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包括利益の価値関連性研究 - Kyoto U

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(1)

包括利益の価値関連性研究

経済学研究科 M1

佐久間 隆大

財務会計論

A 6

4

日報告
(2)

包括利益と純利益の調整

―IFRS におけるリサイクリングの意味と意義 ― 秋 葉 賢 一

早稲田商学第

434

2 0 1 3

1

包括利益に関する

Review

(3)

• 財務報告の目的:

投資家の将来キャッシュフローの予測(および企業価値評価)に役立 つ情報の提供

以下の会計モデルが考えられる

①「会計利益モデル」:恒久的な利益 (permanent earnings) に基 づき、株主価値の算定を前提

②「純資産価値モデル」:企業すべての有形無形の資産を財務

諸表に反映し、純資産の額を株主価値とし

て示すことを前提

(4)

利益のようなフ ロー情報

企業

将来

CF

の予測

投資家

企業価値を推計

投資家

予測

/

改訂 割引

(1)会計利益モデル

公正価値のよう なストック情報

• 企業

企業価値

• 投資家

利用

(2)純資産価値モデル

(5)

• IASB 概念フレームワーク OB7 項

財務報告は、企業価値それ自体を表現するものではなく、利用者が企業

価値を見積るために役立つ情報を提供するとしている

• IASB 概念フレームワーク QC6-QC9 項

利用者が将来の結果を予測することに役立つ情報や、利用者自らの過

去の評価を確認又は改訂することに役立つ情報が、関連性(

relevance

のある情報であるとしている

成果としての過去の利益情報によって、将来利益や キャッシュフローを見積り、企業価値につなげていく という一般的な考え方を示唆

純資産価値モデルのように企業価 値自体を提供するような考え方は 示されていない

(6)

 包括利益 (comprehensive income):

― 資本取引(所有者の立場としての当該所有者との取引

による資本の変動)以外の取引又は事象による一期間 における資本( equity )の変動 (IAS 第 1 号 7 項 )

一期間における資産・負債の測定をどのように行うかに 依存

 IASB

概念フレームワークでは、資産・負債の測定をど

のように行うか明確にはしていないため、包括利益の 定義が明確であるといっても形式的なもの

その意義や意味は示されていない

 純利益 (profit or loss)

― 当期純利益=収益-費用- OCI

=包括利益- OCI (IAS 第1号の定義 )

収益と費用は、資本取引以外の資産・負債の増 減、と定義

(IASB

概念フレームワーク

4.25

)

(7)

 その他の包括利益 (OCI):

― 他の IFRS が要求又は許容するところにより,純利益に

認識されない収益及び費用 (IAS 第1号7項 )

内訳項目 :

①再評価剰余金の変動

(IAS

16

号「有形固定資産」および

IAS

38

号「無形資産」

)

IAS

19

号「従業員給付」における確定給付制度の再測定

(

ただし、早期適用して いない場合には、改訂前

IAS

19

号の

93A

項にしたがって認識された確定給付制度 の数理計算上の差異

)

③在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる為替差額

(IAS

21

号「外国為替 レート変動の影響」

)

IFRS

9

号「金融商品」

5.7.5

項にしたがって、持分金融商品への投資をその他の 包括利益を通じて公正価値で測定された

(OCI

オプションを用いた

)

ことによる利得お よび損失

(

ただし、

IFRS

9

号を早期適用していない場合には、

IAS

39

号「金融商 品:認識および測定」による売却可能金融資産の再測定による利得および損失

)

⑤キャッシュフロー・ヘッジのヘッジ手段に係る利得および損失の有効部分

(IAS

39

)

IFRS

9

号「金融商品」

5.7.7

項にしたがって、損益を通じて公正価値での測定を指 定した

(

公正価値オプションを用いた

)

金融負債において、自己の信用リスクの変動 に起因する公正価値の変動分
(8)

リサイクリング

• 当期純利益と包括利益の算定において、資産・負債の増減 に伴う収益・費用の認識の時期(タイミング)が異なる場合に は、当期純利益と包括利益は異なることとなる。

→ 2 組の財務諸表で示す場合:当期純利益と株主資本との間 のク リーンサープラス関係を保ちつつ、包括利益と純資産との間のク リーンサープラス関係も保った2つの利益を提示

→ 1組の財務諸表で示す場合:当期又は過年度における2つ の利

益のズレの部分( OCI )をリサイクリングすることにより、クリーン サープラス関係を保った2つの利益を示すことができる

この場合、リサイクリングが必須
(9)

IFRS におけるリサイクリング

• 組替調整額( reclassification adjustment )

:当期又は過年度において OCI で認識され、当期純利益

に組み替えられた金額 (IAS 第1号7項 )

包括利益に含まれる項目が、

IFRS

に従って当期純利益に組み替え られるときに、その項目が包括利益に二重に含まれることを防ぐため に,

OCI

から控除

* IAS 第1号7項では、「組替調整」という用語を用いてい るが、これは「リサイクリング」と意味において類似

米国財務会計基準書(

SFAS

)第

130

号で使用され ている用語とのコンバージェンスを図るため
(10)

Assessing the value relevance of total comprehensive income under IFRS:

an emprical evidence from European stock exchanges

Alain Devalle and Riccardo Magarini

(Faculty of Economics and Business,

University of Turin)

(11)

論文の構成

1. Introduction

(はじめに)

2. Background and research questions

(研究の背景およびリサーチ・クエスチョン )

3. Date and methodology

(データおよび研究方法)

4. Results

(結果)

5. Conclusions

(結論)

(12)

0. Abstract

≪目的≫

・包括利益と純利益の価値関連性比較!

≪データ≫

・イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの上場企業 (2005-2007 年)

≪結論≫

・包括利益が純利益と比較して疑問の余地なく価値関連性を

高める結果とはならない

(13)

1. Introduction (はじめに)

• IFRS の適用、すなわち公正価値の適用

• IAS1 号 → 「資本において直接認識される損益( OCI;

その他の包括利益)」の開示義務

• 包括利益 = 純利益+ OCI

では ……

“ 「純利益」と「包括利益」では、どちらのほうが価値関

連性が高いのか ??”

(14)

2. Background and research question

• IAS1 号の規定する「 OCI 項目」

★再評価剰余金の変動

 確定給付制度の数理計算上の差異

 在外営業活動体の財務諸表の換算から生じる利得およ び損失

★売却可能金融資産の再測定による利得および損失

★キャッシュフロー・ヘッジのヘッジ手段にかかる利得および 損失の有効部分

★:公正価値測定と関係

(15)

2. Background and research question

( 関連研究 )

・Kanagaretnam et al.(2009)

-TCIの方がNIより価値関連性が高い(not IFRS in Canada)

・Ernstberger(2008)

-TCIの方がNIより価値関連性が高いとはいえない

-TCI(under IFRS)の方がTCI(under US GAAP)よりも価値関連性が高い

・Dastgir and Velashani(2008)

-TCIの方がNIより価値関連性が高いとはいえない (in テヘラン証券取引所)

・Cahan et al.(2000)

-TCIの方がNIより価値関連性が高い(in ニュージーランド)

・ Cheng et al.(1993)

-NIの方がTCIより価値関連性が高い

→研究の結果は整合的でない!
(16)

2. Background and research question

( リサーチ・クエスチョン )

• IFRS の下での包括利益情報は、投資家の意 思決定に重要か??

→ “価値関連性研究”

 Q1: IFRS の下での包括利益が純利益よりも価

値関連性が高いかどうかを評価

 Q2: 各構成要素ごとの価値関連性を評価

(17)

3.1 Data and sample

 分析期間

 2005-2007

 分析対象

 イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの主要イ ンデックスに属する企業 636 (うち、外れ値を除く )

 ソース

 Thomson analytic

(18)

3.2 Methodology(PRM)

 (𝑀1) 𝑀𝑉 𝑀𝑉

𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

= 𝛼 0 𝑀𝑉 1

𝑖 𝑡−1

+ 𝛽 1 𝑀𝑉 𝐵𝑉

𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

+ 𝛽 2 𝑀𝑉 𝑁𝐼

𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

+ 𝜀 𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖𝑡:決算日後3か月目の株価

𝐵𝑉

𝑖𝑡:資本簿価

𝑁𝐼

𝑖𝑡:企業

i

t

期における純利益

 𝑀2

𝑀𝑉𝑀𝑉𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

= 𝛼

0 𝑀𝑉1

𝑖 𝑡−1

+ 𝛽

1 𝑀𝑉𝐵𝑉𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

+ 𝛽

2 𝑀𝑉𝑁𝐼𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

+ 𝛽

3 𝑀𝑉𝑂𝐶𝐼𝑖𝑡

𝑖 𝑡−1

+ 𝜀

𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖𝑡:決算日後3か月目の株価

𝐵𝑉

𝑖𝑡:資本簿価

𝑁𝐼

𝑖𝑡:企業

i

t

期における純利益

𝑂𝐶𝐼

𝑖𝑡:企業

i

t

期のその他の包括利益

𝑇𝐶𝐼

𝑖𝑡

= 𝑁𝐼

𝑖𝑡

+ 𝑂𝐶𝐼

𝑖𝑡

リサーチ・クエ スチョン

(Q1)

に 対応
(19)

4.2.1 Results for PRM

Variables All FRA GER GBR SPA ITA

𝛽1 −0.2416 −0.3699 0.9084∗∗∗ −1.6185∗∗∗ 0.9048∗∗∗ 0.1084 𝛽2 7.0139∗∗∗ 4.0345 −0.6894 14.2556∗∗∗ −1.5349 0.4598

𝑁 585 105 63 225 87 105

𝑅2(𝑤𝑖𝑡ℎ𝑖𝑛) 0.4044 0.2044 0.2042 0.5799 0.3901 0.0518 𝐹(𝐻0: 𝛽𝑖 = 0) 131.71∗∗∗ 8.73∗∗∗ 5.13∗∗ 102.15∗∗∗ 17.91∗∗∗ 1.86

(𝑀1)

の結果

Variables All FRA GER GBR SPA ITA

𝛽1 −0.1604 1.5094 0.9389∗∗∗ −1.4977∗∗∗ 0.8700∗∗∗ 0.0944 𝛽2 7.177∗∗∗ 1.1108 −0.7657 13.9258∗∗∗ −1.3952 0.2345 𝛽3 −3.6032 −4.8749∗∗∗ 0.5061 −4.7009 0.3859 2.1070∗∗

𝑁 585 105 63 225 87 105

𝑅2(𝑤𝑖𝑡ℎ𝑖𝑛) 0.4252 0.2989 0.2072 0.5834 0.3916 0.1116 𝐹(𝐻0: 𝛽𝑖 = 0) 95.44∗∗∗ 9.52∗∗∗ 3.40∗∗ 68.61∗∗∗ 11.80∗∗∗ 2.81∗∗

𝑀2

の結果
(20)

4.2.1 Results for PRM

𝑭 𝑷𝒓 > 𝑭 𝑪𝒉𝒂𝒏𝒈𝒆𝒔 𝒊𝒏 𝑹

𝟐

𝑯

𝟎

: 𝜷

𝟑

= 𝟎

All 14.0344 0.0002 0.0208 𝑅𝑒𝑗𝑒𝑐𝑡𝑒𝑑 𝑎𝑡 0.01 𝑙𝑒𝑣𝑒𝑙 FRA 9.0363 0.0047 0.0945 𝑅𝑒𝑗𝑒𝑐𝑡𝑒𝑑 𝑎𝑡 0.01 𝑙𝑒𝑣𝑒𝑙

GER 0.1457 0.7061 0.003 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

GBR 1.2189 0.2729 0.0035 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

SPA 0.1430 0.7078 0.0015 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

ITA 4.5110 0.0404 0.0598 𝑅𝑒𝑗𝑒𝑐𝑡𝑒𝑑 𝑎𝑡 0.01 𝑙𝑒𝑣𝑒𝑙

イタリアのみが帰無仮説

(𝐻

0

: 𝛽

1

= 𝛽

2

= 0)

が有意に棄却されない

(𝑀1)

 𝛽

3が有意なのは、フランスとイタリアのみ

𝑀2

帰無仮説

(𝐻

3

= 0)

は、フランス、イタリア、サンプル全体では棄却 されるが、残りの国では棄却されない。

サンプル全体において、

𝑹

𝟐の増分は

0.0208

であり、大きいとは言 えない。

(21)

3.2 Methodology(RRM)

• (M3) 𝑅 𝑖𝑡 = 𝛼 0 + 𝛽 1 𝐸𝑅_𝑛𝑖 𝑖𝑡 + 𝛽 2 𝐶𝑅_𝑛𝑖 𝑖𝑡 + 𝜀 𝑖𝑡

• 𝑀4 𝑅

𝑖𝑡

= 𝛼

0

+ 𝛽

1

𝐸𝑅_𝑛𝑖

𝑖𝑡

+ 𝛽

2

𝐶𝑅_𝑛𝑖

𝑖𝑡

+ 𝛽

3

𝐸𝑅_𝑐𝑖

𝑖𝑡

+ 𝛽

4

𝐶𝑅_𝑐𝑖

𝑖𝑡

+ 𝜀

𝑖𝑡

𝑅

𝑖𝑡

= 𝑀𝑉

𝑖𝑡

− 𝑀𝑉

𝑖(𝑡−1)

+ 𝐷

𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖(𝑡−1)

, 𝐸𝑅_𝑛𝑖

𝑖𝑡

= 𝑁𝐼

𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖(𝑡−1)

, 𝐶𝑅

𝑛𝑖𝑖𝑡

= ∆𝑁𝐼

𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖 𝑡−1

,

  

𝐸𝑅_𝑐𝑖

𝑖𝑡

= 𝑂𝐶𝐼

𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖(𝑡−1)

, 𝐶𝑅_𝑛𝑖

𝑖𝑡

= ∆𝑂𝐶𝐼

𝑖𝑡

𝑀𝑉

𝑖(𝑡−1)

(

リサーチ・クエスチョン 各記号は、

(PRM)

式のときと同様

)

(Q1)

に対応
(22)

4.2.2 Results for RRM

Variables All FRA GER GBR SPA ITA

𝛽1 6.6037∗∗∗ 8.3842∗∗∗ −3.6999 9.8562∗∗∗ 24.8466∗∗∗ 1.3553 𝛽2 −4.0040∗∗∗ −5.1137∗∗∗ 1.7191 −5.4821∗∗∗ −25.8281∗∗∗ −0.7212

𝑁 391 70 42 152 58 69

𝑅2(𝑤𝑖𝑡ℎ𝑖𝑛) 0.2328 0.3872 0.1855 0.2709 0.5958 0.0138 𝐹(𝐻0: 𝛽𝑖 = 0) 29.29∗∗∗ 10.42∗∗∗ 2.16 13.75∗∗∗ 19.90∗∗∗ 0.22

Variables All FRA GER GBR SPA ITA

𝛽1 6.5131∗∗∗ 6.9573∗∗∗ −3.5106 9.6518∗∗∗ 23.6512∗∗∗ 2.0254 𝛽2 −3.8979∗∗∗ −4.1704∗∗ 1.9825 −5.2114∗∗∗ −24.2844∗∗∗ −0.5183 𝛽3 1.1741 −0.7291 3.1505 1.8402 2.4570 7.7642∗∗∗

𝛽4 −0.6517 −0.2663 −3.4471 −4.5431 −2.2789 −6.1096∗∗∗

𝑁 391 70 42 152 58 69

𝑅2(𝑤𝑖𝑡ℎ𝑖𝑛) 0.2463 0.4126 0.3746 0.3039 0.5981 0.2583 𝐹(𝐻0: 𝛽𝑖 = 0) 15.61∗∗∗ 5.44∗∗∗ 2.55 7.86∗∗∗ 9.30∗∗∗ 2.61

𝑀4

の結果

(M3)

の結果
(23)

4.2.2 Results for RRM

𝑭 𝑷𝒓 > 𝑭 𝑪𝒉𝒂𝒏𝒈𝒆𝒔 𝒊𝒏 𝑹𝟐 𝑯𝟎: 𝜷𝟑 = 𝜷𝟒 = 𝟎

All 1.7169 0.1916 0.0135 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

FRA 0.6920 0.4106 0.0254 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

GER 2.7204 0.1120 0.1891 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

GBR 1.7290 0.1923 0.033 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

SPA 0.0728 0.7889 0.0023 𝐴𝑐𝑐𝑒𝑝𝑡𝑒𝑑

ITA 5.1096 0.0296 0.2445 𝑅𝑒𝑗𝑒𝑐𝑡𝑒𝑑 𝑎𝑡 0.05 𝑙𝑒𝑣𝑒𝑙

ドイツ、イタリアでは帰無仮説

(𝐻

0

: 𝛽

𝑖

= 0)

が有意に棄却されない

⇒これらの国に関する結果は見ない ……(#)

(M3)

• 𝛽

3および

𝛽

4はイタリアのみ有意だが、

(#)

により飛ばされる

𝑀4

イタリア以外の国では、帰無仮説

(𝑯

𝟎

: 𝜷

𝟑

= 𝜷

𝟒

= 𝟎)

は棄却されない

包括利益は有意に価値関連性の上昇を示さない
(24)

3.2 Methodology(CPRM)

• (𝑀1)

𝑀𝑉𝑖𝑡

𝑀𝑉𝑖 𝑡−1

= 𝛼

0 1

𝑀𝑉𝑖 𝑡−1

+ 𝛽

1 𝐵𝑉𝑖𝑡

𝑀𝑉𝑖 𝑡−1

+ 𝛽

2 𝑁𝐼𝑖𝑡

𝑀𝑉𝑖 𝑡−1

+ 𝜀

𝑖𝑡

• 𝑀5

𝑀𝑉𝑖𝑡

𝑀𝑉𝑖(𝑡−1)

= 𝛼

0 1

𝑀𝑉𝑖(𝑡−1)

+ 𝛽

1 𝐵𝑉𝑖𝑡

𝐵𝑉𝑖(𝑡−1)

+ 𝛽

2 𝑁𝐼𝑖𝑡

𝑀𝑉𝑖(𝑡−1)

+ 𝛽

3 𝐶𝐹𝐻𝑖𝑡

𝑀𝑉𝑖(𝑡−1)

+ 𝜀

𝑖𝑡

OCI

の各項目をここへ代入

→ (𝑀1)

と価値関連性を比較 リサーチ・クエスチョン

(Q2)

に対応
(25)

4.2.3 Results for CPRM

[ 注意! ]

• 記述統計量に関する表より、各 OCI 項目 (ex:

𝑀𝑉𝐶𝐹𝐻𝑖𝑡

𝑖(𝑡−1)

) の中で、有効なサン

プルは異なる

• 記述統計量で十分なサンプルが得られない OCI 項目は、以降飛ばす。

→ 今回で言えば、「再評価項目」が該当!

⇒各 OCI 項目で有効なサンプルをもとに、

再度 (𝑀1) を推定する !!

ex) “ 𝑀1_5 ”

⇒“ 𝑀1_𝑥 ” and “ 𝑀𝑥 ” (𝑥 = 5,6,7,8,9)

のサンプル数 (𝑁) は一致する。

(26)

4.2.3 Results for CPRM

(注意:項目数が多いので、これまでのように結果の表は示さない)

(キャッシュフロー・ヘッジ)

・フランスで𝛽3

1%

有意、スペインで𝛽3

5%

有意

価値関連的である

[

2サンプル

]

(売却可能資産)

・スペインのみ

𝛽

3

1%

有意

価値関連的である

[

1サンプルのみ

]

(再評価項目)

・上記の理由で、飛ばされる

(為替換算項目)

・全サンプルおよびイギリスで、

𝛽

3

1%

有意

価値関連的である

[

2サンプル

]

(保険数理上の差異)

・全サンプルにおいて、帰無仮説𝐻0

: 𝛽

3

= 0が有意に棄却されない

左記の結果より、

・キャッシャフロー・ヘッジ ・為替換算項目

が、2つのサンプルグループで 価値関連的

(27)

5. Conclusions

• (PRM) - 包括利益が説明力の向上をもたらす

- フランス、イタリアのデータでは価値関連性が高まる

- ドイツ、イギリス、スペインでは、価値関連性は高まらない

• (RRM) - どのサンプルグループにおいても、包括利益が価値関連性を高

める結果とはならない

• (CPRM) - サンプルグループによっては、キャッシュフロー・ヘッジと為替換

算の項目が、価値関連性を高める

(28)

5. Conclusions

• 残された問題

- 包括利益は本当に必要なのか?

- 投資家は包括利益に移行する用意ができているか ?

- 包括利益の諸項目は投資家の有用性を最大限高めるのか ?

- 公正価値は本当に価値関連性が高いのか ?

→→ → 基準設定者と学者が取り組むべき問題

Referensi

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