ラヅグヵ鱗キュラム運譲と郵被会聡題学響漣(上1 i
ラッグカリキュラム理論と「社会問題学習」(上)
一「社会問題カリキュラム理論」と「社会問題学習」一
安藤勝 白 井嘉
一(教育実践学1 夫(英文学・比較文硲
ハロ駕ド・ラッグの力琴キュラム葦墾轟霧の薯寺質1ま,環伐餐1会と教育に臠する葦墾論及びアメリカ鍵鷹、甕 義とカリキュラムに臠する運譲等を踏まえた猫糞の「社会幾題力1タキュラム理講窪を縫起していると ころにある。その猿姦のf縫合調題力穆キュラム理譲」の中核的な盤羅を占めるσ)が本誌交で縷讃す る「椎会靉靆学習嵯であるが,そこξ二おいては欝3{}年代アメ}ナカ鍾会の現状・課題・展鍍と学校力弓 キュラムのあ吟方を譲まえて「姓会購題学習」の位置と意義について譲じられている。
すなわちアメ}タカの歓会靉靆に取翰緩むことによって,子どもたちの生涯において経済麟豊かさ.
震i三蓋主義,衰耄建の全体牲を禽1磐あ1デるためここもf縫1会隅題力琴キュラム墨墾毒溝を罐i宣し,カ》キュラ ムにお睡る「社会総懸学翼まを実理することの意義について遽べられている、
∈キーワード)アメ1ノカの縫合鶴題 r撫蓬された社会!と鍵主主義・ファシズム 三つの「文髭」
文麹総棒とカサキュラムデザイン 被会麗麗がフキ烹ラム運論
亙.なぜラッグカリキュラム理論と「社会闘 題学習」か
ハロルド・ラッグ(慧a驚羅0羅w窪y衰簸暮g,欝欝年〜
鯵6警年)は,欝2馨年にコロンビア大学ティーチャー ズ・カレッジ準教授として着猛した際に,属大学実験 校の》ンカーンスクー膨において多くの実践者や醗 究者の脇方を得て新しい鏡会科教舞翻発に努め,約鎗 年闘のうちに「鍾会科学教材パンフシット(Soc量&l Scle鼓ce Pa禦鎌lets〉」と陸t会科教科書・入溝とその 縫会の変位(鍵餓離6勝s C蓑蛾馨撫警鋳cl鍍y/jを礁 成している。この麺会科教秘露発と歓会科教科書癡 箋において注§すべきことは,これらの教樗弱発や教 科書編集という実践的作業の基礎にはラッグ自身の教 官理論・力喜タキュラム遅講が据えられ,購時鱗に多 くのそれらの理論に麗わる譲文・著書が刊行されてい ることである。
たとえば㍑、かにして社会科力華キュラムを再編成 するか」(欝2i年),ギあたらしい懸人主義に向けて の醗究序説3(欝礎年/,「社会科カリキュラムデザイ ン,私の信じること」(i§3§年)等の譲1文や『{牽人 なる妓衛垂(欝33年),ゼアメ琴力人の生活と学校力》
キュラム垂(欝36年/,眠主主義とカリキュラム盤
(欝39年/などの著書があげられ,さらに戦後におい てもぎアメ1ナカ教育の基礎垂(ig蓬7年1,蓼教育の社 会的基礎葦(ig55年/,ゼイマジネーションま(鎗62年/
なども鷺行されている。
小論において我々はなぜ.ラッグカ琴キュラム理論
と「鍾会問題学習淫を取翰一とげるのかという点につい て一言遠べるならば,今から鴨〜εG年前のアメ縫力縫 会において,あの欝29年の大恐慌を背景としてその当 時の時代と問題に歪面から煉縛しつつ,縫合科がナキュ
ラムの在り方を真鰯に検討し開題提起をしていたラッ グの力鞍キュラム礫論とその実践的提案は,今欝にお いて学ぶべき点が多々あるのではないかということか らである。
特に欝欝年代から欝3§年代のアメリカ教官界におい ては,「覧童中心学校」の立場に立ちつつ.しかも歓 会の現実にもしっか陰鬱を据えて,学校会誌のがヌキ ュラムの再編成が騒振され,その中で「鍾会科」とい う教科の甚む方も改めて問い直されていた,、そび)大き なアメ縫方教育葬を背景として発言したラッグダ)理論 と提案ξこ目を1薄1ナることは意義あることであろう.
小職で整理・綾試する「縫会聡題学習涯の提案はラ ッグのゼ渓主主義と力婆キュラム妻醸g39年/の序 ヂアメリカ桂会瞬題学習」及び第亙章「文此とがタキ ュラム雌,第緯章「買主主義と力葦ヌキュラム:アメリ カ社会賜題の取繕み」の論文の翻訟を踏まえて,「社 会隅題学習」がカリキュラム全棒と被会科の編成にお いていかなる意妹と意義を有するかについて論じ1よう とするものである。なお,翻訳の原典とi論文は次の通 りである。
原典:PE醒0ε£4cy護蝦〉麗。σ欝{〕級眉酸一野総 醜a甜轟。脚。∫岱ε舳麟偬蕊飴砿W撤聡慧 1簸Co縫誌or麟。鼓もy}熱殺OLD裂離GG( 〉.
A麹室鍍。欝一Cε簸轍ぎyCG盤夢謹y,欝鋤
2 福島大学教官実践醗究紀要筆墨7号
翻訳論文:(簸Fo総轡。雌:S搬δぎ譲g癒eA羅εr董ca貧
PrGb董e盤.島量{圭.,亙恥.v−x童.
(2〉C難a露er i:丁鼓e C継歯蟹e a蟹董騰ε C鞍懸。擁讐搬,癒適.,麹、34蓬.
(3〉C簸a雛αX夏X:Pe贈cr&cy鐵δ癒e C群薮。雛藪醗:Woギk沁蓼a盤熱eA盤磁。餓
茎》ぎ。董薩e搬,嚢薙{圭.,倉夢.5i3−53(美
(本譲文のみ抄訳〉
獲.「アメ》カの裡会問題学習」一翻訳(その嘩/
喋 アメリカ型の特性と歓会開題の性絡
本書ゼ長主主義と力弩キュラム:アメ董タカの学校生 活とプログラム董は,教員,青年男女,彼等の嚢競の
ための案内書として提示する。「アメリカの社会聡題」
というのは,この大陸一興綱的連頬のある形態一で今 でも潜在的に稀矯できる経済的豊かさ,髭主的行為,
表現の全体姓を生み幽すことを意味する。全体として 受け入れられるこれらの三つの明確な誌面は,実際に 段々の直面する社会纈題の構成要素となっている。こ のことから,その問題をrアメリカの麺会問題豆と名 儲け,教育がいかにその濁題を解決する手跡けとなる かという爾魔に本書を捧げるのである。
本書は現在アメリカー天然資源と技衝,民主的風土 と伝統,禽1造カーに存在するシ替在的能力を記録する。
本醤は,商贔を生産する能力の背蓄麦で一無力な政治と 歓会的デザインの飽の形態のために一高贔を分醒する 能力が停滞していることを立証する。その結果,現代 のアメ縫方はそうなりうる偉大な文乾にかなり欠けて いるために,アメ喜タカを「揮翫された社会」と称する 結果になることを.本書は示している。この幣語は,
我が疑衆に吹き荒れ,現在民衆を飲込むおそれのある 衝撃的状態と周題に注意を向ける籏重な努力の中で選 択されたものである。
これらの状態は予想されることであった。すなわち それらは産業社会・民主主義鍾会の発展の第一段踏と 第二段階の闘の転換の時代の必然的な表われである。
遅かれ早かれ産業主義の最初の時代グ)癬速慶的な拡張 は煢然衰えることになった。第一次糧饗大戦は,それ 酪体の勢いが衰えた以上に,恐らくそれを衰えさせた であろう。しかし大きな被会的動自ゆえに,転換の時 代は必ず到来し,実際到来したのである。産業主義が どこに浸透したにせよ,地球のいたるところで,我々 の時代は停滞した経済簿1度,挫折した民主主義,古い 時代の忠誠心の崩壊.露悪と漂流の心理的風土によっ て特徴づけられる。教育者と政治家は.これらが一邊 紀以一しにわたる地球の土地と諸費族の無謙嚢で無麟褻鍵 な麗発の必然的な結果であると理解するなら.教育と 被会的再建の巨大な課題に騰えるための十分な武装を するであろうと信ずる。
2{}04一重2
「アメサカの娃会翼題」という凝念が使絹されたの は,とりわけその機念が,そうでな1ナれば鰐が恐ろし いほどの袋小路にしかならないかを明確に定義してい るからである。アメリカの生活の季崖1会的機構がひどい 苦境に臨っている。その縺れを解きほごす第一一段購は,
その翼題を作り議した要灘を明確に矩1ることである、,
それらの要纒は次の通りである:
①文化の弛の領域の背後にある文化のいくつかの領域 の停滞一とりわけ商贔を生産する能力の背後で商品 を分蔑する縫方が停滞していること。
②相冠的に支醗されることのない纒人主義の哲学とそ の防騰された地位のたあに,歓会制度において必要 とされる変更を導入することを心よしとしない傾海 のある少数滋の人々による.富やコミュニケーショ ンや政治に僻する不当な支醍。
③「アメ1タカ型達民主主義一その最重要点は.発言の 白蜜であり,各懸人のための最i大の発展,それゆえ に,その政治形態は可能なかぎり握会「賠級涯のな い歓会を目指す政治形態一と呼ばれるそグ)独特の生1 活形態への民衆の全瞬民的醒与。
㊧民衆の闘1二ある知牲の自由な駆綾が歓会的政策を決 定すべきであるという瞬様の全国民的信念。
⑤大衆教育が真に買主的方法を実践し,それが今馨現 に実現されるように,生活現虞と生活隅題グ)学習と 講談1のプログラムを構築することに失敬したこと。
⑥民衆によるアメリカの開題の真の理解の欠嬢とそれ に短癒して罠衆が扇動的政治家の宣伝を受け入れや すいこと(全般的な補等教育の構造を構築する一しで の発事な最初の成果にもかかわらず/。
⑦公的関心事に慰する民衆の広籍な無関心と学識のあ る思慮深い一一般市民の潜在的指導者である保i護され た知的露出主義者の無力。
⑧失業,貧露,病気によって弓捲起こされる大衆の苦 しみといった被会的苦境の籔躾の強力な訴えと,そ の療羅を除去せずに,それらの問題を単に表面的に 扱かうことで満足してしまう政治的指導者の領海。
⑨我々の民主主義における政治は「秘権グループ」、
多くの利権グループが所霧する各霧疑の輯豊作羅に よって進められるという事実。各グループは,そグ)
数,富,権力の威光をいかなる方法で秘溝できるに せよ,脅i邉,約束.討論を通して窪力を駆綾するこ とによって簿かを得ようと努める。政癒の役人は,
適題される相慧的圧力によってなされる要求に抵統 するか,あるいは黙熨し,法律を翻り,それに旛じ て行政的・法的捲置を進める。このように政策の作 成は,独裁者の手早い甦置と効率牲に欠けることに なるが,結縁は民衆の意志を代表する。
⑳疑衆が懸究や思考、討論,グループの決定や行動の 厳しい民主的な方法に耐えるよりもむしろ,独裁者
ラッグカリキュラム理論と「鍾会靉靆学欝達(ま二1 3
に無悪瘡に従う安易な方法を提供する新灘やラジオ や織塗獲の扇動者の宣伝を震じるという彪験姓。
⑳これらのすべての饗露を…つの歓会的有機体に離合 する社会の複雑な灘互依存一各要羅,纏人の機能,
誰も懸々ばらばらに饑いたり,離々の攻撃にさらさ れることはない。このようにすべての要麗は,社会 的秩序のかなりの謬分を婿害されたり干渉されたり することなしに,1司蓑寺に一緒に取り援わなければな らない。
⑫暮寺闘オ§なも池とも、う脅威。
これらの要翼は現代の袋小路ξこお1ナるi2の重要な 要石である。その要渥のどれも考察の嬉象にしなけれ ば,アメ葦タカの縫会問題を理解し,解決できるかどう かは疑諸)しい.しかしそれらを列挙するのは,その意 義を明確にする以上のことである。それは民衆が生み 戯してきた縫合の驚くべき複雑姓を購らかにしてい る。それ攣え,その問題は難しく,解決がきわめて園 難であるが、思懸深いアメ蕃タカ人が無関心や無気力か
ら醗卸して,侮か基本的で活力のあることをすること ができれば,その匿i題を解決することは可能である。
一…ハ的鉱毒民が,特に教麟が建設的な貢献をするのを 手跡けすることが本書の得的である。
2 「擁窪された社会」と渓霊孟義・ファシズム 一屍主主義とファシズムの聞継の串で一
人類の大きな饑いの一つが今霞地球上で懸われつつ ある.その闘いはまさに民主主義とファシズムとの闘 の糧馨的規摸の饑いにほかならない。これらの二つの 生活の様式の一一つ、あるいはそれ以外のものは死に絶 えなければならない。それらは轄互敏存の崔!葬では1協 力・共同することはできない。人聞に越するどのよう な型の支醗が二十崖紀においては勝利をおさめられる のであろうか。それは金棒主義国家における支醒購級 によって懸人にかせられた独裁麟支配であろうか,そ れとも肖密な人聞が露らに課した自主的な支醗であろ うか。千年もの闘,しだいに増大しつつある多くの薦 洋の人聞はこれまで後者に言及してきた,第…次轡雰 大戦以来,この文亀的戦争にお1ナる小戦震がすでに灘 津)れ,あらゆる場合に独裁者によって麗始された恐ろ しい攻撃が民主主義の旗を数載させ,その名を汚して きた。しかし民主主義はよりすぐれたカによって数北 させらることはなかった、それよりもむしろ,民主主 義はそれ自身の誤った指導者によって捨て去られ,大 英帝国のトーり一党の帝国主義的政府や支醍購級によ って最もよく典型紀されてきた。
義々が執筆しているときでさえ,ヒットラーと全ド イツのナチズムの指導下にあるファシズムが縫葬儀服 ための甲高い命令を下しつつある。我々はファシズム が暴力と恐糠,繕悪一強調労饒,強麟的綴従,強麟的
沈黙,強麟的忠誠,強麟的賛嗣のプログラムをヨーロ ッパのすべてに押し儲けつつあるのを見ている。ファ シズムは毒疑的・政治的白蜜を踏み潰し,参政権を破 壊し,家庭のプライバシーを侵害する。ファシズムは アメ喜ナカ人が承諾の署名をするあらゆる忠誠を否定す る政治哲学の名で,すべての人間を追放し,誘拐し,
投獄し,拷聞し,殺害する。ファシズムを直ちに阻生 しなければ,新しい暴虐が千年の長幾の民主主義への 講進が獲得したものを後退させるであろう。
西洋の諸民族の政治の長い歴史年表を理解しただけ でも.民主主義をめぐる現代の麗争に臠する教育者の 講究を明確にするであろうとの確繕にたって奉書を執 筆した。遅々とはしているが,疑主主義の確かな発 展の千年に及ぶ主要な流れは,時には独裁麟の饒線に
よって串懸されたが,際立っている。さらに,民主主 義的産業社会の勃興の醗究は,教育煮に第・…次燈界大 戦の終繕時に中奥ヨーロッパの政治を浸主銘する試み が時霧海早となり,自然に独裁麟の再出麗という結果 になった。その議論は次のように進んでいる:民主政 治は民衆の遜意による政治で,真の同意は民衆の状溌 や弱題を瑳解している民衆によってのみ与えることが できる.事実は,どのヨーロッパの国においても一英 国でさえ一疑衆が真に民主主義政治を実践しなかった ということである。実燦,民主政治を実践できなかっ たのは,一方で常に「賠綴葺鍾会があり,飽方で民衆 の露で彼等の縫会的状溌を真に理解したのは2.3パー セントにすぎなかったからである。なるほど民衆は全 般的な初等教育の麟度を構築し,5臆の人縫が議み書 きができるようにし,毒民的・政治的自由の憲法圭1の 保瞳.参政権の機構を確立したのは事実である。しか し,民衆は知的な講意を与えなかったために、実際に 民主政治を実践することはなかった.第一次世響大戦 の終結時に,民主政治の準騰が整っていなかった一し かしながら書室灘の霧数や状溌の混醜が民衆に実験を 強麟することになった。綾等が央致したのは民主政治 が余りにも早鱗に生じたからである(ドイツのワイマ ール政府の英雄的ではあるが不毛な試みを雛よ/.独 裁者が権力を掌握したのはその余波であった.
それゆえに,遷代の独裁政治の鐵現は,生産力の背 後で歓会的発瞬の停滞によって引き起こされた醸避で きない政治の空白難問であるという猛念にたって,本 書は執筆された。真の事実は,生み鐵されつつあるフ ランケンシュタイン,すなわち産業主義が手の麟かな いところに行き,縫会的知性の一般的水準が橿豆絞存 の椎会周題と歩調を揃えることがなかったということ である。
政治的空白蟻闘が除去され,縫会的趨勢が人類の麟 造的発展の主要な流れにいつ立ち戻るかは.だれも予 言できない。確かに憎悪と暴力のファシスト的残忍な 人間によって,成年男女や子供達が堕落させられてい
嘆
福島大学教薄笑践鱗鷹紀要第婆7懸
るが,このことについて,新鹿やラジオで毯饗的規摸 で同時に報道されることを通して,侮億もの人々が民 主的生活様式の優位性を推灘によって霞々教えられつ つある。しかし,中央ヨーロッパ,西ヨーロッパをも う一農1民主主義の主要な道に据える状芝発の緩み合わせ がいつ生まれるかはだれも予震 できない。
その闘.ヨーロッパは強羅にファシスト的にさせら れつつある。今でさえ知性を露密に発揮する状混は,
ヨーロッパではほとんど存在しなくなっている。アジ アのすべてが聡もなく全体主義醤家の支醗下におかれ ることになるかもしれない。ラテンとインド・アメリ カ婁ま,懸轡紀のよりよき欝1聡,独裁政治のもとで生活 してきた。事実,地球上には今霞,真の民主主義の緩 鴎しか残っていない。それにもかかわらず,民主主義 を永続させるための機会は,地球上の纏のいかなる場 所よりも我がアメ喜タカの方が大きいと。そうであろう か。我々が罵心深ければそうだといえる。永遠の欝心 深さは自注{の代緬である,という古い格言が以1講にも
まして今8我々に適罵される。
3 民主国家にお纏る政治は教育である
最後に,政治はそれが民衆の縄意に基盤をおくとき にのみ民主的1二な翰うるのであり,民衆が理解すると きにのみ縫意が与えられるという信念にたって本書は 執筆された。この凝念は教育と溺義の畏主的社会にお いて政治を形成するのである。筆者が劉の場所で述べ たように,政治は鍾会教育である一若い毒蔑と年老い た市民が.法律を醗1死し,考え,討論し,提出する,
そして議員の行為を吟味・講評し,彼等を職務から婆 コールし,無力な政治を駆逐して新しい政治を取入れ る被全教膏である。しかし,民主的遺程が蓋ぎ欝的でだ まされやすい長泉の人を惑わす鬼火のごとき政治的変 動以上のものにな鯵うるとすれば,その遜程はまさに 教育の盤質を帯びなければならない。
璽.r文化と力馨キュラム」一翻訳(その2〉
馨 ヂ生活のデザイン擁と力琴キュラム
本書はアメ婆力の学校のカサキュラムに関する本で ある。力喜ヌキュラムという醜語は難いにくい学徳的絹 藷であるが,ここでこの購語を使羅するのは,その驚 語が穣綱として定着してきたからである。しかしなが ら,この露語を綾駕するのは,本書の欝1題の包括的な 意妹,すなわち「アメ縫方の学校生活とプログラム」
という意味においてである。筆書は学校を生活におけ る企てであると考える。したがって,古い教育におい て,狭い愚妹で禁欲的に呼称されてきた「カ》キュラ ム」は,新しい教育においては「学校生活」というこ とになる、真に重要な教育のあらゆる露が生活自体を 共有している。すなわち,学校は生活の中の学校とな
2倉轡4一纏
り,学習は新しい状溌を通して生活とみなされ,がタキ ュラムは若者やその年・長者の生活を構成するダイナミッ クな諸活動の流れそのものになる。このように新しい学 校は,生1活における社会的企てということになる。
しかし,新しい学校はそれに窪まらず,ギ指導され た」生活における企てである。より成就した教麟によ る未成熟な学習者の嶽導はヂ教書鶴」企ての覇確な讐 籔である.いかなる縫合的グループの生活も,生活に おける企てであるといえるが,ほとんどのグループに とって,その生活は様々な望ましい成長を空み鐵すよ うに意識的に導かれるものではない。学校と縫の社会 的企てを区窮するのは,様々な望ましい威畏への鱗待 であり,それらを生み出す意識的叢書導である農ヂ振導
される」とか「籍1待される」という舞蕗吾の{吏罵に臠し て注意すべき簡潔な言葉がある。これに欝度言及する と,筆・蓄は若者をあてはめようとする知識や技能や態 農の型を蔚以てあてはめるつもむはない。それは鑑式 な学校の標準飽した教育の§標であむ方法であるが,
筆者はそのような型を轡選iする、、
それとは長講に,ここでは若煮が鐵綴な「指導を羅 う生活」,ヂ期待する生活涯を意図する。購の人縫の 教育を「導く」こと(多分すべての重要な職業の中で 最も叢要であるだけで1まなく,最も繊纒なものであろ う〉は,教育者に■二重の義務を課すことになる。第一 に,教曹考は生活における日々の成長に録するその人 聞の?替窪的能力書こ敏感になるように努めなければなら ない,,第』二に,教育・者は学習・書が成長するための最善 の薄能な施設・設鐵を学習者4)手・の麟くところにもつ てくるよう留意しなければならない.教育者が一瞬た
りとも忘れてならない醤標は,著者が達成しようと約 束する,変免し成就しつつある鬱々の生活である。こ のように教育者は,これらの鳶望なよりよき生活を難 待し,若者がそれらの生活を達成する手助1ナとなる禽 効な施設・設簿を稀濡するように努めることである。
麟造しょうとす る人聞の努ナ麗ま教育者の全体的な課 題を記遠しようとする意緩に満ちた包括的な凝念を生 み鐵してきた。その凝念は「デザイン」である。「指 導された生活」にお1ナるプログラムとなるために,教 育は「デザインまされな1ナればならない,、確かにそれ は気まぐれな考えや綴然的な出来事といった偶発的な 状溌に委ねてはならない。教育者は,若者に感ずる生 活に帰する潜在的籠力に鼕々の生活が接近する保証を するよう最大の注意を払って,学校生活やプログラム をデザインするようにする。この意蘇で教育の§標と プログラムは,様々な顯待される成長に対する縫えざ る評織から発展して,「デザインされる」のである、
その際に葬常に深い意妹で,新しい教官は罫生活のデ ザイン」となるのである。
それゆえに、本書では…・貢して,第・一に生活,第二 にデザインの二つの観念が.カリキュラムに関する考
ラッグカ董メキュラム遅講と「縫合幾題学習崖(圭) ピ3
えと感構の焦点となるであろう。
2文化総体から直接デザインされたカリキュラム そび)際に,筆者はデザインされた学校を心に捲いて
いるが,それはどのような素材からデザインされるの か.アメ》カの子僕たちの生活それ自捧から,彼等は それ以外のアメ主ナカ」)人々と生活を共にしているゆえ に,彼等と購時代の行動,根深い現代の開題,それら を予鱗してきた社会的動向からデザインされる。筆者 は,若者が成長しつつある歓会の現実の護持籔に敢え て霞を爵じるつも馨はない。学校に無縫係な文化全体 σ)諸灘懸が,学校欝体よりもはるかに若者を形成する
ことに留意しなければならない。我々の最善の集縷的 学校においてさえ,§才からi8歳までの若者は,彼 等の総暗闘6)欝パーセン詳以一墨,学校の形成する影 響力1こさらされることはない,,9歳から紛議の簡は 家庭や近隣の人々との強力な型1こはまった影響,勉の 縫会の影響にさらされている.これらの影響力の実綱 と教護は,文化を特徴づける態痩を若者において形成 するうえで,学校よむもはるかに大きな潜数的力を持 っている.ここで繰り返し遊べておくが,教育の投金 において子供と大人び)生活から臨接新しい学校の生活 とプログラムをデザインするのは,今蓉教育者に課せ られた第一の義務である.
鍾会や地域あるいは国家の民衆の生活のすべてを纂 約する有益な羅語がある。その繕語はヂ文化」である、
筆書は本霧でこの縁語をしばしば綾絹する。 その麓 猛的な意味に瀧鞣すると次のようになる。
第一一に,文でとは外的な犠質文明一人々がその物贔を 生産し売買し伝達する方法や手段,それらと霧種のも の一要するにその全体の経済麟度を包含している。
第二に,文ギヒは聡薙な魎質文醗の背後に,人々の被会 的麟度一すなわち,特徴的な家癒生活,政治.産業 や企業,その飽の経済的社会的絹織,鐵蔽,ラジオ,
勉8)伝達機縫.教会,密会.学校,カレッジの儀式,
フォーラムの仕事,議会や選挙の手続き,被会堂活に おける儀礼的行事,纂大成した食習舞婁,衣騒,スピー チ,レク喜タエーションの様式,それらと瞬種のもの一 を包含している。社会麟痩は,人々の言語.事実を灘 定・記録し表現する方法,科学や芸衛の耕灘をも包含 している一これらのすべてが思考や感構の繊綴な道具 として綾絹されている。
第三に,外的な経済文購や社会麟慶よりもはるかに 指示的で公式此されているぎ)は.人々の「心理」であ
る。人々の縫会駒取り決めは一■一義的には人々の推進力 や態度,考えによって麟造される。人々が頭に捲くこ と,最も欲していること,叢も恐れていることが,
人々の行動や現在の姿を淡定するのである。人々の欲 求が彼等の社会的心理を支醒するほんのわずかな鰹だ けを挙げると,綴人的安全牲,よりよい生活,社会的
承認を求める欲求がある。しかし人々の歓会的心理は,
嶽由や機会均等,死義.憂欝心,それらと講種の指示 的凝念や態痩によって形成される,よむ広い縫会のす べてに浸透している「僅論3をも含むのである.
以上の三つの局面の鱗示一外的な物質文瞬,被会麟 度,その基調書こある心理一は,葬文化まという購語を 綾羅する意妹を十分護明している.
(董〉若者の活動は文髭の中心的構成要素である この経連で漿要な警告が選べられるべきであろう,.
カリキュラムは人々グ)文乾から直接偉成されなければ ならないと強講ずることは,かナキュラム・デザイナ ーがそのプログラムを大人の生活を基礎とすべきであ ることを意醸しない.縷千万の著いアメ彗方人グ)行為 1ま,文化のきわめて肇要な諦分を横磯している,と麟 じように強請していわなければならない、、実際.教育 的企麟を綴織化する観点からは,若者は叢も重要な構 成要素である.力辱キュラムの中核的活動を講成しな ければならないのは.子供たちや著煮が特定グ)暗闘に 酸壼奮する開題であり,彼等を捉える縫心である,,これ
らの総懸や関心は.もちろんこれまで大人が麟遽し,
大人が支醸するであろうより広い教会約文賑から覆幽 するのである,しかし.力茎メキュラム・デザインは.
このような大人の交配する盤罪において、子供たちや 若者の開題や鰻心の真の獲麟を必ず展望するようにし な1ナればならない。
(2〉文建の観覧者であるがヌキュラム・デザイナー 里)「その理代的特籔と諸開題」
新しい学校の生活とプログラムは,文化からデザイ ンされなければならないという霞明からいえば,それ は直接的にがタキュラム・デザイチーは文化の徹籔緯 な醗究・蕎にならなければならないということになる、
その際に,若いアメ蓄ナカ人グ)ためのダイナミックな教 育活動の流れを構築するためには,カ1ナキュラム・デ ザイナーは,アメ}ヌカすなわち人々の生活様式,綾等 の成果や欠賂.資産のみならず負績を知らなければな
らない。その鞠質文明ばかりではなく,その基本的麟 度やそグ)支蛭的心理を難らなければならない。そのき わめて重要な諸開題や論点をダイナミックに意識しな ければならない。人々が捲く毒嬉纏や理想.彼等の忠誠 の録象麹のみならずそのタブーに敏感でなければなら ない。しかしこめすべてを知るためには,がタキュラ ム・デザイナーは人々がそれらを実行するために構築 してきたメカニズムと共に,彼等の麟痩.その独特の 見解や伝統の心理的基盤を理解しなければならない。
さらに,アメ琴力の生活を生み鐵し,今や懲遠に地球 全然の諸疑族を変籔させつつある充複のヨーロッパ文 化を真に軍墾解しなければならない。手短にいえば,有 能な力馨ナキュラム・デザイナーになるためには,新し
6 福島大学教育実践瞬鷹紀要第蓬7号
い産業文乾の有彪な懸究書にならなければならない。
カリキュラム・デザイナーは.アメ}ナカの文髭自体 の厳格で意麟的な羅究によってでなければ1,そのよう な能力を獲得できる方法はない。鍾会的理解へのモ道 はない.立滋な学校を建設する安易な方法はない.働 魅と徹法的な醸突,魎事を徹癒的に考えるしか方法は ない。これを実行するには,カリキュラム・デザイナ ーは,子供時代や青春時代の心理学や教育学のみなら ず、籍しい教会学と経済学.新しい政治と警衛の講究
者になることが必要であろう。
これは不合理なほど大きな涯文であると反録するな ら,その場合には,「歓会生活の全領域において新し い教育のためのがタキュラム・デザイナーの仕事ほど 藁!要な仕事はない3と答えるしかない。教育の仕事麩 体が不合理なほど大きなものである。瞬らかに広大な 領域の短識,それに穣難ずる大きな深い溝察によって しカ・を分に教育6){主事1善こ取鞭緩むことはできない。 こ のような抜群のすぐれた指導力を熱望する教育労勝者 は,購難ではあるが.この巖賂な瞬究の課題に全力を 尽くすことが必要であると考えるであろう。
2/「その歴史」
さらに,適欝な歴史的知識なしには,現代の諮縫題 を明確に建玉握することはできないことがしだい1こ響i確 になりつつある。今8の人を懸惑させる諸賜題や論点 は.前継代の社会的勧海が投影したものである。その 動1韓それ議体は,長年にわたって徐々に進展してきた
人聞の畠来蓉を蓄積したものである。しかしそれらを 鱗き起こしてきたのは.ある仕方で振る舞ってきた人 聞である.
いくつかの実例の■・つとして,今騒の失業を取む上 げてみよう。侮頁■万の人々が「できるかぎり醒能な最 善の欝騨」で仕事がない状態にある,なぜだろうか。
それは人々の行為のためであ鯵,それらの行為を駆り 棄ててきた要求や思想や恐糠のためである。欝3{}年以 来,広籟な失業を促進させてきたのは,一連の舞人闘 的で機械的な要素ではなく.あるいは一崖紀の企業の 周鱗におけるi4暴の麹の宅要な「不溌」でもなかっ た.、縫会的動向一人闘の歴史における動向一が失業を 促進させたのである,、それを弓iき起こした要霞を理解 するためには.簿糧紀もび搬寺伐に牽)たってそれらが形 成されてきたのを麗でおかなければならない。我々は 歴史一一■一定の歓会的動向を醗究しなければならない。
人を呆然とさせる飽の社会的縫題に関しても講様で ある。現代の遜際的な痛身を伴う傷とななる問題を考 察してみよう.エチオピアや中醤における悪意に満ち た宣戦姦岱なき戦争.車輿3一ロッパにおける蕃境.
地球上の無慈悲な独裁麟を生み幽したのは,擁象的で 罪人闘的・超人闘的な力ではなかった。それを引き起 こしたのは.民衆すなわち人聞的灘的を成し遂げ.そ
2◎G4一悪2
れによって人縫の出来事や動きを弓1き起こしてきた民 衆である。
そのように,それは義々の文髭の積極的な成果と文
{雛二おける諸機会に関しても麟様である。我々は今騒 誌アメ華寿において物質的・麟造的生活の黄金時代を 生み幽すための羅大な潜在力をもっている。地球外の 超轡然的な力もそれを麟羅させることはなかった。そ うしたのは民衆,すなわちあらゆる地球一豊二からこの地 に集まった「アメ!メカの民衆涯であった。何轡紀に渡 って勢いをつ隷てきた人閥の力が,その潜姦力を存在 する状態に近付けたのである。この日大な潜在力が現 蜜的なものに変換することができるなら,人聞だけが それζ二そのような実を結ばせることになるであろう,。
その際に,これらの人聞のカ1が理解されなけばならな い.そのことは,教青煮が歴史,すなわち経済史,政 治史,蛙会史,民族史,心礫学史を醗究しなければな らないことを意妹する。想像できるあらゆる種類の歴 史,最も密緩に離合して綴織建された構成要素,要す るに文銘総1本の歴史を麟:究しなけばならない。
3〉「特に思想の歴史淫心「懸想は毯罪を支醒し,
それを無秩序の状態にする。諜
フランスの縫会学者オーギュスレコントは,爵年 薦にそのように述べた。飽グ)偉大な思想家もそう述べ
た。人闘の歴史を振り返ってみると.思想家は人聞 の生活様式におけるあらゆる大変化の基調にあるのは 新しい思想の発見であることを見て取ってきた。人懸 が最初1こ夢(と火をい力璽こおこすかを発見し,金羅と金 属をいかに熱するか,種と種をいかに樋えるか発麗し
た石器時代においても.それは事実であった。人聞が 思想を発見し,いかに懇懇をアルファベットで記述す るか,数を発発し,数をいか1二計算するか.麹力器具 とそれらをいかに綾離するか発見した嫉谷文明におい てもそれは事実であった。同様に今日でも事案その通 馨である。懸想はいまだ縫騨を支酸し,それを無秩序 の状態にすることもある。近代の産業社会において物 事を行う仕方のこれらの革命的変化は思考によって可 能になった。1嘱えぱ,透代輸送の:背後に車輪の思想,
すなわち,摩擦がより少ないゆえに.ものを上げたり 運んだりするよりも転がすほうがより簡単であるとい う車輪の思想があったのである.近代溶鉱炉の背後に.
金暴を溶解するには強熱な熱を綾絹する思想があり,
合金を作るには金属の溶解の思想や飽の思想が存在す る。蒸気シャベルのような複雑な機籔の背後に.麟線 的な蕩肉運動を機械的に継i織i的に作ることができる一 連の直線的運動に変える懇懇がある。実懸に今舞のあ
らゆる近代的生活様式の背後に,縛千年の閤に韓千人 もの懸想家によって徐々に発見され,酸善され続け てきた一連の思想が存在するのである。、
生活様式のあら塗る変銘において,「思想家」は新
ラッグカ嘆キュラム獲譲と「糧食開題学習」(まづ ﹇〜
しい思想を獲得した。これらの新しい思想と共に,発 明家は実験し,最終的に新しい発瞬をしてきた。これ らの新しい発瞬が籍しい生活様式をもたらしたのであ る。このように縛千年にも灘る生活様式の改善が,次 の三段階を通して生じたのである。
玉.新しい麩喪想
2.新しい発購 3.新しい生活様式
アメ》カの吏購とその複雑iな鷺題を理解するために は,それらの知的椴源そのもの,それらの背後にある 思想まで掘り下げなければならない。そうする最善の 方法は,これらの思想の生活史を見ることである。こ のように文明が変化しつつあるのを見るために,文明 を一一一つの形態から窮の形態に変えた変飽しつつある思 想を見なければならない。なぜなら一段欝の懸想は次 の段繕を麟遺し「支醒した」思想の発見へと導いたか らである。義々はアメ馨方人の轡雰を支潔してきた偉 大な思想,実際にそれを無秩序な状態に変えるかもし れない偉大な思想を籏らなければならない、それで 我々の文化の土台となる思想の最も深い理解を備えて いる教鳶煮は,最善の力婆キュラムを構築し綴織駕す るであろうし.最も教育的な方法を綾絹し,最善の予 算を計歯し,最善の建鞠を建て、簡潔にいえば、教育 の最も効果的な全体のプログラムを進めるであろうと 結論する。
しかし再慶言うが,教育のダイナミ・ソクな生活やプ ログラムを構築する王道はない。霞葛縄律を厳しく要 求する遂,我々の疸{蚕する霧代的開題,それらの問題 を生み出してきた歴史的動向に意識的に焦点を当てた 仕事の道しか存在しない。
本書では,我1々自身の護法を実践することになるで あろう。選択された歴史の動向を講賭して,我々の文 秘の性格と開題を霧らか1こし,ここから我々の教育の 課題の性格と匿1題を絹らかにするであろう。
4/カリキュラム・デザイナーは心理学麟究毒である しかし,教育の健全なプログラムの構築は,集醗の 文化の内容に依存すると属様に,騒々人の麟牲の事実 に依存している。我々の鍾会的遺産は重要であるが,
カ1フキュラムを集毯の文化にのみ基礎をおくだけでは 十分ではない。教育は一義的に鰯人の発展に捧げられ るゆえに,がヌキュラム・デザインは,鍾会的麟度の 事実だけではなく,騒々人の懸盤の事実を認知しなけ ればならない。その内容と綴織は,生活の方法や鍾会 的動海と問題に依存していると同様に,これらの事実 に依存しているのである。
学校生活やプログラムをデザインする教育者に課せ られるのは,実に途方もなく巨大な課題である.教育 者は歓会学者,政治家,哲学者,教育技徳者でなけれ ばならないだけではなく,騒々の生理学や心理学の有
能な羅究者でもなければならない。鰯人の懸盤を含む 顕著な持牲の名を単に列挙するだけでも,その開題の 大きな籔雛と複雑さを議隣することになる.肉体や知 性の詩騒,運動神経の反応や気質の特綴,籏動や被会 的参撫の特籔がある.これらの纒々の特籔は,我々が 文化と縛んでいる歓会的行為の基盤そのも」)である。
このようにそれらは,その形式を決定すると欝欝蔀こ,
そのプログラムのための基本的な内容を力勝キュラ ム・デザイナーに提撰するのである。
(3)まとめ一我々の羅究課題
以圭1のように,我1々が醗究の麟象とするのは,アメ 壁力文亀,その醗示的な特徴と一一貫した開題,その現 実的な負債のみならずその長所と潜窪的資産,ストレ スと緊張,差し遺った飽縷,一・それらを生み建1した 大きな社会的動向と共に,次のようなすべての事項を
含む。
①この実際のアメリカ文{とにおいて成長する若者…
その圧力によって形成され,踏み響けられた……そ の経済的,心理的苦境によって挫叛した一一その翻 造方によって励まされ,韓激を受けて一拳麟に踏み
撫した著者,,
②産業撞会の鍛補の段欝で設立されたアメ蔭力の学校 ・すべてσ)人びとのすべての子供たちを教育する ための読み書き教育の学校の最初の熱狂的な建設の 産物…明白にダイナミックな機能力に欠ける形式 的な仕鱈み。
③アメ蔭力の生活の再建のためのアメ鞍力の蟹造的資 源:一方で,アメ琴力大陸のすべての男女,子供の ための経済的塞を盤産するための強大な潜在カ……
縫方で,ユニークなアメ葦タカの民主的伝統にお謬る 資源と凝造的芸衛家.文化の醗究者としてのアメ}ナ 方人が理幽しつつある力。
④新しい有機的な心礫学とそれに穣当するダイナミッ クな社会学の現出において我々に与えられた新しい 教育を構築するための強力な手段。
⑤公的かつ私的な援勘のもとで現在進行しつつあるカ リキュラム麗発グ)頼もしい努力曹
⑧我々の麟の年代の潜在的能力のある学校の生活とプ ログラム。
今や團難で亀険な袋小跳,表現と縫会的支醗の籍し い懸題に直面しているという纏繕のもとで,すべての 講究が進められている。しかし,我々の縫握できる麟 造的資源と共に,段々は誌アメリカの大陸で,富の黄 金時代,民主的行為と表現の全体盤を存在させること ができるという信念に励まされ,導かれている。
8 福島大学教官実践醗究紀要第幹骨
麗.「社会問題1がフキュラム理謝と 「社会開題学習ま ラッグの『民主主義と力喜多キュラム茎は欝39年に刊 行されたが,この時点でび)ラッグの力婆キュラムの捉 え方亭は.そのサブタイ》ルに明示されているように,
「アメ琴力の学校生活とプログラム」という,鍵来の ド古い教育」での「猿い意味での禁欲的に趣穂されて きた3力蓼キュラムの捉え方から,「生活の中の学校涯 という広い捉え方に発展している。したがって単なる 一教科もしくは紘会稀という教科・領域のレベノレに窪 まらない生活の中の学校というレベルを踏まえたもの となっていることに留意する必要がある
ラッグ鍵)譲文・著作から発れば,ig2豊年時点では,
「いかにして新しい社会科カリキュラムを再編成する か4という立場であったの婁二覚し,ig33年の酵牽人な る技徳垂の羅行時点では,麗響恐慌の影響が深灘化す る状混下でド第一の霧題は,桂会構造をデザインするま,
ヂ第二の罐題は,その縫会構造海藻における完全な鰯 人生活をデザインする」(簸.盆蟹gg,騰ε(詠ε厩
7セ。毒遅。落ひ叢ダ, 登聖e3{}嚢登D3ぎCo搬茎》a籔y,ig33;蓄》.茎9きと
いう見地を打ち織し,続いて欝36年には疹アメ穆力人 の生活と学校がナキュラム垂を著して「社会構造をデ ザインすること」と「歓会摸造内部における完全な麟 人的生活をデザインすること」を視野に入れた「学校
力峯タキュラム達構想を提案することになる。
小論で搬っている『民主主義とカリキュラム塞は,
以ヒのラッグ理譲展磯の中で,方書タキュラム全体の中 に「社会問題学習3を醗確に位置づけ,一方では歓会 構造をデザインすることを企緩しつつ,縫方ではそれ を踏まえて歓会構造内蔀における「完全な騒人的生活 をデザインする」ことをねらいとして構成されている。
この力移キュラム全体の中にヂ社会開題学習葺を明確 に位置づ1ナようとする立場をここでは「歓会隅題がナ キュラム理論」と名づけたい。単なる…一教科・領域に
■鑑まらないカ1タキュラム全体の穫1格を緩1足するもので あり,いわゆるく被会改造主義原理>の立場喜こもとづ くものである。
なお,「歓会開題力華キュラム理論ゴのいわば萌芽 的形態ともいえるものが提示されるのは,ラッグ自身 の編集による全国教育学会 (餐麟倉舩1鋳。艶轡{磁瓶e S綴嬢y磁ε撫cati{搬富麗SSS〉刊行の『第2§年…鞭一力蔭キ
ュラム構成の暴騰(簿27年/の時点といえるが,そ の内容としての「縫会潤題学習3が購示されるのは
『民主主義とがヌキュラム垂においてである。
さてその「社会観題力鱗キュラム理論」の内容につ いてであるが,先に翻訳したものを踏象えれば次のよ うに整理することができる。
2登命4一嘩2
(i〉「民主主義とファシズムの饑い」の中で位置づく 「社会局題学習涯
ゼ産業主義まと「民主主義」の発展の遺程で,ゼ民主 主義謹と「ファシズム(独裁懇1擁の饑いが生じてお
り,この遜程を克服して民主主義を次の段階へと発験 すると捉えられている。その遺程において紅社会開題 学習涯が位置づけられ,その中で「社会構造をデザイ ンすること」と「被会構造肉離における完全な騒人生 活をデザインする」ことが含まれている。
ラッグの理講的立場は,当時の歴史状溌においては 知盤的行動に最大の信頼をおく教育が社会の再建に最 大の役割を果たすべきであるというものであった。
(2〉「学校生活デザイン」としてのがタキュラムデザィン 籍しいがタキュラムは「学校生活とプログラム」と いう観点から広く捉えられているが,そのことによっ てヂ若者やその年長者の生活を構成するダイナミック な講活動の流れそのもの涯として力婆キュラムが捉え られることになる。そして新しい学校における生活は 単なる姓会生活とは異なり野様々な望ましい成長を生 み畠すように意識的に導かれるゴものであξ〉,そこに おいて教官者は第一に学習者の成長に請して敏感であ ること,第二に学習者が成長するために最善の羅境を 整えることが必要となる。かかる生活のデザインこそ
これから望まれるがナキュラムデザインといえる。
(3〉生活総棒としての「文化」
鯵土会や地域あるいは国家の人々の生活総体を集約す る曇ものとして「文建」という絹語を提起する。この
「文乾」は三つのレベルから捉えることが轡能であり,
第一は「犠質文明雌としての文化,第.二は 「縫会翻綾ユ としての文建,第三は「社会心理」としての文建である。
このような「文{雛凝念を踏まえてラッグのカリキ ュラムは購想されると購時に,このような「文化葺概i 念によって,ラッグのカリキュラム理論の社会醸造主 義的発地が保障されるのである,
(の 「社会麗麗力量ナキュラム理論3の立場と鍾会科 力》キュラム譲
ラッグにおいては,「被会購題学習」は導なるがタ キュラム馨蓄究における一一教科・縫毫域の濁題ではなく,
力婆キュラム全棒の再編成における埋設的立場を示し ていた。すなわち軒社会問題学習」とは椎会科カリキ ュラムの問題に亡まらない力喜ヌキュラム全体の再編成 を示す立場であり,その基礎には被会改造主義的見地
(ゼ投会同題力茎タキュラム理論聾がある。かかる理講 を踏まえたカリキ,.ラムの内容は多々構想可能である が,ラッグにおいては猫撫の被会科カリキュラム蒲が 構想.されることになる台
次号に続く (2004年9月3紹受理)