1.はじめに
独立栄養細菌 Lithoautotrophic bacteria は炭酸固定 能を有する細菌である.呼吸あるいは光合成でエネル ギーを獲得し,無機物を酸化することで必要な電子を 得る.
呼吸によりエネルギーを得る化学独立栄養細菌は,
NH3,NO2−,H2,硫黄化合物,鉄(Fe2+)など酸化 される無機物(電子供与体)の種類で分類される (e.g.
硫黄を酸化する場合,硫黄酸化細菌),また,電子受 容体として O2を利用する好気性細菌,O2以外の物質
(硝酸など)を利用する嫌気性細菌が存在する.光合 成独立栄養細菌については,嫌気・光条件下で H2や 硫黄化合物等を電子供与体として利用するものが知ら れている.
分離株を得るのに大変な時間と労力を要する独立栄 養細菌だが,分離後は脆弱となり死滅する危険性が高 まる.継代維持する場合もあるが,継代中に突然増殖 活性がなくなることもしばしばである.分離株の中に は,①増殖速度が遅い,②収量が得られない,③有機 物による増殖阻害がかかる,④自ら産生する強酸に悪 影響を受ける,⑤凍結や乾燥に対する感受性,⑥コロ ニー形成出来ない,などの性質を有し,培養・保存(継 代維持)・管理が困難なものも多い.それゆえに,適 切に保存し,安定的に株を維持することが,独立栄養 細菌の研究を行うための必要条件であると考える.
本稿では,特に保存が難しいとされる,硝化細菌と,
好気性好酸性の硫黄酸化細菌
と鉄酸化細菌 の
保存を中心に解説する.また嫌気性細菌の培養・保存 に役立つ,平板培養時のガス組成の設定方法について 紹介する.
2.硝化細菌の保存について
窒素循環における硝化反応(NH3→ NO2−→ NO3−) を担うアンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌は,近年 の環境問題への関心の高さを反映して益々その重要性 を増しているが,取扱いの難しさが研究の妨げとなっ ている.表 1 のように分類学的基準株でさえ十分な研 究の態勢にあるとは言い難く,この状況が硝化細菌の 保存の難しさを物語っている.
この項では,NBRC で行っている L‑乾燥保存と,
既報の様々な保存法について紹介する.
1)L‑乾燥保存
硝化細菌の分散媒は,坂根ら(1996)が検討した SM8(表 2)を使用している.アドニトール(radical scavenger)とシステインの組合せは変異防止剤とし て有効だが,保護効果を現すためにはグルタミン酸ナ トリウムを含むリン酸緩衝液に添加されることが必要 である(坂根ら,1982;1985).硝化細菌はグルタミ ン酸ナトリウムやリン酸で増殖阻害がかかる場合があ るので,一般的な従属栄養細菌用の分散媒 SM1 より
第 5 回
独立栄養細菌の保存法について
内野佳仁
独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジー本部 生物遺伝資源部門(NBRC)
〒292‑0818 千葉県木更津市かずさ鎌足 2‑5‑8
Preservation of lithoautotrophic bacteria
Yoshihito Uchino
NITE Biological Resource Center (NBRC), Department of Biotechnology, National Institute of Technology and Evaluation
2-5-8 Kazusakamatari, Kisarazu, Chiba 292-0818, Japan
E-mail: [email protected] 連載「微生物資源の保存技術講座」
低濃度に設定している.定常期初期まで培養(Griess 比色法やセルカウント等で判断)した菌体を SM8 に 懸濁し,L‑乾燥に供する.菌液の細胞濃度は出来る だけ高く 109〜 1010 CFU/m を目安とする.硝化細 菌は通常の培養法では菌密度が得られないので,大量 の培養液を遠心などで濃縮することで対応する.復元 する際には,グルタミン酸ナトリウムによる増殖抑制 を避けるため,分散媒から持ち込まれるグルタミン酸 ナトリウムを 50
mg/m 以下に希釈して培養,また,
過剰な O2の存在も抑制に働く場合があるので静置培
養する.
同法は分散媒のグルタミン酸ナトリウムを低濃度と することで保護効果が減少するという面もあり(坂根,
今井,1986),増殖阻害のない保護効果を有する物質 について今後検討の余地があると考える.
2)凍結保存について
細菌の凍結保存法としては,低濃度の凍結保護剤を 細胞に浸透させた後,緩慢な凍結で細胞内を脱水する ことで凍結保護剤を濃縮し,保護効果を高める緩慢凍 表1 硝化細菌の分類学的基準株
Ammonia-oxidizing bacteria
(Migula 1900) Buchanan 1925 no culture isolated (Watson 1965) Watson 1971 ATCC 19707 Winogradsky and Winogradsky 1933 no culture available (Watson . 1971) Head . 1995 ATCC 25196, C-71 (ex Harms . 1976) Head . 1995 Nv-1
Koops . 2001 Nm 36
Koops . 2001 Nm 2
Winogradsky 1892 ATCC 25978
Koops . 2001 Nm 57
Koops . 2001 Nm 1
Koops . 2001 Nm 22
Koops . 2001 Nm 90
Koops . 2001 Nm 45
Koops . 2001 Nm 10
Nitrite-oxidizing bacteria
Sorokin . 1999 AN1, LMD 97.163
Bock . 2001 DSM 10229, X14
Bock . 2001 DSM 10236, Z
Winslow . 1917 ATCC 25391, DSM 10237, CIP 104748 Watson and Waterbury 1971 ATCC 25380, CIP 104751
Watson and Waterbury 1971 no culture available
Watson . 1986 ATCC 43039
Ehrich . 2001 DSM 10035 (not available from the DSMZ), NSP M-1 2008 年 3 月現在,アンモニア酸化細菌は 3 属 14 種,亜硝酸酸化細菌は 4 属 8 種が記載されている.うち基準株が利用出来 ないものが 3 種.異なる国のカルチャーコレクション 2 機関で保存されていないものが 16 種(細菌命名規約に抵触).
属 8 種と の基準株は,論文著者のグループ(University of Hamburg, Germany)でのみ 保存している.
表2 独立栄養細菌のL‑乾燥保存に用いられる分散媒
SM1: Sodium glutamate 3 g, Adonitol 1.5 g, Cysteine HCl 0.05 g, 0.1M Phosphate buffer (KH2PO4‑ K2HPO4, pH 7.0) 100 m .
SM5: Sodium glutamate 3 g, Adonitol 1.5 g, Sorbitol 1 g, Ethylenediamine 2HCl 0.4 g, 0.1M Phosphate buffer (KH2PO4‑K2HPO4, pH 7.0) 100 m .
SM8: Sodium glutamate 0.5 g, Adonitol 1.5 g, Cysteine HCl 0.01 g, 0.02M Phosphate buffer (KH2PO4‑ K2HPO4, pH 7.0) 100 m .
SM9: Sodium glutamate 0.5 g, Sucrose 0.2 g, 0.02M KH2PO4 solution 100 m .
The solution is pH adjusted to 4.0 by adding of 5% phosphate solution, and sterilized by filtration.
結法が一般的であるが(Pegg, 1976),これを硝化細 菌に適用するのは難しい.例えば
NBRC 14298 の場合,定常期初期の菌体を 10%
DMSO-HEPES 培地(NBRC medium No. 829)に懸 濁,−80℃ディープフリーザーで凍結し,そのまま保 存すると,失敗する.
硝化細菌の凍結保存が難しいとされるのは,凍結障 害を受けやすい部位(細胞膜など)の損傷が硝化細菌 にとって致命的となるからだろう.それでも保護剤の 種類・濃度,凍結速度,プログラムフリーズ(Nishii & Nakagiri, 1991),あるいは瞬間凍結による細胞試料の ガラス化など検討し,最適条件を見出すことが出来れ ば保存は可能なはずと考える.
3)既報の保存法
(1)流動パラフィン重層法
細菌の保存法は大きく 2 つ,①細胞内外の水の状態 を凍結や乾燥で限定する方法と,②水の動きを止めず 細菌の代謝活性を低下させて生存期間を長くする方法 がある.硝化細菌のように凍結や乾燥保存が難しい場 合は継代維持するしかないが,死滅とコンタミの危険 性を低くするためにも継代間隔を長くする②の方法は
重要である. はアンモニア供給を制限
すると休眠状態となり長く保持されるとの報告がある が(Johnstone & Jones, 1988), 保 存 法 と し て は Klein(1957)と Gundersen(1957)の流動パラフィ ンを使った報告がある.Klein(1957)は
を培養後,培地を流動パラフィンでカバーすると 室温で 3 〜 7 ヶ月間保存できると報告した.また,
Gundersen(1957)は植菌後すぐにミネラルオイルで カバーしたものでも保存可能であるとした.植菌後し ばらく増殖するが,培地内の O2を消費した後は増殖 がストップするとある.
(2)シリカゲルを用いた凍結保存法
本法はリン酸緩衝液(0.05M, pH 8.0)に懸濁した菌 液を脱水したシリカゲルパウダーに吸着させ,−80℃
で保存する方法である(Tokuyama, 1994).シリカゲ ル吸着時の発熱をドライアイス−アセトン浴で抑え る.菌液に対するシリカゲルの量は発熱量に関わるの で注意が必要である.簡便ではないが Tokuyama ら のグループはこの方法で多様な分離株を保存してお り,実績がある.シリカゲルの作用機作は不明.
(3)凍結乾燥保存
上記と同じ Tokuyama らのグループが用いている 方法(Satoh ., 2004).10%スキムミルク+1%ピ
ルビン酸(菌種によっては 1%グルタミン酸)を蒸留 水に溶かして分散媒とする(pH 9).緩衝剤は入れな い.スキムミルク分散媒の滅菌は 105℃,8 分のオー トクレーブで行う.乾燥標品は−80℃で保存.シリカ ゲルストックより有効とされる.
3.硫黄酸化細菌,鉄酸化細菌の保存について 硫黄化合物を酸化して呼吸によりエネルギーを獲得 する細菌は非常に多様であり,数多くの好気性あるい は嫌気性細菌が報告されている.ここでは特に保存が 難しいとされる好気好酸性の
と を中心に述べる.分離株の多
くが凍結保存あるいは乾燥保存が可能だが,難しい場
合もあり, 属の保存法は大いに参考
になると考える.嫌気性細菌については下記 4 で述べ る.
1) , ,
の L‑乾燥保存
と 用の分散媒は硝化
細菌と同様 SM8 を用いる. の中には 中性域 pH に感受性の菌種があり(NBRC 14246 等),
pH 4 に 調 製 し た SM9 を 用 い る(Imai & Sakane, 1985; 坂根,今井,1986).pH 4 でオートクレーブす るとグルタミン酸ナトリウムが分解されるので分散媒
の滅菌はろ過で行う. の保存には分散媒
SM5 を用いる.エチレンジアミン二塩酸は細胞膜の 保護効果を有し,ソルビトールと併用すると相乗的な 高い効果が得られる(坂根,今井,1988).振とう培 養する場合は容器壁面に付着しやすい硫黄ではなくチ オ硫酸塩や四チオン酸塩等を用いる.定常期初期まで 培養(吸光度 OD500で判断可能)(Gupta & Agate, 1986; Barron & Lueking, 1990)した菌液から鉄や硫 黄等の夾雑物を低速遠心や傾斜により取り除き,菌体 を 1 〜 2 回分散媒で洗浄することで硫酸等を取り除い てから分散媒に懸濁,L‑乾燥に供する.
と の復元培養時に分散媒から持
ち込まれる有機物に留意する点,静置培養とする点は 硝化細菌と同じである.
2)既報の保存法
(1)凍結保存法
Manchee(1975)は凍結保護剤処理をせずに の培養液(30 m)を直接液体窒素に滴下 する超急速凍結法について報告し,109 CFU/m の菌
液を保存した場合,3 年後,107 CFU/m (1%)生存 していることを示した.また,Gupta & Agate(1986)
は,菌体を洗浄,5%グリセロール処理した菌液をキャ ピラリーに充填し液体窒素に浸漬する方法が有効であ ることを示した.低濃度の凍結保護剤を用いてはいる が Gupta & Agate の方法は Manchee と同様に超急 速凍結によりガラス状凍結を行う方法である.
(2)低温での保持
と は継代により維持
される場合が多いが,エネルギー源の枯渇や生成され る硫酸の影響を考慮して短い間隔で植継ぎをしなけれ ばならない.培養液を冷蔵することで長く生育活性を 保つことはできるが,硫黄酸化能,鉄酸化能は急速に 退行する.Gupta & Agate(1986)は,菌液に黄銅 鉱 chalcopyrite ore(CuFeS2)を混ぜることで,
と を 8℃で,硫黄・鉄酸
化能を高く保ったまま維持できることを示した.
(3)グリシンベタインを保護剤とした L‑乾燥保存 American Type Culture Collection(ATCC)の Cleland ら(2004)は,細胞の浸透圧に関連のある物
質グリシンベタインが, の L‑乾燥保
護剤としても有効であることを示した.
4.嫌気性独立栄養細菌について
化学独立栄養細菌のエネルギー源となる物質の多く は自然界の嫌気的な環境で作られ蓄積・拡散される.
酸素呼吸を行う独立栄養細菌は,O2が存在する環境 下で H2や硫黄化合物の非生物的な自動酸化と競争し つつそれらを利用するため,好気性ではあるが好気 ‑ 嫌気の狭間に生息する宿命を持つ.
化学独立栄養細菌は嫌気環境と関係が深い.実際,
嫌気性化学独立栄養細菌は数多く分離されている.ま た,光合成独立栄養細菌(Photolithoautotroph)は基 本的に嫌気性である.
嫌気性細菌の保存法については,本連載「第 3 回 極限環境微生物の長期保存法」(森,2007)に詳細が あるので参照されたい.本項では嫌気性細菌の平板培 養時のガス組成の設定方法について紹介する.
1)平板培地周りのガス組成を設定する方法
分離株を保存管理する上でコロニー形成ができるか 否かは非常に重要である.ガス組成を変えることで独 立栄養細菌の増殖が改善される場合があり,固体培地 周りのガス組成を細かく設定する方法は有益である.
ブチルゴム栓付バイアル瓶内で固体培養するのが確実 だが,もし平板培地を使う場合は図 1 のように,アネ ロパックのパウチ袋(三菱ガス化学)に粘着シール付 ラバーセプタム(PBI-Dansensor A/S, Denmark)を 貼ったものを使用する.ガスはセプタムを通して注射 針を刺入し封入する.CO2を使用する場合は pH 変化 を液体培地で確認した上で行う.
2)スルフィドを電子供与体として利用する菌株の場 合
スルフィドを利用する細菌の場合は,嫌気ジャー内 でチオアセトアミドを酸加水分解し,硫化水素を発生 させる方法が有効である(図 2).スルフィドは平板 培地に浸透し,酸化還元電位は下がりレサズリンは無 色となる.著者は,絶対嫌気性である緑色硫黄細菌の 平板培養をこの方法で行っている.
図1 ラバーセプタムを貼りつけたアネロパックパウチ袋 図2 2.5 L 角型ジャー
a:アネロパック・ケンキ,b:試験管(チオアセトア ミド 100 mg+0.5N HCl 1 m )
5.おわりに
保存が難しいとされる独立栄養細菌でも菌体量を得 ることが出来れば,少なくとも死滅は免れるような保 存処置を施すことが出来る.独立栄養細菌の保存で一 番難しいのは,保存そのものよりも培養,菌体量を得 ることである.
本稿で紹介した方法は培養が比較的容易な菌種につ いてのものであり,最も重要な「培養」には触れてい ないことを最後に付言しておきたい.
謝 辞
独立栄養細菌の保存についてご指導ご鞭撻を賜りま した坂根 健氏と中川恭好博士,また,いつも適切な 助言を頂いている森 浩二博士に心から感謝いたしま す.
文 献
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(担当編集委員:岡根 泉)