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アルケン配位重合

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Academic year: 2024

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(1)

アルケン配位重合 有機金属化学第11回 2021年度 

ポリマー ( プラスチック ) の分類

低密度ポリエチレン

(LDPE)

高密度ポリエチレン

(HDPE)

ポリプロピレン

ポリスチレン ポリ塩化ビニル

配位重合触媒の代表例: Ziegler-Natta 触媒とメタロセン触媒

Tiを用いた重合触媒は Ziegler-Natta

触媒と 呼ばれている

高分子合成反応の分類

重付加 重縮合

付加縮合重合

付加重合

開環重合

ラジカル重合 カチオン重合 アニオン重合 配位重合 ラジカル重合 カチオン重合 アニオン重合 配位重合 モノマーの官能基間で

段階的に反応する

新しい結合と活性点が 同時に生成する

ビニルモノマーが 連続して結合する形式

(2)

配位重合の素反応について

開始反応

成長反応

停止反応

配位重合の一般式

触媒活性種

ポリマー

L n M X X

L n M R R M’ R

LA or

H +

L n M R

L n M L n M

R

R

L n M

R

n

H n R L n M R

+

使用されるルイス酸

B(C 6 F 5 ) 3 , AlEt 3 , MAO

ルイス酸そのものが対アニオンに変わるもの ルイス酸の対アニオンがそのまま残るもの

使用されるブレンステッド酸

[Ph 3 C + ][B(3,5-(CF 3 ) 2 C 6 H 3 ) 4 ]

Brookhart, M.; Grant, B.; Volpe, A. F., Organometallics 1992, 11, 3920.

[(Et

2

O)

2

H

+

][B(3,5-(CF

3

)

2

C

6

H

3

)

4

]

[HN + Me 2 Ph][B(C 6 F 5 ) 4 ]

いずれも超強酸で非配位性アニオンを持つ

・配位には空き配位座が必要 

→アニオンが空き配位座に配位すると不活性化 

→非配位性アニオンが使われる

・配位しやすいアルケンは反応が速い 

→速度:エチレン > プロピレン >  𝛼 -オレフィン   (1,2-および1,1-二置換アルケンはさらに遅い)

Exxon Chemical Co. WO/1991/009882,PCT/US1990/007669

L

n

M

P

H L

n

M H + P L

n

M

P

L

n

M H + P H

H

2

𝛽 -水素脱離:最も単純 加水素分解: H

2

は連鎖移動剤 𝛽 -水素移動:金属ヒドリド経由せず

L

n

M

P

L

n

M H P H

(

P

はポリマー鎖を示す)

2

(3)

エチレン重合の触媒と生成するポリエチレン (PE) の関係

HDPE の合成 LDPE の合成 LLDPE の合成

主なポリエチレンの種類

側鎖が短く少ない

側鎖が短く多い 側鎖が長く多数あり分岐も多い

不均一系

Ziegler

触媒

(TiCl

4

+ AlEt

3

)

不均一系クロム酸化物触媒 未だその構造の詳細は不明

Ti(III)

を含むと言われている

Cr(III) + シリカ O2, heat

OCrO O O

シリカ表面

活性種

2005

年には

世界生産

4000

万トンの

1/3

がこれで製造

N N

Cr OEt2 Xyl

Xyl

SiMe3

Xyl = 2,6-Me2C6H3

ポリエチレン

MacAdams, L. A.; Buffone, G.

P.; Incarvito, C. D.; Rheingold, A. L.; Theopold, K. H., J. Am.

Chem. Soc. 2005, 127, 1082.

クロム触媒の均一系モデル

Small, B. L.; Brookhart, M.;

Bennett, A. M. A., J. Am.

N + MAO

均一系コバルト触媒

高温高圧で過酸化物を開始剤とした エチレンのラジカル重合が主であった 幾何拘束型触媒も使える

(CGC: constrained geometry catalyst)

Me

2

Si M

N Cl

Cl

R R’

n

R = alkyl, aryl R’ = H, Me M = Ti, Zr, Hf

L

n

M P’

P

L

n

M

P P’

金属周りが空いてるので停止反応で生成した ビニル末端ポリマーを挿入可能

後周期金属は

chain walking

で分岐が多く 側鎖がさらに分岐する

R N N R

M X X

Ar Ar

R = H, Me, naphthyl M = Ni, Pd

Ar = 2,6-(i-Pr)2C6H3, 2,6-Me2C6H3

CGC

を用いてエチレンと

𝛼 -

オレフィンの 共重合を行うことで得られる

Me2Si Sc N

Cl

tBu

Me4

Me2Si Ti

N Cl

Cl

tBu

金属周りが空いてるので

𝛼 -

オレフィンの配位・挿入が可能

Barnhart, R. W.; Bazan, G. C.; Mourey, T., J. Am. Chem. Soc. 1998, 120, 1082.

Okuda, J., Chem. Ber. 1990, 123, 1649.

Shapiro, P. J.; Schaefer, W. P.; Labinger, J. A.; Bercaw, J. E.; Cotter, W. D., J. Am. Chem. Soc. 1994, 116, 4623.

Zr B

B OEt

OEt Cl

Cl Me2Si Ti

N Cl

Cl

tBu

n

n

+ LLDPE

(4)

プロピレンの重合

ビニルポリマーのタクチシチー ( 立体規則性 )

イソタクチック

(isotactic)

シンジオタクチック

(syndiotactic)

アタクチック

(atactic)

一般に耐熱性が高い

立体規則的なポリプロピレン合成

Natta

触媒

(TiCl

3

+ AlEt

2

Cl)

イソタクチック

+

アタクチックの混合物が生成

分離する必要がある

メタロセン触媒:配位子の立体でタクチシチー制御可能+高活性

イソタクチック

シンジオタクチック アタクチック

立体制御機構

インデニル配位子やフルオレニル配位子が 配位してくるプロピレンの向きを

常に一方向に保って挿入の向きを規定

4

P Zr

Zr 挿入

Zr P P

P Zr P Zr

iso-PP

P CH2

L2 Zr

H

P Zr Zr

挿入 P

Zr P Zr P

挿入

Zr P

Zr

P syndio-PP

P CH2

L2 Zr

H

(5)

スチレンの重合

立体規則的なポリプロピレン合成

アタクチックポリスチレンが生成、立体制御は難しい シンジオタクチックポリスチレンの合成

イソタクチックポリスチレンの合成

Ti X X X X = Cl, O

t

Bu

Ti X X X X = Cl, O

t

Bu

S O Ti O

Cl Cl

t

Bu

t

Bu

F Ti

F F Ti

Cl Cl Cl

Cp

系多座配位子を持つ

Ti

錯体に

MAO

などの

Al

系活性化剤を加えると高活性触媒に

立体制御機構

イソタクチック

PS

を与える触媒は例が少ない

ZrCl

2

M

O

O X S X

S

t

Bu

t

Bu

t

Bu

t

Bu

MX

2

= TiCl

2

, Ti(O

i

Pr)

2

Zr(CH

2

Ph)

2

, Hf(CH

2

Ph)

2

Ni

PF

6

+ PCy

3

Ti

Ph P

Ph Ph

Ph Ti

P Ph

Ti

Ph

Ph

P Ph Ph

syndio-PS

(6)

配位重合の反応機構詳細

カチオン性前周期金属錯体へのアルケン配位挙動の確認

Stoebenau, E. J.; Jordan, R. F., J. Am. Chem. Soc. 2003, 125, 3222.

Stoebenau, E. J.; Jordan, R. F., J. Am. Chem. Soc. 2004, 126, 11170.

前周期金属への挿入反応時の agostic 相互作用 (

3

回資料

p7

参照

)

アルキル基が置換することで配位しにくくなる

&二置換だとより配位しにくい

=電子効果よりも立体効果が効いている 塩素が置換すると配位しにくい

=この場合は電子効果が大きく効いている

Kawamura-Kuribayashi, H.; Koga, N.; Morokuma, K., J. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 2359.

Kawamura-Kuribayashi, H.; Koga, N.; Morokuma, K., J. Am. Chem. Soc. 1992, 114, 8687.

Zr O

ClCD2Cl

+ L Zr O

L

+ CD2Cl2

nBu Cl

> > > > >

Keq

Keq

アルケン挿入の遷移状態において

𝛾

位で

C-H agostic

相互作用が見られる 生成物も

𝛾

位C-H agostic相互作用があるが、

少し安定な

𝛽

位の

C-H agostic

相互作用を持つ形式に異性化して ここから重合が継続していく

Pd P

(CH

2

)

n

H +

Pd P

(CH

2

)

n

H

Pd P

(CH

2

)

n

H

1 2

1 2

2 1

P

(CH

2

)

n

Pd

chain

walking

挿入

chain walking

ポリマー直鎖状

chain

walking

P (CH

2

)

n

Pd

挿入

chain walking

Me

分岐を持つ 直鎖状ポリマー 挿入

Pd P

(CH

2

)

n

H

n

(CH

2

)

n

H

分岐を持つ 直鎖状ポリマー

後周期金属を用いた際の chain-walking を経由した直鎖ポリマーの生成

Cp

2

Zr

CH

2

C

Cp

2

Zr CH

2

CH

2

H

H P P

Cp

2

Zr P

H 𝛼

𝛾 𝛽

Cp

2

Zr H

P

𝛼 𝛽 𝛾 𝛼

𝛽 𝛾

6

chain walking:

6

回講義の

Schwartz

試薬と

4-octene

の反応を参照せよ
(7)

エチレンのオリゴマー化: 𝛼 -オレフィンの製造①

SHOP 法 (Shell Higher Olefin Process) によるエチレンのオリゴマー化

他の触媒によるエチレンのオリゴマー化

MA の二量化

Ni Ph

2

P O O

Ni Ph

2

P

Ph O PPh

3

Ph

Ni Ph

2

P O N

Ph PPh

3

Ph

用いられる

Ni

触媒

H

n-1

n

触媒

C

4

~C

8

C

10

~C

18

C

20+

41%

40.5%

18.5%

これらは 蒸留分離して 使用される

いずれも

Ni-C

結合へのエチレン挿入の後に

𝛽 -

水素脱離で

Ni-H

錯体を生成してこれが活性種となる

Keim, W.; Kowaldt, F. H.; Goddard, R.; Krüger, C., Angew. Chem. Int. Ed. Engl. 1978, 17, 466.

Keim, W.; Behr, A.; Kraus, G., J. Organomet. Chem. 1983, 251, 377.

Keim, W.; Schulz, R. P., J. Mol. Catal. 1994, 92, 21.

Komon, Z. J. A.; Bu, X.; Bazan, G. C., J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 12379.

Komon, Z. J. A.; Bu, X.; Bazan, G. C., J. Am. Chem. Soc. 2000, 122, 1830.

ホウ素ルイス酸を入れると 活性が大幅に向上する

Ni

の求電子性上昇

N

N o-tol o-tol N Fe

Cl Cl

+ MAO

H

n-1

n

Small, B. L.; Brookhart, M., J. Am. Chem. Soc. 1998, 120, 7143.

25 °C, 1 atm, TOF = 5.0 × 10

5

h

–1

90 °C, 40 atm, TOF = 1.8 × 10

8

h

–1

Zr B

B OEt

OEt Cl Cl

+ MAO

H

n-1

n

Rogers, J. S.; Bazan, G. C.; Sperry, C. K., J. Am. Chem. Soc. 1997, 119, 9305.

Bazan, G. C.; Rodriguez, G.; Ashe, A. J.; Al-Ahmad, S.; Kampf, J. W., Organometallics 1997, 16, 2492.

Zr B

B Ph

Ph Cl Cl

+ MAO

H

n-1

n+m

H

m

ボラタベンゼン配位子の置換基の違いにより 異なるアルケンが生成する(p3参照)

Rh Et OMe

O

2 OMe

O MeO

O

Rh Et

Rh H

OMe O

Rh O MeOCO OMe

Rh O MeOCO OMe

Rh MeOCO H

OMe O OMe

O MeO

O

(8)

エチレンのオリゴマー化: 𝛼 -オレフィンの製造②

メタラサイクル中間体を経由するアルケンの二量化

Datta, S.; Fischer, M. B.; Wreford, S. S., J. Organomet. Chem. 1980, 188, 353.

Schrock, R.; McLain, S.; Sancho, J., Pure Appl. Chem. 1980, 52, 729.

Zr(η

4

-butadiene)

2

(dmpe) or

CpTaCl

2

(RCH=CH

2

)

2

M

M M

M M H

メタラサイクル中間体を経由するアルケンの三量化・四量化

金属ヒドリド中間体を含まない

=生成したアルケンの異性化が起こらない

Briggs, J. R., J. Chem. Soc., Chem. Commun. 1989, 674.

Yang, Y.; Kim, H.; Lee, J.; Paik, H.; Jang, H. G., App. Catal. A 2000, 193, 29.

O O Cr

3

H N

AlEt

3

Cl

Cl Cl

Carter, A.; Cohen, S. A.; Cooley, N. A.; Murphy, A.; Scutt, J.; Wass, D. F., Chem. Commun. 2002, 858.

P N P Me O Me O

2 2

CrCl

3

(thf)

3

MAO

1033200 g/(g

Cr

·h) 99.9% hexene selec.

McGuinness, D. S.; Wasserscheid, P.; Keim, W.; Hu, C.; Englert, U.; Dixon, J. T.; Grove, C., Chem. Commun. 2003, 334.

N

Cr PR

2

R

2

P

H

Cl Cl Cl

/MAO TON 69340 h

–1

99.1% hexene selec.

Overett, M. J. et al. J. Am. Chem. Soc. 2005, 127, 10723.

Bollmann, A. et al. J. Am. Chem. Soc. 2004, 126, 14712.

Ph

2

P Cr Cl

Cl Cl

Ph

2

P Cl

Cl Cr Ph P

2

Cl PPh

2

N N

Ph Ph

/MAO

591000 g/(g

Cr

·h) 67.4% hexene selec.

M M

M M

M M

M M

M

酸化的環化 酸化的環化

8

三量化

四量化 反応機構

(9)

次回以降の講義について

1/28

達成度確認試験:範囲=ここまでの講義内容全て

(

次回以降の論文読みは含めない

)

12/21, 1/11

有機金属化学論文の読込および研究提案へ向けた訓練

以下の論文1報を隅々まで読んでくること

(

最低でも

4-5

時間はかけよう

)

論文を読む際の注意

タイトルと概要を何度か読む

背景となる参考文献はその概要を読んで自分の言葉

(

一言でよい

)

でまとめる

(TOC

Abstract

を読み、それをまとめるだけで良い

)

論文に書かれている全ての反応式・全てのグラフの縦軸と横軸の定義・全ての略号の意味に加えて

Supporting Information

も含めて化合物データ・各種スペクトルの解釈・分子構造情報の詳細・

光電子物性などを理解すると共に、本文に戻って化合物そのもの位置づけ・論文そのものの位置づけを再確認

これらのことより、以下について自分なりにまとめてくる ( 次回以降の講義で解説 )

・この論文は化学全体の中でどの分野のものか?

・論文の背景においてどのような研究がなされてきたか?

・この論文において何がこれまでの報告と違うのか?

・それはどのような工夫によって得られたものか?

以下は次回の講義では当てられたら答えるようにしておくこと

・得られた結果を説明するための実験は他に考えられるか?

・自分ならこの論文に何を足してさらに次のアプローチを考えるか?

 またそのアプローチに対して必要な他の事実はあるか?

 あるならそれはどの論文に書いてある?この段階で文献検索が必要なのでやっておきましょう。

講義の最後にはレポートを課します ( 採点済過去レポートを NUCT に置いておきます )

Ju, L.; Lin, Q.; LiBretto, N. J.; Wagner, C. L.; Hu, C. T.; Miller, J. T.; Diao, T., J. Am. Chem. Soc. 2021, 143, 14458.

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