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2019年度 地域貢献研究助成費 実績報告書

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別記様式第4号

2019年度 地域貢献研究助成費 実績報告書

2020年 3月31日

報 告 者 学科名 情報システム工学科 職 名 准教授 氏 名 横川 智教

研 究 課 題 ビジュアルプログラミングに基づく車載組込みソフトウェアの検証支援環境の構築

研 究 組 織

氏 名 所 属 ・ 職 専 門 分 野 役 割 分 担 代 表 横川 智教 情報工学部・准教授 組込みシステム 組込みシステムのモデル化お

よび検証

分 担 者

早水 公二 株式会社フォーマルテ ック・代表取締役

モデル検査 組込みシステムのモデル化手 法の開発

阿萬 裕久 愛媛大学・准教授 プログラム解析 VP言語の設計

井川 直 情報系工学研究科・D3 形式的検証 整合性検証手法の開発

内藤 駿人 情報系工学研究科・M1 ビジュアル プログラミング

VP言語の設計

松本 明 情報系工学研究科・M1 形式的検証 整合性検証手法の開発

研究実績 の概要

近年の⾃律⾛⾏に基づく⾃動運転技術の発達やインターネット接続に基づく IoT 技術 の導⼊を背景として,これからの⾞載組込みソフトウェアにはよりいっそう⾼い信頼 性と⾼度な処理性能が要求されることになる.しかし,⾞載組込みソフトウェアは,

エンジン・駆動系などの機械システムと,それらを制御するための情報システムを同 時に扱うことになるため,その品質や⽣産性を向上させることが⾮常に困難である.

この課題を解決すべく,本研究では,モデル検査技術を用いて車載組込みソフトウェ アの不具合を自動的に検出するための手法を開発した.さらに,開発現場への導入促 進のため,ビジュアルプログラミングを用いてモデル作成の支援を行うためのインタ フェースを開発した.

※ 次ページに続く

(2)

研究実績 の概要

まず,モデル検査を⽤いてソフトウェアと要求仕様の整合性を⾃動判定するための⼿ 法を開発した.モデル検査は,システムを状態遷移グラフとしてモデル化して,その 網羅的探索に基づいてシステムが与えられた性質(検査式)を満たすか否かをアルゴ リズム的に判定する技術である.本研究では,UML のシーケンス図による⾞載組込み ソフトウェアの設計記述をプロセス代数表現 CSP で表現した上で,モデル検査ツール FDR を⽤いて整合性検証を⾏うための⼿法を開発した.この成果については,国際会 議 AAI2019 において発表している[1].さらに,階層的に表現されたシーケンス図に対 しても適⽤可能となるように,この⼿法を拡張することに成功している.この成果に ついては,ソフトウェアサイエンス研究会において発表している[3].

また,こうした⾞載組込みソフトウェア検証の現場への導⼊を推進するための検証⽀

援環境の開発を⾏った.特に,モデル作成にビジュアルプログラミング技術を応⽤す ることで,導⼊コストの削減を実現している.ビジュアルプログラミングとは,テキ ストを⽤いるのではなく画⾯上にオブジェクトを配置することでプログラミングを⾏ う環境で,直感的なプログラム作成に有⽤である.本研究では,モデル検査ツール NuSMVへの⼊⼒モデルをビジュアルプログラミングで作成可能となるよう,⾔語の設 計を⾏った.この成果については,ソフトウェアサイエンス研究会において発表して いる[2].さらに,提案したビジュアルプログラミング⾔語をグラフベースのプログラ ミング環境 Node-RED 上へと実装した.

これらの成果により,⾞載組込みソフトウェアの信頼性および開発の⽣産性が⼤きく 向上し,⾃動⾞製造をはじめとする県内産業の競争⼒向上へと⼤きく資すると考えら れる.

成果資料目録

[1] Matsumoto, A., Yokogawa, T., Amasaki, S., Arimoto, K., & Aman, H. (2019). Consistency Verification of UML Sequence Diagrams Modeling Wireless Sensor Networks. In Proc. 8th Int’l Congress on Advanced Applied Informatics (IIAI-AAI 2019) (pp. 458–461).

[2] 内藤駿人, 横川智教, 天嵜聡介, 阿萬裕久, & 有本和民. (2019). ビジュアルプロ グラミングを用いた NuSMV のモデル生成支援環境. 信学技報, 119(112, SS2019-1, KBSE2019-11), 41–46.

[3] 松本明, 横川智教, 天嵜聡介, 阿萬裕久, & 有本和民. (2019). 階層的な制御構造 をもつシーケンス図間の整合性検証手法の開発. 信学技報, 119(112, SS2019-2, KBSE2019-12), 47–52.

Referensi

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