第2号 シェムリアップ通信 啓明学園高等学校 2020年11月04日発行
皆さんへの御礼
皆さんこんにちは。編集長の池田です。第
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号の反響が良く、自分でもびっくりしてい ます。コロナにより昨年までよりも活動ができず、悩んでいた際に思いついた案が実現し たことは非常にうれしく思います。発行、HP 掲載にご協力して頂いた先生方にこの場を 借りてお礼申し上げます。11月号もどうぞよろしくお願いします。P.S.
やっと中間テストが終わりました。ハロウィンも終わり、気が付いたら11
月になっていました。街もだんだんクリスマスムードになってきて
1
年の終わりが見えてきます ね。残り短い2020
年を楽しみましょう。奉仕委員との取り組み
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月13
日の放課後、国際教室にて中高奉仕委員と一緒 にASAP
が販売する巾着袋の糸通しを手伝って頂きまし た。コロナ禍で航空需要低下による国際郵便の停止などに より、カンボジアに布を送ることができていませんでした。それでも、日本のお母さん方のために販売を継続すること は重要であったため、ASAP より依頼され、今回の活動に なりました。今後も奉仕委員と協力して活動を広めていく
方針です。お手伝いしてくださった中高奉仕委員の皆さんありがとうございました。
SFR が重要視していること①
私たちが活動する上で重視していることが
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つあります。今回はそのうちの1
つ「当た り前が当たり前ではないということ」についてお話していきます。私たちは生まれたときから当たり前のように家、食料、教育が揃っていましたが、それ がカンボジアでは当たり前ではありませんでした。なぜならば、
1970
年代に隣の国、ベト ナムで起きたベトナム戦争の影響を受けてカンボジアでも内戦が起きていました。この内 戦時に政権をとったのはカンボジア共産党代表・ポル=ポトでした。彼は教育や貨幣を捨 て、原始共産制という農業だけで生きていこうという考えがありました。その考えのもと、教師や医者などが無差別に殺されてしまい、その数は推定で
200
万人以上とされています。知識人大虐殺の影響は今もなお続いていて、学校が不足したり、十分な教育を受けていな いことで現在の
40~45
歳の識字率が低かったり、行政システムや交通網が十分に整備さ れていないなど、多くの問題が生じています。普段、私たちが何事もなく、学校にいくことができている一方で、カンボジアでは勉強 したくても勉強することのできない子供たちが大勢います。私たちはまだまだ小さな団体 ですが、できることから一つ一つカンボジアの教育環境の改善に取り組んでいきたいと思 います。
Stitches for Riches
広報誌シェムリアップ通信
2020
年 11 月号 作成:Stitches for Riches
広報誌編集部
第2号 シェムリアップ通信 啓明学園高等学校 2020年11月04日発行
私たちは、ASAP(アジアの子どもたちの就学を支援する会
)と共に活動しています。
ASAP
は、あきる野市にある、多摩川幼稚園の故・長谷川安年さんが、実際にカンボジア を訪れた際に見た当時の教育環境を改善したいという気持ちから
ASAP
は活動をスタートし ました。「 学 校 が な い 、学 校 で 教 え る 先 生 が い な い 、先 生 を 育 て る 先 生 が い な い 」現 状 が 続 い て い ま す 。ASAP
は 校 舎 の 寄 贈 や 、 教 員 の 給 与 補 助 、現 地 の 貧 困 家 庭 に 対 し て の 制 服 な ど の 寄 贈 や 卒 業 ア ル バ ム の 作 成 な ど を 行 っ て い ま す 。ま た 、貧 困 家 庭 の お 母 さ ん の 収 入 補 助 の 一 つ と し て 、
Mother to Mother
と い う 」、布 製 品 を 作 る 作 業 も し て い ま す 。お 母 さ ん
方 は す べ て 手 作 業 で 作 っ て い ま す 。そ の ほ か 、現 地 で の 販 路 の 拡 大 や 日 本 で の イ ベ ン ト 、 文 化 祭 で 製 品 を 販 売 し て い ま す 。
先生!持ち物検査します!
第 1 回:加藤知祈先生(聖書科 S1 学年付)
突然始まったこの企画。今年はコロナの影響で行うことができ なかった文化祭でしたが、
SFR
では毎年、カンボジアのお母さん たちに作ってもらった布製品を販売しています。製品の中には、普段学校で使うことができる アイテムがあります!
第
1
回目は、聖書讃美歌を入れるのに最適なミニバッグを使用し ている先生を紹介します。この製品は毎年、学校で販売する際に も人気が高く、愛用してくださっている方も多いです。今回登場していただく先生は、聖書のことならなんでも知ってい る加藤知祈先生です!
大きな聖書がしっかりと入るイイ感じのサイズで使いやすそう ですね♪ ~加藤知祈先生ありがとうございました!~
このように重い聖書や讃美歌を入れていてもしっかりしている ので、長く使うことができます。他にも、巾着袋やペットボトルカバー等といった身近で 使えるものもたくさん販売しています。昨今ではレジ袋の有料化が義務づけられたため、
エコバッグの需要も高まってきましたね。
SFR
では今までのトートバッグではなく、エコ バッグの作成の案が出ています。そのほかにも「これ布で作れないかな?」と思ったもの がありましたら、ぜひご提案ください!~特集~ ASAP って何??
~おわりに~ 新しいメンバーが増えました!! 10 月号の発行後、S1 の
2
人が参加してくれることになり ました!これにより、SFR は17
人で活動しています。まだまだ小さな団体ではありますが、これからもカン ボジアについてアピールできるように頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。今回から、編集メンバーが増え、作業負担が大幅に減少しました。社会的分業・協業は広報誌作成におい てもとても重要な役割があると実感しました。 (高2の方ならわかりますね 笑)