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Academic year: 2024

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活動報告

Smile Hospital Projectに参加しませんか

宝田祐樹 本村直紀 宮田依里 西原優二 田中俊夫 白沢由美子 仙崎英人

大阪府済生会中津病院 Smile Hospital Projectコアメンバー

平成

27

9

月に患者さんおよび職員関係者(ステ クホルダ) が幸せになる病院を目指し, 職員誰もが 参加でき活動できる場を創る「Smile Hospital Project」

(略称: SHP)を立ち上げました。

平成

27

年度の重点推進課題として川嶋院長より病院 の収益に直接関係する「紹介患者さんを含む外来・入 院患者数の増」, 組織活性化と戦員成長と定着に関係 する呵餓員・部署間のコミュ ション推進」,「み んなが幸せになる病院」という目標が掲げられました。

その中で, 患者さんも巻き込んだ「みんなが幸せにな る病院」を実現化すべく, 人材開発係で検討を重ねて いました。

そんな中, 接遇に関するISO報告書が提出されまし た。 内容は「平成26年度の苦t青クレムの内40%が接 遇の問題であり, 接遇対策をしていればこのような数 値にならなかった。 また担当する部署も不明で対策が なされていない。 早急に接遇委員会の再開が不可欠。」

というものでした。

この内容を見て,「よし接遇委員会の再開と接遇研 修を検討しよう!」とは, ー切思いませんでした。

まず, 接遇委員会があった当時の苦清クレム内で の接遇関係での割合が不明であり, 接遇委員会が消失 したために苦情クレムが増えたのかが判断できませ ん。 また, もし再開したとしても, 自主的に集まった 委員会メンバとはなかなかなりえず, 対策や研修の 実施をしても有意義な効果はでず,「みんなが幸せに なる病院Jに繋がらないのではないかと考えられたか らです。

そこで,「みんなが幸せになるために, いかに有意 義に職員の皆さんにモチベション高く, 行動しても らうか?」を検討しました。 この「行動」というのは,

患者さんはもちろんの事, 地域の方々, 職員や当院に 関わる業者等のすべてステクホルダに対して中津 受付け:平成28年1月29日

医療福祉センタの職員としての「行動」です。

結果,「職員目らが気づき, 行動できる環境」が必 要ではないかと思い, またこれで組織が活性化するは ずであると考え, そのような環境を戦員が作り, それ を実行できる場としてSHPの設置を提案しました。

SHPコアメンバーの設置

様々な視点で, 組織横断的に実施できるプロジェク トとしたかった為に, 当プロジェクトの目標に情熱を 持ち検討・実施・実現に協力できるコアメンバを最 初に選定しました。 ます, 活動目標を明確にしかつ共 有できるようにするため, コアメンバとして7名

(仙崎副院長, 白沢看護副部長本村さん(リハビリ テ ション技術部), 西原副長(総務課), 宮田さん

(医事入院診療課), 田 中さん(人事課),宝田(人事課))

を選出し, 事務局を人事課人材開発係としました。

運用は, まずコアメンバで活動の企画検討を行い,

ISO事務局を経て院内の品質保証会議にて承認後に実 行するという流れとしました。 当プロジェクト内で実 施する活動の参加メンバは, モチベ ション高く実 施し, 効果的な活動とするため, この活動に共感でき る戦員の自主的な手上げ方式とし, 各部署上司からの 指示による強制参加は認めない事としました。

あいさつ活動のはじまり

活動を開始する際には, 受診案内を統括されている 外来の古川師長, 総合受付付近で活動をしていただい ているボランティアの皆さんをコディネトしてい る松尾ボランティアコディネにアドバイスを いただき, 活動内容の検討.調整を行いました。

その結果, 最初の活動として

2015

10

月より毎朝

9

時から

10

時までの

1

時間北棟の

2

箇所の玄関付近で

「あいさつ活動」を開始しました。 患者(利用者) さ ん, 関係者および戦員同士のコミュション活性 化と, あいさつをする事で患者(利用者) さんとの距

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済生会中津年報 26巻 2号 2 0 1 5

離を縮め, スムズに目的の場所へご案内出来るよう に対応.誘導をし, 患者(利用者)さんのストレスを 少しでも軽減できるようにする事を目標としました。

更に, 初めて活動する方でもすぐ活動できるように,

基本姿勢とよく聞かれる事項をまとめた「あいさつ活 動ガイド」というものを作成しました。 あえて「マニュ

アル」とせず, 人との対応は状況によって変わり, 臨 機応変に対応をしていただくために「ガイド」としま した。

基本姿勢

・臨機応変な挨拶をしましょう!(相手の表情・

状態くみとった挨拶)

•利用者, 患者さん, 朧員等関係なく, 皆さんに 平等に挨拶をしましょう!

・活動者同士および職員の立ち話(世問話)は避 けましょう!

・活動時以外でも挨拶を積極的に!

そして, 日々の活動後には当日の活動メンバで10 分程度振り返りを行い, 感想や困った事, 改善すべき 点等を活動記録として残し, メンバ間の認識の共有 を図ることとしました。

あいさつ活動の状況

日々4名のメンバで, 北棟正面玄関に2名とロ タリ側2名に分かれ,「あいさつ活動中」という腕 章を着用し実施しています。 活動時間は基本的に9時 から10時までの 1時間としていますが, 業務の都合で 30分の活動でも歓迎して実施していただいております。

北棟正面玄関での活動は,「おはようございます」

の声掛けや, 初めて来院された方の初診受付への案内,

面会者の方の面会受付場所への案内が主となっていま す。

北棟ロタリ側では, タクシや自家用車で来院 される方への対応で,「おはようございます」の声掛 けはもちろんのこと, ご高齢の方や小さなお子様連れ の方が多く, 乗降介助や荷物を下ろす事も行っていま す。 平日の活動時間内にタクシは, 約20台か来院さ れます。 タクシや自家用車が到着次第, すぐさま車 に近より, 声かけと迅速な介助を行う事で, 降車に時 間がかかることによるロ タリ内での車の混雑も活 動当初より緩和されてきました。

タリ側では, 入院される方が大きな荷物を持っ て来院されることも有り, 荷物を持って入院受付まで

同行したりもしています。 そのため, 荷物運搬のため のワゴン導入並びに運用方法を検討中です。

患者(利用者)さんは活動当初はビックリされてい ましたが, 現在では「ありがとう!」や「本当に助か ります!」など好評を得ているようです。 活動中は利 用者の方からねぎらいのお言葉はもちろんですが, ク レムもお聞きする事があります。 普段直接患者さん と関わっていない眠員もこの様な言葉を直接聞お聞き する事により, 患者さんがどのように思われているの か等を気づける場にもなっています。

北棟玄関付近での活動風景

北棟ロタリ側玄関付近での活動風景

到着した車への声かけ・介助風景

232-

(3)

Smile Hospital Project

車椅子操作方法・介助の講習会の実施

自家用車やタクシで来院される方々には, 車椅子 が必要な方が多くみられ, 車椅子への移乗を介助する こともしばしば有ります。 そのため, あいさつ活動を 行っている時にメンバより「車椅子の操作方法が分 からない」や「介助に不安がある」等の感想がでてき ました。

そこでコアメンバ人の本村さん(理学療法士)

に相談したところ, 車椅子の操作および介助の講習会 の実施の提案をいただき, 他のリハビリテション技 術部スタッフにも協力をいただいて二日間に分けて講 習会を実施しました。

二日間合わせて30名の活動メンバが, 講習会に自 主的に参加しました。 講習内容は, 基本的な車椅子の 仕組みや操作方法をスライドを用いての講義を受け,

その後ペアとなって人が車椅子の乗車, もう人が 車椅子を操作することを実機を用いて行いました。 結 果, 車いすに乗る人の気持ちが理解でき, 車椅子の操 作法や車椅子自体に対する理解を深めることができま した。 また, 同時に受講者とリハビリテション技術 部スタッフが関わった事によって, お互いの業務につ いて少しではありますが, 理解や気づきの場にもなっ ていました。

あいさつ活動から改善に

日々の活動後の振り返りや, 記録, 活動メンバーの 声が改善に繋がった事例があります。

北棟玄関付近の掲示物です。 当初は, 玄関の扉に複数 の掲示物がバラバラに掲示されていました。 この点に ついて, 活動メンバーの多数の方から改善要望の声が あがりました。 そのことを察知した総務課のコアメン バが迅速に対応し, 掲示物を箇所に整理し, 病院 が患者(利用者)さんにお伝えしたいことをまとめる

北棟玄関付近での講習風景①

事ができました。

箇所にまとめて掲示することで, 患者(利用者)

さんも立ち止まって確認されている方が増えてきまし たし, 見栄えも良くなったと思います。

あいさつ活動の今後

今後も無期限に実施する予定ですが, 活動時間や活 動内容を広めていこうと思っております。 活動者は現 在約50名ですが, 目標は職員の1割の方が活動に1回 でも参加していただ<事です。 やはり1回でも活動し ていただくと, 普段と違った目線となり, 気づくもの がつでもでてくると思います。

また, ロタリの混雑や戦員のモラル, 院内の接 遇, 北棟1階の2か所の出入口付近の案内や介助の必要 性等あいさづ活動から見えてきた課題もあります。

患者さんや関係者の方々は私たち戦員の振る舞いを 見ておられます。

このような課題に峨員人が気づき, 意識し自 発的に行動することによって, 様々な活動の重要性の 理解や各種研修を受講する意識が変わってくると思い ます。 それは「病院が変わる」「病院を変える」きっ かけになると思います。「みんなが幸せになる病院」

になるためにも, この「あいさつ活動」は継続して実 施していきます。 職員の皆さんのご参加をメンバー一 同お待ちしております!どうしても業務の都合であい さつ活動に参加できない方もいらっしゃると思います が, 普段から患者さん, 職員, 業者の方等関係する全 ての皆さんに「あいさつ」を心がけて頂くことで環境 がちょっとでも良い方向に変わると思いますので, 是 非積極的にあいさつをしましょう!

Smile Hospital Projectの今後

当プロジェクトは始まったばかりであり, 現在継続 中のあいさつ活動, 済生会学会総会掲示用のモザイク

北棟玄関付近での講習風景②

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済生会中津年報 26巻 2号 2 0 1 5

ト作成とプロジェクト活動の数はまだ少ないです が, 活動を通して, SHPの職員認知も広がりつつあ ります。

トップダウンで活動するのではなく, 職員自ら考え,

目発的に集まり, 組織横断的な活動を活発に実施する ことによって, 職員の意識改革か起こり, 職場環境が 活性化し, よりよい医療福祉の提供, 地域への貢献に 繋がるのではないかと考えています。

峨員の皆様今後とも当プロジェクトに積極的に加 わっていただき,「みんなが幸せになる病院」を緒 に創りましょう!また「こんな活動は始めれば良いと 思う!」という新たな活動提案も大歓迎です。

最後に当プロジェクトを実施するにあたり, コアメ ンバの皆さん, 各活動にご参加いただいているメン バの皆さん, 関係者の皆様にこの場をお借りし感謝 申しあげますとともに,今後の活動にもご協力をいた だきますよう宜しくお願い申しあげます。

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Referensi

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