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高酸化状態の16族元素化合物①

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高酸 酸化 化状 状態 態の の 16 族 族元 元素 素化 化合 合物 物① ①

スルホキシド・スルホニウムの立体

S-キラルスルフィンアミドの不斉合成への応用

JACS 1965, 87,1353.

スルホニウムイリド・オキソスルホニウムイリド

スルホキシド スルホニウム

Corey-Chaykovsky反応:アルデヒドとの反応でエポキシド生成

不斉Corey-Chaykovsky反応:キラルなスルフィド前駆体が鍵

JACS2010, 132,1828.

触媒的不斉Corey-Chaykovsky反応:Rh触媒とキラルスルフィド

ACIE2001, 40, 1430.

review:Acc. Chem. Res.2004, 37, 611.

不斉Corey-Chaykovsky反応:キラル有機触媒

触媒:

JACS2005, 127,3240.

S C H H Me

σ*SC Me

S C H H O

σ*SO MeMe

JACS 1997, 119, 9913.

Prof. Ellman@Yale

Prof. Aggarwal@Bristol

Prof. MacMillan@Princeton

触媒的不斉酸化で 大量合成可能

負の超共役で

カルボアニオンが安定化

有機化学特論 A 第 5 回

1

(2)

高酸 酸化 化状 状態 態の の 16 族 族元 元素 素化 化合 合物 物② ②

スルフィドとスルホキシドとスルホン・スルフェン酸とスルフィン酸とスルホン酸

JACS1997, 119,1460.

ACIE1997, 36, 2223.

超原子価 16 族元素化合物

Org. Synth.Coll. Vol. 5: 1082.

カルボン酸のトリフルオロメチル化

16 族元素は価電子を 6 個持つため

ヘキサフェニルテルルの合成例

ACIE1996, 35, 2660.

チロシンホスファターゼ阻害剤

Org. Biomol. Chem.2011, 9,1347.

セレネン酸脱離による

a,b - 不飽和カルボニル化合物の合成

後藤 敬 教授(東工大)

スルホラン

箕浦真生教授(立教大) スルフィド スルホキシド

スルホン

スルフェン酸 スルフィン酸

スルホン酸

スルホンは二つのS=O結合により極性が高い

→環状スルホンであるスルホランは極性溶媒に用いられる 一般にセレンやテルルは硫黄よりも低酸化状態を好む オキソ酸は高酸化状態の方が安定

→スルフェン酸とセレネン酸の 単離例(右)

セレネン酸脱離 セレン原子上を酸化

2

(3)

16 族 族元 元素 素多 多重 重結 結合 合: :カ カル ルボ ボニ ニル ル類 類縁 縁体 体の の化 化学 学

カルボニル基の酸素を重い 16 族元素に

JACS1997, 119,8592.

JACS1989, 111, 5949.

重いアルデヒド 重いケトン

JACS1998, 120, 11096.

かさ高い置換基で多量化や他の分子との反応を防ぐ

電子効果で反応性を低下

村井利昭教授 ( 岐阜大学 ) 村井君のブログ

http://murai-kun.cocolog-nifty.com/blog/

重いエステル

重いアミドの合成化学的応用

JACS2004, 126,16696.

JACS2004, 126, 5968.

医薬品合成への応用

J. Chem. Soc., Chem. Commun.

1975,539.

JACS1987, 109, 1587.

可視光領域に吸収

3

(4)

17 族 族ハ ハロ ロニ ニウ ウム ムイ イオ オン ンと と高 高配 配位 位ハ ハロ ロゲ ゲン ン化 化物 物

JACS1994, 116,2448.

Chem. Commun. 1998,927.

ハロニウムイオン:

アルケンのハロゲン化反応中間体

高酸化状態のハロゲン化物

高酸化状態のヨウ素化合物の合成化学的応用:

IBX, Dess-Martin periodinane

J. Org. Chem. 1983, 48,4155.

Ac2O, AcOH

Oxone® IBX

= 2KHSO5•KHSO4•K2SO4

Oxone®

Chem. Rev.1996,96, 1123.

Chem. Rev. 2002, 102, 2523.

Chem. Rev. 2008, 108, 5299.

高酸化状態ハロゲン化合物による酸化反応の最近のトピックス

JACS2009, 131, 251.

ヨウ素は触媒量で!

触媒的酸化反応 カルボニル a 位の触媒的不斉酸化

名古屋大学 石原一彰教授

名古屋大学 ウヤヌク・ムハメット助教

Science2014, 345, 291.

Science2010, 328, 1376.

4

(5)

高酸 酸化 化数 数ハ ハロ ロゲ ゲン ン化 化物 物の の高 高い い脱 脱離 離能 能

Science2011, 332,448.

高酸化数ヨウ素化合物からの脱離は平衡反応

ヨードニウム塩からのヨードベンゼン脱離:

ビニル位 S

N

2 反応:

Yakugaku Zasshi2009, 129,321.

ブロモベンゼン脱離を伴うアルカンの直接アミノ化

http://www.chem-station.com/blog/2011/05/c-h.html

立体反転が起こる

=教科書の常識と異なる

収率向上の鍵・添加剤 HFIP の役割 落合正人

徳島大学 名誉教授

宮本和範

東京大学准教授

5

(6)

フッ ッ素 素の の異 異常 常性 性

フッ素化合物の沸点比較

80 ℃ 80.5 ℃ 323 ℃

ハロゲン-リチウム交換

日本学術振興会フッ素化学入門

フッ素化学第155委員会 三共出版 2010 ISBN 4782706286

フッ素の異常性の原因となる性質

含フッ素生理活性物質

抗うつ剤 抗 HIV 剤

Lipitor® (Atorvastatin)

高脂血症治療薬

創薬科学入門 久能祐子 監修 佐藤健太郎 著 オーム社 2011 ISBN 4274503615

有機化学美術館・本館

http://www.org-chem.org/yuuki/yuuki.html 有機化学美術館・別館(ブログ)

http://blog.livedoor.jp/route408/

希ガスを除き全元素中最高の電気陰性度 水素に最も近い原子半径 ↔ 結合の極性は反転 強い C-F 結合エネルギー

高いイオン化ポテンシャル F > Cl > Br > I 電子親和力は中程度 Cl > F > Br > I ( 原子が小さく電子反発が大きい )

6

(7)

フッ ッ素 素の の置 置換 換基 基効 効果 果

フッ素化合物の反応性 フルオロ基の電子効果分類

フルオロ基の電子効果の例

トリフルオロメチル基:負の超共役

負の超共役の実験的証明

Hammett 置換基定数

( テキスト I の p174-)

JACS1985, 107, 4565.

Cf. CF

3

OCF

3

C–F 結合: 1.319-1.327 Å

C–O 結合: 1.365-1.395 Å Cf. CF

2

=O

C–O 結合: 1.171 Å

ヘキサシアノベンゼン合成:JACS 2005, 127, 2050.

C

6

F

6

は芳香族求核置換反応を受けやすい

n

O

→ s *

CF

CF

3

O

C–F 結合: 1.390-1.397 Å C–O 結合: 1.227 Å

7

(8)

フッ ッ素 素化 化反 反応 応: :各 各種 種官 官能 能基 基の のフ フッ ッ素 素化 化

フッ素ガスを用いる方法

求電子的フッ素化 (F

+

等価体 ) 求核的フッ素化 (F

)

Henri Moissan Nobel Prize 1906

フッ素ガスの単離

各種結合エネルギー(kcal/mol) F–F : 38

Cl–Cl : 58 H–F : 136 H–Cl : 103

C–H : 98 C–F : 116 C–Cl : 81

Si–F : 139

Si–Cl : 91 P–F : 117 P–Cl : 76

アルカンのフッ素化

2 CoF2+ F2 → 2 CoF3

C6H14 + 28 CoF3 → C6F14+ 14 HF + 28 CoF2

アルケンのフッ素化

エノール等とF2の反応 でもフッ素化が進行

CsF > RbF > KF >> NaF > LiFなどの金属フッ化物塩

KF+18-crown-6, KF+CaF2, (n-Bu)4N+Fは求核性がより高い

脱離基との組み合わせ[HF, HF-Py, SF4, Et2NSF3(DAST)]

C–H結合からC–F結合を 作るのは発熱反応→

炭化水素とF2の反応は爆発的

Coを使った 温和な条件 N2でF2を希釈

ステロイド類の 3級CHも反応

8

(9)

フッ ッ素 素化 化反 反応 応: :合 合成 成素 素子 子を を用 用い いる る方 方法 法① ①

含フッ素有機化合物シントン ( 合成素子 )

1個のFを持った合成素子

1炭素合成素子:フッ素置換カルベン 2炭素合成素子:フルオロ酢酸誘導体

2個のFを持った合成素子

1炭素合成素子 2炭素合成素子:ジフルオロ酢酸誘導体

Chem. Rev.1996, 96, 1585.

有合化1993, 51, 232.

Chem. Rev.1996, 96, 1585.

有合化1993, 51, 232.

C COO Cl

FF Δ

Na C

Cl FF

CO2 Cl :CF2 OC4H9 F F

OC4H9 42%

R Me3Si C

H O

CF2Br2

P(NMe2)3 R Me3Si C

H C F

F Br P(NMe2)3 CF2Br

9

(10)

フッ ッ素 素化 化反 反応 応: :合 合成 成素 素子 子を を用 用い いる る方 方法 法② ②

3個のF(トリフルオロメチル基)を持った合成素子 1炭素合成素子(CF3, CF3·, CF3+の等価体)

2炭素合成素子 3炭素合成素子

含フッ素有機化合物シントン ( 合成素子 )

ケイ素置換基をフッ化物イオンで切断=アニオン等価体 フッ化物イオンは触媒量でもOK

共役付加-アルコキシド脱離

他にもCF3COOH+XeF2やCF3Xの電解でCF3ラジカル発生の報告あり

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フッ ッ素 素化 化反 反応 応: :最 最近 近の の触 触媒 媒反 反応 応の の進 進歩 歩

芳香族化合物の触媒的フッ素化

配向基を持つ基質のC–Hフッ素化 アリールトリフラートのフッ素化

JACS2006, 128, 7134.

JACS2009, 131,7520.

JACS2009, 131, 3796.

JACS2008, 130, 10060.

脱保護可能な配向基

JACS2010, 132, 3793.

Science 2010, 328, 1679.

芳香族化合物の触媒的トリフルオロメチル化

銅触媒によるヨードアレーンの トリフルオロメチル化

Chem. Commun.2009,1909.

Pd触媒によるクロロアレーンのトリフルオロメチル化

JACS2010, 132,3648.

配向基を持つ基質のC–Hトリフルオロメチル化 Science 2009, 325, 1661.

脂肪族化合物の触媒的フッ素化

ルイス酸触媒によるエノラートの不斉フッ素化

ACIE2000, 39, 4359.

有機触媒によるエノラートの不斉フッ素化

Synlett 2005,991.

ACIE2005, 44, 3703, 2005, 44, 3706, 2008, 47, 4157. JACS2005, 127, 8826, 2011, 133, 1738.

他にも脂肪族トリフルオロメチル化など Review: Nature2011, 473,470.

最初の例

Pd(IV)からの

C–F還元的脱離 Pd(IV)触媒によるフッ素化の後で 様々な官能基導入が可能

クロスカップリング型 Pd(II)経由機構

おそらくCuCF3による酸化を経由した Pd(IV)機構で進行 詳細まだ不明 クロロアレーンの最初の例

Pd(II)経由機構

TiエノラートのF+への求核攻撃 エナミン触媒のF+への求核攻撃 クロスカップリング型Cu(III)経由機構?

11

(12)

有機 機化 化学 学特 特論 論 A 第 第 5 回 回小 小テ テス スト ト

提出は以下 URL または右 QR コードから Google フォームへアクセスして行って下さい。

https://forms.gle/UeJFU9hCJL5UEQWH9

※このページを写真に撮る or スキャンしたものを PDF に変換して提出 締切は次の講義の開始時間。

氏名( ) 学籍番号( )

(1) ベンゾフェノンの溶液は無色だが、チオベンゾフェノンの溶液は青色 (λ

max

= 610 nm) を呈する。青 い発光の由来を分子軌道で説明せよ。

(2) ポリテトラフルオロエチレンは薬品に耐性があることが知られているポリマーであるが、 Li- ナフタレニド などの強い還元条件では反応してしまう。分子軌道を考慮して (a) 通常は薬品に強い理由、 (b) 強 い還元条件には弱い理由、を答えよ。

(3) 高酸化状態のハロゲン化合物からのブロモベンゼンの脱離能はヨードベンゼンの脱離能よりも高 いが、その理由を講義資料 p6 のハロゲン原子の性質についてまとめた表のうち必要なパラメータと共 に説明せよ。

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Referensi

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