるから,規則を守り,返還を確実に履行しなければな らない。
6 .返 還 猶 予
卒業後引続き進学したとき,災害又は病気により返還が困難となっ たときは,願出によって一定期間返還を猶予されることがある。
7 .奨学生の義務
奨学生は,奨学金返還の義務以外は,卒業後の就職,進学,その他 一切特別の制限や拘束をうけないが,在学中は,休学,復学,転学,
退学及び本人又は連帯保証人の氏名,住所その他の事項について変更 があったとき,また生活状況報告など必要な届出や報告などは,学生 係を通じて遅滞なく行なわなければならない。
8 .そ の 他
令和 2 年 4 月から高等教育機関の修学支援新制度による支援のひと つとして,授業料等減免及び給付型奨学金の支給が開始されている。
住民税が非課税世帯及びそれに準ずる本科 4 年生以上の学生が対象と なる。募集については,そのつど掲示で通知する。
2.その他の奨学会(専攻科は一部該当しません)
(オリエンタルモーター奨学財団,真知社育英会,その他)
日本学生支援機構以外にも,地方公共団体や民間団体で募集している 奨学制度がある。地方公共団体で募集している制度は,その団体の所在 地出身者に限る場合が多く,出願,採用時期もまちまちで本人が直接手 続きすることが多いので,希望者は出身地の教育委員会に問い合わせて
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みること。
また,民間団体で募集している制度の中には,学校で奨学生の募集,
選考,推薦を行っている団体もある。返還不要の場合もあるので,詳し いことを知りたい学生は,学生係に相談すること。