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令和 3 年度(2021年度)大学院化学コース カリキュラム
アンケート調査結果報告書
令和 4 年4月
奈良女子大学大学院人間文化研究科化学生物環境学専攻化学コース
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令和 3 年度(2021年度)大学院化学コースカリキュラム アンケート(博士前期課程1年対象)の集計結果と解析
令和3年度大学院化学コースカリキュラムの自己点検評価のためのアンケートは、令和3年度該 当の化学コース専門教育科目について、3~4頁に示すような様式で博士前期課程1年に対して実 施した。アンケートの実施は、2022年度前期のガイダンス時に時間をとって行った。
令和3年度大学院化学コース1年の学生数とアンケートの回答数、回収率を表1に示す。また、
(2)~(8)の回答の集計結果を5~6頁に、(8)~(12)の自由記述に対する回答を7頁に 示す。またこれらを受けた総括を8頁に示す。
表1.博士前期課程1年の学生数とアンケートの回答数、回収率
学年 学生数 回答数 回収率
1年 20 20 100 %
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博士前期課程化学生物環境学専攻化学コースカリキュラムの自己点検評 価のためのアンケート 化学コース自己点検係 (記入所要時間 約15分)
このアンケートは毎年実施され、結果は統計データとして集積されて化学コースのカリキュラムの実態を把握し てカリキュラムを改善するために使われます。アンケートの結果はこの目的以外に使われることはありません(み なさんの成績の評価に影響することもありません)ので、無記名で正直に答えて下さい。
各設問に対して、該当する番号に〇をつけてください。また,自由記述を指示しているところは用紙の指定された 空欄に文章を記入してください。アンケート記入後は直ちにアンケート用紙を配布した教員に渡して下さい。
【学習効果についての質問】
(1)あなたは全体として化学生物環境学専攻化学コースの教科内容を自分で消化できていると思いますか?
1.ほとんど消化できている。 2.どちらかといえば消化できている。
3.どちらかといえば消化できていない。 4.ほとんど消化できていない。
(2) これら化学コース科目のために、1日に平均で計何時間、自習していますか?時間数を括弧に 記入して下さい。 ( )時間
(3)(2)の自習時間数は内容の習得のために十分だと思いますか?
1.完全に十分 2.やや十分 3.やや不十分 4.全く不十分
【進路についての質問】
(4)あなたは将来、化学に関連した職業に就きたい希望が今ありますか?
1.希望している。 2.希望していない。 3.わからない。
(5)あなたは、大学院で修士課程を修了してさらに大学院博士後期課程(博士課程)への進学を 希望していますか?
1.希望している。 2.希望していない。 3.わからない。
【カリキュラムについての質問】
(6)博士前期課程化学コース専門科目のカリキュラム(教育課程)は、あなたが化学を勉強する上で適切ですか?ま た、どういう点が適切であったり、適切でないのか、下の空欄に具体的に書いてください。
1.適切。 2.どちらかといえば適切。
3.どちらかといえば適切でない。 4.ほとんど適切でない。
【自由記述の質問】
(7)あなたが授業終了後自習するにあたって、大学のシステムや設備、環境等の問題がその障害になっていると思う ことがありますか?もしあれば具体的に書いて下さい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~<裏面に続く>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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(8) 2021年度に受講した博士前期課程化学コース科目の中で、最も自分にとって評価できる授業科目を挙げ(複
数可)、どういう点がよかったかを書いてください。
(9)2021年度に受講した博士前期課程化学コース科目の中で、もし特に問題を感じる点のあった科目があれば、
その科目を挙げ、どういう点が問題であったか具体的に書いてください。
(10)化学コース科目カリキュラム・化学コースでの教育のやり方に対して改善してほしい点、その他、考え・
意見を自由に書いて下さい。
科目名・担当教員:
評価できる点:
科目名・担当教員:
問題点:
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【学習効果についての質問】
(1)あなたは全体として化学生物環境学専攻化学コースの教科内容を自分で消化できていると思います か?
1.ほとんど消化できている 2.どちらかといえば消化できている 3.どちらかといえば消化できていない 4.ほとんど消化できていない
学年
1 2 3 4
1年 3 (15%) 15 (75%) 2 (10%) 0 (0%) 人(%)
(2)これら化学コース科目のために、1日に平均で計何時間、自習していますか?時間数を記入して下さ い。
学年
0 0.5 1 2 3 4 5 6 7 8
1年 0(0%) 3(20%) 4(27%) 2(13%) 0(0%) 1(7%) 0(0%) 0(0%) 0(0%) 5(33%) 人(%)
(3)(2)の自習時間数は内容の習得のために十分だと思いますか?
1.完全に十分 2.やや十分 3.やや不十分 4.まったく不十分
学年
1 2 3 4
1年 1 (6%) 11 (61%) 6 (33%) 0 (0%) 人(%)
【進路についての質問】
(4)あなたは将来、化学に関連した職業に就きたい希望が今ありますか?
1.希望している 2.希望していない 3.わからない
学年
1 2 3
1年 15 (75%) 4 (20%) 1 (5%) 人(%)
(5)あなたは、大学院で修士課程を修了してさらに大学院博士後期課程(博士課程)への進学を希望して いますか?
1.希望している 2.希望していない 3.わからない
学年
1 2 3
1年 0 (0%) 19 (95%) 1 (5%) 人(%)
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【カリキュラムについての質問】
(6)博士前期課程化学コース科目のカリキュラム(教育課程)は、あなたが化学を勉強する上で適切です か?また、どういう点が適切であったり、適切でないのか、下の空欄に具体的に書いて下さい。
1.適切 2.どちらかといえば適切 3.どちらかといえば適切でない 4.ほとんど適切でない
学年
1 2 3 4
1年 7 (35%) 13 (65%) 0 (0%) 0 (0%) 人(%)
7 自由記述の回答結果
(6)博士前期課程化学コース科目のカリキュラム(教育課程)は、あなたが化学を勉強する上で適切です か?また、どういう点が適切であったり、適切でないのか、下の空欄に具体的に書いて下さい。
「1.適切」または「2.どちらかといえば適切」という意見
・ 研究室セミナーや報告会は就職後も役立つと感じる。
・ 基礎から応用まで幅広く学べること。
・ 講義が少なく、研究に集中できる環境であったため。
・ 研究が充分できて良いです。
「3.どちらかといえば適切でない」という意見
・ 特になし。
その他の意見
・ 修士課程の授業は研究との両立のためオンデマンドを増やして頂きたいです。
(7)あなたが授業終了後自習するにあたって、大学のシステムや設備、環境等の問題がその障害になって いると思うことがありますか? もしあれば具体的に書いて下さい。
○Wi-Fi の環境について(8 名)
・ Wi-Fi が繋がりにくい所が多くある。
・ Wi-Fi が遅すぎる。
・ B1208 Wi-Fi 繋がらない
・ B1208 Wi-Fi
・ Wi−Fi の環境
・ Wi-Fi が遅い。
・ Wi-Fi の narajo-ap が毎回接続認証が必要でめんどうです
・ Wi-Fi がつかいにくい
○閉鎖中の門について(3 名)
・ コロナ禍による入校制限で南門が使えず大変です、特に夜間等も使えるようにしてほしい。
・ 正門しか開かない
・ 正門からしか入れない、もう他の門も開けてほしい。
○図書館の開館時間について(2 名)
・ 学術情報センターの開館時間が短い、他大学では 24 時間開いているところもあるので参考にしてほしい。
・ 図書館の開館時間が短いと思います。
○成績照会について(2名)
・ 成績が常に見られない。
・ 成績をいつでも見れるようにしてほしい。
○その他
・ B 棟が光が差し込まず暗い、一日いると暗い気持ちになる。
・ 研究との両立のためにオンデマンド授業を増やしてほしい。
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(8)2021 年度に受講した化学コース科目の中で、最も自分にとって評価できる授業科目を挙げ(複数 可)、どういう点がよかったかを書いて下さい。
○光機能化学(1 名)
・内容が面白かった。
○ソフトマター(2 名)
・ 生活に近い内容で分かりやすかった。
・ スライドが分かりやすかった。
〇有機金属化学II(1 名)
・ 板書がていねいで分かりやすい。
○分子集合体化学(1 名)
・授業が分かりやすく、内容も面白かった。
○触媒機能科学(4 名)
・ 学部終了時点の知識量から研究活動を行うことができるレベルまで無理なく移行できる。
・ 研究に活かすことができる
・ スライドがわかりやすい
・ 分かりやすく触媒について学べた(価数や機構など)
〇生物環境化学 (1 名)
・授業内容がしっかりしており、なおかつ毎回課題がしっかりあり大変ではあったが身になったと思うから。
(9)2021 年度に受講した化学コース科目の中で、もし特に問題を感じる点のあった科目があれば、その 科目を挙げ、どういう点が問題であったか具体的に書いて下さい。
・ 特になし。
(10)化学コース科目カリキュラム・化学コースでの教育のやり方に対して改善してほしい点、その他、
考え・意見を自由に書いて下さい。
・ オンラインの対応が他コースに比べて低く感じる。
・ オンデマンド授業の方が研究との両立が行いやすい。
・ 指導方法について見直していただきたい。
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大学院化学コースカリキュラムアンケートの総括
大学院人間文化研究科化学生物環境学化学コース(旧:化学専攻)の授業アンケート、カリキュ ラムアンケートは平成24年度から実施されている。カリキュラムアンケートにおいて、「化学コ ースのカリキュラムは適切ですか?」の問には、全員の学生が「適切」または「どちらかといえば 適切」と回答しており(6頁)、「基礎から応用まで幅広く学べること。」、「研究室セミナーや報告会 は就職後も役立つと感じる。」(7頁)といった肯定的な意見があった。化学コースでは、平成30 年4月の大学院改組に伴い、化学生物環境学専攻化学コースとなり、カリキュラムに大きな改革を 行ったため、授業科目の受講の幅が広がったためであると考えられる。また,学部教育の復習とな る教養系の物理化学概論,無機化学概論,有機化学概論が開設されたことも要因として挙げられる。
大学内の環境に関する要望として,自主学習スペースの要望や遠隔授業の受講に Wi-Fi 環境の改善 などのコメントが見られた。Wi-Fi については現在、理学部から学術情報センターへ増設の作業の 依頼が出され改善に中である。自由記述では、コロナウイルス影響下で封鎖された門が未だ利用で きない点への不満が見られた。
なお、令和3年度のカリキュラムアンケートは、博士前期課程1年のみ実施のため、2年間の課 程を修了した大学院生の声は反映されていない。