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後藤昭二先生 御略歴

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Academic year: 2024

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後藤昭二先生 御略歴

1.経歴

昭和 2 年(1927 年) 11 月 10 日  出生

昭和 24 年(1949 年)        東京物理学校(現:東京理科大学)卒業       東京大学農学部農芸化学科研究生

昭和 26 年(1951 年)        山梨大学工学部醗酵化学研究施設実験実習指導員 昭和 33 年(1958 年)        山梨大学工学部助手

昭和 36 年(1961 年)        農学博士(東京農業大学)

昭和 37 年(1962 年)        山梨大学工学部講師 昭和 38 年(1963 年)        山梨大学工学部助教授

昭和 45 年(1970 年)        東京大学応用微生物学研究所非常勤講師(1988 年まで)

昭和 55 年(1980 年)        山梨大学工学部教授

昭和 58 年(1983 年)        山梨大学工学部醗酵化学研究施設長(1990 年まで)

平成 2 年(1990 年)        山梨大学工学部長

平成 5 年(1993 年)        山梨大学定年退官・山梨大学名誉教授 令和 元 年(2019 年)  6  月 12 日  逝去

2.学会活動

日本微生物株保存連盟(現:日本微生物資源学会)

葡萄酒技術研究会

 1991〜2000 年副会長,2001〜2006 年会長

本学会名誉会員 後藤昭二先生は 令和元年 6 12 日逝去されました.

謹んで弔意を表します.

日本微生物資源学会

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後藤昭二先生を偲び

Obituary: Prof. Shoji Goto (1927-2019)

 日本微生物資源学会名誉会員,葡萄酒技術研究会名誉会員,山梨大学名誉教授の後藤昭二先生は,令和元年(2019 年)6 月 12 日に逝去されました.

 後藤先生は,1949 年,東京物理学校(現:東京理科大学)をご卒業ののち東京大学農学部農芸化学科研究生を経 て,1951 年,山梨大学工学部醗酵化学研究施設実験実習指導員になられました.1958 年山梨大学工学部助手とな り,1961 年には農学博士(東京農業大学)の学位を取得されました.

 1962 年には山梨大学工学部講師,翌年には同助教授に昇格されました.後藤先生は,酵母の分類学で第一人者で あり,1969 年に飯塚 廣先生と共著で東京大学出版会から「酵母の分類同定法」を出版され,1973 年に再販される など,酵母の分類学にたいへん貢献されました.1970〜1988 年には,東京大学応用微生物学研究所非常勤講師も併 任されていました.

 また,1975 年には,長谷川武治先生編の「微生物の分類と同定」〈上〉の酵母の章を分担執筆され,さらに 1984 年の改訂版では化学分類学の項も追加されるなど,酵母の分類学の世界では,なくてはならない研究者でありまし た.1980 年には,山梨大学工学部教授に昇格されました.その後 1983〜1986 年,1988〜1990 年には,山梨大学工 学部醗酵化学研究施設(現:山梨大学ワイン科学研究センター)長となられました.その間,醗酵化学研究施設に 酵母の保存機関 RIFY を設立され,1984 年には,日本微生物株保存連盟(現:日本微生物資源学会)の機関会員に 入会し本学会活動を開始しました.

 1990 年 4 月には,山梨大学工学部長となり山梨大学の運営に携わられていました.私は,1990 年 3 月に後藤研究 室の助手として採用されました.東京農業大学(小崎道雄研究室),理化学研究所時代(駒形和男先生,鈴木健一朗 先生)は,乳酸菌の分類学的研究を行っていたため,酵母の分類の研究は,初めてでした.後藤先生より,酵母の いろはを習い,ワイン酵母のタリズム,倍数性およびキラー性について,また山梨県および長野県の白ぶどうから の野生酵母の分布やワイン醸造特性の改善のためのワイン酵母の選抜と交配についての研究を行い,酵母に関する いくつかの論文を発表することが出来ました.現在でも自然界から,酵母や乳酸菌の分離を行い,それらの菌株を 用いて,発酵食品等の開発を行っています.

 後藤先生は,ワイン業界においても重要な役割を果たされました.日本ワインの品質と醸造技術の向上,ワイン 産業の発展を目的として 1956 年産学官連携で設立された葡萄酒技術研究会の副会長を 1991〜2000 年,会長を 2001〜2006 年まで歴任して,その後は名誉会員として日本ワインの発展に貢献しました.先生が主宰された山梨大 学発酵微生物工学研究部門で多くの学生を指導し,教育や大学運営の面から山梨大学の発展に寄与されました.

1993 年山梨大学を定年により退官し山梨大学名誉教授となりました.退官後は,1994 年度〜2005 年度山梨中央市 民生活共同組合(のちに 1998 年に生活協同組合市民生協やまなしに改称,現:生活協同組合ユーコープ)の理事長 となられ,11 年の長きに渡り山梨県民の食をつかさどる生活協同組合の発展に寄与されました.

 2019 年 6 月 27 日〜6 月 29 日に日本微生物資源学会第 26 回大会を私が大会実行委員長となり,山梨大学大村記念 ホールで行いました.奇しくも先生が亡くなられて 15 日後の出来事でした.会員の皆様とともに先生の酵母という 微生物資源の研究および産業利用へのご貢献に感謝の気持ちを共有し,ご冥福をお祈り申し上げたいと思います.

  (柳田藤寿)

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04 1969年東京都生まれ。東京工業大学 大学院バイ オサイエンス研究科 博士課程修了。1997年松下 電器国際研究所 リサーチアソシエイト、1997年JST ERATOプロトニックナノマシンプロジェクト 研究員、 形 態変換グループ グループリーダー、2002年大阪大 学大学院生命機能研究科 助手、2004年カリフォル