微小流路型の細胞分離装置
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る4, 7, 8(図2, 表2). SNAREタンパク質は細胞内膜融合の最小マシナ リーであるのか? SNAREファミリータンパク質は,1990年代初頭にウ シ脳抽出物から発見・精製されて以来,生化学,遺伝 学,細胞生物学のさまざまな研究手法によって,細胞内 膜融合の過程に必要不可欠であることが実証されてき た1,
はじめに 陸上植物の細胞壁は一次細胞壁と二次細胞壁に大きく 二分される.すべての植物細胞がもつ一次細胞壁は,セ ルロース,キシログルカンなどのヘミセルロース,ペク チンの3つのグループからなる多糖類と構造タンパク質 から構成され,植物細胞全般的にその形や生理学的機能 を制御している.これに対して二次細胞壁は,セルロー
高速原子間力顕微鏡(高速AFM)は,生体分子の構造とそ のダイナミクスをナノメートルスケールの空間分解能と高い 時間分解能で可視化できる.しかも,緩衝液や液体培地など の生理的溶液中で観察を行うことが可能であり,機能中の分 子の動きを直接観察することができる唯一の手法である.わ れわれは,高速AFMを用いて,生きた細菌の外膜表層の構
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