現代資本主義論 a: 6 月 16 日にあった質問・回答
2021年6月10日 慶應義塾大学経済学部 大平 哲
1 6 月 23 日の小テスト
Zoomのアクセス情報を伝えるときに同様の指示を書きますが、いまの時点で以下だけ書いておきます。
ライブでの話を聞いた感想を課題1に書くよう指示しています。事前の感想、質問をざっと見たところ、
ごく短いもの、いままでの授業の内容を理解していないことがあきらかなものが多くありました。6月23 日は感想を書くだけの回ですが、授業のレポートとして提出するのですから、20分の時間をかけてきちん とライブ授業の内容を考えた上で書いたものかどうか見ます。6月16日のものも23日のものも採点対象 になっていることは強く意識してください。つぶやきにしかなっていないようなものは今回は減点の対象 にします。
質問があればライブ授業中にするようにしてください。終了後の感想の中に質問を交えるのはやめましょ う。やはり減点対象にします。何度も講師に手間をかけることにならないようにしてください。
2 質問・要望への回答
今回は私への質問は1つだけで、成績に関すること(小テストの受理・不受理)について2件だけあり ました。再三にわたって注意をし、5月12日の授業でこれで最後と書いたことですが、この機会にまとめ ておきたいと思います。以下では、まず個別の質問に回答し、その後に小テストの受理、不受理について 説明します。
2.1 個別の質問に対する回答
ハロハロは素晴らしい取り組みをしていて、NPOの一例としてもよく知ることができました。その上 で、先生がNPOの一例としてハロハロを選ばれた理由をぜひお伺いしたく思います。
縁があったことが一番の理由です。たまたま親しくしているNPOの1つだからという理由です。今 回に関しては以下のこともあります。
この授業では、毎回の小テストのまとめを作成しています。点数・成績を知らせる意図ではありま せん。他の履修者が書いたことを読んで、授業内容の理解や考察をさらに深めるためです。また、私 からのフィードバックもできるかぎりしています。質問、要望は個人情報の部分は削除した上ですべ てみなで共有し、私からの回答をのせるようにしています。課題に対してのコメントもつけたいもの の、時間の制約でできないでいますが、明示的にしていなくても、翌回以降の授業内容の修正につかっ ています。時間の制限内でできる範囲で最大の双方向型を考えていまの形にしています。
外部講師の回についても同じようなことを考えています。講師の話を聞き、何か感想を書いてそれ でおしまいにするのではなく、まず話を聞いた上で履修者側から講師に感想や質問を投げかけ、それ に講師から回答をもらう(→さらに感想を履修者から)形にしたいと考えました。このような依頼を 引き受けてくれる人はあまりいないです。成瀬さんとは何回かやりとりをし、この面倒な授業方法を 快諾してくださいました。
現代資本主義論a: 6月16日にあった質問・回答 2
文体もちがうし、興味や関心、授業内容の理解度もまるでちがう人たちの書いた文章をまとめて読 むのはかなり大変ですし、それらに対する回答を用意するのは労力のいることです。もちろん全部の 質問に回答するのは誰にでも無理ですけど、要領よくいくつかの質問だけをピックアップして簡単な 回答をしてくれる人はたくさんいても、じっくりと全文に目を通し、熱意(と労力)をかけてできる だけ多くの回答をしてくれる人も少ないです。
以上のようなことを考えて、今回は成瀬さんに依頼をしました。
先日の提出課題で、課題1に関しては提出が確認されたのですが、課題2のフィードバックが記載され ていませんでした。これは私の課題2に関する評価が対象外であったためという解釈でよろしいでしょう か。学籍番号は********です。お忙しい中申し訳ありませんが、ご確認、ご回答のほどよろしくお願いい たします。
確認しました。まとめファイルにのっていますよ。こういう問い合わせはやめてください。また、仮 に問い合わせをするとしたら「先日の」のような曖昧な書き方はやめてください。どの日のことなの か誰にでも明確にわかるような質問をしてください。
6月9日の小テストに自分の回答が載っていませんでした。確認いただきたいです。また、仮に不受理 の場合、成績はDの判定になるのでしょうか。(メールであった質問)
確認しました。指示した通りの提出になっていないので受理していません。不受理なのですから当該 回はDになるのはあたりまえですよね。
2.2 小テストの提出時の注意
採点基準については説明を繰り返しません。採点をどのような経過でしているかを説明し、いままで指 示したことを確認します。
大量のファイルをまとめて採点、まとめファイルの作成をするので、採点以外はコンピュータ処理をし ています。(そのコンピュータ処理はCanvasの外でおこなっています。)機械的な処理をするので、以下 の指定を再三にわたってしました。5月12日に「これが最後」と書きましたが、いまだに指示を守らない 人が多いので、まとめておきます。
1. ファイル名に以下のような文字が入っていると、ファイルを統合するためのプログラムが動作しな いので、不適切なファイル名のものはこの段階で機械的に不受理にします。ファイル名につかえな い文字としては特殊記号(空白スペース、%、&など)、特殊な入力をした濁音、半濁音パピプペポ、
ダデドなど(マック使用者がつかいがち)です。よくわからない人は半角の英数字だけを使用するよ うにすれば問題ないです。
2. ここで不受理にしたものはワードファイルの中身はまったく見ていないので、どのようなことを書 いていたか私はまったく把握できません。
3. カギ括弧[ ]で囲まれた部分は、その後の得点集計やまとめファイルの作成時にタグとしてつかいま す。[ ]の情報を正確に書式ファイルのままにしておかないと点数がつかないことがほとんどです。
4. どうでもいいような細かなミスは気づいたら手作業で修正していますが、すべてを手作業でする約 束はできません。たとえば、6月16日のものでは[課題1]であるべきところを[課題 1]としている答 案がいくつもあり、まったく修正していません。結果はみっともなくなりましたが、こうなってしま うんだよということをわかってもらうためにそのままにしました。コンピュータ処理をするにはみ なさんには些細に思えることでも、きちんと守らないとどうにもなりません。
現代資本主義論a: 6月16日にあった質問・回答 3
の情報がまったくない答案は採点時に削除します。きちんと指示を守っている人たちに対してフェア ではないと思えるので、まずコンピュータ処理でばっさりと削除し、例外的に残ったものは答案を 読まずに手作業で削除します。
何度も注意した上、最初に猶予期間を設定した上で厳格にしてきました。多くのファイルを短時間で処 理するために指示していることですし、それほどむずかしいことを指示しているわけではないのですから、
以上の方針には従ってください。
どれだけ注意深くしていてもミスはありえます。だから、まとめファイルに掲載されていないことがお かしいと思ったら問い合わせはしてください。問い合わせを受けて調べたところ、Canvasにかかわる問題 が原因とわかったこともあります。しかし、こちらの指示をきちんと読んだ上での問い合わせでない場合、
(ほかの状況も見た上でですが)厳しく対応するしかありません。安易な問い合わせはやめてください。