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9.1 複素関数の微分 - 北海道大学

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(1)

物理数学II演習 28

9.1 複素関数の微分

hを偏角一定の複素数とする. このとき極限値

|hlim|→0

f(z0+h)−f(z0)

h (9.1)

hの取り方によらず一意に定まる時,f(z)はz =z0 で微分可能と言う.その極 限値をf(z)のz =z0 における微分係数と言い,f0(z0)や df

dz(z0)等と記す.領域 Dの各点においてf(z)が微分可能な時,f(z)はD上で正則であるという.

(1) f(z) =z2 とする. h = ∆xとして式(9.1)の定義に従いf0(z)を計算せよ.

(2) f(z) =z2 とする. h =iyとして式(9.1)の定義に従いf0(z)を計算せよ.

(3) f(z) =z2 とする. h = ∆x+iy, ∆y =kxとして,式(9.1)の定義に従い f0(z)を計算せよ.

(4) f(z) =znの場合,式(9.1)の極限はhの偏角の値によらずnzn1に収束する ことを示せ.

9.2 等角写像

関数f(z) =z2 による写像w =f(z)の性質について考える.

(1) z 平面上の2つの直線

(a) z = 1 +

3 2 t+it

2 (b) z = 1 + t

2+i

3 2 t

(ただしtは実数)の交点z0z0 における直線の交角θを求めよ.

(2) (1)で与えられた2つの直線の写像f(z)によるw平面上の像を求め,それを

図示せよ.

(3) (2)で求めたw平面上での像の交点と, 交点における像の接線のなす角θ0

求めよ.

20131210(小高正嗣)

(2)

物理数学II演習 29

9.3 コーシー・リーマンの定理

(1) 領域Dで定義された複素関数f(z)の実部および虚部をu(x, y), v(x, y)とす る(z =x+iy, z ∈D). u, v が連続で,かつ方程式

∂u

∂x = ∂v

∂y, ∂u

∂y =−∂v

∂x (9.2)

を満たすならば,関数 f(z)は領域D上で正則であることを証明せよ(コー シー・リーマンの定理の必要条件の証明).

(2) 複素関数f(z) =u(x, y) +iv(x, y)(z = x+iy)が正則であるならば,実関数 u(x, y), v(x, y)は式(9.2)を満たすことを証明せよ(コーシー・リーマンの定 理の十分条件の証明).

コーシー・リーマンの微分方程式(9.2)を変形すると,u(x, y), v(x, y)の満たす式と して

2u

∂x2 + 2u

∂y2 = 0, 2v

∂x2 + 2v

∂y2 = 0

が得られる. これらは2次元のラプラス方程式である. ラプラス方程式の解は調和 関数と呼ばれる. コーシー・リーマンの微分方程式(9.2)の関係を満たすような調 和関数の組を,違いに共役な調和関数という.

(3) u(x, y) = exsinyは調和関数であることを確かめよ.

(4) 上記のuに共役な調和関数v(x, y)を求めよ.

20131210(小高正嗣)

(3)

物理数学II演習 30

9.4 複素関数の正則性

以下の複素数z =x+iy(x, y は実数)の関数f(z)がコーシー・リーマンの関係式 を満たすかどうか調べよ.

(1) f(z) =x2−y2−x+ 5 +i(2x−1)y (2) f(z) =ey(cosx+i sinx)

(3) f(z) =z−z¯ (4) f(z) =z+ 1/z

20131210(小高正嗣)

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