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低次の多項式に対し、 具体的に、その Galois 群を計算してみよう

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Academic year: 2024

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(1)

低次の多項式に対し、

具体的に、そのGalois群を計算してみよう

既約性判定

(Gauss の補題・Eisensteinの判定法など)

有限群・置換群の知識

(置換群のリスト・Sylow の定理

・有限群の表現論など)

「根の間の関係式」の候補

(判別式・分解式(解核多項式)など)

(2)

分解式・解核多項式(resolvent)

R:=K[X] =K[X1, . . . , Xn] : n 変数多項式環 SnyR : 変数の置換で作用 (σ(Xi) =Xσ(i)) P(X)R に対し、

σP(X) =σ(P)(X) :=P(Xσ(1), . . . , Xσ(n)) GP:= {σSn σP =P} : P の固定群

SP:= OrdSn(P) ={σP σSn} : PのSn-軌道

(3)

分解式・解核多項式(resolvent) GP={σSn σP=P}

SP=OrdSn(P) ={σP σSn} SP ' Sn/GP σP ! σGP (G-集合の準同型定理) 従って

#SP= n!

#GP (Lagrangeの定理!!)

(4)

分解式・解核多項式(resolvent) f(X)K[X] : 分離的, degf=n W ={w1, . . . , wn} : f の根全体 L:=K(W) =Spl(f/K)

: fのK上の(最小)分解体 ϕ:R→L

h7−→h(w1, . . . , wn)

: 全射環準同型

I=I(f/K) :=Kerϕ とすると、

Gal(f/K) ={σSn σ(I)I}

(5)

分解式・解核多項式(resolvent) P(X)R に対し、

R(P;f)(T) := Y

QSP

(T−Q(w1, . . . , wn))

= Y

σSn/GP

(T −σP(w1, . . . , wn))

K[T]

: P に関する f の分解式(resolvent) R(P;f)(T) の K 上の既約分解の様式で

Gal(f/K) を識別する

(6)

分解式・解核多項式(resolvent)

R(P;f)(T) の K 上の既約分解の様式 l 1:1

Gal(f/K)\Sn/GP (両側剰余類分解) 実際には、

GP が程々の大きさになる P を巧く取って、

Gal(f/K) を選り分けていく

(7)

: 判別式(discriminant)

∆= Y

1i<jn

(Xi−Xj)R: 差積

∆(f) = Y

1i<jn

(wi−wj)

D(f) =∆(f)2 : f の判別式K G= An, S(∆) ={∆,−∆}

R(∆;f)(T) =T2−D(f)K[T]

R(∆;f)(T) : K 上可約⇐⇒Gal(f/K)An

(8)

: n=3

fK[X] : K 上既約、degf=3 のとき、

Gal(f/K) は D(f) で識別可能

位数 偶奇 : R(∆;f)(T) の分解 A3 =C3 3 + : (1次)×(1次) S3=D3 6 − : 2 次既約

(9)

: n=4

fK[X] : K 上既約、degf=4 P(X) :=X1X3+X2X4R

GP=h(1 2 3 4),(1 2)(3 4)i 'D4

SP=

{X1X2+X3X4, X1X3+X2X4, X1X4+X2X3} R3(f)(T) := R(P;f)(T)K[T]

: Cardano-Ferrariの分解式

(10)

: n=4

位数 偶奇 R3(f) の分解 C4 4 − (1次)×(2次)

V4 4 + (1次)×(1次)×(1次) D4 8 − (1次)×(2次)

A4 12 + 3 次既約

S4 24 − 3 次既約

C4 or D4 を除いて、

D(f) と R3(f) とで識別可能 実は、D(f) =D(R3(f)) なので、

Gal(f/K) =C4, D4

=⇒Spl(R3(f)/K) =K(p D(f))

(11)

: n=4

f(X) =X4+pX2+qX+r のとき、

R3(f)(T) =T3−pT2−4rT− (q2−4pr) (Cardano-Ferrariの分解式) 特に、q=0 (複二次式) のときは、

R3(f)(T) =T3−pT2−4rT +4pr

= (T −p)(T2−4r)

→ Gal(f/K)D4

(12)

: n=5

S5 の可移部分群のリスト 位数 偶奇 構造 C5 5 + 'Z/5Z

D5 10 + '{±1}nZ/5Z F5,4 20 − '(Z/5Z)×nZ/5Z

A5 60 + 非可解(単純群)

S5 120 − 非可解

(共役を除いて5種)

(13)

: n=5

fK[X] : K 上既約、degf=5 P(X)

:= (X1X2+X2X3+X3X4+X4X5+X5X1)

−(X1X3+X2X4+X3X5+X4X1+X5X2) GP=h(1 2 3 4 5),(1 4)(2 3)i 'D5

GP2 =h(1 2 3 4 5),(1 2 4 3)i 'F5,4 R6(f)(T) := R(P2;f)(T)K[T]

: Cayley-Weberの分解式

(14)

: n=5

5 1

2 3

4 5 1

2 3

4 5

1

2 3

4

5 1

2 3

4

5 1

2 3

4 5

1

2 3

4

(15)

: n=5

位数 偶奇 R6(f) の分解 C5 5 + (1次)×(5次) D5 10 + (1次)×(5次) F5,4 20 − (1次)×(5次)

A5 60 + 6 次既約

S5 120 − 6 次既約 C5 or D5 を除いて、

D(f) と R6(f) とで識別可能 特に、R6(f) が K 内に根を持つ

⇐⇒ Gal(f/K): 可解

(16)

: n=5

位数 偶奇 R6(f) の分解 C5 5 + (1次)×(5次) D5 10 + (1次)×(5次) F5,4 20 − (1次)×(5次)

A5 60 + 6 次既約

S5 120 − 6 次既約 C5 or D5 を除いて、

D(f) と R6(f) とで識別可能 特に、R6(f) が K 内に根を持つ

⇐⇒ Gal(f/K): 可解

(17)

Galoisの逆問題(構成問題)

K : 体と G : 可移部分群 Sn に対し、

Gal(f/K) =G となるような f(X)K[X] は

存在するか

存在するなら

? 具体的に構成せよ

? 沢山(無限個・パラメタ付きで)作れ

? 全部作れ

(18)

パラメタ付きの多項式

k :

f(t;X)k(t)[X]

: 係数にパラメタ t が入った多項式

有理関数体 K:=k(t) 上の多項式と見る

t =aekk を代入する度に、

fa(X) =f(a;X)ek[X] を

ek 上の多項式と見る

(19)

多項式をパラメタ付きで作る

有理関数体上での構成

· · · 解析・幾何の援用

パラメタに値を代入(特殊化)する毎に 異なる多項式が得られる

→ G-拡大の無限族が得られることがある

(20)

多項式をパラメタ付きで作る C(t) 上での構成 ← 被覆・基本群

Weil descent (定義体の降下) Q(t) 上に落ちる

⇓ ここは難しい(出来ない時もある?) Q(t) 上に落とす

Hilbert の既約性定理 Q 上でのGalois群の構成

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