日本人英語学習者の中間言語能力についての一考察

嚢本人英語学習蓄び）中醐i｝語能力1こついての一考察 ⁷

日本人英語学習者の中間言語能力についての一考察

猪  井  新  一   （会津工業高校〉

溝 吉

孝漢語教育学1

1．はじめに

 この講究の目的1ま嚢本人英語学習者の申聡言語

能力勧teria篭膿欝co聯et繰鰯は英譲こつ塾

ての等質的爆。幾og磯eo嚢s／な言語知識（C輪醗 磁y嬉薦）ばか吟ではなく、勉の様々な要轡をも 内包している異質的 （蓋鍍ero奮e鷲0璽S） な能力で あるという仮設を実験によ弩検譲1することである。

 まず外国語学習考の串縫言語能力はどういう雛 嚢を持つのかについて、これまでの先行麟究で騨

らかにされたことを擬観する⇔

 中開言語能力のある灘分は襲業／t薦鎗内での 学習者の払える漉意力1こ影響を受けやすい。

の墨。撫s澱i鱗，発e伽ig齢，S嶽翻畿i麟〉

・ある藻分は言語形式それ自体の講造や霧法の複

雑さの叢ヨ響を受畢ナる。 （翼翼量s i g87＆， 至）蔑茎農y， 霧慧rt

蹉4Kras盤磯捲82／

 ある藻分は鶴三業のテクストが彰露嘉のようにテク ストとしてのまとま舞 （t8xt慧ε藍co盤を鐙v奪難ess〉

をもつものか、それとも文法問題のようにまとま 辱のないものかによって影響を受ける。（丁凝。遡e

玉985／

・ある藻分は言語形式の表れる頻度（翻ε鍛e欝欝

や音の響き （脚でce≦発琶a隻s農盤＄猟｝y〉 番こよって影響 を受ける． （熱rsε難事ree雛鶴i暫5／

 このように串縫琶譲無能力はいろいろな簿嚢をもっ ていると報告がなされているが、これは率霧言語 能力が様々な要毯から成立している異質的なもの だからこそ、どの視点から見るかによってその見 え方が多様になるためであると考えられる。

 諺本人英語学習者の場合は英語の雲語知識の縫 に、主に次の嘆つの要獲が車懸言語能力のかな辱 の藻分を購成していると考えられる。響ち、3つ

のプロセス継本語の転移（L｝tr鍛S蝕〉・教授

転移（t懸盤艶で。￡tr溢簸錘霧・遜擬般髭（o麗r一 琶e嚢葛ra難3＆tiG叢〉塞 とモニター （瓢。数iもori簸弩〉 と

の蓬髪覆である。蕪本人英語学習者は機ね、文法・

訳読式の授業を通して英語を学習するので馨本語 の影響を受けることになる（麩本語の転移）。ま た破らが接する英語教馨は主に教科書や文法書で あ吟、それらは嚢本人英語教麟によって教えられ るため、当然学習考が身につ1ナる英語は教材や教 縣の教え方によって影響を受鞭ることになる （教 授転移1。さらに学習者は英語学習で文法蔑劉を 学ぶことを多いに要求されているので、ある文法 規則をそれが適鱗されない醗にまで当てはめてし

まうこともあ鯵（遍羅毅留、瞬鋳に学習した交

法燈雛を意識的に操無しながら馨分の弾琴墨した 英語を文法的に蓋しいかどうかをチェックするこ

とにもなる （モニター〉。Lo簸響（茎§87〉1ま最杉蒙の

3つのプ冒セスを嚢本で一般に宥なわれているよ うな英語の授業、蹄ち讐（翼搬滋藤s鍵盤。額。バ1こ 起獲していると次のように論じて塾る。

  至もisreasO盤疑硫oe聯ct嶽農tξor照圭   玉盤s雛C毛細醗ayもri蓼gers紬夢r㈱SS8S

  ＆str騰｛鍵，tr騰艶roぞt撒i磁ga賊

  細鱗騨erai雛毛童。貧，蜘9雌簸go難t短

  c簸oices tea｛｝益∈｝rs ＆R｛玉 沿窪aもe罫童＆墨 wr豊もers   醗a肇｛e i登 t甕is are農．  （i§87： i2≦）〉

これらの3つのプ謄セスとモエターは慕本人英語 学習者の申霧言語能力のかなりの藻分を購成して いると思われるが、本礒究ではこの婆つの要選を 蓼1き塗すために以下のような手簿嚢オまとられた。

 まずモニターを引き思すために2つの表鐵無業

（書く鐸業とロ鎮難業／が設定された。書く作業 に於いては学習者は文法知識を意識的に操作する ことによって、ある程度自分の書継た英語を正し いかどうかをモニターできると患われるが、鱗頭 作業に於いはモニターする余徳がさほどないと患 われる。この2つの異なる壕犬溌のもとで饗本人英 語学習考のデータを駿集し、その表濃正確嚢を比 較・分鬱することで書く作業においてモニターが

8 難鶴大学教糞実践講究紀要第欝弩

機能しているかどうかを調べることができる。

 3つのプ資セスもモニター講様中鷺需麟能力紅 内包されていることを検証するため、表墨作業で 晃られる学習者の誤鞍を3つのプ資セスの観点か ら分観することにする。Cor義er難67／は外馨ll輩季学 習者の誤解ま、その§繧言議習得に絶するプ欝セ スを理解する上で貴重な惰鞍を鍵盤してくれると 次のように違べている。

  Aie＆r登er｝serrGrs，撫e登聾rov玉δee畷e盤ce   oぞ癒es￥sもe盤。婁t麺1a蟹鼓鐘eも醸睡孟s

  琶si聾9  （圭．e．｝聖＆s 茎e乏建費e（董〉 鼠毛 ＆ 欝駐r縫｛美嚢ar

  躯畿澁鞭。ひ簸畿、．ぼ婚ares寧i蓄ic簾

  塗癒ree農遣ere蔑w蟹s．、．SeCG盤盤y脚一

  vi（孟ε to も蓑毛3 res琶鍵C魏8r e箪ま（董e豊￡を Oξ 塾OW

i蹉琶膿ぎeis融r醗Gr＆c瞬躍，脚醸

st鐡曙iεs蟹騨。意綴號s伽ie＆r欝孟s

e賢聖夢ioy童豊琴 圭盤 巨is 〔灘s《｝oveでy O｛ t蓋e 圭＆盤一

  解鐙e．（i鰯7：25／ 1下線筆者董

 実験の麟激要素として冠詞と代名詞を取鯵上げ るが、それは鋲下の2つの攣露による。

 1お 英語でスト摩一を｛挙る際、冠詞及び代名講   はスト華ナーのテクストとしてのまとま塁｝をも   たせるための重要な結束装置（c盤毘s鉾ε   義gv髭e／である。

 ！2！ モニターできる屡衆葦驚とできない状才晃での夕峯

  薩語学習者の冠誕及び代名詞の整薦の正確度   につ塾て、D誕＆y，8璽践＆綴K盤s銭艦／婚821   と丁鍵。難e韓985異ま異なる見解を示してい   る。薄着は、冠詞はその耀法が複雑すぎるた   め意識的に学習することは不薯能で、学習者   の置かれた状溌がモニターできるできないに   掬らず、その使矯の正確度は購ビであると論   じている。さら1こ代名詞はその活霧変建のルー   ルが容易なため意識的に学習しうるものだか   らその使講の豊確度はモニターできない状溌   よシ｝できる状溌に於いての方が高いであろう   と論じている。しかし、後者は外国語学習者   の冠詞及び直接馨的語 iゼの綾絹の歪確度は   モニターできる状才晃よ琴もできない献ξ髭睾こ蒼々   いての方が高くなったと報雀し、そのような   結果は作業のテクストとしてのまとま善｝姓   韓ex綴濃co難es魏綴ess／に起馨していると譲   じている。このように、モニターできる状溌   とできない状溌での外遜語学習者の冠詞及び   直接§的語 iゼを含めた代名詞の使聡の亙確

簿92隼3薄

度について一致せず、

ている。

璽．実 験

さらに議i査を壷シ要とし

 福島大学鴛政経会学藩に在籍する一般教養課程 豊年の学生計雛入を被験者として使濡した。総人 はグループA（擬人）、グループ慧！39人）の2 グループから成立し、それぞれのグループ内での 被験者の英語力1まほぼ等質である。案験の韓激要 素は冠i講 （定冠i講と不定冠詞〉 と｛鴛名詞で、定冠

言轟郵まさらに嚢彗ブy銀ミむ碁〔＆貧農茎）銭｛）r＆〉の剃毛藝ざ とテク

スト外黙応稔xo麟Gr麟の 膓8掃に分けられた、、

代名詞慧直接難曲語践ゼを含めて人称代名講のこ とである。グループAσ）被験者には緩iのような 善教続きの絵を見て、その縷来事を英語で書くよ うな課題（叢く無業〉を与えた。その際、絵の中 に見られる嘱脚εr驚鍵短ずと 謡むiヂは特定な霧で あ弩、必ずその語を穫駕するようにとの指示を与 えた。作業時饗は欝分購与えた轟グループ登の被 験者にも隣一課題を与えたが、今度は纏頭でやる ように指示した．まず鞍験者に2分鷺与え、姦す 内容をある程度まとめさせた。その後口頭難業の

ためにさらに2分購与えた．LL装置を使罵する

ことで各々の鍍験者の嚢頭｛乍業を密議音し、著麦垂髪著多 き写した。

麟遺

 ぜに玉r−4の蓬さがあります。総を発て舞が起こったのかを考えてくだ   この発艦を見ていなかったあなたの叢大毒こ墨来事を議場すること 紅しま華。議の蕩を英語で麗つ・（鞍いて｝くださ 。その羅、辞霧鯵は

｛蔓鱗しな聾、でください一 スペ｝1ングにさほどこだ翻る磁・要はあ妻｝ません、

 この籍鍾友λとよく一・緒に無く痔であると｛授寇します，

 纏の中の子嚢はiゴ 1をすぐそばにある槻からと・・たものとします、

 働若繊魯r鍾葛t，曲窃∫｛羅多 という藁｝を・跡 ず綾鐸｝してくださ㌧。

li体人英語学習欝の中1難語能無こ佛・ての…考察 ^§

 グ疹一プA，Bの冠詞及び代名詞の使醗の正確

度は、グループ内の被験者の各々の言語項§につ いての正しい綾絹数の合爵を、各々の言語項醤を 綾羅すべきコンテクスト（0糠鎚沁ry c撒t麒麟の 合爵数で割琴、鱒窃を掛鞭て算墨した。

 懸．予灘及びその根擁  1．予灘

 叢く無業及び濤頭馨業での各々の言語項讃の表 串正確度についての予灘は以下の逓馨である。

 1お人称代名講の表轟正確度慧書く無業と羅頭作   業に於いてほほ1講じであろう。

 121直接醤的語韓玉ビの表鐵蓬確度は黙頭作業よ鞍   霧く作業に於いてのi方が高いであろう。

 畿冠詞の表亀鑑確度は鑓頭作業よ辱驚く作業に   於いての方が高いであろう。

2、予灘の根鍵

 ④の根絶

 人称代名詞に隅して、その格変建のルールは容 易であるため被験者は§年醗の英語学習で十分に

学習C窪を蔑罫貸噂〉 し、習孝等（猛農e纏簸童rざ与 したと思

われる。K嬢藷磯が誘うように、習得された言語 項欝はそグ）使灘がモニターの影響を受けることは

ないとすれ1ご、ノk季鑑｛鷺名震毒はその表鋒縫翌擁…痩力渥乍

業タイプによって異なることはなく、書く作業と 口頭作業ではほぼ講じ蕉確度であろうと予離する。

 12紛根鍵

 褻接欝的語誌量ゼに翳して、そグ）格変化の彫一ル は容易ではあるが、嚢本語の談議購造の影響を受 けて余計｝モニターできない纏頭作業に於いて被験 者喜ま 憧t牌を省略すると思わオしる。 蕪本i茎吾では直妻妾 巨董難語 孟ビに権当する「それを」は余馨的であ警 省略されることが多く、この異本語の談議購造を 鍍験者は霞繧作業で持ち込むと患われる。故に、

露接馨的語 iぜに関してはその表屋正確度は暑く

｛乍業よ幸｝日鑛作業に於いての方が低くなると思わ

れる。

 騒の根換

 ○譲珪y，蔓3鞍も＆飯豊Kras輪舞建§82〉によると、

冠詞はその鯨波が縷雑すぎて書く作業のようなモ ニターできる状溌に於いてもモニターの影響を受 けること鍾ないと譲ビているが、この考え方に従 うと2つの作業での冠詞の綾絹の正確度は変化し ないことになる。 しかし、被験者がこれまで受け

てきた英語の授業を考えると、この考えは彼らに は当てはまらないように思われる。なぜなら、被 験者は中、高校時代に冠詞の膨一ルのいくつかを 意識的に学習し（ 関鍵バ／、ある程度冠詞1こつい

ての文法無識を蟻有しモニターとして機能させ

ることができると患われるからである。

 本実験で行なわれるようなストー》一を藝三る際 によく使われる冠詞は不定冠詞の猿（麟 と蔚方

煕応の 嶽ゼである。ストー琴一の申で指事魎

（人や奪辮を鼓舞に言う際、その指事鞠が不特定 かつ．挙数の場合 懐徳／野を穫Σ濡し、講じ指事勃肇を 繰1）返す匿祭は 篭軽e蹄を｛吏霧することになるからで ある。さらに、本実験の指示の申で㌔聯鍵皺皺短ゼ と 鷹難鍵裂隠ま学妻定｛とさ童tたために、被奪灸者はテク スト外照応の 撫3 使うと予感される。こ鷲らの 3つの冠詞の絹法は中学校から教科書の申で取軽

■量二げられ授業の申でよく教えられるため、破験者 は童識的に学習（一驚鍵バ）し、そび）使湧につい ての文法知識をある程護：持っていると患われる。

しかし、鞍験者隷、欝本隷こは冠詞がないことや 冠詞を十分に使いこなす講練を受けていないため、

冠詞4）ルールを習得（ ＆c§磁rθ腎 しているとは 患われない。本実験の欝く作業のよう1こ十分な時 局が与えられ表鐵した英語に涯意を餐、えるような 状溌では、被験者の冠詞紅ついての文法知識がモ ニターとして機能し、冠詞の獲羅の亜確度が躍頸 作業よ諺高いと予灘される印

欝．結果及びその考察

 この実験で取1亨上げられた各々の言語項§につ いての2つの作業1二おける正しい表鐵数と誤った 表鐡数及び正確度は表i・表2の選書ンである。統 計的にはズ検定が霧いられた。

1．代名詞の蓑串正確度

 人称代名講の表鐵正確度は2つの作業でほぼ講 じであ1ラ、統講上も有意差はない。直接難的語 q圭ゼの表慈正確度は馨鎮無業よ甚）藷く偉業の方が かな1結くな陰、欝＜．縦レベ庵で有意差が見ら れた。この結策は予灘還幸｝である。

2．冠詞の萎轟正確度

 不定冠詞の表患藍建痩は購頸偉業よ鯵霧く無業 に於塾ての方が高く、β＜、艇レベルで麿意差が

見られた。 しかし、蓉奪プぎ難賢籍の鼠縫醤野とテクスト

驚 蘂轟大学教糞実践薄舞詫要第灘号

外難癖の塊短 の表趨正確度については、有意差 までは晃られなかったが、共に書く鐸業よ辱露頭 偉業の方が高くなった、．冠詞については不定冠詞 のみ予想逓軽となったが、定冠詞についてはそう はならなかった。

表嘩 代名詞紛正誤表虚数と正確度

蠢く難業舞頭難業 差

足検．r

人称氏名講蕉表鐵数 2艇  至繋 誤表毒数  尋 ³

鑑確度  §8．3§ 館．豊4 魯．25｛プ凱登．縫ン

義援舞鶴語蕉表轟数  27

硯一 @ 誤表鍛数

＄

至3

蕉確疲 縫．38 錦．韓鵯．28（ズ型置．至i，駐く．灘｝

表2  冠ii還のi芝誤表廷墨数と嚢…！確獲 霧く舞樂1■董銀難業 差 芝験定 不建冠講蕉表墨数  ％  灘

誤表屋数  路  誰

ゴ至葬窪度    ＄垂．〔｝7  §｛｝．§2   23．i5 （だ畳−・｛｝．85．喜）＜．〔建）

麟万難繕 i星表悪獣  58  53 嶺ビ 誤表嶺数  4§ 認

菱縫痩  5尊．2（l s8．24 4．澱（ズ罪○．33》

テクストを幸鷲i裏撮数   嬉5  42 黙慈 ㌃藝ゼ誤表墨数  駐  25

亙確度 52．32鑓．69 趣。3？｛ブ擁．斜  ／波／一：書：く偉業よ醗覆難乍業での萱確疫が高い。

 なぜ定冠詞の場合は予灘に摸した結果となった のであろうか。被験者は馨頭で英文を鐸っている 際、琵塾e罪を促e盤欝もy誕。ゼを埋める讐灘εr のよう なものとして半は1無意識に表幽したためではない

かと推灘される。それではどうして目頭無業で

透綾〉盲 ではなく弩難ずが響灘eヂとして弔いられ たのであろうカ㌔このことについて、 臓ゼの聡 いられる頻度と畜の響きの観点から分観する。中 学校羅の鹸定教科書の中で絹いられている定冠詞 及び不定冠詞の平均数を調査する≦ A CO搬夢墨ete

L主stOぞWo臨a認S磁e贈s塗臨9至宝曲Tex観

巻GO藍s欝戯is瞬熱J母皺曲」殺蜘rを｛紬S廠oo罫

（圭§82：Ke圭s蛮s｝鍛）と各々蓬52．6と32（｝．2とな辱、 転

手992奪3鰹

本人英語学習者は英語学習で猿（簸避よ1戸議ビに よ｝ラ頻繁に接することがわかる（頻護：〉。さらに

Zぎ鴛ま発音された場合車懐（緯 よ辱焼立って縫こ える／春の響麟．この2つの点で学習灘ボ麟鷺避 よ弩 t襲ゼを半ば無意識のうちに内在銘したと考 えられ、文法知識を余弩意識的に操馨させること のできない嚢頭柞業において、豪然に内在位さ酸 た穐飴 が讐灘εジ としてよ妾）頻繁に引き欝された と考えられる。その繕果、 罎ゼの表鐵正確度が 欝く作業よ1〉讃顛作業の方が高くなったのである。

 以上のような代名詞及び冠詞の表畿正確度が示 しているように、直接§醜語弩ゼと不定冠詞 遼！嚢罫 の表鐵歪確度は撚頭作業よ鯵叢く弩業でかな鯵高 く統計．しも有意差が晃られ、これは被験者の文法 篶識が欝く無業に於いてモニターとして機能して いるためのものである。覧擁1Pの表慈の際には騒 頭作業に於いて 慣艶ジとしての細論跡が表鐵され てお1ラ、このためにモニターの機能を瞬確には見 ることはできなオ玉つた。 このようにモエターはど の言語環§を表鐵するか、あるいはどちらの作業 を絹いるかによってその表れ方が異なってはいる が、馨本人英語学習者の串縫言語能力の一一翻を購 識していると震うことができる。

v．誤り分析

 2つの表鐵作業で被験者が表濃した誤弩を騰落 及び誤った選毅の2つに分類し、その誤弩の療霞

を3つのプ欝セス  （馨本鍵垂の牽糞零多・教授転∫移 ・過

舞畿劉むの観点から分極する．さらに誘く作業と 目鎖無業でそれぞれのプ駿セスがどの程度機能し ているかも調査1する砦

1．代名講の誤葬ナ

 それぞれの作業での代名詞の誤量｝の種類と数は 表3の通諺である。

 書く｛乍業で見られた誤診｝は で簸e猿遣y童s a 罫r鍵盤透G｛難er． のように讐鷲r丹毒書讐鐙ぎs｝≠の代わ｝｝

に綾琴毒されたものである。 嚢本壽姦では 墨εジ嶺ま

「彼女の」とよく訳されてお辱ヂ彼女の友達涯を 逐語的（1語瀬は違うが〉に英訳したため上のよう な誤喜）が起きたと考えられる紹本語の転移／。

醇郵乍業での誤解ま哩眺wo雛翻贈t難er s

倉i綴｛墨』肝と s｝ （アポスト竃フィs〉が｛墨εビにつ けられたものであ弩、名詞にωS をつけて所有格

にするルールが代名詞にまであてはめられたた

難本人英語学饗著の中欝叢誌能力についての一考察 ^至豊

表3 代名詞の誤鞭の種類と数

轟頭無業

表4 冠詞の誤写の種類と数

書く修業

人称我名詞の 誤選穣

圭ゼ の臨落

ふ薯

合

善   韓．（3亙％〉   3   〔玉．8｛｝％｝

5 （欝．§2％／ 童3／§i。鱒％）

§ ！3，2互％1露 （8、7§％／

     1

（注〉 〔〉内の数字は誤数の各々の言語項羅の  使偏すべきコンテクスト（曲1璽飢催y co魏g溢s／

 に対 する害暮合（％〉 を示している。雛一ドi奉じ。

めの誤弩と考えられる （遺棄彗般化〉聾直書妾§的語 宴[の醗落は濃の「予灘及びその根拠」で述られ ているように8本語の談話構造の影響である（舞 本語の転移〉。

2．冠詞の誤り

 それぞれの作業での冠詞の誤1りの種類及び数は 表窪の遷碁｝である。

的 冠詞の騰落

 この種の誤瞬ま農本語に冠詞がないために起き たと考えられるが、これだけでは十分な説鞠とは 言いがたい。なぜなら、表淫の通り各々の作業で テクスト外顯慈の 膿ビの続落率が鰻も高く、次 に前方照応の巌磁ゼの脱落率が高く、壊（瞬野の脱 落率が最も低い結果となっているからである。こ の絃果は、被験者にとって3つの種類の冠詞のも つ余製姓．（r畷職δ離cylが各々異なるためによるも のと考えられる。馨本語でこの実験で行なわれた ようなスト弓一を葬る際、ある入勃を耕めて需う

場合「あるおばさんがユのように「ある3とか

ヂー人のま等の語（英語の猿！盤罫に糧当する1を 使離することが多い。講じ入勃を2度§に誘う場 合には「その」という語（英語の前方蕪応の畠 旗バ に禰当する1を置けることがあるが、それほどは 多くない。テクスト舞無応の振事梅を言う場合は

「スーパーマーケットに入｝うました」のように、

「その達をつ酵ることはほとんどない。言い換え れ1ぎ、被験者にとって冠糞舞のもつ余畢彗牲1まテクス

ト外郷応の甜膿ゼが最も高く、次に蘭方照癒の 穐難ぎ が高く、 a（擁戸帳総レ盤e醜墨。燐が最も低 いということになる。このような被験者にとって の冠詞の余剰姓の違いが、表鐡作業での冠詞の騰 落率の達観・に如実に反醗されているということが

業馨頭欝

 ーノ ％ 露 器 fレ 誕﹃︸ ■温む轟醤一輯一幸参トス昂揚唾

誹合

できる。これはまさに嚢本轟嘉の言炎ii毒構造の影響と いえる（醤本語の転移〉。

② 冠詞の誤った選択

 ①｛篭｝｛e野の代わ辱に 段（登〉野を購いる誤喜ラ

 この種の誤幸｝は蔚方難癒の 騰ビとすべきとこ ろを 農懸避を耀いた誤辱と、テクスト外難応の 麓舞ゼのところを ＆帳〉鯵を霧塾た誤辱との2つに さらに分類する。後者の誤瞬ま憶聯er盟a敷εt ｝の ように、 ストリーに搬事梅毒ご最初にでてきたので、

それが勝定銘されているにも拘らず誓irsも難e臨 めバの 滋霧鱒を付けたという誤謬である（退鶏般 でと〉。講者の誤りは警本語の談議構1造による影響

と考えられる癩本語の転移1。つま辱霞本語で

スト琴一を｛毟る鰹i馨一人物を二二度§嫉降に繰｝穿返 し運べる場合、その際に穫離する表現はヂその」

という語を墾重けることもあるが、多くは鶴一語を 股葦髪1するというノ薄ターンである。 この羅本葺吾の毒麦 i議構造を英語iでストーり一を作る嚢祭に手寺ち込んだ 結果、蕩方照応の 議ビの代わ彰｝に 譲登戸を綾羅 したのである。次の擁がこの点をよく説窮してく れる。

玉2 篠嵩大学教奮輿践鰯究紀要第21号 嘩鱒2隼3月

Aw継離cO灘e塗t雛s蔑欝欝r量et．AW罐継 se紘er玄r融透w泌魏r曲猛鹸tεr．？wO諺e麟 s嚢慮i鰭．At盤sa欝t重盗e瞭δ継9醜ter誼e

農馳譲ε婁ro鑓膿君語e翼．A撮農藝硫癒興も雛

＆斑。盤謎『燈助驕D

このテクストでは 懐wo灘躁 という鮨承表現が

そのまま反｛褻して2護：藝多良藝畢に1も鐸窪いられて お鯵 露本語の談議構造の持ち込みである。

 ②・漏＆頓）野の代わ辱に 壼鐙骨を麓重いる誤1｝

 この種の談義異ポ 俵ゼを讐灘馨r として審ば無意 識に表鐵したための誤年｝であ季）、翕然に内姦建さ れた隆藝e が震頸作業に於いてよ弩頻繁に瞬き墨 されたのである。尋篭｝蓬ぎ｝を 搬難er聾として難いるび）

は琴彗な室見点力・ら見るとすると教授転移ということ ができる、、なぜなら、葬本人英語学習者が接する 英語のi聯滋の大半は英語の教科欝や授業中に購 いられる英語であ1ラ、冠詞の頻度について上遽し たように学習者は島頒紗野よを戸畿ざ亨によ鞍頻繁に 接することになる．さらに、蕪本人英語教職こよっ

て発音される t難ずは 露捻ブ5よ1｝環らかに音の響 きが強い．そのような語聾tに§年余ぎ｝接した績 果 犠ε を讐澱εジのようなものとして轟然と内在

｛としたとすオt書案、 こ素tは教授転孝多という こと寿ごで

きる，，

 ③壊織貸ヂラの代わ笹暴こ藍鼠登毎デ士を構いる誤謬

 猿（飾罫を耀いるべきところを喰紙a罫を繕い たのは鞍験者の不注意によるものではあろうが、

誤ったルールの健講であ1り遍羅般化といえる。

3． 3つのプ費セスとモニターの機露老の程度  代名詞及び冠詞の誤諺ξ）1豪覆を3つのプ慕セス

に分類しまとめたものが表5であ1）、各々の霧語 項糞の表畠正確度も載せてある．表§から次のこ

とが言うことができる．

嶋 蔭本語の転移について

 謡本語の転移が額著に見られたのは講偉業にお げる蕪プy照1志の 儘ビとテクスト外蟹至応の塊｝聖ぎ｝

の表慈の際と、直接馨的轟鍬ガ｝グ）繋頭表患の鰹と である。犠（翻 及び 4iビの表鐵の際は嚢本語の転 移は欝く作業よ辱 頭偉業でよ弩強く毘られ、こ れは霧くで乍業でモニターが機能しているためが）も

のである。，

｛2）遜鷲般姥

 遜覇般イ髭は大穂代名詞の表鐵の場合に［3頸作業 で多少晃られたが、犠（登プ覆びテクスト対照慈 びゾ膳ずの表鐵の場合は舞蟹作業よ弩書く鐸業で よ鞍強く見らオ免た。あるナレールを｛吏稽することは それが鵜違ったルールであるにせよ、ある程度意 識的な操作を必要とするので、過鶏般化というグ）

表5 各々㊧プ霞セスの機能程度

言語項、霧

代 名 講 ^{竃 詞}

      嚢接馨的語

人称代名詞   、、．，，

        建

^懐鋤野

    毒

前方難応   テクスト

t藝ビ 外難応 膿ビ

｛乍業タイプl W  O W  Cl w  o w  o

w  （）

醤藩勧転移！1、撰＞○．翻i5．鑓く縫、9引       1

 一一 ｶ一一一セ』一一一

      」     1

遜褻般免i O．暮暮＜i、8馴       1      ！

      …   ↑

教授転移i

       i

表距繊度、9839＞98・蝋8蓬38〉38・茎Oi蹴7＞60・§2i5嬢＜582尋…§2・33＜§2・9§

継§

魏澱∵ 33

淫．42＞ 2．3（｝ i       8．i蓬＞ 2．§8

     …

（注）W：Wr蹴鰻獅癒ct圭鑓訟甑

  〇二Gr濃脚盤ct藏t擾s麹

  ＜，〉二不等号記号

  一一：当該のプ覆セスには分類される誤解まない，，

鷺本人英語学費蓄の中1織享羅縫方についての一考察 ^茎3

は重主意を蓼、うことのできる講二く群三業で見られる傾 緯書毒考塗いという

こと毒｛できる。

③教授転移

 教授転移は 農鋤 とすべきところを4感ゼを表 撫した誤鞭で、講く作業よ鞍［霧蟹乍業でよ彰｝強 く見られた、，この誤鯵は前述したように自ξ灘εゼ としての 歳ゼグ）表繊である。

④ モニター

 モニターは叢く無業で機能し1選褻作業ではさほ ど機能しないものであるから、各々の言語震灘豪 儀の正確嚢がlll頭偉業よl／霧く偉業でかな1｝嵩く なっている場合、そ」）正確度の差をモニターσ）機 能の程度と誘うことができる。 重重ゼ及び簸（登戸の 場合、表鐵正確度が 頭作業よ1）霧く偉業に於い て糧搬高いので、各々の蕉確度の差ぴiゼ（申達6．

28）， a｛豊｝ （十23．i湯葺はモニターの老幾糞老グ）奉呈 度と言える。定冠詞の場合はその表鐡正確度が講二 く修業よ計／纏頭無業においての方が高いために、

モニターの蒙重度を算置聾できない，，ノ丸秘婦t名毒薄の圭笏 合はそれオざ習黍響された欝誕｝項嚢であるためモニター の景ヨ響はあま畢）受辱なく、革嚢｛乍業での表銭擁狂羅拝隻i の差は抵とんどなかった、，

（51構互閣係

  遷睡ヂ雪の表鐵の霧鷺こ3つσ）プロセスの影響が 見られたが、作業ダイブに掬らず琶歪本議の影響が

聲妻も彗蚕く、〕欠に華文豪受転落多、叢鍾愛に3墨乗彗薄愛｛とという

1頻嬢になっている。テクスト外照応の 膿ゼの表 編の際は琶i本語グ）転移と遜麟般姥が箆られたが、

作業タイプに掬らずやは離農本譲の転移の方が強

く晃られた，、 このようなこと力謡ら雛本誌吾の転孝多妻§

3つのプ資セスの申では議も強いプ貸セスと言え

よう、，

W．まとめ

 羅本人英語学饗者の申闘嚢雲譲能力は英語につい ての露語知識ばか｝｝でなく、地の様々な要露をも 内謹した異質麟な縫方であるという飯設を2種類 の｛乍業1講二く作業・露頭作業1における冠詞と代

名詞の表醗正確度分新及び誤1）分嫉を通して検証 した。，2種類の偉業の表串正確度分叛によってモ ニダーの機籠が携き鐵され、誤｝）分析によって3 つのプ聾セス 噺本語の転移・教授転移・愚羅綾

｛齢が引き塗された、こ酸らの要馨はどちらグ）作 業が繕いられるか、どの震議項欝が表縷されるか によってその機能の程度が多様であった。1薮接繋 的野i羅 玉ヂと不定冠詞はその表墨翫確度が作業タイ プによって顕著に異な1）モニターの影響を強く受 1ナたが、大蒜代名詞は2つぴ）作業においてほぼ表 鐵正確痩が瞬ビでモ三夕ーの影響はほとんど受け ることはなかった，，定冠詞の表鐵はモニターばか 鯵ではなく9t麩ざ 臨体の「青の響き」や「頻護：」

の影響を受けたが、これは学饗者がこれまで接し てきた英語のi聯裟によるものであるから教授転 移の影響といえる。．表鐵作業の誤鯵を購楚落」と

「誤った選壽弩2種類に分類し、その要裟を分析 すると3つのプ欝セスが機能していることが購ら かにされた、．さらに、3つのプ資セスは冠詞及び 代名詞の表遜の際に一様に機能するのではなくモ ニターとともに輯互に複雑に絡み合って機能する ことも明参）かにされた。3つσ）プ纂セス4）申では

難本縫垂の毒炎義毒構造の景ヨ響を含めて霞本，i鐸の転幸多力｛

最も強く、婆本弄、英語学習者の中開言語縫方の重 要な要1鰻ということオ｛できる。

 ll霧本人英語学習者の串霧昔語能力は英語につい てグ）鷺語知識ばか聾でなくモニターや3つのブ資 セス等の纏の要籔が内包さ震る異質的な能力であ るから、その全容をつかむには一一つの作業だけで は不十分であllこの実験で篤いられたような作業 を含めて複数の作業を英、籔学習者に課すことが必 要である．さ妾）に本醗窒で明らかにされたような 申懸言語能力の実態を十分踏まえて庭1本の教室内 での葉叢警受業を展1講ずることが重要である，，

（本論文の｛笈藝慧の季舞築、隻；験のデザインの大挙辛に 関しては吉繊が麟言を与えたが、仮説の展開、隻！

験の実趨、結果薪）分権と験討及びその執筆は諸井 が撰嘉した。）

鐘 旛轟大学教響実践羅究紀要第2聖餐 懲92隼3員

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