作者について
山 やま口 ぐち素 そ堂 どう(一六四二―一七一六)
山口素堂は、江 え戸 ど時代の俳 はい人です。甲 か斐 いの国(今の山 やま梨 なし県)で生まれました。
江戸や京 きょう都 とで、中 ちゅう国 ごくの学問や和歌、書道などを学びました。
松 まつ尾 お芭 ば蕉 しょうとは、親しく交流していました。
「枇杷黄なり空はあやめの花曇り」 びわぐも
五上『鳥』(110 ページ~)
他の作品
作者について
小 こ林 ばやし一 いっ茶 さ(一七六三―一八二七)
小林一茶は、江 え戸 ど時代の俳 はい人です。信 しな濃 のの国(今の長 なが野 の県)で生まれました。
十五さいのころ、江戸で働きながら俳句 くを学び、三十さいのころには、六年かけて四 し国 こくや九 きゅう州 しゅうを旅し、俳句の修 しゅ行 ぎょうをしています。その後、故 こ郷 きょうに帰りますが、子どもや妻 つまを病気でなくすなどつらいできごとが続きました。生 しょう涯 がいに二万句もの俳句をよんでいます。
でいます。 い動物などへのやさしい気持ちのこめられた句をよん 「我と来て遊べや親のない雀」など、子どもや小さ われすずめ
五上『鳥』(110 ページ~)
他の作品
作者について
大 おお伴 ともの家 やか持 もち(七一八?―七八五)
大伴家持は、奈 な良 ら時代の歌人です。日本で最 もっとも古い歌集である『万 まん葉 よう集 しゅう』を中心的にまとめた人物です。
歌人が選んだ、すぐれた三十六人の歌人)の一人です。 りのせられています。三十六歌仙(藤原公任という かせんふじわらのきんとう 『万葉集』には家持の歌が最も多く、四七〇首あま
ふけにける」 「かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ わたしもよ
五上『鳥』(110 ページ~)
他の作品
作者について
野 の口 ぐち雨 う情 じょう(一八八二―一九四五)
野口雨情さんは、大 たい正 しょう時代から昭 しょう和 わ時代の詩人、作詞 し家です。茨 いばらき城県で生まれました。
日本各地の特色を取り入れた民謡 ようや童謡を数多く発表しました。北 きた原 はら白 はく秋 しゅう、西 さい条 じょう八 や十 そとならぶ「日本三大童謡詩人」の一人です。
に愛され、歌いつがれています。 であたたかい歌をたくさん作りました。今も多くの人 「シャボン玉」、「證城寺の狸囃子」など、そぼく しょうじょうじたぬきばやし 「十五夜お月さん」、「赤い靴」、「青い眼の人形」、 くつめ
五上『鳥』(110 ページ~)