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2 ℝ 上の微分形式 (2)

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Academic year: 2024

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幾何学1演義(松本) 20231013

2

𝑛

上の微分形式 (2)

7. 𝑈 =ℝ2⧵{ (0,0) }で定義された微分1形式

𝜔= − 𝑦

𝑥2+𝑦2𝑑𝑥+ 𝑥 𝑥2+𝑦2𝑑𝑦 を考える(問題5).𝑑𝜔を求めよ.

8. ℝ3における関数(微分0形式)𝑓,微分1形式𝜔=𝑓 𝑑𝑥+𝑔 𝑑𝑦+ℎ 𝑑𝑧,微分2形式 𝜂=𝑓 𝑑𝑦∧𝑑𝑧+𝑔 𝑑𝑧∧𝑑𝑥+ℎ 𝑑𝑥∧𝑑𝑦の外微分𝑑𝑓𝑑𝜔𝑑𝜂を求めよ.また,その計 算結果とℝ3におけるベクトル解析で用いられる作用素gradrotcurldiv との関 係について整理し,説明せよ.

9. (1) ℝ3において𝜔= (2 +𝑦𝑧2)𝑑𝑥+𝑥𝑧2𝑑𝑦+ 2𝑥𝑦𝑧 𝑑𝑧とおく.𝑑𝜔= 0を確かめよ.

(2) (1)𝜔に対し,関数𝑓を次のように定める:

𝑓(𝒙) =∫

𝛾

𝜔, ただし𝛾∶ [0,1]→ℝ3𝛾(𝑡) =𝑡𝒙.

𝑓(𝒙)𝒙= (𝑥, 𝑦, 𝑧)を用いて具体的に表し,𝑑𝑓=𝜔となることを確かめよ.

10. 微分1形式についてPoincaréの補題を証明しよう.

𝜔 =

𝑛 𝑖=1

𝑔𝑖𝑑𝑥𝑖 𝑛の閉微分1形式とする.前問の(2)と同じ式(ただし3𝑛 でおきかえる)によって𝑓を定義する.線積分の定義を用いて計算すると

𝑓(𝑥1,…, 𝑥𝑛) =∫

1

0

(

𝑛 𝑖=1

𝑥𝑖𝑔𝑖(𝑡𝑥1,…, 𝑡𝑥𝑛))𝑑𝑡

であるが,この両辺を𝑥𝑗 で偏微分することにより𝑑𝑓 =𝜔を示せ.(右辺については積 分記号下の微分を行うことになる.その際,何を確かめればいいか明確に述べること.)

(2)

11. ℝ𝑛の開集合𝑈 で定義された微分1形式𝜔の線積分について考える.𝜔が完全形式 ならば,曲線𝛾に沿った𝜔の線積分の値は𝛾の始点と終点のみによって定まり,途中 の経路にはよらなかった(問題4).

本問では𝜔が閉形式であることのみを仮定する.いずれも始点を𝑝 ∈ 𝑈,終点を 𝑞 ∈𝑈とする2曲線𝛾0∶ [𝑎, 𝑏] →𝑈𝛾1∶ [𝑎, 𝑏] →𝑈があり,これらは互いに𝐶 モトピックであるとする*.すなわち次のような𝐶 級写像が存在するものとする:

𝐹∶ [𝑎, 𝑏] × [0,1]→𝑈,

𝐹(𝑎, 𝑠) =𝑝, 𝐹(𝑏, 𝑠) =𝑞 (0≦𝑠≦1), 𝐹(⋅,0) =𝛾0, 𝐹(⋅,1) =𝛾1.

そのとき∫

𝛾0

𝜔=∫

𝛾1

𝜔であることを示せ.

[ヒント:今の段階では次の方法が現実的だろう.𝛾𝑠=𝐹(⋅, 𝑠)とおく.

𝐼(𝑠) =∫

𝛾𝑠

𝜔

が𝐼(𝑠) = 0をみたすことを,前問と同様に積分記号下の微分を実行して確かめよ.後

に別の理解の仕方も示す.]

12. ℝ𝑛の開集合𝑈で定義された微分1形式𝜔とベクトル場𝑋𝑌 に対し

𝑑𝜔(𝑋, 𝑌) = 𝑋(𝜔(𝑌)) −𝑌(𝜔(𝑋)) −𝜔([𝑋, 𝑌])

であることを示せ

*ホモトープともいう.homotopic(英),homotop(独).なお「ホモトピー同値」は誤った言葉遣い(より詳し

くいえば,別の概念を指す表現)なので注意.

ここで[𝑋, 𝑌]𝑋𝑌括弧積とよばれるベクトル場である.念のため定義を述べておく.

まず,𝑈で定義されたベクトル場𝑋=

𝑛 𝑖=1

𝑎𝑖 𝜕

𝜕𝑥𝑖 は,次のような写像𝐶(𝑈)𝐶(𝑈)とみなすことができた:

𝑓↦,𝑋𝑓=

𝑛 𝑖=1

𝑎𝑖𝜕𝑓

𝜕𝑥𝑖.

このとき任意のベクトル場𝑋𝑌に対し,𝑓↦,𝑋(𝑌𝑓) −𝑌(𝑋𝑓)で定義される写像𝐶(𝑈)𝐶(𝑈)は,再びあるベ クトル場に対応するものになっている.その「あるベクトル場」が括弧積[𝑋, 𝑌]である.具体的には,𝑋=

𝑛 𝑖=1

𝑎𝑖 𝜕

𝜕𝑥𝑖 𝑌=

𝑛 𝑖=1

𝑏𝑖 𝜕

𝜕𝑥𝑖 のとき[𝑋, 𝑌] =

𝑛 𝑗=1

𝑛 𝑖=1

(𝑎𝑖𝜕𝑏𝑗

𝜕𝑥𝑖 𝑏𝑖𝜕𝑎𝑗

𝜕𝑥𝑖) 𝜕

𝜕𝑥𝑗 となる.

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