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スロッシングとタンク強度の検討

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Academic year: 2024

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総合研究所・都市減災研究センター(UDM)研究報告書(平成26年度)

テーマ2 小課題 2.2-1

* 工学院大学工学部機械工学科 ,** 工学院大学工学部機械システム工学科

o B

スロッシングとタンク強度の検討

小久保邦雄 後藤 芳樹 小林 光男** 一之瀬和夫**

Keywords; sloshing, tank, strength, plate ,stiffener 1.緒 言

貯水タンクの地震時の信頼性はきわめて重要な課題 である。高層ビルのスプリンクラーなどの貯水タンク は火災発生時の初期消火に必須である。また災害後の 飲み水の一時的な確保にも利用できる。

貯水タンクにはその大きさや形状も種々のものが用 いられ、大型の直方体や円筒形のものなどがある。直 方体のタンクでは側面の平板部が内圧の変動により曲 げ変形を受けて接続部で漏水するものも見られる。ま た天井板の破壊によりタンク形状を保つことができな くなり全体が破壊するモードも観察される。背の高い ものでは転倒モーメントにより基礎の破壊が見られる。

本研究ではタンクの内部流体の運動や内圧の変動を 明らかにするため振動台によるモデルタンクの加振実 験を行い、種々の破壊モードに対するデータを得る。

さらに実機のタンクの負荷を評価するため相似則を明 らかにしてタンクの実働荷重とタンクの板や補強材の 設計法について検討し、信頼性を確認する。

2. 線形スロッシングの固有周期

幅 2a,液位 h の2次元矩形容器の地震動の水平揺れ による内部の流体(非粘性非圧

縮性)の微小波高のスロッ シングを考えるため固有 周期を考えてみよう。

この問題では速度ポテンシャル )

; , (y zt

 を用いてつぎの連続の式 図 1 二次元タンク

を解く。水面

y  0

、底面

y   h

でつぎの境界条件

2 0

2

 

 

g y t

 , 0

y

 (2)

を満足し、また、側面

y   B

given t

D

y



 2 (3)

を満足するようにφを求める。ここで、

D

2

( t )

は水平

方 向 変 位 で であるとする。

ここで

とおき、 を求めると、左右反対称モードとして

が求められる。ここで、

であり、共振は式(4)の分母が0、すなわち

のときに生じ、これが固有振動数である。n=1 とすると 図 1 に示す 1 次モードが生じる。また、固有振動数は 幾何学的に相似な形状であれば tanh の中の引数が変化 しないため大きさ B の-1/2 乗に比例することがわかる。

3. スロッシング圧力の相似則

モデルタンクの加振実験から実機タンクに生じる 流体の圧力を評価するためには相似則が必要である。

相似則は基礎式の無次元表示により得られるので、

流体の基本となる二次元Eulerの式(Navier-Stokes 方程式で粘性項を省略)の無次表示式を考える。水 平方向 x、垂直方向 y 座標をとり、スロッシングを支 配する y 方向の運動量の式は

𝜕𝑣

𝜕𝑡 + 𝑢𝜕𝑣

𝜕𝑥+ 𝑣𝜕𝑣

𝜕𝑦= −1 𝜌

𝜕𝑝𝑟

𝜕𝑥 − 𝑔 (6) となる。gは重力加速度で、流体のx,y方向の速度を

u,v、圧力をprとする。代表長さLを用いて流速u,

座標xなどを無次化し、無次元量にを付けて x=xL,y =yL,u=uL , v =vL

とする。また時間tと圧力prについても

t = tu/L, p*rpr/

u2

と無次元化する。このとき(6 )式は次式となる。

∂v ∂t+ u∗ ∂v∂x+ v∗ ∂v∂y= −∂pr∂ygL u2 (7) この(7 )式よりフルード数(Fn)2= u2/gL が等しく、

h -B

x y

) 2 (

) 1 2 cosh( 2

) 1 2 sin( )) 2 /(

) 1 2 cosh((

) (

) 1 2 /(

) 2 ( 4 ) 1 (

1 2 2

2 2 2 1

\

h B y x n

B n B h n

n x n B

n n

t D

y x y

t x t D

y

x    

 ( , ; )

2

( , )  ( , )

2

cos

 

B h n B

n

n 2

) 1 2 tanh( 2

) 1 2

2 (  

 

) 0 (hy

t D

t

D

2

( ) 

2

sin 

2 0

2 2 2

 



y x

(4)

(1)

(5)

n

 

(2)

かつ幾何学的相似形状では力学的相似則が成り立つ ことがわかる。タンク内の流体のスロッシング現象 はこのフルードの相似則に従う。

ここでモデルと実機の各種の量を表1のように定 義して相似則を考える。フルード数u2/gL=一定とし て動圧prをpr/ρu2で無次元化し、重力加速度gはモ デルと実機で変わらないので

(𝑎𝜔) 𝑔𝑑

2=(𝐴Ω)𝑔𝐷2, Ω = ω√𝐷𝑑𝑎𝐴22 , T = t/√𝐷𝑑𝑎𝐴22

となる。振動振幅も模型と実機で相似になるようにと ってあるとすると,

   d / D

であるから

T = t√𝐷𝑑 (8)

となり、周期は大きさの1/2乗に比例することがわかる。

また圧力については無次元表示の関係が満たされてい るので

) (

)

( 2 2

A P

P a

pr r

となるから、モデルと実機で液体の密度が同じとき ρ=Pであるから

 

 

d p D

Pr r (9)

となる。すなわち動圧は形状の大きさに比例すること がわかる。これによってモデルタンクの動圧測定結果 から実機タンクの動圧を推定できるようになった。

フルードの相似則では u2/gL=一定であるから、振動 数の次元で書くと

2

D  

2

d

である。式(5)から相 似形状であれば固有振動数は n

B 

2 一定をみたす。

表1 モデルと実機

<項目> <モデル> <実機>

タンクの径 d D 振 動 振 幅 a A 円 振 動 数 ω Ω 周 期 t T 速 度 振 幅 aω AΩ 圧 力 pr Pr 密 度 ρ P 3. 地震波の加速度応答スペクトル

タンク内流体の地震応答は地震波のスペクトルによ って大きく異なる。また、タンクが設置されている場 所が建物内であれば建物の応答をタンクの入力加速度

とする必要がある。このような入力波の相違による応 答は入力波の加速度応答スペクトルで表される。小型 模型タンクの実験では振動台が 1 次元振動台のため、

兵庫県南部沖地震波の東西波を用いた。この地震動の 加速度応答スペクトルを図2に示す。

実験ではスイープ試験により流体のスロッシング周 期(振動数)を求め、その振動数が図2の1.08に相当す るように兵庫県南部沖地震東西波の時間軸を決めた。

加速度の大きさは振動台の制限より実際の地震波の約 20%まで入力する。

実際のタンクへの入力波が建物の揺れである場合に は ス ロ ッ シ

ン グ の 固 有 振 動 数 を 求 め た あ と 入 力 波 の 加 速 度 応 答 ス ペ ク ト ル を 考 慮 し て 応 答 を換算する。

実 験 デ ー タ

から実機の応答を求めるには大きさから決まる相似形 の係数とこの応答の変化による係数をかければよい。

4.タンク内流体のスロッシングの測定

タンク内流体のスロッシング挙動の測定では側板 と前面をアクリル板で製作し、幅 300~800mm、高さ

1000~1200mmで奥行き300mmの二次元タンクを用

い、内部の水位を400~600mmにして振動台で加振し た。スイープ試験により流体のスロッシング固有周期 を求め、それを考慮して兵庫県南部沖地震東西波の時 間軸を決めて入力する。水面の揺動は水に微量の白色 水性塗料を加えレーザ変位計により測定する。圧力測 定には共和製のPS 050kの圧力センサを用いた。

天井の圧力の測定点は水面から50~100mm、タンク の左端から100~300mmとする。側板の圧力の測定で は静水圧の状態をゼロとしてスロッシングによる圧力 変動を測定したもので、測定位置はタンク底から 200

~600mmである。

水位600mm 加速度10%のときタンク側面の圧力変

動の測定例を図 3 に示す。タンクに静水圧が加わって いる状態を 0 として変動分を測定したものであり、地 震波の加速度成分の性質から±の圧力振幅は異なり、

それぞれ0.53kPaと-0.40kPaである。一方、天井板の 水面から50mmのとき、タンクの左端から100mmで

図2加速度応答スペクトル

(3)

発生する最大圧力は加速度が 17.5%のときに 1.95kPa であった(図4)。しかし天井板に発生する圧力は水面か ら離れると、また側壁から離れると急激に減少する。

側面の水圧力変動の最大値を加速度が 17.5%のときに 換算すると0.93kPaであるから、タンク内の水位によ っては天井に発生する圧力の方が大きくなり、タンク の設計では天井のパネルの方に注意が必要である。

図3 タンク側面の圧力変動の測定 (幅600mm 水位600mm 加速度10%)

図4 天井板に発生する圧力

(幅600mm 水位600mm 加速度17.5%)

4. 実機の応力評価

円筒タンクなど曲面が利用されるものもあるが、直 方体貯水タンクでは板構造が利用される。板構造の特 徴は面内力、面内せん断に対して非常に大きな剛性を 有するが、曲げ剛性が小さいことである。圧力を受け る板は曲げを受けるため通常補強材によって補強され る。図 5 に示す(h2500,B1000)板構造のタ ンクを考え、帯状の水平補強材(折曲げ部)により補強さ れたタンクの応力の計算法を検討する。

4.1タンクの板部分の応力

板曲げ理論ではキルヒホッフの仮定を用いて圧力 p が加わるときたわみwを用いて力のつり合いを表し、

たわみwが求められると応力も計算できる。矩形板や 円板に関しては種々の境界条件のもとで圧力が加わる

と き の た わ み と 応

力が計算できる。

この結果は図 5 に示すように実際の設計に使いやす いチャートにまとめられており、図 6 から矩形板(b/a) について周辺単純支持、固定の条件を決め、係数を読 み取ることによりたわみと応力の最大値を求めること ができる。

補強材間隔500mmとしてタンク側板の曲げ応力を 算出する。静水圧は底部で0.25気圧(0.025MPa)であり、

補強材間隔500mmとして周辺固定の板として最大曲 げ応力を算出するとσ=98.7MPaとなる。加振時加わ る動圧はp= 0.53kPa(測定値)×3.0(相似比)×10.0(加速 度比)=0.016MPa となり、静水圧の64%である。板の 曲げ応力は63.2MPa増加する。

天井部分では単純な板では応力が高くなることが予 想されるので折り曲げを有する構造が利用される。こ の折り曲げ部分は補強材の役目をし、平板部分に関し 拡大

時間

板厚2.4

板厚4.5

板の折曲げ部

圧力kPa

0 0.2 0.4 0.6

-0.2 -0.4 -0.6

20 4 60

0 0 0

0.53[kPa]

-0.40kPa a

H形鋼基礎部と アンカーボルト

天井板 (コルゲート板)

高さh ボルト

板厚3.2

6 板のたわみと応力のチャート

図5 タンク形状 長さ

パッキン B

s=75 t=7.7

0

(4)

0 . 1 / 

B

ては図 5 から応力を求めることができるが、平板の面 積が減少するため応力は低下する。曲面構造によって も応力の低減を図ることもできるが、曲面構造はで面 内せん断剛性が低下するので側板に対する支持効果が 失われるので注意が必要である。

4.2 補強材の曲げ応力

薄板では曲げ剛性が小さいので、タンクに加わる圧 力全体を板構造のみで支持することは効率が悪い。し かし板は面内剛性またはせん断剛性が大きいので、タ ンクの両側板や天井板を有効に利用し、補強材を配置 する。天板部分にはメンテナンス用の開口部もあり、

また側板との接合法によっては必ずしもせん断剛性が 期待できない。図5に示す薄板構造の組み合わせでは 薄板の折り曲げ部分で接合しこの部分が水平補強材の 役目をしており、板部分に加わる圧力は最終的にはこ の補強材が支えている。

図7の水平補強部材で1スパン分の圧力p’を支持す る場合には部材①②③④のモデルで②③、④①で動圧 が変化する考え、3モーメントの定理を適用し、角部

①②③④の曲げモーメントをM1、M2、M3、M4、を算出 する。断面二次モーメンIは一定とする。

①②③、②③④、③④①について3モーメントの定 理を適用すると次式が得られる。

この構造では①②③④での対称性からM1=M4、 M2= M3であるから、 とすると

と求められ、部材②③の中央の曲げモーメントM23

となり、②③で単純支持されたはりの中央でのモーメ

ン ト と 比 較 す る と そ れ よ り 小 さ く な っ て い る 。 として水平補強材のスパンを500mm

としp’を求めM23を計算する。図5の折り曲げ部の寸

法を用いて曲げ応力を求めるとσ=75.8MPaとなる。

ここで考えた背の高い のタンクの補強 方法としては垂直に補強材を用いて動圧を支持する方 法よりも側板のせん断剛性を利用して水平方向の補強 材を多く使う方法(図5)が有効である。

4.3 補強材の横倒れ座屈

図5に示すように薄板のタンクでは、圧力に対する補 強は板の接合部が折り曲げられていることにより周囲

が帯板で水平 方向に補強さ れていること になる。この ような帯板が 曲げを受ける と曲げモーメントが大きくなると横倒れ座屈が生じる ことが知られている。

座屈による大変形が生じると漏れが発生する。図9に 示すH形鋼のはりの両端に曲げモーメントが加わる

とき横倒れ座屈が生じる曲げモーメントは次式で与 えられる。

ここで Γははりの曲げねじり剛性、Cはねじり剛性で ある。帯板ではフランジ部がないので、曲げねじり剛 性は生じないのでΓ=0とおいて、ねじり剛性C=Gst3/3 とおいて計算するとMcr=2.22kNmとなり、動圧時に 発生するモーメントM=0.587kNm より大きく、横倒 れ座屈は発生しないことがわかる。

4.4 基礎ボルトの強度

基礎ボルトは強度の高い高力ボルトが用いられる。

高力ボルトの許容応力は表 2 に示すような値が用いら れる。M16(F8T)のボルトの設計張力は85.2kNであり、

この張力のとき、摩擦係数を0.4と考えると34kNのせ ん断力に耐える。タンクの水の重量は 25kN であり、

タンク全体の転倒モーメントを考慮しても十分な強度 を有する。

表2 高力ボルトの許容応力

材料 基 準 張 力 許容応力度 破断強度

4 ) '

( 2

3 3

2 1

 

 p

M M

B

BM     

) 10 ( ...

4 ) '

( 2

3 1

4 3

 

 p

M M

B

BM    

4 ) '

( 2

3 4

3 2

 

 p

BM M

B

M     

) 11 )....(

3 ( 4

2

/

1

2

  M   p     M

① い ち ち ち ち ち ち ち ち

p’

) , ( h  B 

) 12 )...(

3 ( 8 / ) 1

(

2

23

   p    

M

 /

 B

B

④M4

②M2

①M1

M1

③M3

) ) / ( ( )

( 2 2 C

EI

Mcry     

フランジ ウェブ B

変形図

8 H形鋼の横倒れ座屈

7 タンクの水平補強材

(5)

高力ボルト (N/mm2) 引張り せん断 F8T 400 250 120 800 5. まとめ

実測データをもとに相似則にしたがって実機の大き さのタンクの応力評価式を導き、信頼性を確認した。

補強材の倒れ座屈、ボルトの強度についても検討した。

また、地震波が異なるときについてはスロッシング周 期をもとに地震波の一自由度系の応答計算をもとに応 答の補正を行うことができる。

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