行政学
Public Administration 李 相睦 教養 2 選択 2年春
本講義は、行政に関する概念を理解する点から始めて、行政学の今日迄の系譜、行政を分析する際の基本的な分析 枠組・諸概念等を受講生と共に考える事で、行政学に対する理解を深めると同時に、行政分析における行政学の可能 性を探る事を試みる内容となる。
①行政学の諸概念の理解を徹底させる。
②行政の世界における主体意識を高めさせる。
③一般生活での行政の存在意義を認識させる。
④受講生全員の参加型を講義形式とする。
①教養科目としての一定レヴェルの到達を目標とする。
②行政主体としての自覚を強く認識させる。
③賢明な一市民としての育成を目標とする。
④学生の発信力と課題発見力の向上を目標とする。
主体性 課題発見力 柔軟性
・学生諸君が自ら発信し、主体性を持って行動するようにする。
・板書写し専門の学生を正し、自ら考えて実行するようにする。
その都度指示する。
他科目との関連:政治学の履修を前提に講義が行なわれる。
本学部で取得できる資格との関連:教職(選択)
一般行政に対する関心を持って講義や討論に参加して 頂く事を基本前提としている。
身近な行政機関に対する理解を深める傍ら、行政の主体 としての市民意識を持って頂く事を強く要望する。
50 50
○
○
○
50
①行政学の基礎概念を十分に理解し、それに基礎を置く明確な発信力を身に 付けている。
②行政機関の存在意義とその理解に柔軟性を持っている。
③行政的な関心事項に対する独自的な分析が可能である。
50
①独自的な視点から自分の言葉での説明が可能である。
②自分の言葉での分析能力を身に付けている。
筆記試験・成果発表・その他の合計が①90%以上に
「秀」、②80%以上に「優」を付与する。
筆記試験・成果発表・その他の合計が③70以上に
「良」、④60%以上に「可」を付与する。
講義の概要説明 講義の概要と行政学 に関する全般的な説 明を講義する。
60 90
④
行政・行政学とは 講義と討論 行政及び行政学とは 何なのか、とのテーマ の理解に努める。
前回に与えられた テーマについての関 連事項を調べて置く 事。
60 90
①④
⑧
行政国家 講義と討論 立法国家、福祉国家
等々を比較し、行政国 家を考察する。
同上。 60
90
⑤⑦
⑧
行政学の系譜 講義と討論 行政学の成立過程と
その歩みを理解する。
同上。 60
90
⑤⑦
⑧
現代の行政体系 講義と討論 中央政府と地方政府 の関係とその在り方を 考察する。
同上。 60
90
⑥⑨
⑩
官僚制 講義と討論 官僚制の成立過程と
その問題点等を事例 を使って分析する。
同上。 ⑥⑦
⑩
講義 シラバスを読んでそ
の趣旨を理解する。
60 90
地方自治 講義と討論 地方の時代と真の地
方自治との関係とその 在り方を解明する。
同上。 60
90
④⑥
⑩
内閣制度 講義と討論 内閣の位置付けとその
意味は何なのかを深く 理解する。
同上。 60
90
④⑦
⑧
公務員制度 講義と討論 公務員と役割とその機 能を考察する。
同上。 60
90
④
⑦
⑧
行政責任 講義と討論 行政国家での行政責
任の所在とその意味を 解明する。
同上。 60
90
⑤
⑦
⑧
行政統制 講義と討論 行政統制の意味を深く
掘り下げる。
同上。 60
90
⑤
⑦
⑧
行政改革 講義と討論 一体何が行政改革な
のかを制度の観点から 徹底的に追求する。
同上。 60
90
⑥
⑦
⑩
地方分権 講義と討論 地方分権の実現は可
能なのかを考察する。
同上。 60
90
④
⑥
⑩
予算編成 講義と討論 国家予算と地方予算と
の関係、その編成方法 を概観する。
同上。 60
90
①
④
⑨
纏め 質疑応答 講義の反省共に新学
期に備える。
同上。 60
90
①
⑥
⑩