数 学
1 学 習 指 導 と 評 価 の 工 夫 ・ 改 善
学 習 指 導 要 領 に 示 さ れ た 基 礎 的 ・ 基 本 的 な 内 容 の 確 実 な 定 着 を 図 る と と も に 、 個 性 を 伸 ば す 指 導 を 充 実 さ せ る た め に は 、 指 導 内 容 の ま と め 方 や 指 導 の 順 序 、 重 点 の 置 き 方 な ど に 配 慮 す る と と も に 、 個 別 指 導 や グ ル ー プ 別 指 導 と い っ た 学 習 形 態 の 導 入 、 テ ィ ー ム ・ テ ィ ー チ ン グ や 合 同 授 業 な ど の 教 師 の 協 力 的 な 指 導 、 学 習 内 容 の 理 解 や 習 熟 の 程 度 に 応 じ た 指 導 、 生 徒 の 興 味 ・ 関 心 に 応 じ た 課 題 に 取 り 組 む 学 習 な ど 指 導 方 法 や 指 導 体 制 の 工 夫 を 行 う こ と が 必 要 で あ る 。
ま た 、 評 価 に 当 た っ て は 、 学 習 指 導 要 領 に 示 す 目 標 に 照 ら し て そ の 実 現 状 況 を 見 る 評 価 を 一 層 重 視 し 、 観 点 別 学 習 状 況 の 評 価 を 基 本 と し て 、 生 徒 の 学 習 の 到 達 度 を 適 切 に 評 価 し
、「 」、「 」、「 」
て い く こ と が 重 要 で あ り 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 表 現 ・ 処 理 及 び 「 知 識 ・ 理 解 」 の 4 つ の 観 点 を 踏 ま え た 評 価 に よ り 、 生 徒 の 学 力 を 的 確 に と ら え る こ と が 大 切 で あ る 。
次 に 、 各 学 校 に お い て 、 目 標 に 準 拠 し た 評 価 を 行 う 際 の 流 れ を 示 す 。
2 評 価 方 法 の 改 善 ・ 充 実 (1) 評 価 計 画 の 作 成
ア 作 成 上 の 留 意 点
○ 小 単 元 ご と に 示 す 評 価 規 準 に つ い て は 「 お お む ね 満 足 で き る と 判 断 さ れ る 」 状、 況 ( B ) に つ い て 設 定 す る こ と 。
○ 各 生 徒 の 指 導 を 適 切 に 行 う た め 「 十 分 満 足 で き る と 判 断 さ れ る 」 状 況 ( A ) や、
「努 力 を 要 す る と 判 断 さ れ る」状 況(C)の 生 徒 へ の 指 導 も 併 せ て 考 え て お く こ と。
○ 具 体 の 評 価 規 準 に つ い て は 、 細 か く な り 過 ぎ な い よ う に 注 意 す る と と も に 、 そ の 具 体 の 評 価 規 準 の 項 目 数 は 、 評 価 が 可 能 と な る 範 囲 に と ど め る こ と 。
○ 小 単 元 ご と に は 、 4 つ の 観 点 が そ ろ う よ う に す る こ と 。
○ 評 価 規 準 の 文 言 は 、 生 徒 ・ 保 護 者 に と っ て 分 か り や す い 表 現 と す る こ と 。
○ 評 価 方 法 を 具 体 的 に 示 す こ と 。 イ 作 成 上 の 考 え 方
、 、
数 学 Ⅰ で は 引 き 続 き 数 学 を 履 修 す る 生 徒 に 対 す る 高 等 学 校 数 学 と し て の 系 統 性 と こ の 科 目 で 数 学 の 履 修 を 終 え る 生 徒 に 対 す る 数 学 と し て の 完 結 性 の 両 面 に 配 慮 す る 必 要 が あ る 。
、 、 、
こ の こ と か ら 数 学 Ⅰ の 指 導 に お い て は 基 本 的 な 知 識 の 習 得 と 技 能 の 習 熟 を 図 り 評 価 規 準 指 導 と 評 価 の 授 業 ・ 観 点 別 評 価
の 作 成
⇒
計 画 の 作 成⇒
評 価⇒
の 総 括⇒
評 定 努 力 を 要 す る ( )と 判 断 さ れ たc 生 徒 へ の 取 組 も 行 う ( 回 復 指 導 )そ れ ら を 活 用 す る 能 力 を 伸 ば す と と も に 、 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 の よ さ を 認 識 で き る よ う 評 価 計 画 を 作 成 す る こ と が 大 切 で あ る 。
次 に 数 学 Ⅰ の 単 元 「 図 形 と 計 量 」 に お け る 「 三 角 比 」 に つ い て 、 12時 間 分 の 評 価 計 画 を 示 す 。 三 角 比 は 中 学 校 の 指 導 内 容 に は 含 ま れ て い な い の で 、 生 徒 の 日 常 生 活 に 関 連 し て 、 例 え ば 木 の 高 さ の 測 定 な ど 、 具 体 的 な 問 題 を 取 り 上 げ 、 身 近 な 題 材 を 手 が か り と し て 、 三 角 比 の 有 用 性 に 気 づ か せ た り 、 三 角 比 を 鈍 角 の 場 合 ま で 拡 張 し 、 三 角 比 の 相 互 関 係 を 調 べ さ せ る な ど 、 数 学 的 な 活 動 を 積 極 的 に 取 り 入 れ 、 三 角 比 を 具 体 的 な 問 題 解 決 や 測 量 な ど に 活 用 す る こ と を 通 し て 、 角 を 基 に し て 測 る と い う 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 の よ さ を 認 識 で き る よ う 配 慮 し て い る 。
ウ 評 価 計 画 表 ( 例 )
、「 」 ( )
○ 計 画 表 中 の 評 価 規 準 に つ い て は お お む ね 満 足 で き る と 判 断 さ れ る 状 況 B を 示 し た 。 ま た 、 小 単 元 ご と に 4 つ の 観 点 の 評 価 規 準 の 具 体 例 を 示 す と と も に 、 そ れ ぞ れ の 下 段 ( 表 中 の 点 線 の 下 ) に 各 観 点 の 評 価 方 法 を 記 載 し て あ る 。
○ 科 目 名 数 学 Ⅰ 単 元 名 図 形 と 計 量
科 目 名 数 学 Ⅰ
単 元 名 図 形 と 計 量
単 元 の 目 標 直 角 三 角 形 に お け る 三 角 比 の 意 味 、 そ れ を 鈍 角 ま で 拡 張 す る 意 義 及 び 図 形 の 計 量 の 基 本 的 な 性 質 に つ い て 理 解 し 、 角 の 大 き さ な ど を 用 い た 計 量 の 考 え の 有 用 性 を 認 識 す る と と も に 、 そ れ ら を 具 体 的 な 事 象 の 考 察 に 活 用 で き る よ う に す る 。
関 心 ・意 欲 ・態 度 表 現 ・処 理 知 識 ・理 解
評 価 の 観 点 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方
角 の 大 き さ な ど を 用 角 の 大 き さ な ど を 用 い た 具 体 的 な 事 象 の 数 量 の 直 角 三 角 形 に お け る
内 容 の ま と ま
い た 計 量 に 関 心 を も 計 量 を 行 う た め の 数 学 的 関 係 を 三 角 比 な ど を 用 三 角 比 の 意 味 、 三 角
り ご と の 評 価
つ と と も に 、 そ れ ら な 見 方 や 考 え 方 を 身 に 付 い て 表 現 し 、 図 形 の 様 比 を 鈍 角 ま で 拡 張 す
規 準
の 有 用 性 を 認 識 し 、 け 、 具 体 的 な 事 象 を 考 察 々 な 計 量 を 行 う こ と が る 意 義 及 び 図 形 の 計 具 体 的 な 事 象 の 考 察 す る こ と が で き る 。 で き る 。 量 の 基 本 的 な 性 質 を
に 活 用 し よ う と す る 。 理 解 し 、 基 礎 的 な 知
識 を 身 に 付 け て い る 。
・ 三 角 比 に 関 心 を も ・ 図 形 の 相 似 の 考 え 方 を ・ 直 角 三 角 形 を 用 い て ・ 正 弦 、 余 弦 及 び 正
【 三 角 比 】 の
ち 、 直 角 三 角 形 の 用 い て 、 直 角 三 角 形 の 考 え ら れ る 計 量 の 問 接 を 直 角 三 角 形 の
評 価 規 準 の 具
計 量 に 用 い よ う と 辺 の 比 を 角 と の 関 係 で 題 を 、 三 角 比 の 記 号 辺 の 比 と 角 と の 関
体 例
す る 。 と ら え る こ と が で き る。 を 用 い て 表 現 し 処 理 係 と し て 理 解 し 、
・ 三 角 比 の 相 互 関 係 ・ 鈍 角 ま で 拡 張 し た 三 角 す る こ と が で き る 。 基 礎 的 な 知 識 を 身 に 関 心 を も ち 、 図 比 に つ い て 考 察 す る こ ・ 90゚ま で の 三 角 比 の 表 に 付 け て い る 。 や 表 を 用 い て 調 べ と が で き る 。 を 用 い て 鈍 角 の 三 角 ・ 鈍 角 ま で 拡 張 し た よ う と す る 。 ・ 三 角 比 の 相 互 関 係 に つ 比 の 値 を 求 め る こ と 三 角 比 の 意 義 を 理
い て 考 察 す る こ と が で が で き る 。 解 し て い る 。 き る 。 ・ 三 角 比 の 相 互 関 係 を ・ 三 角 比 の 相 互 関 係
用 い 、 与 え ら れ た 三 に つ い て 理 解 し 、 角 比 の 値 か ら 残 り の 基 礎 的 な 知 識 を 身 三 角 比 の 値 を 求 め る に 付 け て い る 。 こ と が で き る 。
関 心 ・意 欲 ・態 度 表 現 ・処 理 知 識 ・理 解
中 単 元 小 単 元 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 三 角 比 正 接 ・正 弦 ・余 弦
・ 身 近 な 事 象 に お い ・ 相 似 の 考 え 方 を 用 ・ 三 角 比 の 記 号 を 用 ・ 三 角 比 を 直 角 三
○ 正 接
て 、 相 似 の 考 え 方 い る こ と で 、 身 近 い て 表 現 し 処 理 す 角 形 の 辺 の 比 と
○ 正 弦 ・余 弦
を 用 い る こ と で 、 な 事 象 を 考 察 す る る こ と が で き る 。 角 と の 関 係 と し
1 ~ 4 時 間 目
。 三 角 比 に 関 心 を も こ と が で き る 。 ・ 三 角 比 の 表 を 読 み て 理 解 し て い る
つ 。 と り 、 利 用 す る こ
・ 測 定 が 難 し い 高 度 と が で き る 。
や 図 面 上 の 距 離 を 調 べ よ う と す る 。
レ ポ ー ト レ ポ ー ト 発 表 ワ ー ク シ ー ト ワ ー ク シ ー ト
観 察 ワ ー ク シ ー ト 小 テ ス ト 小 テ ス ト
三 角 比 の 相 互 関
・ 三 角 比 の 相 互 関 係 ・ 三 平 方 の 定 理 と 三 ・ 三 角 形 の 相 互 関 係 ・ 三 角 比 の 相 互 関
係
に 関 心 を も つ 。 角 比 の 相 互 関 係 を を 用 い て 与 え ら れ 係 に つ い て 理 解
○ 正 弦 ・ 余 弦 ・ 正
考 察 す る こ と が で た 三 角 比 の 値 か ら し て い る 。
接 の 関 係
き る 。 残 り の 三 角 比 の 値 ・ 与 え ら れ た 三 角
○ 9 0 ° - θ の
・ θ と 90° - θ の 間 を 求 め る こ と が で 比 の 値 か ら 残 り
三 角 比
に 成 り 立 つ 性 質 に き る 。 の 三 角 比 の 値 を
5 ~ 6 時 間 目
つ い て 考 察 す る こ 求 め る 方 法 を 理
と が で き る 。 解 し て い る 。
観 察 ワ ー ク シ ー ト 小 テ ス ト ワ ー ク シ ー ト
三 角 比 の 拡 張
・ 座 標 を 用 い た 三 角 ・ 鈍 角 ま で 拡 張 し た ・ 鈍 角 を 座 標 に と ・ 鈍 角 の 三 角 比 を
○ 座 標 を 用 い た
比 の 定 義 に よ り 、 三 角 比 を 考 察 す る り 、 三 角 比 の 値 を 鋭 角 の 三 角 比 で
三 角 比 の 定 義
鈍 角 ま で 拡 張 し よ こ と が で き る 。 読 み と る こ と が で 置 き 換 え る 方 法
○ 1 8 0 ° - θ う と す る 。 ・ 対 称 性 を 用 い て θ き る 。 を 理 解 し て い る。
・ 鈍 角 の 三 角 比 の 値 と 1 80° - θ の 三 ・ 鈍 角 の 三 角 比 の 値 ・ 与 え ら れ た 三 角
の 三 角 比
を 鋭 角 の 三 角 比 に 角 比 を 考 察 す る こ を 求 め る こ と が で 比 の 値 か ら 残 り 直 し て 求 め よ う と と が で き る 。 き る 。 の 三 角 比 の 値 を
○ 等 式 を 満 た す
す る 。 ・ 直 線 の 傾 き と 三 角 ・ 簡 単 な 三 角 方 程 式 求 め る 方 法 を 理
θ
・ 直 線 の 傾 き を 正 接 比 の 関 係 を 考 察 で を 解 く こ と が で き 解 し て い る 。
を 用 い て 表 そ う と き る 。 る 。 ・ 直 線 の 傾 き を 正
○ 三 角 比 の 相 互
す る 。 ・ 三 角 形 の 相 互 関 係 接 を 用 い て 表 す
関 係
を 用 い て 与 え ら れ 方 法 を 理 解 し て た 三 角 比 の 値 か ら い る 。
○ 直 線 の 傾 き と
残 り の 三 角 比 の 値
正 接
を 求 め る こ と が で
7 ~ 11時 間 目
き る 。
・ 直 線 の 傾 き を 正 接 を 用 い て 表 し 、 x 軸 と の な す 角 を 求 め る こ と が で き る 。
ワ ー ク シ ー ト ワ ー ク シ ー ト ワ ー ク シ ー ト 小 テ ス ト
ノ ー ト 小 テ ス ト
○ 問 題 12時 間 目
(2) 観 点 別 評 価 の 進 め 方 ア 考 え 方
評 価 は 指 導 に 活 か す こ と を 中 心 に す え 、 目 標 に 準 拠 し 、 継 続 的 、 診 断 的 、 客 観 的 に 生 徒 の 数 学 的 活 動 を 評 価 し な け れ ば な ら な い 。 そ れ ぞ れ の 観 点 に つ い て は 、 評 価 規 準 の 具 体 例 を も と に 、 次 の よ う に 計 画 す る 。
( ア) 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 に つ い て は 、 三 角 比 や 三 角 比 の 相 互 関 係 に 関 心 を も ち 、 そ れ ら を 活 用 し よ う と す る 意 欲 を 、 授 業 中 の 活 動 状 況 や ワ ー ク シ ー ト 、 活 用 で き る 場 面 を 探 究 し 調 べ た レ ポ ー ト な ど に よ っ て 評 価 す る 。
( イ) 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 に つ い て は 、 直 角 三 角 形 の 辺 の 比 を 角 と の 関 係 で と ら え る こ と や 三 角 比 の 相 互 関 係 を 用 い て 考 察 す る こ と が で き る か を 、 授 業 中 の 発 言 内 容 や
ワ ー ク シ ー ト 、 総 括 的 な テ ス ト な ど に よ っ て 評 価 す る 。
( ウ) 表 現 ・ 処 理 に つ い て は 、 直 角 三 角 形 を 用 い た 計 量 問 題 を 三 角 比 の 記 号 を 用 い て 処 理 す る こ と 、 鋭 角 の 三 角 比 と 鈍 角 の 三 角 比 の 関 係 や 与 え ら れ た 三 角 比 の 値 か ら 残 り
、 、 ( )、
の 三 角 比 を 求 め る こ と が で き る か を 授 業 中 の ワ ー ク シ ー ト 小 テ ス ト 記 述 式 総 括 的 な テ ス ト な ど に よ っ て 評 価 す る 。
( エ) 知 識 ・ 理 解 に つ い て は 、 正 弦 、 余 弦 及 び 正 接 の 定 義 や 鈍 角 ま で 拡 張 し た 三 角 比 の 意 義 、 ま た 、 三 角 比 の 相 互 関 係 を 理 解 し て い る か を 、 小 テ ス ト ( 客 観 的 、 総 括 的) な テ ス ト な ど に よ っ て 評 価 す る 。
イ 評 価 方 法 の 具 体 例
2 ( 1 ) ウ に 示 し た 評 価 計 画 の う ち 、 1 ~ 4 時 間 目 の 「 正 接 ・ 正 弦 ・ 余 弦 」 に お け る 評 価 方 法 を 具 体 的 に 示 す 。
(ア) 観 察 に よ る 評 価 方 法
〔 具 体 の 評 価 規 準 及 び 評 価 の 観 点 〕
身 近 な 事 象 に お い て 、 相 似 の 考 え 方 を 用 い る こ と で 、 三 角 比 に 関 心 を も つ 。 評 価 規 準
評 価 の 観 点 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度
〔 観 察 に よ る 評 価 に お け る 留 意 事 項 〕
、 。
① 授 業 の 中 で 観 察 に よ る 評 価 を 行 う 場 合 に は そ の 場 面 で 十 分 な 時 間 を か け る ま た 、 必 要 に 応 じ 、 複 数 の 時 間 で 丁 寧 に 評 価 す る よ う に す る 。
② aと評価される具体例 : 直 角 三 角 形 の 辺 と 角 度 に 注 目 し て 、 三 角 比 の 定 義 を 積 極 的 に 用 い よ う と し て い る 。
③ cと評価される生徒への指導 : い く つ か 相 似 な 直 角 三 角 形 を 例 示 し て 、 三 角 比 の 値 が
、 。
一 定 で あ る こ と に 気 づ か せ 三 角 比 に 関 心 を も た せ る
〔 座 席 表 を 用 い た 生 徒 観 察 の 評 価 方 法 の 具 体 例 〕 単元:正接・正弦・余弦 ○年○組
観察日時 ① 月 日 校時 ② 月 日 校時 ③ 月 日 校時
( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 )
a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c
( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 )
a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c
( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 ) ( 氏 名 )
a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c a ・ c
教 卓 ※bは記入しない
観察のポイント
① 三角比の定義をよく聞き、理解しようとしているか。
② 例題(身近な事象)を三角比と関連付けて考えようとしているか。
③ 三角比の表を活用しようとしているか。
特記事項
番号 生徒氏名 評 価 内 容
5 ○ ○ ○ ○ a cotθの定義について質問した (○月○日)。
(イ) ワ ー ク シ ー ト に よ る 評 価 方 法
〔 具 体 の 評 価 規 準 及 び 評 価 の 観 点 〕
、 。
評 価 規 準 相 似 の 考 え 方 を 用 い る こ と で 身 近 な 事 象 を 考 察 す る こ と が で き る 評 価 の 観 点 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方
〔 ワ ー ク シ ー ト に よ る 評 価 に お け る 留 意 事 項 〕
① ワ ー ク シ ー ト の 活 用 に 際 し て は 、 利 用 の 仕 方 に よ っ て は 授 業 の 流 れ を 決 め て し ま い 活 発 な 議 論 等 を 阻 害 し た り 、 教 師 が 必 要 以 上 に ワ ー ク シ ー ト に 頼 っ て し ま い 単 調 な 授 業 展 開 と な る こ と の な い よ う 留 意 す る 。
② aと評価される具体例 : 三 角 比 を 用 い て 、 身 近 な 事 象 を 考 え よ う と し て い る 。
、 。
③ cと評価される生徒への指導 : 三 角 比 を 再 確 認 さ せ 身 近 な 事 象 に つ い て 考 え さ せ る
〔 そ の 他 〕
グ ル ー プ で の 考 察 を 通 し て 、 三 角 比 の 定 義 を 再 確 認 さ せ る と と も に 、 有 用 性 を 理 解 さ せ る 。 こ の 場 合 、 観 察 に よ り 「 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 」 を 併 せ て 評 価 す る こ と が 可 能 で あ る 。
〔 ワ ー ク シ ー ト の 具 体 例 〕
(ウ) テ ス ト に よ る 評 価 方 法
〔 具 体 の 評 価 規 準 及 び 評 価 の 観 点 〕
評 価 規 準 三 角 比 の 表 を 読 み と り 、 利 用 す る こ と が で き る 。 評 価 の 観 点 表 現 ・ 処 理
〔 小 テ ス ト に よ る 評 価 に お け る 留 意 事 項 〕
① 一 つ の 問 題 で a 、 b 、 c の 判 断 が で き る も の と 、 b 、 c と a 、 b に 分 け て 判 断 す る も の が あ る 。
② aと評価される具体例 : 知 識 ・ 理 解 や 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 が お お む ね 満 足 で き 、 8 割 以 上 基 本 的 な 表 現 ・ 処 理 が で き る 。
③ cと評価される生徒への指導 : 三 角 比 の 定 義 を 再 確 認 さ せ 、 三 角 比 の 表 か ら 読 み 取 っ た 値 を 利 用 し て 解 答 さ せ る 。
<三角比> ( )年( )組( )番 氏名
1 校庭にある鉄棒に日が当たって影ができている。鉄棒の地面からの高さは2m、影の長
. 。 ( ( ) ) 。
さが5 2mであった このときの太陽の高度 水平面 地面 とのなす角 を求めなさい 図
2 余弦を用いて解く身近な題材の問題を作り、その模範解答も作ってみよう。
(1) 問題
(2) 模範解答
三角比の有用性について、気付いたことをまとめてみよう。
〔 小 テ ス ト の 具 体 例 〕
(3) 観 点 別 評 価 の 総 括
ア 単 元 に お け る 観 点 別 評 価 の 総 括
〔 観 点 別 評 価 を 点 数 化 す る 方 法 に よ る 総 括 の 具 体 例 〕
図 形 と 計
生 徒 氏 名 観 点 図 形 と 計 量
単 元 テ ス ト 量 の 評 価 三 角 比 三 角 比 と 図 形 点 数
a b b a a A
関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 1.7
a a a a A
○ ○ ○ ○ 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 2.0
表 現 ・ 処 理 b a a b a b 1.5 A
知 識 ・ 理 解 a a b a 1.8 A
単元テストの評価 日 々 の 評 価
○ a を 2 点 、 b を 1 点 、 c を 0 点 と し て 平 均 点 を 算 出 す る 。
○ 平 均 点 が 1.5以 上 を A 、 0 .5以 上 1.5未 満 を B 、 0.5未 満 を C と す る 。
○ 単 元 テ ス ト で は 、 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 と 数 学 的 な 見 方 や 考 え 方 の 評 価 規 準 は 複 数 の 評 価 規 準 に ま た が り 、 問 題 も 総 合 的 な も の で あ る と し て 、 こ れ ら 2 つ の 観 点 の 評 価 を 2 倍 と す る 。
【 例 】 関 心 ・ 意 欲 ・ 態 度 の 点 数 は 、 日 々 の 評 価 ( a , b , b , a ) と 単 元 テ ス ト の 評 価 ( a , a ( ※ 2 倍 し た た め ) で あ る か ら 平 均 1 . 7 で A と な る 【 他 も 同 様 】) 。 イ 観 点 別 学 習 状 況 の 評 価 の 評 定 へ の 総 括
こ の こ と に つ い て は 、 ① 学 年 末 に 総 括 し た 観 点 別 学 習 状 況 の 評 価 結 果 を 総 括 し て 評 定 と す る 方 法 、 ② 学 期 末 に お け る 観 点 別 学 習 状 況 の 評 価 結 果 か ら 各 学 期 末 の 評 定
、 。 、
を 行 い そ の 結 果 を 総 括 し て 評 定 と す る 方 法 な ど が 考 え ら れ る 各 学 校 に お い て は 指 導 の 重 点 や 評 価 方 法 等 を 踏 ま え 、 評 定 へ の 総 括 に つ い て 検 討 し 、 適 切 な 方 法 を 事 前 に 定 め て お く 必 要 が あ る 。
小テスト 年 組 番 氏 名
1 次の問いに答えよ。
(1) 三角比の表から、tan 22゜の値を求めよ。
(2) cosθ=0.7771を満たす角θの値を、三角比の表から求めよ。
2 右図における角θのおよその大きさを 求めよ。
3 木の根元から8m離れた地点にたって 木の先端を見上げると、水平面とのなす 角は35°であった。目の高さは1.6 mとして、木の高さを求めよ。ただし、
小数第2位を四捨五入せよ。
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