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幕間(intermission)

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Academic year: 2024

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(1)

中間試験は鋭意採点中 後半の主な内容は積分だが、

今日は 幕間 (intermission)

その前にちょっと補足

(2)

Taylor展開の問題点(考えなくてはならないこと)

級数が収束するか?

収束したら元の関数と一致するか?

誤差の理論的評価は?

項別微積分(極限操作の順序交換)を

行なってよいか?

(3)

形式的Taylor展開が収束しても、

元の関数と一致しない例 f(x) =

{

0 (x 0) e1x (x > 0)

実は、f(n)(0) =0 (n=0, 1, 2, . . .) 従って、形式的Taylor展開は 0 しかし勿論 x > 0 では f(x)̸=0

(4)

形式的Taylor展開が収束しても、

元の関数と一致しない例

0.5 1 1.5

0 1 2 3 4 5 6 7 8 exp(-1/x)

1

(5)

さてさて、幕間のお話

何処に辿り着くやら、お楽しみ

(6)

指数関数・対数関数は互いに逆関数

y = exp x ⇐⇒ x = log y

log(exp x) = x

exp(log x) = x

(7)

指数関数・対数関数は互いに逆関数

-2 -1 0 1 2 3 4

-2 -1 1 2 3 4

exp(x) x log(x)

(8)

指数関数: y=expx は微分方程式 dy

dx =y を満たす。

対数関数: y=logx は積分表示 y=

x

t=1

dt t を持つ。

→ 実はこれは表裏一体

(9)

三角関数 y=sinx で同様に考えよう dy

dx =cosx なので、次の微分方程式を満たす:

y2+ (dy

dx )2

=1

従って、 dy dx =√

1−y2

(10)

y=sinx の逆関数 y=arcsinx

-1

-pi/2 pi/2

1 -1 -pi/2

pi/2 1

sin(x) x arcsin(x)

(11)

y=arcsinx の積分表示 dx dy =√

1−x2

より

dy= dx 1−x2

従って、

y=

dx 1−x2

(12)

y=arcsinx の積分表示 通常y=

∫ dx

1−x2 と書いてしまうが、

変数を変えて正式に書けば、

arcsinx =

x t=0

dt 1−t2

ということ。

x =0 のとき arcsin0=0(即ち sin0=0)だから、

積分の下端は 0 で良い。

(13)

y=arcsinx の積分表示とTaylor展開 arcsinx =

x

t=0

dt 1−t2 二項展開して項別積分すると、

arcsinx=

x

t=0

n=0

(−12 n

)

(−t2)n dt

=

n=0

(−1)n 2n+1

(−12 n

) x2n+1

(14)

y=arcsinx の積分表示とTaylor展開 arcsinx=

x

0

n=0

(−12 n

)

(−t2)n dt

=

n=0

(−1)n 2n+1

(−12 n

) x2n+1

=x+ 1

6x3+ 3

40x5+ 5

112x7+· · · (|x|< 1)

(15)

y=sinx の逆関数 y=arcsinx

定義域:−1x 1

値域:−π

2 y π

2(主値)

積分表示:arcsinx=

x

t=0

dt 1−t2

(arcsinx) = 1

1−x2

(16)

演習問題

arcsin の時の真似をして、次の手順で

y=arctanx のTaylor展開を求めよ (1) x=tany の満たす微分方程式を求める

(2) arctanx を積分で表す

(3) 被積分関数をTaylor展開し項別積分する

(17)

y=tanx の逆関数 y=arctanx

-pi/2 pi/2

-pi/2

pi/2 0

tan(x) x arctan(x)

(18)

y=tanx の逆関数 y=arctanx

定義域:全実数 x

値域:−π

2 < y < π

2(主値)

積分表示:arctanx=

x

t=0

dt 1+t2

(arctanx) = 1 1+x2

(19)

ところで、arcsinx,arctanx とも、

Taylor展開の収束半径は 1 であった。

arcsinx は元々定義域が |x|1 なので、

別に不思議はないが、

arctanx は全実数に対して定義できて、

一見 |x|< 1 に限る理由がないし、

被積分関数 1

1+t2 にも別に変な所はない。

(20)

例: 1

1+x =1−x+x2−x3+· · ·

-2 -1 0 1 2 3 4 1/(1+x)

x = −1 で分母が 0 → 元々そこまで

(21)

実は、複素数まで拡げて考えると、

arctanx の正体が顕れる!!

被積分関数 1

1+t2 は t=±i で分母が 0 !!

やはり |x|=1 の所に越えられぬ障害があった (|±i|=1)

(22)

複素数の絶対値・偏角

Re Im

0

α=a+bi

a b

θ

|α|=

αα=

a2+b2

:α の絶対値(absolute value)

argα=θ:α の偏角 (argument)

α=|α|(cosθ+isinθ)

(23)

ex =1+x+x2 2! +x3

3! +· · ·

で、x を複素数にすると、

ex の方は当面は意味不明だが、

右辺の級数は四則演算と極限操作とだけなので 意味を持つ x が複素数の場合も、

ex を右辺の級数で定義してしまおう!!

→ 詳しくは「複素関数論」で)

(24)

試しに、

eix=1+ix+ (ix)2

2! +(ix)3

3! +(ix)4 4! +· · ·

= (

1−x2 2! + x4

4! −· · · )

+i (

x− x3 3! +x5

5! −· · · )

=cosx+isinx

Euler の公式: e

ix

= cos x + i sin x

(25)

複素数の極座標表示

Re Im

0

α=a+bi

a b

θ

{r:=|α|

θ:=argα とおくと、 α=re

:α の極座標表示

(26)

三角関数を指数関数で表す

eix=cosx+isinx e−ix=cosx−isinx

cosx = eix+e−ix 2 sinx = eix−e−ix

2i tanx = eix−e−ix

i(eix+e−ix)

(27)

三角関数を指数関数で表す cosx= eix+e−ix

2 sinx= eix−e−ix

2i tanx= eix−e−ix

i(eix+e−ix) これを使うと、

三角関数の諸性質は指数関数の性質に帰着!! 加法定理 ← 指数法則

Referensi

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