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福島県内の中学校における数学科の学習指導への - コンピュータ利用

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懸轟察講の中学校における数学科の学習癒導へのコンピュータ稀爾:その現献と課題 87

福島県内の中学校における数学科の学習指導への

コンピュータ:秘用 その現状と課題

森秋星小田

本明徽学科教創

出    了(徳島大学大学院/

  光美(纏島大学1 林由希(篠鶴大学)

代麻美(橿鳥大学)

機要:コンピュータが中学校の教室に入舞,教室の環境が変わむっつある。私たちは,この変わりつつ ある教室環境を活かした軟膏のあり方について今後検討する必要がある。

 そのiつとして,コンピュータのある新しい環境における中学校の数学科カリキュラムおよび学習と 捲導のあ写方についての嬢討炉ある。この穣討のために,本稿では橘島県内の中学校における数学科の 学習撰導へのコンピュータ科驚について,その現状と課題の一藻を醗らかにする。そのために,平浅欝 隼の8月中に福島難内の串学校で数学科を鐙当する教懸を対象に講査が行われた。

 調査結果からは,福島禁内の中学校の数学科では「椀覚化葺をコンピュータ鵜編の覇点として捉えた 実銭が多いことがわかる。また,ヂドリルと練習」を霞的としたコンピュータ麟灘実践も多い炉,「ドリ ルと練習」にコンピュータ蕎矯の罵点を感じている教壽毒は少ないことがわかる。

 〔キー・ワード}コンピュータ瀦灘・数学科・学習と旛導

1 はじめに

教麟: (教室の塗健全鉢に対して1このこと(幾縛の    命題/が歪しいことを証弱してみましょう啓

生後:・

教麟: では,まず麟をかいて…中略…纒をかいて…

   中略…考えてみて。

生後: (纒をかく〉

教麟: (生徒が懸をかき終わるのを待つ)

生後…: (馨をかき拳冬わ蓉〉………

 中学校の数学科で援われる捲導内容のうち,捲導が 非常に璽難なものの一つに「証明3がある。上の授業 における教編と生徒とのやりとむに象徴されるように,

幾纏の証明の指導では,鷺題を萬に生徒は手がつけら れず,教締もまた生徒にどうかかわればよいか,十分 な意思決定力§できない場嚢が生じる。

 コンピュータを使うと,中学校の数学科かナキュラ ムの内容,証購の学習と鮨導の概念はどう変わるだろ うか?(森本,2§§i〉。擁えば,作籔ツールと呼ばれる コンピュータ・ソフトウェアを使えば,与えられた条 件を満たす図をかき,与えられた条簿を満たした状態 で騒を連続的に変形してみることができる。かくだけ であれば紙と鉛筆で申分であ辱,コンピュータを梗う よ弩もよ吟手軽である。しかし,緩を連続的に変形す ることは紙と鉛筆では難しい。{乍麟ツールを{吏うと,

中学校の数学科カリキュラムにおける証明指導の盤置

づけ,証明の学習と振導の概念が少し変わる。問題を 前に手がっけられないという生徒の状態や生徒にどう かかわればよいか,十分な意思決定ができないという 教轟の状態の質が少し変わってくる。

 簸島察では平成i3年3月の時点ですべての中学校に コンピュータが設置された(文部科学省,2㈱/。また,

平成鍾隼3月までにはすべての公立学校でインター ネット接続が整備されるという訪露が文藻科学省によ

章〉提示され,橿島県内の中学校においてもその計懸に 沿った整騰が進められてきた。

 このような学校へのコンピュータの設置,インター ネット接続の整備に伴い,物理的には子どもと教懸を 取む巻く新しい教室環境がつくられる。私たちは,こ の新しい教室環境における軟膏のあ諺方について嬢試 しなければならない。そのiつに,コンピュータのあ る新しい環境における中学校の数学科カリキュラムお よび学習と指導のあり方についての検討がある。

 この検討のために,本稿では編島県内の中学校にお ける数学科の学習指導へのコンピュータ禅譲こついて,

その現状と課題の一部を瞬らかにする。

叢 数学科の学習指導への

       コンピュータ科用方テゴ1ノー

 子どもは環境と権互に饑きあうことで学習する

(Ka藪1,簿鱒;平林,欝89〉。子どもは教締や教室に いる飽の子どもたちと穣互に鱒きあい,またモノと穏

(2)

88 橿鳥大学教官実践懸案紀要第醗号

互に縁きあうことで学習するのである.

 コンピュータは子どもの学習環境を変える触媒にも な鯵うる(()藍ve,欝90〉。コンピュータは,従来の紙と 鉛筆による中学校の数学科の授業とは異なる新しい教 室環境を倉駒だす懸媒となりうるのである。

 ソフトウェアに着震してコンピュータ麟絹を見てみ よう。数学に絶するコンピュータソフトウェアには次 のa〜δの尋種類がある;a.数学ツールキット,§.

キャタリスト,c.言語インタフェース,〔i.チュート リアル,である。このソフトウエアの種類それぞれに 対して数学科の学響指導へのコンピュータ科震カテゴ

》一がある(()嚢ve,欝ge)。

 第iのカテゴリーで使われる数学ツールキットソフ トウェアには,表講算ソフトウェア,グラフィングユー ティげテイ,Ma撰e,丁娩orlstやMa嶺e鑓atlca鷲な どのソフトウエアがある。

 携えば,次の問題(蕪CτM,20嚢○,筑数醗,2§綴1を 考えてみよう。

r投薬開題

ケガの炎症を揮える薬をもらったむ欝譲溺8時翼 毎に220ミリグラムの錠凝2錠を飲むように羅譲秦 から捲示された。腎譲でこの薬の総%が濾遇する なら,欝蓉後にどれだけの量の薬が体内に残る か? 飯にi薙潤この薬を飲み続けた場合には,

どれだけの量の薬が体内に残るか?

織藝  輔

肇鱗一.一一丁 ε鯵.

霧酷寒   ア茜。〜事

・畷  η〜「毛無 翻  ア膿.3z艶 藝鎌ア澱・舞重餅.

羅簸轟ηz.雛〜了鍋 購了欝欝垂柳一

・灘濃路輩25邸跳 灘難華7露、鵠25薦 お き おきロきを ま

難轟1器慧 i灘7箆蹴鰯

難醐灘3・磐簿稔

ォ隠3.欝雛欝 塁 露湾3.鷲忘鰺3 毒籟瞬乃333欝欝 鑓η3.轟轟海 鵜 才識.雌器3  ・ 7肇3.3333ヨ〜

   ア お  サ

嚢7蕪雑舞鑛  i暴一難 馨購一掬

 6(}%が濾遷し,残縫○%が 体内に残ると考え,2霧黙こ 飲む時点で体内に残っている 薬の量α、は次の式で表すこ

とができる。

αウ業襲()×○.逢十騒(1

  購様に撹(ただし,汽≧2!醤   翼に飲む時点で体内に残って 辮・、いる薬の量α.は次の式で表   すことができる。

國董 表欝算ソフト  ウ薫アによる

α且且().尋α貫一1十4蟹1

初項襲0,項箆§.婆の等箆数舞である。したがって,こ の数粥の一般項は次のように表される。

 α蔽二4鵜(碁.虜n一1

飛→0のとき,α罠は次の縫に叡1棄する。

      艇0  2,200

        =皿    篇733.33333..、

      i−o、4  3

この問題は,表毒算ソフトウェアを使えば,串学生で も数楚的に探求することができる。騒玉のようにi鴛

2§{}2−6

A爽のセルには薬をはじめて飲むときの薬の量些鱒g を入力する。次に,2行A講のセルには,(iAの値1

×(》.41÷麟〔}の式を入力する。結果的に8時溝後の体内 に残った騒蓼gの鎗%と新しく飲む薬の合誹量磁6gが 表示される。霧様にこの操作を続ければ,体内に残る 薬の量1は733.333333に駿東することが予灘されるので ある。

 第2のカテゴリーで使われるキャタリストソフトウェ

ア1こ1ま,作羅ツールであるt難をG叙)灘etrlcS礪)翼)osεr,

雛ε(}eG猛etrl£S謎e総詮登麟やCabrlGを。盤etry謙が ある。

 饑えば,次の問題について考えてみよう。

β  三角形の分割㌶題

  等辺三鰯がある.この二靭三角形如くつ1

       1        『 1かの二等遣三角形だけに分劃する。ただし,分割  後の二等辺三角形の底遷は必ずもとの二等辺三角  彫の2つの等辺上のいずれかにあるように分講す

…る。

て︑

/・☆ヒ\

緩2 作餐璽ツーノシ駅二

 よる探究

 分餐可能な二等辺三角形

      i8(}。

 の頂角は    である。

     2建十王

 この閣題は.作舞ツール  を使えば,問題に与えら  れた条件を満たしながら  図形を連続的に変形させ  ることで分書彗できる三角  形の頂角の大きさにつ㌧諏

\て探究することができる   (図2〉。2つの三角形に  分舗するときの頂角の大  きさは3ぎ, 3つの三角形  に分害彗するときの頂角の 大きさは25.ぎ,逢つの三角形に分割するときの頂角の 大きさは20。などと麟を変形しながら調べることは,

頂角がαのとき分基数をRで表すと底角は無で表さ れるという関係を帰納的に発見する機会になる。

 第3のカテゴリーである言語インタフェースには,

舞えばM亙丁のシーモア・パパート教授らが麗発した 教育灘のコンピュータ言語であるLG霧。熱がある。綴 彫をかく,計算をするプ讐グラムを教癖や子どもがっ くることのできる環境が与えられる。舞えば,次の難 題1こついて考えてみよう。

放鞠線のグラフ

欝ゴでv罵x2のグラフをかいてみよう

紙と鉛筆でグラフをかく,あるいはグラフィングユー ティリティを使ってグラフをかくのとは違った手続き

(3)

福島禁内の中学絞における数学科の学習捲導へのコンピュータ騨羅1その現状と課題

騒3 欝ゴプ縫グラミング

國4 騒5 多機能電卓

が必要になる。y二x2をかかせるアルゴリズムをつ くることが必要になる(図3)第4のカテゴリーであ るチュート琴アルソフトウェアには,潤えば,コン ピュータは計算式を子どもに提示する,子どもはその 式の答えを入力する,などといったものがある。

 上で違べた慮つのカテゴび一をまたがるハイパーメ

ディアと呼ばれるソフトウェアもある。携えば

践y茎)erCaぎ盛がある。

譲拶タフ■一ス

数学ツールキット

チュートリア移

チュート1フアル

キャタリスト

醒4 藁ンピュータ稗矯の4つのカテゴリー

 また,こうしたソフトウエアはデスクトップ型や ノート型のコンピュータで零彗矯されるだけではなく,

比較的に安癒で講帯薄能な電車で騰絹できるように なっている(撚5海

 この蓬つの稀羅カテゴ弓一から,数学科における学 習捲導へのコンピュータ趨犠を見ると,コンピュータ が授業に導入され始めた頃には,主として第逢のカテ ゴリー,つまりチュートリアルソフトウェアの稀絹§

的である「ドリルと練習」にその多くが終始していた。

舞えば,コンピュータは計算式を子どもに提示する,

子どもはその式の答えを入力する,などといったかた ちで数学科のカリキュラムで,あるいは学習と捲導で コンピュータ驚繕が位置づけられていた。

 しオ識しなフ夢ら, こうしたコンピュータ奉i灘の位置づ けでは,コンピュータの導入がその契機とな穆もたら すであろうと懇待される望ましい子どもの新しい教室 環境を劃舞患されることはない。むしろ,第王〜第3 のカテゴ蔭一に属するソフトウェアの蒋繕§的で数 学科のカリキュラムあるいは学習と指導にコンピュー

タ蒋湧が麺置づけられではじめて.望ましい教室環境 が禽獅墨されるのである((獲ve,欝欝)。

璽 福島県内の中学校における学習指導        へのコンピュータ科薦の現状

1.調査の概要

 調査は平海3年8月中に橿鳥県内の中学校で数学科 を握当する教麟を対象に行われた。講i登は質疑紙によ る。質闘紙を,福島梁内の寧学校2望校に郵送し,それ ぞれの中学校で数学科を撞当する教縣2人を■ヒ眼に懇 答を求めた。収集した璽答を資料とし,資料の薬毒が 行われた。

2.講査結果の分析の筏点

 講糞結果の分析の視点は次の5点である。

 第iの梶点は,コンピュータ麟罵の有無,特に数学 科の授業でのコンピュータ蒋灘の有無である。

 第2の提点は,コンピュータ稗溺の主な馨麟は侮か,

特に数学科の授業でのコンピュータ舞溺の9的は劔か,

である。

 第3の視点は,数学科の授業でのコンピュータ講矯 の毬点を教締がどのように捉えているか,その無点を 活かしどのようにコンピュータを使いたいと考えてい

る;か,である。

 第逢の梶点は,数学科の授業でのコンピュータ稀薦 について教麟灘身が学ぶ機会の必要性を感じているか どうか,である。

 第5の観点は,コンピュータ科覆について教編の隼 代による考え方の差異が見られるか,である。

(4)

勢 簸島大学教畜実数礪究紀要第覗弩 2§傘2一§

3.講査の結果

 羅答数は2騒である。そのうち.2§代からの回答が 59,鐙代からの獲答が生塵,韓代からの懸答が総,灘代 からの穰答がnである(表舞。

蓑事隼代溺簗智者数

卑代  20代  鐙代  鶉代  5§代  全体

人数     5警     124     6(}     i i     25嫁

 アンケ一封の夢普段,コンピュータをどのような§

酌のために稽濁しますか?3という壌欝では,ゼ文書作 成まと答えた人が§譲半,r表誹算」と答えた人が8割,

「インターネッ暮と答えた人は6割半,「ゲーム3と 答えた入は2薬,ギプレゼンテーシ葺ンユと答えた人は

i離である。普段の生活では「文書作成淫やギ表計算ま,

「インターネッ舞に構いる人の割合が高いことがわ かる(表淫〉。

(葉/視点電

 第iの観点は,コンピュータ薦覆の有無,特に数学 科の授業でのコンピュータ穰繕の有無である。

 アンケートの「普段,コンピュータを穂綿します か?3という項目では,「よく科駕する」と答えた人は

5割弱,「稀偏する」と答えた人は3麟弱,「ほとんど 穂綿しない雌と答えた人はi割弱,「全く穂篤しない」,

「無懸答涯を選叛した人はほとんどいない。ほぼ8罰 の入がコンピュータを稀絹していることがわかる(表

2〉。

表4 質闘2でギよく麟矯する達,「稗羅する蓬と答え  た方に質題します。どのような蒙離のために蕃彗飛し  ますか?       単{窒:人

 文書鐸成   表爵算  プレゼン インターネット   ゲーム   その纏

2磐代 騰代 弱代 灘代 全体

55   1()9   建5    2    2ii

婆8  鍵   35   藁  茎78 5  ii  6   (}  22

39    76    28    2    i45

2i   2{}    6    2    尋9

 5   7  尋   i  i7

表2普段,惚ンピュ一夕を稀鶏し家すか?単位1人

よく騨離する  轡濁する 殆ど稀耀しない 全く趣署しない   無穰答

鎗代 30代 鶴代 灘代 全捧 37  63  23   2  墨25

i§5亙23497

 i  8  i3  2  2尋  圭  2   i  3   7

 工  G  O  G  l

 その一方で,ゼ数学科の授業でコンピュータを穂難 しますか?涯という項醤では,「よく講涌する」と答え た人はほとんどいない。ヂ秘露する淫と答えた人はi舞 半,野ほとんど稀零しないまと答えた入は6割弱,r全 く窟矯しない盛と答えた入は2麟強である。つまり,

コンピュータを数学科の授業で稀稀しない教懸が大半 であることがわかる。また,稀涌したとしてもよく稀 覆するわけではないことがわかる。コンピュータを麟 篤した数学科の実践が数多くはなされていないことが わかる(表3/。

嚢3 数学科の授業でコンピュータを稗駕しますか        単鮭:人

 「数学科の授業で,コンピュータをどのような馨釣 のために稀難しますか?」という項§では,「ド唱}ルと 練習重と答えた人は5割.新作臠する涯と答えた人は3 割,「グラフをかくま野一般的なソフト舞繕達と答えた

入はそれぞれ2蘂半,瞬算する達と答える入はi割弱,

「プ資グラミング」と答えた人はほとんどいない。数 学科の授業におけるコンピュータ灘罵の目麟1ま,ゼド リルと練習謹と答える割合が最も高い。そして「計箋 する達や「プログラミング」に篤いる人は纏に髭べ,

圧芻豹に少ない。一般釣なソフトの科矯としては,文 書作成ソフトウェアなどがあげられ,普段のコン

ピュータ秘耀の目的と一致していることがわかる。こ のソフトウェアは主としてテスト問題など,プリント の{乍成1こ濡塾られ,コンピュータ奉1稽特;禽の数学科の 授業づく鱗こ必ずしも結びついてはいないことが考え

られる (表5〉。

表5 質問4で「よく稀駕するま,r稗駕する」と答え  た方に質問します。どのような目釣のために稗濡し

 ますか7       単娃二人

よく零薙矯する

 稀駕する 殆ど科婿しない 全く麟耀しない

鎗代

 工 2(}

73 20

韓代  i

8 27

50代 O  i 3 2

全体 3 36 32 52

ドリルと練習  誹算する

グラフをかく  作麟する プ窟グラミング

ー…ハソフト講驚   その飽

騰代

2§代  i

6 29 20

5i33020 3魯代8

2 6  7  i 6 6

輪伐 6 G  i 2 9  2 3

黙−33・︒

全棒

20 3 欝

王2

 i

9

(2/:撹点2

 第2の毛難点は,コンピュータ孝彗耀の生な馨的は葎}か,

特に数学科の授業でのコンピュータ舞絹の§釣は韓か,

である。

(3/撹点3

 第3の視点は,数学科の授業でのコンピュータ麟罵 の羅点を教麟がどのように擬えているか,その瀦点を

(5)

篠島察残の牢学校における数学科の学欝指導へのコンピュータ鵜編1その現献と課題 9i

活かしどのようにコンピュータを使いたいと考えてい るか,である。

 アンケートの「なぜコンピュータを講離した方がよ いと考えますか?」という項§では,「擬覚{雛と答え た人は6割弱,「意欲づけ達と答えた人は3麟弱,ドド

リルと練翻,「愚考の促進」と答えた人はそれぞれi 割強,「暗闘・労力の簾納」と答えた人はi霧弱,「コ

ンピュータ嶺れ」と答えた人はほとんどいない。授業 におけるコンピュータ率ii灘の孝難点縁視覚化にあると答 えた人は,灘代を除くすべての隼代で最も高い麟合を 占めていることかわかる。また,コンピュータ罵湧が 生徒の興練・関心を増進するとして縫えている人も多 いことがわかる(表6〉。

表6 質縫5で選択した項欝について聾なぜ環ン

 ビュータを蒋得した方がよいと考えますか?

       単位二人

鑛露簸553− 代oGGGG圭

腸i 代i62逢2G

峨332エ○§

ビュータの稀稀についての講習会・購修会などがあれ ば,参撫してみたいと患いますか?」という項目では,

「ぜひ参撫したい涯と答えた人は2割強,r参撫した いまと答えた人は6欝,蓑参撫したいと思わない」と答 えた人はほとんどいない。また,ゼわからない」と答え た人は正割である。幾在,授業でコンピュータを瀦稽

している人の9麟は,コンピュータについての講響 会・観修会に「参撫したい達と答え,「参撫してみたい と思わない」と答えた人はいないこと炉わかる。全体 でも8割以上の人が参撫したいと答えている(表8/。

  視覚免   意欲づけ  ドびルと練葦警  懇、考の促進 時麗・労力の締約

コンピュータ 1繋れ 2§代

92iGi凸U

 ヂ今{麦,数学の授業でコンピュータをどのように零彗 臆したいと考えますか?涯という項§では,「視覚化3 と答えた人は7割弱,「ドリルと練習ヨと答えた人は2 割弱,紅表毒算涯,財ンターネット匪と答えた人はそれ ぞれ1割弱,懸考の促進」.「プ霞グラミング」と答え た人はほとんどいない。コンピュータを視覚化のため に舞繕したいと答えた人は年代を闘わず穂と比較し多 いことがわかる。表討舞へ琴1濡したいと答えた人は,

コンピュータを授業で罵濡している人よ吟も秘請して いない人が露める塾舎の方が高いことがわかる(表71。

韓/視点尋

 第逢の観点は,数学科の授業でのコンピュータ騨羅 について教轟護身が学ぶ機会の必要性を慰むているか どうか,である。

 アンケートの「飯に数学科の授業におけるコン

(韓 観点§

 第5の視点は,コンピュータ穂爾について教懸の年 代による考え方の差異が見られるか,である。

 ①視点i

 普段は,コンピュータを稀欝すると20代の9割半の 入が答えている。講様に3G代では9褻,韓代では7割 半.59代では5警1強の人が答えている。ここでは,年 代が高くなるにつれてコンピュータ稀矯の霧合が減っ

ていることがわかる。また,数学科の授業でコン ピュータを灘濁すると2§代のi割の入が答えている。

瞬様に鎗代・鱒代ではi割半,塾代では麗舞に満たな い。5(》代み人は地の年代よ辱も授業では灘濡しない翻 合が高炉(表2,表嵯〉。

 ②視点2

 普段のコンピュータ瀦溺の欝的における隼代による 差異はあまむ見られない。授業における舞霧彗的の申 で,「ドびルと練習まと答える20代・3§代の人は3害霧§

であるが,嵯(}代の入は3害鰐塗である。年代が高くなる につれて「ドリルや練習窪と答える割合が高いことが わかる(表3,表5〉。

 ③観点3

 コンピュータを授業に取乗り入れる穂点として,5§代 の人の申には,生徒をコンピュータに撲れさせるため,

と答えていた人も駆る、また,今後の授業でコン ピュータをどのように罵離したいか,という項§にお いて,「ドリルと練習涯に瀦離したいと答えたのは半数 以上が30代・4食代の人である。また,表誹算に稀覆し たいと答えた人の調合は,鎗代・総代の人はほとんど いないが,2G代・灘代の人がi響である(表6,表7〉。

褒7 今後,数学の授業で藁ンピュータをどのように稀飛したいと考えますか?

単縫1人

  視覚牝 ド蓄ナルと練響   表計算 インターネット

愚考の促進 プログラミング

授業でコンピュータを奉1絹布 鎗代

虻30q∠12i

30代 6 3 0 3 0  0

40代  5

6  0

 工

 ○  ○

5§代  i

o G

§

e

授業でコンピュータを覇屠無 20代

遵2

8 5 3 G o

30代 紛 2i 5 3 G G

齢代 27 欝 3  3  i  o

代50iGOo

瀦 合爵 i7i

媛8

i6

i逢

3  1

(6)

92 福轟大学教畜実践醗究紀要第藍号 2轟β2一§

 ④視点護

 50代でコンピュータを麟駕していない入の3割は,

コンピュータの講習会・麟:修会に「参撫してみたいと 患わない聾と答えている。2§代の人はコンピュータの 鵜繕の有無にかかわらず,「参撫してみたいと患わな い淫と答えた人はいなかった。(表8/

表8 飯に数学科の授業1こお謬る箕ンピュ一夕の零購きについての講習会・醗鬱金などがあれば,参癩し  てみたいと思い蛮すか7       単位二人

 ぜひ参撫したい   参撫したい 参撫したいと思わない   わからない

授業でコンピュータを奉i碁手膏

2{}代    3〔}代    罎(》代    5(耳唆:

唾   10   逢   i 3   玉G   逢   G

(}   G   G   G

O   2   i   O

授業でコンピュータを秘絹無 2毒殺  3G代  齢代  鈴代

i3   20   違   2 37   59   35   5 0   鐙    2   3 垂   i至   欝    ○

合誹 絡 i53 i5 28

籔3.講変織

i.あなたの年齢について、あてはまる項馨に曳をつけてください。

     i.2§歳代   2.3§歳代   3.鎗歳費   淫.5(}歳代

2.普段、コンピュータをよく耕難しますか?あてはまる番号に丸をつけてください。

     工.よく稀凝する  2.穂賭する  3.ほとんど稀締しない  感.全く層耀しない 3 質問2で「よく稀罵する涯、「稀稽する3と答えた方に質鵜します。どのような§的のために瀦濡しま

すか?あてはまる番号すべてに丸をつけてください。

     i.文書権威       2.表毒算    3.プレゼンテーシ葺ン      護.インターネット    5.ゲーム    6.その地

券.数学科の授業でコンピュータを麟濡しますか?あてはまる番号に丸をつけてください。

     i.よく灘濡する  2.麟糟する  3.ほとんど講霧しない  蓬.全く鵜難しない 5 質問逢で「よく科絹する藩、「穂矯する諜と答えた方に質問します。どのような目的のために利駕しま

すか?あてはまる番号すべてに丸をつけてください。

     1.ドリル/練習を行うため     2.計算をするため      3.グラフを描くため        巷.偉緩するため      5、ロゴなどの特定のプログラミング言語を綾うため

     6.文章作成、表誕算、プレゼンテーシ翼ン絹ソフトウェアを縫うため      7.その萢

6、質問5で選択した項醤について、なぜコンピュータを翼請した方がよいと考えますか?

7.今後、数学の授業でコンピュータをどのように覇矯したいと考えますか?

8 仮に数学科の授業におけるコンピュータの窟稽についての講習会/講修会などがあれば、参撫してみ  たいと思いますか?

     i.ぜひ参撫してみたい  2.参撫してみたい      3.参撫してみたいとは患わない  4.分からない

(7)

姦島県内の中学絞にお轄る数学科の学習捲導へのコンピュータ蕎羅1その斑状と課題 93

麗 望ましい数学の学習指導への

      コンピュータ利驚実現への課題

 調査の結果から,実際の授業でコンピュータをドリ ルと練習を§的として秘覆する人が多いものの,ド事ナ ルと練習をコンピュータ稽醗の瀦点と考えている人は 意夕騒こ少なく,むしろコンピュータ蕎絹の穫点を視覚 柁と考えて,コンピュータを騨零している人が多かっ た。この遅出として,ドリルと練習はわざわざコン ピュータを繕いなくとも,従来行われてきたような紙 と鉛筆を構いた方法で十分できると考えている教懸が 多いと患われる。 また.騒彫やグラフの視覚化のた めのソフトウェアが隼々内容も充実し,種類も増えて 使いやすくなってきていることが観賞化をコンピュー タ馬絹の穂点として考え,実際に麟絹している教緬が 多い理密の一つとして考えられる。このことから,コ ンピュータが授業に導入され始めた頃の主な目的で あった第婆のカテゴリーよ諺も,第i〜第3のカテゴ リーに撰するソフトウェアの轡編欝的にコンピュータ 聴講の利点を感じて,実鰹の学習指導で篇離している 人が多いことが分かる。

 コンピュータ罵構の課題としては,平成i3年3月の 時点で橿島県内のすべての公立中学校にコンピュータ が設置されてお諺(文部科学省,2G麺轡,ハード面の環 箋は整ったものの,数学科の授業で瀦編できるソフト

ウェアが学校に十分そろっていないというソフト悪の 環境整備の難題が考えられる。また,編島県内の公立 中学校でコンピュータを繙いて指導できる教編の譲合 は,全教簸の人数に対して32.2%(文藻科学省,2000〉

と,3人に2人がコンピュータを電いて指導できない 現状も開題の一つであると考える。福島寮内のすべて の公立中学校にコンピュータか設置された現在,コン

ピュータを絹いて捲導できる教懸の育成,増員が急務 である。また,第4の観点であるコンピュータ穂濡の 必要性を教麟自身が感じなければ,いったいどうやっ てコンピュータを学習指導へ役立たせたり,生徒たち の興味・聡心を引き饑し,思考を導いたりすることが できるだろうか(Po姪a,i弱3/。そのためには校嚢外 でのコンピュータ鵜濡に関する講習会や醗鬱金の一暦 の充実が望まれる。特に,コンピュータ零琴稽獲:が低い 韓・灘代の教締を蝉象とした,よき)実践的な醗修機会 が必要である。また,従来の数学科の授業でコン ピュータを稀講ずる場合は,i挙位詩調を通してコン ピュータ室で行うことが多かった。しかし,学習内容 によってはコンピュータを麟矯する秘点はあっても,

王単位時潮の授業のすべてをコンピュータ室で行うこ とに抵抗を感じている教緬もいる。今後は,縫えば,

普通教室にノート型パソコンを持ち込んで,テレビに 接続してシミュレーシ3ン等を演示して見せるなど,

普通教室で行う授業の一謡でコンピュータを瀦絹する

学習遺程の繋造や.有効な稀灘法について考えていく 必要もあるだろう。

V おわ垂タに

 本稿の醤的は,篠島寮内の中学校における数学科の 学習指導へのコンピュータ孝瞬1について,その現状と 課題の一部を響護らかにすることである。

 そのために,平成盤年の8月中に福島寮内の中学校 で数学科を挺当する教麟を婦象に調査が背われた。そ の結果からは,鶴島梨内の中学校め数学科では視覚鷺 をコンピュータ穂湧の科点として捉えた実践が多いこ とがわかる。また,ドリルと練習を目的としたコン ピュータ科罵実践も多いが,ドリルと練習にコン ピュータ補耀の麟点を感じている教謙は少ないことが わかる。

 本稿で瞬らかになったいくつかの課題を解決するこ とで,コンピュータのある新しい環境における中学校 の数学科カリキュラムおよび学習と捲導のあ弩方につ いて験試することが今後の課題である。

 本礒究課題は,平成欝年度の福島大学数学教育学

(森本明1礒究室での共瞬の取弩緩みによる麟究課題 の玉つである。醗究の総括は森本が担当した。質問紙 調査の実施と資料の整理は懇代が,調査繕果のと}ヲま

とめと考察は歌出,星,小妹が,それぞれ中心となっ て麟究鐸業がすすめられた。

謝  辞

 最後になき)ましたが,質懸紙による講登に快くご協力い ただきました福島県内の各中学絞数学科の髭生方に深く感 謝の意を表します。

i)Maがεと丁良e蟹istについては雛t登濯w脚W、盤即艶SO{t.

 CO騰ノ糞as益/盈6ex.賊薦1を,Mat魏醗譲lcaについては  餓t警部Www、wrl.cO鶏ノを参照のこと。

2)滋e Geo灘etr詫S聯夢oserについては嬢t夢がCO登st撮ct.

 巖alね.ac、1炉癒旗alyr/ye撒罐al.熱織を,t艶Geo贈trlC  S短tc恥a嶺こついては歴t嚢:Z趣w轡.齢y雛eSS.CO獄8奪ノ  catalo9醸G撫εts/s磁wareノ薮磁一GSP.蓋t醸を,Ca綴  GeG螢etryについては盤影がW脚W−ca捻rl.1盤a霧まr/搬δ¢X−

 e.翫翻を参照のこと。

3)LGgGについては兼宗選民がつくるLG奪G精報室歴t費濯

 Www.島蓼。も.co盤ノ}o霧Gノを参照のこと。

引繕・参考文献

〔i)Ka譲,C.ζ2蓉§○〉、YO膿墓C総童e戯艦v磁tAr臨贈tlc:

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(8)

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(瞬  Le轍訟,嚢.(2(}{}i〉.{)圭v重{墨a董翼琶丁数a簸墓豊es一隅7重職t Are

紛 森本 騨(2む春i/.コンピュータで変わる? 幾樗の謎

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鱗 筑波数学教欝学婿究室(2髄葺.新選紀をひらく学校数  学〜学絞数学のための癒魏とスタンダード、筑波数学教

官学醗究室.

(20§2隼3月器醤受理)

Referensi

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