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ウズベキスタンでの活動

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Academic year: 2024

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(1)

ウズベキスタンでの活動 

  藤田  昌美 

(15-1,ウズベキスタン,青少年活動,長野市立鬼無里中学校) 

1.ウズベキスタンの概要

(1)ウズベキスタンの位置

ウズベキスタンは、中央アジアにあります。日本人の多くは、アフガニスタン?パキスタ ン?と聞き返すか、「どこにあるか分からない。」という人たちが多いです。周りを〜スタン という国で囲まれています。カザフスタン、トルクマニスタン、タジキスタン、クルグジス タン(キリギスのことです)です。

(2)ウズベキスタンといえば

ウズベキスタンと言って思いつくのが、シルクロードでしょうか。アトラスは、絹でおら れた民族衣装になる布です。独特の模様は、クジャクの羽だそうです。今は、色々な模様に アレンジされ、主産物の綿花や花の模様でも織られています。ラクダも、ウズベキスタンに なくてはなりません。昔のキャラバンを思い出させてくれるラクダは、のんびりとしたウズ ベキスタンによく似合います。ウズベキスタンの観光地と言えばサマルカンドです。シルク ロードのオアシスとして栄えた町です。レギスタン広場は、神学校でした。人々は夏を待ち ます。というのは、大好きなスイカとメロンが熟すからです。1個20kgもあるスイカと メロンがごろごろしています。

2.活動について

(1)活動場所

  サマルカンド孤児院No.5    児童・生徒は7才から17才   孤児院の生活スケジュール       6:00  起床

      7:00  朝食

      8:00  学校始業       

    12:00  学校終業      ※ウズベキスタンでは、2部制なので午後から       1:00  昼食      学校に通う子ども達は、1時までに学校へ行き       2:00  宿題      ます。孤児院の子どもの多くは、午前中に学校

4:00  クラブ活動        へ行っていました。

7:00  夕食       9:00  就寝

(2)

私は、12時に孤児院に行って子どもたちが、学校から帰って来るのを迎えて、一緒に昼 食をいただき、2時からの宿題の時間に、日本語を4時からのクラブ活動の時間に英語を教 えました。時間の合間を見たり、子どもが授業に飽きてきたら、折り紙や工作の時間に代え て子どもたちと過ごしました。

(2)活動内容

①日本語

日本語の授業では、文法や会話だけでは集中できないので、単語カルタや童謡を随時入れ ました。1年半教えましたが、会話ができると言うところまではいきませんでした。簡単な 自己紹介文を言ったり、カルタや物を見て単語をいったり、痛い!嬉しい!などの単文を言 えるくらいにはなりました。

②英語

英語の授業は、1年半前から初めて学校で行われたと言うことです。4年からABCを習 うというのですが、6年生は6年生の教科書を使い、7年生は7年生の教科書を使って授業 をすると言うので、6,7年の子ども達はACBもあやふやなのに、現在完了形ががんがん でて来て、私の所に詰めかけ、一時は、英語授業だけを1ヶ月くらいしたこともありました。

③折り紙

折り紙も最初は教えていましたが、そのうち本を見て色々な物を作れるようになり、恐竜 も作れるようになりました。60回くらい折ったり曲げたりするのもへっちゃらになった子 どももいて、今度は、その子達が私に代わって他の子ども達に教えてくれました。

④日本文化紹介

笹に代わる木がなかったので、模造紙に絵を描き、そこに願い事を書いて貼りました。中 には、「お母さん、泣かないでね。お父さん、お酒飲まないでね。僕たちいつか幸せに暮らそ うね。」と書いた子どもがいたり、「学校で勉強頑張って5をもらったら、お母さん喜んでね。」

と書いたりする子もいて、心がじ〜んときました。笑顔の裏にも、私の知らない顔があるこ とを改めて知りました。

(3)桃太郎

①日本語の学習で、ひらがなを読めるよ うになったので、昔話を読みました。ちょ うどその時、サマルカンド市内で日本語学 習発表会があるのを聞いて、私達も参加し ようと思い、劇で発表することにしました。

子ども達と色々お話しを読んで、一番気に 入ったのが「桃太郎」でした。実際におむ すびを食べてどんな物かを知ったり、段ボ ールや枝、布を集めて大道具、小道具を作

(3)

ったりと劇に向けて始まりました。子どもたちは普通でも2言語を話せるので、日本語を覚 えるは、比較的簡単のようでした。しかし、練習に来なかったり、子どもが家に帰っていた り、他の子の練習を見ていたら飽きてしまってどこかに行ってしまったりと、全員集まって の練習がなかなか進みませんでした。当日は、何とか発表することができ上位入選を果たす 事ができました。

②今度は、首都に昇っての発表です。子ども達も首都は憧れの的です。なんとしも、優勝 目指して頑張ろうと練習に励みました。当日は、思わぬ観客の多さで急遽マイクを持ちなが らでないよ声が届かないような状態になりったり、ステージが練習中よりも大きかったため、

段取りが上手くいかなかったなりにも、見事優勝することができました。

(4)同期隊員との活動

ウズベキスタンにはアラル海があります。昔 は、漁業で栄えた町でしたが、ウズベキスタン の主産物である、綿花に膨大な灌漑をしたため、

今日では、海に水はなく、村人の生活は大変厳 しくなってしまった場所です。夏休みというこ ともあって、10人か15人来てくれたら嬉し いな、と考えていた私達ですが、10時からの スタートでは、村のどこにこんなに人がいたん だろう?と思うくらい、教室は満杯になりました。

内容は、

1.あいさつ。やはりあの訓練所時代にならった折り紙の口は役に立ちました。

2.隊員一人一人の手品

3.新聞紙でかぶとと警察帽子 4.折り紙「金魚と風船」

5.子どもの歌の「手をたたきましょ」です。

大人も子どももこんなに一生懸命見てくれるなら、もっと新聞紙や折り紙をもってき  て、内容もしっかりと考えるべきだったたと反省をしました。

(5)巡回劇

以前、サマルカンド市内の5つの障害児施設を廻り、あまりの施設の悪さにショックを受 けました。また、ウズベキスタンには孤児院の数がとても多く、市内だけでも5つありまし た。何かできることはないかと考え巡回劇をすることにし、孤児院の子ども達だけでは、2 時間の講演は難しいので、サマルカンド隊員の力を借りました。

内容は

1.あいさつ

2.隊員一人ひとりからの手品

(4)

3.子ども達のサルカニ合戦 4.隊員のディズニーダンス 5.「手をたたきましょ」

6.子ども、隊員合同のソーラン節

子ども達は、一度演劇をやったことがあるの で役決めも大道具、小道具も、本を見てせっせ と進めること事ができました。隊員に婦人子ど も服の仲間がいたのでディズニーの服もあっと いう間に縫ってもらいました。やはり、隊員も

仕事があり、子ども達もなかなか集ままり通しての練習はできませんでしたが、なんとか発 表することができました。この巡回劇は、本当ならば全ての孤児院や施設の子ども達の所へ 行って見せたかったのですが、広い場所がなかったり、私達の孤児院まで来れるバスを手配 できなかったりと色々な問題があり、結局、4回発表しました。

(6)エイズ撲滅運動

12月1日はエイズデーです。サマルカンドの看護士隊員がエイズデーに向けて、看護士 学校や病院でエイズに関するセミナーを開いていました。その話を聞いて、また孤児院の子 ども達と何かできないだろうか相談をしたところ、12月1日に首都のタシュケントで、エ イズ撲滅運動を学校や地区20ヶ所ぐらいで活動を行うということを聞いたので、ぜひ私達 も参加したいと申し出をしました。まず、エイズといってもパットは浮かばない子ども達に、

看護士隊員から子ども達用に性教育からのセミナーを開いてもらいました。エイズと名前は 知っているものの、それがどういうものなのか知らなかった子ども達は、熱心に話を聞いて いました。

当日は、首都のある学校2ヶ所へ行って、H IVに関する基礎知識を伝えました。そして、

子ども達の中でも、民族が違い、言葉が違い、

隊員も混ざって年齢も性別も違うけれど、思い を一つにすれば何かできることを、ソーラン節 で披露しました。この活動では、命の大切さ、

一人ひとりの大切さを子ども達が考え、伝える ことのできた活動になりました。

3.最後に

活動後半には、教育委員会にも足を運び、何とか孤児院の現状を知ってもらったり、シス テムの改善をするよう教育長や係りの人とも話し合いをもちました。しかし、時間が足らず 中途半端で終わってしまいました。今、こうやって振り返ってみると、もっと子ども達のた めにこれができたのに、ああすれば良かった。と反省ばかりです。

(5)

ウズベキスタン ウズベキスタン

15年度1次隊 15年度1次隊 H15.7

H15.7 H17.3H17.3 青少年活動

青少年活動 藤田藤田 昌美昌美

ウズベキスタン概要 ウズベキスタン概要 1 1

中央アジア

ウズベキスタン概要 ウズベキスタン概要 2 2

1.国名 ウズベキスタン共和国

2.面積 44万7,400平方km (日本の約1.2倍)

3.人口 2,475万人 (2001年7月推定)

4.首都 タシケント

5.民族 ウズベク人80%、 ロシア人5.5%、タジク人5%、

カザフ人3%、 カラカルパク人2.5%、タタール人1.5%、

その他(イラン、トルコなど)2.5%

6.言語 ウズベク語、ロシア語、各民族の言葉など 7.公用語 ウズベク語

8.宗教 イスラム教88%(スンニー派多)、ロシア東方正教会9%

その他3%

ウズベキスタン概要 ウズベキスタン概要 3 3

.ウズベキスタン国旗

‥‥ 空と水

‥‥ 平和と主産物の綿花 ‥‥ 自然と農業

‥‥ 国を守る決意と命の象徴 三日月 ‥‥ 伝統に基づいたもので、

イスラム教の影響です。

12の星 ‥‥ 県を表しています。

ウズベキスタンの概要 ウズベキスタンの概要 4 4

民族生地のアトラス

ラクダ

ウズベキスタン概要 ウズベキスタン概要 5 5

レギスタン広場

スイカとメロン

(6)

孤児院概要 孤児院概要 1 1

2.児童・生徒 7才〜17才 約150人 3.孤児院生活スケジュール

6:00 起床 7:00 朝食 8:00 学校始業 12:00 学校終業

1:00 昼食 2:00 宿題 4:00 クラブ活動 7:00 夕食 9:00 就寝

1.活動場所 サマルカンド孤児院No.5

孤児院概要 孤児院概要 2 2

1.活動内容 日本語、英語、日本文化紹介 2.活動時間 12:00〜19:00

3.授業時間割

2:00〜2:50 日本語 上級 3:00〜3:50 日本語 初級 4:00〜5:00 語 上級 5:10〜6:00 語 初級 6:00〜7:00 談話、折り紙、工作など

日常生活 日常生活 1 1

あ〜おいしい!

庭のブロック敷きを手伝っています!

日常生活 日常生活 2 2

祝日や正月は必ずお祝い

踊りやパフォーマンスはお見事!

普段の授業の様子 普段の授業の様子

習字の授業

英語の授業

折り紙 折り紙

かぶとや警察帽子は大人気

お相撲さんや動く折り紙も大人気

(7)

七夕 七夕

笹の葉がないので‥‥

歌も歌いました。

桃太郎 桃太郎 1 1

大道具、小道具作り おむすびって、おいしい〜

桃太郎 桃太郎 2 2

着物って動きにくいね〜

ひっかくぞ〜!!ウッキー

桃太郎 桃太郎 3 3

憧れのタシュケント!

優勝、おめでとう!

合気道 合気道

礼儀もにつけなくっちゃな

女の子の防衛にも

モイナック モイナック 1 1

昔、漁業で栄えた町

車もない寂れた町

(8)

モイナック モイナック 2 2

一つひとつに見入る子どもたち

1.あいさつ 2.手品

3.新聞紙で帽子作り 4.折り紙

5.童謡

モイナック モイナック 3 3

午前と午後の2回に分けました

目を丸くして見てくれました。

モイナック モイナック 4 4

大人も子供もみんな集まって来ました。

巡回劇 巡回劇 1 1

やっぱりこの口から

1.あいさつ(子どもと隊員)

2.手品(隊員)

3.サルカニ合戦(子ども)

4.ディズニーダンス(隊員)

5.童謡(隊員)

6.ソーラン節(子どもと隊員)

巡回劇 巡回劇 2 2

サマルカンド隊員 サルカニ合戦

巡回劇 巡回劇 3 3

楽しんでくれたかな?!

練習に練習を重ねた ヨッチョレ

(9)

エイズ撲滅運動 エイズ撲滅運動 1 1

性教育

赤ちゃんの誕生

エイズ撲滅運動 エイズ撲滅運動 2 2

感染経路 クイズ 感染経路

エイズ撲滅運動 エイズ撲滅運動 3 3

子どもが主体ですすました

満足げの顔

ありがとう ありがとう

いつかまた会いましょう!

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