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・英字新聞 サ・シ 価値(言語の特徴に関すること)

・英語も日本語 と 同 じ よ う に,物や場所, 様子,気持ち を示す言葉が あることや, 同 じ 物 や 場 所,様子でも 違う見方がさ れていること

・英語と日本語 では発音やリ ズム,イント ネーションや 意味が異なっ て い る こ と や,言葉には, それを使う国 の人々のもの の見方や考え 方が込められ ていること

・イメージを的 確に示す英語 に対して,表 現に表れてい ない思いを推 し量る余地の ある日本語の 特徴

「C言語文化」の内容では,「価値」のそれぞれに系統性 をもたせた。「シ価値」では,日本語と英語の機能的な特 徴を捉えさせることで,その共通点や相違点を統合して 学習することができるようにしている。その上で,低学 年では,日本語や英語のおもしろさに気付くこと,中学 年では,日本語や外国語の音声や意味の違いに気付き,

文化的背景があることを捉えること,高学年では,言語 としての特徴を基に言葉に込められた思いや言葉を学ぶ 価値を捉えることを意図した(表4)。

(4) 内容精選の考え方 ア 焦点化

子供の文脈に沿いつつも,身に付けておくべき知識及 び技能を焦点化し,効果的な指導を基に内容精選を図る。 具体的には,現行国語科と外国語科(活動)から,重なり のある内容を統合することで時数を削減し,言語論理に おける文学的文章を読むことの中心概念を明確にし,そ の周辺の事実的知識を削減するとともに,教材数を削減 していくことなどが挙げられる。

【図3 言葉科における焦点化の例】 イ 複合化

同じ対象に対して教科内で概念を複合的に捉え,単元 を設定する。具体的には,読むことと書くことの概念の 重なりから統合的な単元をすることなどである。言葉科 は他教科で内容を捉え,方略として書く,話すなどの学 習を展開する統合も目指す。具体的には,商品のよさを 伝えるという学習に対して,社会科では,商店街の現状 を調べ,解決策を考えることから,言葉科では,言葉の 特徴を生かして商品のよさを伝える学習に発展すること が考えられる。

【図4 言葉科における複合化の例】 ウ 統合化

人間科を主概念として,教科横断的な学習の中で,各

教科の概念をつなぐ学習を行う際,言葉科は関連概念と

してつながる内容が多い。具体的には,1年生との関わ

りを深める学習においては,人間科で主概念を位置付け,

関連概念として,言葉科では1年生におすすめの本を紹

介して,相手意識,内容意識,目的意識,場の意識を意

識した自己表現を位置付けることなどがあげられる。こ

のように方略を中心とした関連概念として言葉科の学習

を位置付ける。

【図2 言葉科の内容構成】

(2) 具体的な内容構成

そこで上記のことを踏まえ,言葉の機能や運用におけ るきまり,文化としての言葉の価値を基に,言語基礎,

言語論理,言語文化として内容を構成する。言語基礎で は,「言葉の特徴やきまり」,言語論理では,「話すこと・

聞くこと」「書くこと」「読むこと」,言語文化では,「価値」

を視点として位置付けるようにする。具体的には,次の ように学習活動や学習対象を考えていく(表1)。

【表1 本校言葉科の内容構成と内容の具体例】

特に, 「B 言語論理」のウ話すこと・聞くこと,「C 言語文化」のサ価値については,効果的に日本語と英語 を関連付ける内容を設定する。そうすることで,言語の 共通点や相違点から,言葉を通して自分のものの見方や 考え方を広げ深めること,言葉の背景には,人々の社会 や文化が関連付いていることを捉え,言葉の使い手とし て文化を創造することができる価値に気付かせることを ねらっている。

(3) 各学年の内容構成と系統

上記の内容構成と視点を生かした学年の系統について 表すと以下のようになる。

【表2 「A言語基礎」の系統】

1・2年生 3・4年生 5・6年生 ア・イ 言葉の特徴やきまり(文字に関すること)

・平仮名

・片仮名

・配当漢字

・配当漢字

・ローマ字

・配当漢字

・アルファベット(読む) ・アルファベット(書く)

・英単語

・ヘボン式ローマ字

・英文 ア・イ

言葉の特徴やきまり(文法や語法に関すること)

・漢字と仮名

・長音,拗音,

促音,撥音

・主語と述語

・句読点

・かぎの使い方

・敬体

・漢字と仮名

・修飾と被修飾

・改行の仕方

・指示語,接続語

・段落の役割

・敬体と常体

・漢字と仮名

・比喩,反復表現

・文の接続

・文章の種類と特徴

・文章の構成と展開

・敬語

・標準的な発音

・語の連結によ る音の変化

・強勢

・イントネーション

・単文,否定文,疑問文

・標準的な発音

・語の連結によ る音の変化

・強勢

・イントネーション

・区切り

・終止符やスペース

・単文,否定文,疑問文

・疑問詞

・標準的な発音

・語の連結による音の変化

・強勢

・イントネーション

・区切り

・コンマや疑問符などの符号

・単文,否定文,疑問文

・代名詞

・過去形

「言語基礎」の内容については,第1学年から第4学年 までは,言葉の学習の基盤として,高学年では,言葉が もつ特徴について気付くことを示している。このことが 言語感覚を磨くことにつながるからである(表2)。

【表3 「B言語論理」の系統】

1・2年生 3・4年生 5・6年生 ウ・エ 話すこと・聞くこと

・声の大きさ

・話す速さ

・実物の活用

・落とさないように聞くこと

・発言を受けてつなぐこと

・抑揚や強弱

・間の取り方

・メモや質問をしながら聞くこ と

・役割を果たしながら話し合う こと

・資料の活用

・意図を捉えながら聞く

・立場や意図を明確にして 計画的に話し合うこと

・声の大きさ

・アイコンタクト

・表情

・ジェスチャー

・抑揚や強弱

・質問したり,質問に答えたり してやりとりすること

・話す速さ

・ジェスチャー

・抑揚や強弱

・実物の活用

・間の取り方

・反応を返したり,質問したり して会話をつなぐこと

・声の明瞭さ

・ジェスチャー

・抑揚や強弱

・実物や資料の活用

・相手の意図を考えながら,

反応を返したり,言葉を選 んで話したりすること

オ・カ・キ 書くこと

・事柄の順序

・簡単な構成

・読み返す習慣をつけること

・理由や事例との関係

・段落相互の関係

・文や文章を整えること

・事実と感想,意見との区別

・資料の引用

・文章全体の構成

・文や文章を整えること ク・ケ・コ 読むこと

・時間的な順序と事柄の 順序

・内容の大体の把握

・場面の様子や人物の行動

段落相互の関係

・叙述を基に捉える

・人物の行動や気持ち

・要約

・情景,場面の移り変わり

・事実と感想,意見との関係

・要旨の把握

・人物の相互関係や心情

・論の進め方

・表現の効果 A 言語

基礎

言語活動に必要 な言語材料を扱う 内容

ア・イ

言葉の特徴やきまり

(文字,文法,語法)

B 言語 論理

理解と表現に必 要な言葉の構造を 扱う内容

ウ・エ 話すこと・聞くこと オ・カ (キ)書くこと ク・ケ・(コ) 読むこと

C 言語

文化

言葉を学ぶ価値 を扱う内容

サ・シ 価値

・場面の様子や人物像 ・内容の大体の把握

・語彙や表現の識別

・必要とする情報の収集

・語彙や表現の識別

・言葉を基に捉える

「B言語論理」の内容では,「エ話すこと・聞くこと」に おいては,ノンバーバルコミュニケーションに関わる概 念を取り上げ,日本語と英語を関連付けて学習ができる ように系統立てた。また,「オ・カ書くこと」と「キ・

ク読むこと」の内容については,中心概念を表現と理解 の関係としてひとまとまりの複合単元を構想できるよう にしている。

その上で,全体として低学年では,時間や事柄の順序,

人物の行動や会話を重視し,中学年では,理由や事例を 挙げながら中心点を明確にすることや段落相互の関係,

人物の気持ちの変化などを取り上げ,高学年では,反証 事例や資料の効果,情景描写に込められた人物描写,全 体像の把握など系統立てることにより,当該内容で捉え させたい概念を明確にした (表3)。

【表4 「C言語文化」の系統】

1・2年生 3・4年生 5・6年生 サ・シ 価値(言語材料例)

・昔話や神話

・言葉遊び

・俳句

・ことわざや慣用句,

故事成語

・短歌

・古文

・文語調の文章

・外国の絵本

・外国の昔話

・言葉遊び

・早口言葉

・ことわざ

・RAKUGO

・英語の歌

・HAIKU,TANKA

・英字新聞 サ・シ 価値(言語の特徴に関すること)

・英語も日本語 と 同 じ よ う に,物や場所,

様子,気持ち を示す言葉が あることや,

同 じ 物 や 場 所,様子でも 違う見方がさ れていること

・英語と日本語 では発音やリ ズム,イント ネーションや 意味が異なっ て い る こ と や,言葉には,

それを使う国 の人々のもの の見方や考え 方が込められ ていること

・イメージを的 確に示す英語 に対して,表 現に表れてい ない思いを推 し量る余地の ある日本語の 特徴

「C言語文化」の内容では,「価値」のそれぞれに系統性 をもたせた。「シ価値」では,日本語と英語の機能的な特 徴を捉えさせることで,その共通点や相違点を統合して 学習することができるようにしている。その上で,低学 年では,日本語や英語のおもしろさに気付くこと,中学 年では,日本語や外国語の音声や意味の違いに気付き,

文化的背景があることを捉えること,高学年では,言語 としての特徴を基に言葉に込められた思いや言葉を学ぶ 価値を捉えることを意図した(表4)。

(4) 内容精選の考え方 ア 焦点化

子供の文脈に沿いつつも,身に付けておくべき知識及 び技能を焦点化し,効果的な指導を基に内容精選を図る。

具体的には,現行国語科と外国語科(活動)から,重なり のある内容を統合することで時数を削減し,言語論理に おける文学的文章を読むことの中心概念を明確にし,そ の周辺の事実的知識を削減するとともに,教材数を削減 していくことなどが挙げられる。

【図3 言葉科における焦点化の例】

イ 複合化

同じ対象に対して教科内で概念を複合的に捉え,単元 を設定する。具体的には,読むことと書くことの概念の 重なりから統合的な単元をすることなどである。言葉科 は他教科で内容を捉え,方略として書く,話すなどの学 習を展開する統合も目指す。具体的には,商品のよさを 伝えるという学習に対して,社会科では,商店街の現状 を調べ,解決策を考えることから,言葉科では,言葉の 特徴を生かして商品のよさを伝える学習に発展すること が考えられる。

【図4 言葉科における複合化の例】

ウ 統合化

人間科を主概念として,教科横断的な学習の中で,各 教科の概念をつなぐ学習を行う際,言葉科は関連概念と してつながる内容が多い。具体的には,1年生との関わ りを深める学習においては,人間科で主概念を位置付け,

関連概念として,言葉科では1年生におすすめの本を紹 介して,相手意識,内容意識,目的意識,場の意識を意 識した自己表現を位置付けることなどがあげられる。こ のように方略を中心とした関連概念として言葉科の学習 を位置付ける。

学習指導要領