2年-1-
第2学年 国語科学習指導案
指導者 1組 中 村 義 治
2組 伊藤 沙緒里 1 単元でつけたい力
・場面の様子について,登場人物の行動を中心に想像を広げながら読む。
・楽しんだり知識を得たりするために,本や文章を選んで読む。
2 単元名
おにもいろいろ!心のへんしんボックス ―ないた赤おに―
3 単元を貫く言語活動とその特徴
本単元を貫く言語活動として,色々なおにが出てくるお話を読んで,「心のへんしんボックス」
を作ることを位置づけた。この「心のへんしんボックス」には,主人公のはじめの姿と終わりの 姿を表す紙人形,きっかけカード,主人公からの手紙,おすすめの文などを書いて入れる。この ことにより,「C 読むこと」指導事項(1)ウ「場面の様子について,登場人物の行動を中心に 想像を広げながら読む。」についての力をつけることができると考える。本を紹介するときには,
紙人形で主人公がどんなきっかけで変わってきたかを演じて表現もする。
第一次では,指導者が作った「心のへんしんボックス」の完成モデルを見て,単元全体の見通 しを持ち,「文章の姿」で第二次で学習するお話の流れをつかむ。
第二次では,教科書教材の『ないた赤おに』を読み,「心のへんしんボックス」を作る。
そして,第三次では,第二次で学んだことをもとに並行読書してきた本で「心のへんしんボッ クス」を作る。さらに,完成した「心のへんしんボックス」を使って友達に紹介し合う発表会を 行う。
また,本単元に入る前から色々なおにが出てくるお話を廊下に置き,並行読書をさせたり,読 書タイムに読み聞かせを行ったりすることで,「C 読むこと」指導事項(1)カ「楽しんだり知 識を得たりするために,本や文章を選んで読むこと。」に迫っていく。
4 単元について
(1)児童について
本学年は,男子 20 名,女子 17 名,計 37 名で構成されている。
5~6月に学習した『きつねのおきゃくさま』では,「気もちのへんしんカード」を作りながら,
登場人物の気持ちがはじめと終わりでどのように変化していくかを考えることができた。また,
並行読書をした本の中からも同様に登場人物の気持ちの変化を見つけ,「気もちのへんしんカード」
を作ることができた。
事前テストでは,未学習の『かさこじぞう』を用いて,登場人物の気持ちを想像して読むこと ができるかについて調査を行った。
その結果,「①かさを町へ売りに行こうと考えた時」「②じぞうさまにかさをかぶせてきた時」
「③もちのない年越しになった時」の三つについてそれぞれ適切に気持ちを想像できた児童は,
①36%②44%③33%であった。このことから,初見の文章の読解を苦手とする児童が多く,また 気持ちを表す言葉の数がまだ少ないことがわかった。
そこで,本単元では物語の世界に入り込みやすいような工夫として,『きつねのおきゃくさま』
での学習活動をバージョンアップした「心のへんしんボックス」を作ることを考えた。またこの ことは,意欲的に学習を進めることに役立つとも考えた。学習を進めるにあたっては,中心人物 に絞って紙人形を作成し,気持ちの変化を捉えやすくする工夫を取り入れることにした。
次に,読書が好きかどうかの実態を調査した。その結果,読書が好きな児童は全体の 64%で半 数を超えているものの,残りの 36%の児童は読書が好きとは言えないという実態が見えてきた。
読書が好きという児童でも読書習慣がまだ十分ではない児童も多く見られる。そこで,おにの出
「心のへんしんボックス」を作って,おにの心の中をさぐり,おにの本をしょうかいします。
2年-2-
てくる本の一覧表にシールを貼り,達成感をもたせ,読書の楽しさを味わわせながら,読書習慣 の確立を目指していきたい。
(2)単元構成及び教材について
第一次 学習のゴール
・指導者が作った「心のへんし んボックス」を見て,言語活 動のイメージをつかむ。
・学習計画を知る。
・『ないた赤おに』の文章の姿を つかむ。
読みの課題
第二次
・『ないた赤おに』を読み,赤お にの気持ちを想像して,「心の へんしんボックス」を作る。
・なぜ,赤おにが泣いたかを想 像して,青おにへの手紙を書 く。
・『ないた赤おに』を読み,「心 のへんしんボックス」に書く。
第三次
・自分の読んだおにが出てくる お気に入りのお話について,
「心のへんしんボックス」を 作る。
・「心のへんしんボックス」を使 って,友達同士でお気に入り の本を紹介し合う。
・単元の学習で身についた力を 振り返る。
(3)指導について
本単元では,導入(第一次)で指導者が作った「心のへんしんボックス」を児童に見せ,「『心 のへんしんボックス』を作って,おにの心の中をさぐり,おにの本をしょうかいしよう。」という 単元の見通しをもたせる。また,色々なおにが出てくるお話コーナーを設けて,読書タイムに読 めるようにしたり,指導者が読み聞かせをしたりして,児童が進んで本を手に取るような環境づ くりをする。また,おにの出てくる本の一覧表を掲示し,自分が読んだ本の所にシールを貼れる ようにして意欲を高める。
展開部(第二次)は,教科書教材の『ないた赤おに』を読みながら学習を進めていく。本教材 は,時間的な順序や事柄の順序などに気をつけながら,赤おにや青おに,村人たちの行動を読み,
そこからその時のそれぞれの人物の気持ちを読み取ることができる作品である。そこで,どのよ うなことがきっかけになって,どのように変わったのかを考えさせたうえで,主人公の赤おにの 心の中が表れるような手紙文を書いていくようにさせたい。そして,心に残った場面とその理由 を明確にし,主人公の紙人形を用いながら本の紹介をするという活動につなげていきたい。
発展部(第三次)では,第二次で『ないた赤おに』の「心のへんしんボックス」を作った経験 を生かし,自分が選んだおにが主人公のお話で「心のへんしんボックス」を作る。その際,第二 次で学習したように,文章に書かれている登場人物の行動を根拠に気持ちを想像し,「心のへんし んボックス」を作る。その後,完成した「心のへんしんボックス」を使って,自分が選んだ,お にが主人公のお話を友達に紹介する。単元名に「おににもいろいろ」とあるように,「自分の紹介 する本のおにの心の中は,本当はこうです。」と,自分の想像したことを明確にして発表できるよ
おにが出てくる話の並行読書
「心のへんしんボックス」を 作って,おにの心の中をさぐ り,おにの本をしょうかいし よう。
「心のへんしんボックス」を 作って,なぜ赤おにが手紙を 読んでないたのかをさぐり,
おにの本をしょうかいしよ う。
2年-3-
うにすると,聞き手はより興味を持って聞くことができるのではないかと考える。
仮説1
文章の姿をとらえ,課題を持たせれば,主体的に言語活動に取り組み,読む力がつくであろう。
<文章の姿>
<読みの課題>
○「文章の姿」のとらえさせ方 1 登場人物を確認させる。
2 物語の挿絵を使って,話の順番に並べ,あらすじをつかませる。
3 それぞれの挿絵は,「誰が何をしている」場面なのかを確認させる。
4 赤おにが作った立て札の挿絵を見て,「なぜ赤おにはこの立て札を作ったのでしょう。」と 発問する。
5 子どもたちが「人間と仲よくなりたいから。」と答えたら,赤おには人間と仲良くなれたの かどうかを確認する。
6 そして,「では,なぜ赤おには人間と仲よくなれたのに,最後の場面で泣いているのでしょ う。」と問いかける。
7 次の時間から,赤おにの気持ちを考えながら,赤おにが変わったきっかけカードや手紙な どを書き,「心のへんしんボックス」を作っていくことを知らせる。
8 読みの課題は,「『心のへんしんボックス』を作って,なぜ赤おにが手紙を読んで泣いたの かをさぐり,おにの本を紹介しよう。」とし,学習のゴールとして「心のへんしんボックス」
を作って,おにの心の中を考えながら読んでいくことを確認する。
ない た赤 おに
は ま だ ひ ろ す け
「 人間 た ち のな か ま にな っ て
、な か よ くく ら し て
いき た い な。
」
赤 お に に は人 間 の お友 だ ち がで き ま した
。
赤 お に は
、何 度 も それ を 読 みま し た
。 な み だ を なが し て 読み ま し た。
「 村 に 出 か け て
、 ぼ く だ け う ん と あ ば れ よ う
」。
青 お に の 作せ ん
「心のへんしんボックス」を作って,なぜ赤おにが手紙を読んでないたのかをさ ぐり,おにの本をしょうかいしよう。
2年-4-
①挿絵を手がかりにして,あらすじをつかむ。
②赤おにの気持ちの変化をとらえるために「紙人形」を作り,どの場面がきっかけで変化したの かをとらえるために「きっかけカード」を作る。また,読み取った赤おにの気持ちを明確にす るために,「赤おにから青おにへの手紙」を書く。
③できあがったパーツをすべて箱に入れて「へんしんボックス」を作る。
仮説2
①赤おにから青おにへの手紙を書くことで,登場人物の行動から想像を広げながら読み取らせ 赤おにの心情や自分の気持ちをまとめさせる。
②読み取った内容をもとに,登場人物の気持ちを想像して,「心のへんしんボックス」に書き,友 達に紹介する。
仮説3
単元と関連させた読書活動を取り入れていけば,読書の幅が広がり,進んで本を読んだり,
活用したりする力がつくであろう。
①読書活動推進補助教員と協力して,色々なおにが出てくるお話コーナーを設けて,並行読書 できるようにする。
②色々なおにが出てくるお話を読み,自分の読み取った登場人物の気持ちを想像して,紹介し合 う。
5 単元の指導目標
○色々なおにが出てくるお話を読み,「心のへんしんボックス」を書いたり,友達の作った「心のへ んしんボックス」を読んだりしようとする。 (関心・意欲・態度)
○色々なおにが出てくるお話を読んで,人物の気持ちを行動から想像することができる。
(読むこと(1)ウ)
○物語の展開の変化をとらえるために,「誰が誰にどのようなことをしたか」「誰がどのような話を したか」などの文中における主語と述語との関係に注意することができる。
(伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項(1)イ(カ)
6 単元の評価規準
関心・意欲・態度 読む能力 言語についての知識・理解・技能
・色々なおにが出てくるお話 を読んで,「心のへんしんボ ックス」を書いたり,友達 の作った「心のへんしんボ ックス」を読んだりしよう としている。
・色々なおにが出てくるお 話を読んで,人物の行動 から気持ちをとらえて いる。
・物語の展開の変化をとらえるた めに,「誰が誰にどのようなこと をしたか」「誰がどのような話を したか」などの文中における主 語と述語との関係に注意してい る。
読み取ったことを交流して再構築させれば,広がりや深まりのある読みができるであろう。
読書活動推進補助教員との連携
・「見出す」の過程で,『ないた赤おに』やおにが出てくるお話の読み聞かせをする。
・「考える」の過程で,「へんしんボックス」を作る時に困っている児童に助言する。
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7 単元の指導計画(1 2 時間)
過程 育てたい力 学習活動
○
評 評価規準(評価方法) 形態見 出 す
(2)
<学習のゴール>
・教師のモデルを見て,学習のゴール をつかむことができる。
○単元の見通しを持つ。(仮説1)
○
評 単元の見通しを持っているか。(発表・観察)
※読書活動推進補助教員との連携
一斉
・文章の姿をとらえることができる。
<読みの課題>
○挿絵を並び変えて話の流れをつかむ。
(仮説1)
○
評 挿絵をお話の順番に並べて,話の流 れをつかんでいるか。(発表・観察)
一斉
考
え
る
(5)
・主人公のはじめの姿とおわりの姿を 表す紙人形を作り, 赤おにの変化 をとらえることができる。
(2時間)
<考えさせたい叙述> ○主人公のはじめの姿とおわりの姿を 表す紙人形を作り, 赤おにの変化を とらえる。 (仮説2)
○
評 主人公のはじめの姿とおわりの姿を 表す紙人形を作り, 赤おにの変化を とらえているか。 (観察)※読書活動推進補助教員との連携
個→
ペア 一斉
「はじめの赤おに」と「おわり の赤おに」はどのようにかわった だろうか。
・「人間のなかまになって,な か よ く く ら し て い き た い な。」
・「ドナタデモ オイデクダサ イ。」
・赤おには,何度もそれを読み ました。
・なみだをながして読みまし た。
「心のへんしんボックス」を作って,おにの心の中をさぐり,おにの本 をしょうかいしよう。
『ないた赤おに』を読んで,文し ょうの姿をとらえよう。
「心のへんしんボックス」を作って,なぜ赤おにが手紙を読んでな いたのかをさぐり,おにの本をしょうかいしよう。
2年-6-
2 組 本時 5
/ 12
・赤おにが変わるきっかけになった場 面をとらえることができる。
<考えさせたい叙述>
○赤おにが変わるきっかけになった場 面を「きっかけカード」に書く。
(仮説2)
○
評 赤おにが変わるきっかけになった場 面をとらえているか。(観察,カード)※読書活動推進補助教員との連携
個→
ペア 一斉
・赤おにの気持ちを想像して,青おに への手紙を書くことができる。
<考えさせたい叙述>
○赤おにの気持ちを想像して,青おにへ 手紙を書く。
(仮説2)
○
評 赤おにの気持ちを想像して,青おに への手紙を書いているか。(観察・発表)
※読書活動推進補助教員との連携
個→
ペア 一斉
・『ないた赤おに』のおすすめの文を 考え,紹介し合うことができる。
○『ないた赤おに』のおすすめの文を考 え,その紹介の仕方を練習する。
(仮説2)
○
評 『ないた赤おに』のおすすめの文を 考え,紹介しているか。(観察・発表)個→
ペア 一斉
深
め
る
(4)
・自分が選んだおにの出てくるお話で
「心のへんしんボックス」を作るこ とができる。
(3時間) ○自分が選んだおにの本で,「心のへん しんボックス」を作る。
(仮説3)
○
評 自分が選んだおにの本で,「心のへん しんボックス」を作っているか。(観察・発表)
個→
班
『ないた赤おに』のおすすめの文 を考えよう。
赤おにがないたわけを考えて,青 おにに手紙を書こう。
どんなできごとをきっかけに赤 おにはかわったのだろうか。
・「村に出かけて,ぼくだけう んとあばれよう。」
・青おにはにげ出しました。
・「おには,みんな,らんぼう ものだと思っていたのに,
あ の お に は ま る で ち が う よ。」
・「あの赤おには,やっぱりや さしいおになんだ。」
・赤おには,なんどもそれを 読みました。
・なみだをながして読みまし た。
じぶんがえらんだおにの出てくる お話で「心のへんしんボックス」を 作ろう。
2年-7-
1 組 本時 11
/ 12
・自分が選んだおにの出てくるお話の おすすめの文を考え,紹介し合うこ とができる。
○自分が選んだおにの出てくるお話の おすすめの文を考え,その紹介をす る。
(仮説3)
○
評 自分が選んだおにの出てくるお話の おすすめの文を考え,紹介している か。(観察・発表)個→
班
ま と め あ げ る
(1)
・「心のへんしんボックス」を使って,
1年生に本を紹介することができ る。
○「心のへんしんボックス」を使って,
1年生に本を紹介する。
(仮説3)
○
評 「心のへんしんボックス」を使って,1年生に本を紹介しているか。
(観察・発表)
一斉 自分がえらんだ本のおすすめの文
を考え,「心のへんしんボックス」を しょうかいしあおう。
1年生にお気に入りの本をしょう かいしよう。
2年-8-
8 本時の指導( 5 /1 2 ) 指導者 2組 伊藤 沙緒里
(1)目標
○赤おにが手紙を読んだ時の気持ちを考えて,青おにあての手紙を書き,赤おにの気持ちを想像す ることができる。 (読むこと(1)ウ)
(2)展開
時配 学習活動
発問・指示 ◎主発問
教師のかかわり
○評評価規準(方法)○指支援,指導
資料
2 2
4
15
1 前時までの学習を振り返る。
2 学習のめあてを確認する。
3 青おにの書いた手紙を中心に 本時の学習場面を音読する。
一人読み→指名して場面読み
4 赤おにはなぜ泣いたのかを根 拠を元に話し合う。
<根拠となる文や言葉>
・ボクハ シバラク キミニハ オ目ニ カカリマセン
・ボクハ コレカラ タビニ デルコトニ シマシタ
・トコマデモ キミノ トモダ チ 青オニ
・赤おには,何度もそれを読み ました。
・なみだを流して読みました。
<赤おにが泣いた理由>
・青くんこそが本当の友達だと 気づいたから
・前時までの学習を掲示しておく。
・音読ができているか,机間指導する。
・音読が苦手な児童には,指で文字を追っ て読むよう声をかける。
・赤おにが泣いている時の挿絵と青おにの 手紙を掲示する。
・赤おにがなぜ泣いたのかを考えさせるた めに,根拠となる教科書の文や言葉にサ イドラインを引き,その横に理由を書か せる。
・理由を考えられた児童には,隣の友達と 自分の考えた理由について話し合いを するよう指導する。
・友達の意見を聞いて気づいたことは,付 け足してサイドラインを引かせる。
・どの言葉を大事だと思ったかの根拠を明 確にして話し合わせる。
学習 計画表 前時までの
掲示物
挿絵 青おにの 手紙 赤おにがないたわけを考えて,青おにに手紙を書こう。
◎赤おにはなぜ泣いたのでし ょう。理由と一緒に発表し ましょう。
赤おにがなぜ泣いたのかを 想像しながら,読みましょう。
2年-9-
10
7
4
1
・大切な友だちの青くんともう 会えなくなることが悲しいか ら
・青くんをとても傷つけてしま ったから
・青くんに謝りたいから
5 赤おにから青おにへ手紙を書 く。
6 友達のよかった手紙を推薦 し,指名された児童が手紙を 読む。
・青おにくん,ぼくは君こそが本 当の友達だって気づいたよ。
・青おにくん,つらい思いをさせ てごめんね。
・青おにくんのおかげで人間の友 達ができたよ。でも,君のほう がもっと大切な友達だよ。早く 戻って来てくれ。
7 本時でついた力を振り返る。
・赤おにが青おにこそが本当の友 達だと気づいたこと が分かっ た。
・赤おにが青おにの大切さに気づ いたことが分かった。
8 次時の予告を聞く。
・板書を参考にして考えさせる。
・自分で書くことができない児童には,文 型を入れたワークシートを作り,自力で 手紙を書けるように指導する。
・書き終わった児童は,隣の友達と手紙の 読み合いをさせる。
・友達の手紙の「いいな。」と思うところ を探しながら聞くように指導する。
・赤おになったつもりで,気持ちをこめて 読ませる。
○
評 赤おにの気持ちを想像して,青おにへ 手紙を書いているか。○
指 板書を参考にさせる。学習したことをふまえて,赤おにの青お にへの気持ちを想像させる。
手紙の ワーク 赤おにになったつもりで青 シート
おにに手紙を書きましょう。
今日の学習でわかったことを 発表しましょう。
友達の手紙で「いいな。」と 思った手紙はありますか。
2年-10-
(3)板書計画
ワークシート
赤 お に よ り
き み と な かよ く し たい な
。 早 く こ こ にも ど っ てき て ほ しい
。 ご め ん ね
。 そ れ に 気 がつ か ず にき ず つ けて
だ っ た ん だ。
き み こ そ がぼ く の 本当 の 友 達
き み の 大 切さ に 気 がつ い た よ。
青 く ん
、 きみ が い なく な っ てや っ と
青 く ん へ
な い た 赤 お に
は まだ
ひ ろす け
赤 お に が ない た 理 ゆう
・ 青 く ん こそ が 本 当の 友 だ ちだ と 気 づ い たか ら
・ 大 切 な 友だ ち の 青く ん と もう 会 え なく な る こ とが か な しい か ら
・ 青 く ん をと て も きず つ け てし ま っ たか ら
・ 青 く ん にあ や ま りた い か ら
赤お に が ない た わ けを 考 え て、 青 お にに 手紙 を 書 こう
。
2年-11-
8 本時の指導(1 1 /1 2 ) 指導者 1組 中村 義治
(1)目標
○自分が選んだ本のおすすめの文を考え,グループ内で本の紹介をすることができる。
(読むこと(1)ウ)
(2)展開
時配 学習活動 発問・指示 ◎主発問
教師のかかわり
○評評価基準(方法)○指支援,指導 資料
5
15
20
1 本時のめあてをつかむ。
2 自分が選んだ本のおすすめ の文を書く。
・どんなところが好きなのか。
・その理由は何か。
3 「心のへんしんボックス」
を使ってグループ内で本を 紹介し,感想や意見を伝え合 う。
〈紹介の仕方〉
・私の紹介する本は,○○さん の書いた『 』です。
・はじめ~だったおにが最後に は~のように変わりました。
そのきっかけになったでき ごとは~です。
・私は,このお話の~のところ がとても好きです。なぜなら
~だからです。ぜひ読んでみ てください。
・前時までの学習を振り返らせる。
・掲示物を使い,『ないた赤おに』でのおすすめの文 の書き方を振り返らせる。
・書けたらペアで読み合うようにさせる。
・聞いた人が読みたくなるような言い方の工夫をさ せる。
・主人公の心の変化が表現されているかに着目して 聞かせる。
・グループ内で司会者を決め,司会者を中心に話し 合いを進めさせる。
・感想とアドバイスの両方を言うようにさせる。
・違う考えを持つ児童には,根拠を言うようにさせ る。
・机間指導をして,全体に紹介したい発表を見つけ る。
・よりよい発表にするために,意見を元に付け足し たり直したりさせる。
おすすめ カード
『ないた 赤おに』
で学習し た掲示物
「心のへ んしんボ ックス」
本の 実物 自分がえらんだ本のおすすめの文を考え,「心のへんしんボックス」
をしょうかいしあおう。
◎どのようにおすすめの文 を書けばよいでしょう。
司会者を中心に,本の紹 介をしあいましょう。
2年-12-
(3)板書計画 4
1
〈感想や意見〉
・△△さんの発表は,おにの心 の中がわかりやすくてよか ったです。
・私も△△さんと同じで,~の ところが好きです。
・1年生に紹介するときには,
~に気を付けて話すといい と思います。
4 本時で自分に身についた力 を振り返る。
5 次時の予告を聞く。
・今日の授業の中で,自分にどのような力が身につ いたのかを振り返らせる。
お に にも い ろ いろ
! 心 の へん し ん ボッ ク ス
・ す きな 場 め ん
・ その り ゆ う
・ さ い ごに
「 ぜ ひ読 ん で みて く だ さい
。」
・ よ か っ たと こ ろ をつ た え る。
・ 自 分も 同 じ こと を 思 った と こ ろを つ た える
。
・ も っと よ く する た め に
、ア ド バ イス を す る。
自 分 が え らん だ 本 のお す す めの 文 を 考え
、
「 心 の へ んし ん ボ ック ス
」 をし ょ う かい し あ お う
。
○
評 どんなところが好きなのか,その理由は 何かがわかるように,おすすめカードを 書いているか。○
指 『ないた赤おに』でのおすすめの文の書 き方を振り返らせる。友 だ ち のは っ ぴ ょう を 聞 いた ら
お す すめ の 文 にな に を 書け ば よ いか
。
2年-13-
ワークシート
9 単元で読ませたい本
・すみ鬼にげた☆ ・ちびっこちびおに☆
・まゆとおに☆ ・おにの赤べえ☆
・おにはうちふくはそと☆ ・島ひきおに
・ゼラルダと人食い鬼☆ ・たいこのすきな赤鬼
・おにとあかんぼう ・おにがわら
・おにをくったじっちゃ ・おにのふんどしちょいとぬえるかい
・なぞかけ鬼 ・鬼がら
・おにがきた ・だいくとおにろく
・おにさんはどこにいる ・鬼の子ダボラ
・九ひきの小おに ・鬼のかいぎ
・おにの子こづな ・かえってきた小おに
・にげだしたおにばんば ・ぼうしをかぶったオニの子
☆印は指定読書
みな
さ ん も、 ぜ ひ 読ん で み てく だ さ い。
ち びお に が やさ し く して あ げ たか ら で す。
と いう こ と がわ か っ て しま う の に、 女 の 子 のた め に
すき な り ゆう は
、 ふく を ぬ ぐと 自 分 がお に だ
自 分の ふ く をき せ て あげ る と ころ で す
。 び しょ に な って し ま った 女 の 子に
、 ち びお に が
わた し が すき な 場 めん は
、 池に お ち てび し ょ
だ い名
ち びっ こ ち びお に
お す す め カ ー ド
な ま え( )