科研研究プロジェクト
「近現代ドイツの文学 ・思想における「第三 の国」 ̶成立・展開・変容̶」 のご案内です。
打ち合わせを兼ねた第 1回研究会を公開で行 います。
定員は50名の予定で す。お早目にお申し込み ください。
科研研究会 の ご案内
第 1 回
「 第三の国 」
2021 年 12 月 18 日 土 13:30〜17:30
締切日
小黒 康正 (九州大学教授)
・九州大学イーストゾ ーン E-D-107円形講義室
・オンライン会場(Zoom 使 用の予定)
参加者には、対面・オンラインの参加を問わず、後日、開催URLをお送りいたします。
お名前、所属、専門、希望会場、 以上を事務局([email protected]) までご連絡ください。
研究代表者
会場
12
月12
日日申し込み
定員 50
名13:30〜14:00 導入(研究プロジェクトの概要説明)
14:00〜15:00 発表1 小黒 康正(九州大学):「第三の国」研究の射程
15:10〜16:10 発表2 今井 宏昌(九州大学):ヴァイマル期ドイツ義勇軍運動と「第三の国」
16:30〜17:30 発表3 吉田 治代(立教大学):ベルン(1917-19)のネオ・ヨアキム主義 ̶フーゴ・ バルとエルンスト・ブロッホ
■ 種 別 科学研究費補助金 基盤研究(B)
■ 研究期間 2021-2025年度
■ 研究課題 近現代ドイツの文学・思想における「第三の国」̶成立・展開・変容̶
■ 課題番号 21H00516
■ 研究組織
研究代表者 小黒 康正(九州大学、ドイツ文学、教授)
研究分担者 武田 利勝(九州大学、ドイツ文学、准教授)
今井 宏昌(九州大学、ドイツ現代史、講師)
吉田 治代(立教大学、ドイツ文学、教授)
Marcus Conrad(名古屋大学、ドイツ文学、准教授)
研究協力者 Wolfgang Braungart(ビーレフェルト大学、ドイツ文学、教授)
Urlich Johannes Beil(九州大学、ドイツ文学、教授)
松枝 佳奈(九州大学、ロシア文学・比較文学、講師)
小野 二葉(筑波大学、ドイツ文学、非常勤講師)
鈴木 啓峻(京都大学、ドイツ文学、非常勤講師)
研究補助者 林 弘晃(九州大学、ドイツ文学、非常勤講師)
本研究では、本来、前近代的な宗教思想であった「第三の国」Das dritte Reich が
① 近代的な社会思想として啓蒙主義期にいかに成立したか、
② 19世紀後半から第一次世界大戦期にかけていかに国際的に展開したか、
③ その後「第三帝国」Das Dritte Reich というナチスの思想へといかに変容したか、
以上の三つの問いをめぐって5年間の共同研究を、ドイツ側の協力を得て行う。
12世紀イタリアで生じた歴史を三分割する「第三の国」という思想が、ナチスの語彙とは異なる意味で用いられ、第一次世界大 戦時までのヨーロッパやロシア、それに日本に多大な影響を与えたことは、日本は言うに及ばず、ドイツでも、いまだ学術的に究明 されていない。「第三帝国」以前の「第三の国」を初めて本格的に検討する本研究は、未開拓領域の全容を明るみにすることで、
文学や思想などの関連分野に新たな学術貢献を国際的にもたらす。
「第三の国」Das dritte Reich 、「第三帝国」Das Dritte Reich 、ナチス、国民社会主義、フィオーレのヨアキム、黙示録、千年王国 説、ヨアキム主義、ネオ・ヨアキム主義、「第三のローマ」、第一次世界大戦、義勇軍、ヴァイマル共和国、レッシング、イプセン、レー オ・ベルク、ヘルマン・バール、ヨハネス・シュラーフ、パウル・フリードリヒ、メレシコフスキー、カンディンスキー、ルードルフ・カスナー、
シュペングラー、トーマス・マン、ヘッセ、メラー・ファン・デン・ブルック、エルンスト・ブロッホ、ヒトラー、新理想主義、ニーチェ、背教者 ユリアヌス、抽象絵画、観相学、保守革命、第三国土、日本の雑誌『第三帝国』、茅原華山、民本主義、満韓放棄論、小日本主義、
大日本主義、白樺派、斎藤信策、小泉鉄、児島喜久雄、ルートヴィヒ・フォン・ホフマン など
第 1 回 「第三の国」科研研究会
プログラム
参考1:本研究の概要
参考2:本研究の内容
参考3:本研究の主な考察対象
科研研究プロジェクト
「近現代ドイツの文学・思想における「第三の国」 ̶成立・展開・変容̶」
„Das dritte Reich“ in der modernen deutschsprachigen Literatur und Philosophie. Entstehung, Entwicklung, Transformation.