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PDF 係数から四則演算と冪根とを有限回用いて解を表す公式 の探求について、数学的・歴史的なことを含めて調べて述べよ。

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今までの主なレポート課題の例 (01/23配布)

15. 方程式の代数解法 (係数から四則演算と冪根とを有限回用いて解を表す公式) の探求について、数学的・歴史的なことを含めて調べて述べよ。

16. n 次多項式f(X) =Xn+a1Xn1+· · ·+an1X+an に対し、その根を (重複 度を込めて) w1, . . . , wn とする。根の差積の平方

D(f) := Y

1i<jn

(wi−wj)2

f の判別式(discriminant)という。

(1) 根w1, . . . , wn を用いたf の因数分解を考えることにより、n 次多項式の根と係数 の関係を求めよ。特に3 次多項式 f(X) =X3+pX +q の場合はどうなるか。

(2) 判別式 D(f) は根の対称式であるので、基本対称式で表して根と係数の関係を用 いることにより、f の係数で表せる。f(X) =X3+pX+q の場合にD(f)を具体 的にp, q で表せ。

(3) Fontana-Cardanoの公式の 3乗根の中に現れる平方根の中身とD(f)とを比べよ。

17. 上問の結果より、実数を係数とする 3次方程式が3 つの実数解を持つとき、そ の解の公式には負数の平方根が必ず現れる。これを「不還元の場合(Casus Irreducibilis)」

と呼び、これが歴史上で複素数(虚数)を扱った(扱わざるを得なかった)最初と言われて いる。このことを含めて、複素数に関して数学的・歴史的なことを含めて調べて述べよ。

18. 4 次多項式 f(X) = X4+pX2+qX+r の根を w1, . . . , w4 とし、

t1 :=w1w4+w2w3, t2 :=w1w3+w2w4, t3 :=w1w2+w3w4 とおく。

(1) t1, t2, t3 を根とする 3次多項式 g(T) を作り、その係数をf の係数 p, q, r で表せ。

(2) Ferrariの解法で現れる f の 3次分解式と、上の g(T)とを比べよ。

19. D を自然数で、平方数で割り切れないもの (square-free (平方無縁)という)と し、a+b√

−D (a, b∈Z) の形の複素数全体 Z[

−D] :={a+b√

−D|a, b∈Z} を考える。

(1) Z[

−D]に属す数同士の和・差・積は再び Z[√

−D]に属す(和・差・積で閉じて

いるという) ことを示せ。(Z[

−D] が環(ring)を成すという。) (2) α=a+b√

−D∈Z[

−D]に対し、その複素共役 α:=a−b√

−D を考えると、

α+β =α+β, αβ =αβ が成り立つことを示せ。

(3) N(α) :=αα(αのノルムという)と置くと、N(α)Zであり、N(αβ) =N(α)N(β) が成り立つことを示せ。

(4) D≡3 (mod 4)の時は、実は、ω := 1 +

−D

2 を考えて、Z[ω] :={a+bω|a, b∈ Z}を考えた方が良い。ω を根とする整数係数の2 次多項式f(X)Z[X]を求め よ。また、Z[ω] が和・差・積で閉じていることを示せ。

20. Z[

−D] において、Z の時と同様に、α =βγ となるγ Z[

−D] が存在す るとき、αβ で割り切れる(αβ の倍数、βα の約数)といい、β|α と書く。

(1) a, b∈Z に対して、Z[

−D]での意味で b|a であることと、Z での意味で b|a で あることとは同値。

(2) β|α ならば、N(β)|N(α).

(3) ε|1 となるのは、D = 1 のとき ε = ±1,±√

1 で、それ以外は ε = ±1 に限る。

(D = 3 のとき、Z[ω] で考えていれば、ε =±1,±ω,±ω2 の可能性もある。) (こ のような 1の約数を単数という。約数・倍数を考えるときは単数倍の違いは区別

できない(のでしない)。)

—2011年度秋期 数の世界 (担当:角皆) 3—

(2)

21. Z[

−D] において、素数・既約数を次で定義する。単数でも 0 でもない π Z[

−D] について、

πZ[

−D] の既約数⇐⇒ (π =αβ =(π|α またはπ|β))

πZ[

−D] の素数⇐⇒ (π|αβ =(π|α またはπ|β))

(πp に対応するギリシャ文字だから使ったが、勿論ここでは円周率ではない。) (1) 素数は既約数でもある。

(2) Z[

−D] に属す数は、単数でも 0 でもなければ、既約数の積に分解できる。(ヒ ント: N(α)に関する帰納法)

(3) Z[

−D]に属す数が素数の積に分解できるならば、その分解は掛ける順番と各素 因数の単数倍の違いを除いて一意的である。(ヒント: 上の定義にある素数の性質 があれば、Z での時と全く同様に証明できる。)

(4) D = 5 のとき、Z[

5] 内で、6 は6 = 2·3 = (1 +

5)(1−√

5) と分解され る。この時、各因数 2,3,1±√

5 は Z[

5] の既約数であり、どれも互いに単 数倍ではない。従って、既約数への分解の一意性は成立しない。

(5) Z[

−5] 内で、他に既約数の積に2通りに分解される例を見付けよ。(Z[√

6]な どでも同様の現象が起きるので、そこでの例でも可。)

22. 特に Z[

1] をGaussの整数環という。Z[

1] では Z と類似の互除法が 出来ることから、素因数分解の一意可能性が成立する。これを以下の順を追って示そう。

(1) ξ C に対し、N(ξ−γ)<1 となる γ Z[

1] が存在することを示せ。(ヒン ト : ξ =x+y√

1C を平面の点(x, y) に対応させるとき(複素数平面・Gauss 平面などという)、N(ξ) =x2+y2 は原点から (x, y) までの距離の平方である。) (2) 任意のα, β Z[

1], β 6= 0 に対して、α =βγ+δ, N(δ)< N(β) となるγ, δ が 存在することを示せ。(ヒント: ξ=α/β について前問を適用せよ。これさえあれ ば以下の議論はZ の場合と殆ど同様に出来る。)

(3) 任意のα, β Z[

1]に対して、次を満たすδ∈Z[

−1]が存在することを示せ。

δ|α, δ|β

δ0|α, δ0 =⇒δ0

このような δ は単数倍の違いを除いて一意的である。(その違いを気にせずに) δ= gcd(α, β) と書いて、α, β の最大公約数と呼ぶ。

(4) このとき、αξ+βη =δ となるξ, η Z[

−1] が存在する。

(5) gcd(α, β) = 1 のとき、α, β は互いに素であるという。このとき、α|βγ =⇒α|γ.

(6) Z[

1] では、既約数は素数でもある。(ヒント : π が既約数のとき、π|α でなけ ればπ, α が互いに素であることを示す。)

(7) これより、Z[

−1]では素因数分解の一意可能性が成立する。

23. (Fermat の小定理) pを素数とする。p と互いに素な整数 a に対し、

ap1 1 (mod p) (ap ≡a (mod p)と言っても同じ) が成り立つ。これを次の 2つの方法で示せ。

(1) (加法的方法)二項定理により(a+b)p ≡ap+bp (mod p)を示し、帰納法を用いる。

(2) (乗法的方法)x= 1, . . . , p−1に対して、ax modp が全て異なり 1 回づつ現れる ことから、(p−1)! を 2 通りに計算して比較する。

24. (本問は Mathematica などの計算代数ソフトウェアを用いると良い。)

N = 1316383, e = 3617 とし、自分の学生番号の先頭のアルファベットを除いた 7 桁の

数字で出来る自然数をP とする。

(1) N を法、e を暗号化鍵 (公開鍵) として、RSA 暗号で P を暗号化し、暗号文 C を求めよ。

(2) N を素因数分解して、これから復号鍵(秘密鍵)d を求めよ。

(3) 求めた復号鍵d を用いて、暗号文 C から平文P を復元せよ。

25. 暗号・符号など、数理が利用されている実用技術について調べて述べよ。

—2011年度秋期 数の世界 (担当:角皆) 4—

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