• Tidak ada hasil yang ditemukan

数の世界 - Sophia

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

Membagikan "数の世界 - Sophia"

Copied!
27
0
0

Teks penuh

(1)

2019年度秋期

数の世界

(担当 : 角皆)

(2)

今日の話題:

3 次方程式・ 4 次方程式の一般解法

(解の公式)

って知ってますか?

→ 方程式の解法探求の歴史

→ まず今までに習った数学(算数)を振り返ろう

(人間と数学の歴史を振り返る)

(3)

今日の話題:

3 次方程式・ 4 次方程式の一般解法

(解の公式)

って知ってますか?

→ 方程式の解法探求の歴史

→ まず今までに習った数学(算数)を振り返ろう

(人間と数学の歴史を振り返る)

(4)

今日の話題:

3 次方程式・ 4 次方程式の一般解法

(解の公式)

って知ってますか?

→ 方程式の解法探求の歴史

→ まず今までに習った数学(算数)を振り返ろう

(人間と数学の歴史を振り返る)

(5)

小学校:

自然数(正の整数)の+×

ーは出来ない時がある

÷は商と余りとを求める(整除)

分数を用いた÷(正の有理数)

小数(近似値・正の実数)

(6)

中学・高校:

正負の数の四則(+ー×÷)

文字式(多項式)の+ー×

÷は分数式(有理式)として

1変数多項式の整除(商と余り)

数のー÷ → 1次方程式

2次方程式の根の公式

簡単な連立方程式

3次以上は因数分解出来れば解ける

(7)

ところで · · ·

大学で数学を習ったら

何が新しく出来るようになる?

(8)

中学・高校:

正負の数の四則(+ー×÷)

文字式(多項式)の+ー×

÷は分数式(有理式)として

1 変数多項式の整除(商と余り)

数のー÷ → 1次方程式

2次方程式の根の公式

簡単な連立方程式

3次以上は因数分解出来れば解ける

(9)

多変数多項式の割り算(余りを求める)

Gr¨obner基底

(広中-Buchbergeralgorithm

多変数多項式環のidealの標準的な生成系を

組織的に与えるアルゴリズム

連立方程式 →(一般には高次の)1 変数方程式へ

(変数消去)

(10)

ここでは、

3 次以上の方程式の根の公式

を考えよう!!

(11)

2次方程式の根の公式

古代バビロニアで既に知られていた

(紀元前2000年頃!!今と同じ平方完成の方法)

但し、

問題も解法も言葉で表された

係数は正の数のみ(非整数もOK

(正数の範囲の)引き算はOK

解も正の数のみ

(12)

2次方程式の根の公式

考えている「数」は正の数のみ

→ 以下は別個に扱われた (a > 0, b > 0)

X2+aX=b

X2 =aX+b

X2+b=aX

しかし、分数・平方根の概念はあった

→ 負の数は人間にとって考え難い?!)

(13)

2次方程式の根の公式

考えている「数」は正の数のみ

→ 以下は別個に扱われた (a > 0, b > 0)

X2+aX=b

X2 =aX+b

X2+b=aX

しかし、分数・平方根の概念はあった

→ 負の数は人間にとって考え難い?!)

(14)

2次方程式の根の公式

考えている「数」は正の数のみ

→ 以下は別個に扱われた (a > 0, b > 0)

X2+aX=b

X2 =aX+b

X2+b=aX

しかし、分数・平方根の概念はあった

→ 負の数は人間にとって考え難い?!)

(15)

3次方程式の解法(根の公式)は?

「根の公式」とは:

係数に

四則と冪根とを

有限回だけ

施して解を表す 文化的背景が数学の問題意識に影響?

参考:

作図問題:定規とコンパス

中国:解の近似計算(小数)

(16)

3次方程式の解法(根の公式)は?

「根の公式」とは:

係数に

四則と冪根とを

有限回だけ

施して解を表す 文化的背景が数学の問題意識に影響?

参考:

作図問題:定規とコンパス

中国:解の近似計算(小数)

(17)

3次方程式の解法(根の公式)は?

「根の公式」とは:

係数に

四則と冪根とを

有限回だけ

施して解を表す 文化的背景が数学の問題意識に影響?

参考:

作図問題:定規とコンパス

中国:解の近似計算(小数)

(18)

2次方程式の解法から遥か3500年の後、

遂に3次方程式の根の公式が発見された!!

16世紀前半 (del Ferro, Fontana, Cardano)

代数の記号法が進歩しつつある時期

(但し、まだ略記法に近い)

負の数はまだ半人前

(19)

では、

この解法を現代の記号法で見ていこう

(以下、暫く板書で)

(20)

3 次方程式の根の公式(Fontana-Cardanoの公式)

f(X) =X3+pX+q=0 の根は、

X= 3

−q 2 +

√(p 3

)3

+ (q

2 )2

+ 3

−q 2 −

√(p 3

)3

+ (q

2 )2

(但し、3乗根は掛けて −p

3 となるように取る)

3乗根の1組を u, v とすると、(ω2+ω+1=0) X=u+v, ωu+ω2v, ω2u+ωv

(21)

演習問題

3 次方程式 X3−21X+20=0 を、

(1) 因数分解を見付けて解け。

(2) Fontana-Cardanoの方法を辿って

解いてみよ。

また両者の結果を比べよ。

(22)

4 次方程式の解法の発見(16世紀前半, Ferrari

3 次方程式の解法から間もなく

時代が熟していた?

(考察の蓄積・記号法の発達など)

難しさの違いが少ない?

難しさってどう計る?

(以下、暫く板書で)

(23)

4 次方程式の解法の発見(16世紀前半, Ferrari

3 次方程式の解法から間もなく

時代が熟していた?

(考察の蓄積・記号法の発達など)

難しさの違いが少ない?

難しさってどう計る?

(以下、暫く板書で)

(24)

4 次方程式の Ferrari の解法

f(X) = X4+pX2+qX+r=0 補助変数 t を導入して、

(X2+t)2 = (2t−p)X2−qX+ (t2−r) の右辺が完全平方になる

q2−4(2t−p)(t2−r) =0 これは t の 3 次方程式

Fontana-Cardanoの公式で解ける!!)

→ この t を用いて解く

(25)

4 次多項式の 3 次分解式

g(t) =q2−4(2t−p)(t2−r)

:3 次分解式(解核多項式, resolvent) T := 2t とおいて、

R(T) : = −g (T

2 )

=T3−pT2−4rT− (q2−4pr) R(T) が因数分解できる

⇐⇒ の根が 乗根を用いずに表せる

(26)

4 次多項式の 3 次分解式

g(t) =q2−4(2t−p)(t2−r)

:3 次分解式(解核多項式, resolvent) T := 2t とおいて、

R(T) : = −g (T

2 )

=T3−pT2−4rT− (q2−4pr) R(T) が因数分解できる

⇐⇒ f(X) の根が 3 乗根を用いずに表せる

(27)

演習問題

4 次方程式 X4−20X2+32=0 を、

(1) Y =X2 と置いて解け。

(2) Ferrariの方法を辿って

3 次分解式の根 t を求め、

それぞれの t の値を用いて解いてみよ。

また、それぞれの結果を比べよ。

Referensi

Dokumen terkait

根式解问题就是如何把方程的根用公式表达出来,这里具体列出了实数域上二、三、四 次方程根的表达式,并且指出根与系数之间的相互关系,还叙述了阿贝耳定理,即五次以及 更高次的代数方程没有一般的根式解.本章介绍了代数方程的性质,其中提到关于根的存在问 题的重要的“ 代数基本定理” ;并且叙述了伽罗瓦所指出的,存在用代数方法不能解的具体方

5 次以上の方程式の解法への模索 しかし、次の進展は、 3次・4次方程式の解法の発見から、 200年以上も待たねばならなかった −→ 200年後(18世紀後半): Lagrangeの考察 今まで何故うまく行ったかを詳細に分析 (群論の萌芽・Galois理論への一歩) 実は、4次以下と5次以上とでは、 問題の難しさが本質的に違った のだった... 5

秘密分散 盗賊の親分が隠し財宝の在処を子分達に伝える (会社の社長が超重要機密を重役達に伝える) 伝える相手は3人 それぞれに異なる手掛かりを教える 但し、 • どの1人も自分だけでは何も判らない • どの2人でも教え合えば判る ようにするにはどうしたら良いか?... 秘密分散 アナログ技術で実現するのは中々難しそうだ −→

現代における暗号への要請 現在の情報化社会では 様々な場面で暗号が使われている 例:インターネット取引(ネットショッピングなど) • 不特定多数の人と暗号通信をしたい • 事前に鍵を共有できない −→ 共通鍵暗号では実現が困難 −→ 公開鍵暗号・鍵共有方式のアイデア 1976, Diffie, Hellman —数の世界 17—... 公開鍵暗号

LagrangeからRuffini, Abel, Galoisへ Ruffini, Abel:Lagrangeの考察をさらに進める 定理 5 次以上の一般の方程式の根を、 係数に四則演算と冪根とを有限回施して 表わすことは出来ない (根の公式が存在しない) Galois: 根の入替え方と方程式を解く段階との対応を 見通しよく整備 −→ Galois理論...

分解式・解核多項式resolvent PX∈R に対し、 ϕP

授業の到達目標 体の拡大の基礎事項として、 代数拡大・超越拡大・拡大次数 ・共役・正規拡大・分離拡大 などの概念を理解する。 特に、ガロア拡大に対するガロア群の重要性、 およびガロア理論の基本定理・ガロア対応を理解する。 実例として、 有限体・円分体・クンマー拡大などに慣れ親しむ。 簡単な場合に与えられた多項式のガロア群を計算したり、

5 次以上の方程式の解法への模索 しかし、次の進展は、 3次・4次方程式の解法の発見から、 200年以上も待たねばならなかった −→ 200年後(18世紀後半): Lagrangeの考察 今まで何故うまく行ったかを詳細に分析 (群論の萌芽・Galois理論への一歩) 実は、4次以下と5次以上とでは、 問題の難しさが本質的に違った のだった... 5