平成23年 1月12日
豊橋技術科学大学主催国際シンポジウム
「質保証と工学教育の国際標準-ヨーロッパの例に学ぶ-」
を開催します。
【概要】
【開催の趣旨】
情報通信技術・運輸技術の発展に伴い、グローバリゼーションの流れは様々な分野にお いてその速度を増しています。このような国際社会にあり、高等教育、特に工学教育よる、
高度な人材の養成と確保は最重要課題となっています。
ヨーロッパは、ボローニャ宣言※1に基づき、英・米の教育システムを国際スタンダード として受け入れた点で日本と似た立場にあります。前世紀から世界をリードしているとい う自負があり、独立、独自性に重点を置く一方、世界的な人材獲得競争の中で、教育シス テムを比較可能な、質保証されたものへと改革を行ってきています。
本シンポジウムでは、こうしたヨーロッパの実践例を中心に、今後の工学教育のあり方 を議論していきます。
※1ボローニャ宣言
1999年にイタリアのボローニャで、欧州29ヶ国の教育大臣の署名により採択。高 等教育での国際競争力向上を狙いとし、2010年までに、学部課程と大学院課程に分け ること、比較可能な学位制度の導入、単位互換制度の確立、質保証のための協力推進など 6つの課題達成に努めるよう署名国に求めている。現参加国は、欧州周辺諸国も含めて4 6ヶ国。ボローニャ・プロセスは、ボローニャ宣言に基づき進められているヨーロッパの 高等教育の改革プロセスを指す。
【経緯】
豊橋技術科学大学は、平成 20 年度より 4 年間の予定で文部科学省特別教育研究経費によ る「国際的標準として認知される工学教育プログラム開発-欧米諸国工科系大学を超える
国立大学法人豊橋技術科学大学 Press Release
豊橋技術科学大学は、文部科学省特別教育研究経費による「国際的標準として認知される 工学教育プログラム開発-欧米諸国工科系大学を超える工学教育プログラムの構築」の一環 として、ヨーロッパより 4 名の高等教育関係者を招き、下記のとおり国際シンポジウムを開 催します。本シンポジウムではヨーロッパでの実践例を中心に、今後の工学教育の在り方を 議論します。
記
日 時: 平成 23 年 1 月 18 日(火) 13:00~18:00 場 所: ホテルアソシア豊橋 5F ボールルーム
テ ー マ: 「質保証と工学教育の国際標準 -ヨーロッパの例に学ぶ-」
プログラム: 別紙チラシを参照ください。
工学教育プログラムの構築」を開始しました。本プログラムは、グローバル化が進んでい る社会的背景をもとに、他の諸国に比べてもより切実に留学生を確保すべき日本の工科系 大学が、優秀な留学生をより多く海外から招くために教育の質を保証し、欧米の大学を超 える高い水準の工学教育プログラムを構築することを目的としており、その一貫としてこ のシンポジウムを実施します。
本件に関する連絡先
担当者 国際交流課国際交流係 林・縣 TEL: 0532-44-6571 広報担当:総務課広報係 野田・岡崎 TEL 0532-44-6506
文部科学省 特別教育研究経費「国際的標準として認知される工学教育プログラム開発
-欧米諸国工科系大学を超える工学教育プログラムの構築-」
国 国際 国 際 際シ シ シン ン ンポ ポ ポジ ジ ジウ ウ ウム ム ム 2 20 2 0 01 1 11 1 1
総合司会:豊橋技術科学大学教授 竹市 力 13:00-13:10 開会・主催者挨拶:
豊橋技術科学大学長 榊 佳之 13:10-13:50 Plenary Talk I
Accreditation in Germany: approach and practice
公益法人ドイツ教育課程認証評議会上級専門官 Franz Börsch
13:50-14:30 Plenary Talk Ⅱ
Quality Labels in Chemistry in the European Higher Education Area
ドレスデン工科大学名誉教授Reiner Salzer 14:30-14:40 休憩
14:40-15:20 Plenary Talk Ⅲ
Quality Assurance in French Higher Education through “Grandes Ecoles”
ボルドー大学ENSEIRB准教授Stéphane Azzopardi 15:20-16:00 Plenary Talk Ⅳ
Finnish higher education system and quality assurance
東フィンランド大学長Perttu Vartiainen 16:00-16:20 休憩
16:20-17:50 Panel Discussion
進行:豊橋技術科学大学教授 梅本 実
17:50-18:00 閉会挨拶:豊橋技術科学大学副学長 神野 清勝
主催:豊橋技術科学大学 国際戦略本部/Organized by Toyohashi University of Technology
連絡先:豊橋技術科学大学国際交流課国際交流係(0532-44-6571)
日英 日 英同 同時 時通 通 訳付 訳 付
情報通信技術・運輸技術の発展に伴い、
グローバリゼーションの流れは様々な分野 においてその速度を増しています。そのよ うな国際社会にあり、高等教育、特に工学 教育よる、高度な人材の養成と確保は最重 要課題であります。
ヨーロッパは、ボローニャ宣言に基づき、
英・米の教育システムを国際スタンダード として受け入れた点で日本と似た立場にあ ります。前世紀から世界をリードしている という自負があり、独立、独自性に重点を 置く一方、世界的な人材獲得競争の中で、
教育システムを比較可能な、質保証された ものへと改革を行ってきました。
本シンポジウムでは、こうしたヨーロッ パの実践例を中心に、今後の工学教育のあ り方を議論してまいります。