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17族ハロニウムイオンと高配位ハロゲン化物

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17 族ハロニウムイオンと高配位ハロゲン化物

JACS1994, 116, 2448.

Chem. Commun. 1998, 927.

ハロニウムイオン:

アルケンのハロゲン化反応中間体

高酸化状態のハロゲン化物

高酸化状態のヨウ素化合物の合成化学的応用:

IBX, Dess-Martin periodinane

J. Org. Chem.1983, 48, 4155.

Ac2O, AcOH

Oxone® IBX

= 2KHSO5•KHSO4•K2SO4 Oxone®

Chem. Rev.1996,96, 1123.

Chem. Rev. 2002, 102, 2523.

Chem. Rev. 2008, 108, 5299.

高酸化状態ハロゲン化合物による酸化反応の最近のトピックス

JACS2009, 131, 251.

ヨウ素は触媒量で!

触媒的酸化反応 カルボニル

a

位の触媒的不斉酸化

名古屋大学 石原一彰教授

名古屋大学 ウヤヌク・ムハメット助教

Science2014, 345,291.

Science2010, 328, 1376.

有機元素化学特論

6

(2)

高酸化数ハロゲン化物の高い脱離能

Science2011, 332,448.

高酸化数ヨウ素化合物からの脱離は平衡反応

ヨードニウム塩からのヨードベンゼン脱離:

ビニル位

S

N

2

反応:

Yakugaku Zasshi2009, 129, 321.

ブロモベンゼン脱離を伴うアルカンの直接アミノ化

http://www.chem-station.com/blog/2011/05/c-h.html

立体反転が起こる

=教科書の常識と異なる

収率向上の鍵・添加剤

HFIP

の役割 落合正人

徳島大学 名誉教授

宮本和範 東京大学講師

(3)

フッ素の異常性

フッ素化合物の沸点比較

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80 ℃ 80.5 ℃ 323 ℃

ハロゲン-リチウム交換 日本学術振興会フッ素化学入門

フッ素化学第155委員会 三共出版 2010 ISBN 4782706286

フッ素の異常性の原因となる性質

含フッ素生理活性物質

抗うつ剤 抗HIV剤 Lipitor® (Atorvastatin)

高脂血症治療薬

創薬科学入門 久能祐子 監修 佐藤健太郎 著 オーム社 2011 ISBN 4274503615

有機化学美術館・本館

http://www.org-chem.org/yuuki/yuuki.html 有機化学美術館・別館(ブログ)

http://blog.livedoor.jp/route408/

希ガスを除き全元素中最高の電気陰性度 水素に最も近い原子半径

結合の極性は反転 強い

C-F

結合エネルギー

高いイオン化ポテンシャル

F > Cl > Br > I

電子親和力は中程度

Cl > F > Br > I

(

原子が小さく電子反発が大きい

)

(4)

フッ素の置換基効果

フッ素化合物の反応性 フルオロ基の電子効果分類

フルオロ基の電子効果の例

トリフルオロメチル基:負の超共役

負の超共役の実験的証明

Hammett

置換基定数

(

テキスト

I

p174-)

JACS1985, 107,4565.

Cf. CF

3

OCF

3

C–F

結合:

1.319-1.327 Å C–O

結合:

1.365-1.395 Å

Cf. CF

2

=O

C–O

結合:

1.171 Å

ヘキサシアノベンゼン合成:JACS 2005,127, 2050.

C

6

F

6は芳香族求核置換反応を受けやすい

C–F

結合:

1.390-1.397 Å

C–O

結合:

1.227 Å

(5)

フッ素化反応:各種官能基のフッ素化

フッ素ガスを用いる方法

求電子的フッ素化

(F

+等価体

)

求核的フッ素化

(F

)

Henri Moissan Nobel Prize 1906

フッ素ガスの単離

各種結合エネルギー(kcal/mol) F–F : 38

Cl–Cl : 58 H–F : 136 H–Cl : 103

C–H : 98 C–F : 116 C–Cl : 81

Si–F : 139 Si–Cl : 91

P–F : 117 P–Cl : 76

アルカンのフッ素化

2 CoF2+ F2 → 2 CoF3

C6H14 + 28 CoF3→ C6F14 + 14 HF + 28 CoF2

アルケンのフッ素化

エノール等とF2の反応 でもフッ素化が進行

CsF > RbF > KF >> NaF > LiFなどの金属フッ化物塩

KF+18-crown-6, KF+CaF2, (n-Bu)4N+Fは求核性がより高い

脱離基との組み合わせ[HF, HF-Py, SF4, Et2NSF3 (DAST)]

C–H結合からC–F結合を 作るのは発熱反応→

炭化水素とF2の反応は爆発的

Coを使った 温和な条件

N2でF2を希釈 ステロイド類の 3級CHも反応

(6)

フッ素化反応:合成素子を用いる方法①

含フッ素有機化合物シントン

(

合成素子

)

1個のFを持った合成素子

1炭素合成素子:フッ素置換カルベン 2炭素合成素子:フルオロ酢酸誘導体

2個のFを持った合成素子

1炭素合成素子 2炭素合成素子:ジフルオロ酢酸誘導体

Chem. Rev.1996, 96, 1585.

有合化1993, 51, 232.

Chem. Rev.1996, 96, 1585.

有合化1993, 51, 232.

C COO Cl

FF

Na Δ C

Cl FF

CO2 Cl :CF2 OC4H9 F F

OC4H9 42%

R Me3Si C

H O

CF2Br2

P(NMe2)3 R Me3Si C

H C F

F Br P(NMe2)3 CF2Br

(7)

フッ素化反応:合成素子を用いる方法②

3個のF(トリフルオロメチル基)を持った合成素子 1炭素合成素子(CF3, CF3·, CF3+の等価体)

2炭素合成素子 3炭素合成素子

含フッ素有機化合物シントン

(

合成素子

)

(8)

フッ素化反応:最近の触媒反応の進歩

芳香族化合物の触媒的フッ素化

配向基を持つ基質のC–Hフッ素化 アリールトリフラートのフッ素化

JACS2006, 128, 7134.

JACS2009, 131,7520.

JACS2009, 131, 3796.

JACS2008, 130, 10060.

脱保護可能な配向基

JACS2010, 132, 3793.

Science 2010, 328, 1679.

芳香族化合物の触媒的トリフルオロメチル化

銅触媒によるヨードアレーンの トリフルオロメチル化

Chem. Commun.2009, 1909.

Pd触媒によるクロロアレーンのトリフルオロメチル化

JACS2010, 132,3648.

配向基を持つ基質のC–Hトリフルオロメチル化 Science 2009, 325, 1661.

脂肪族化合物の触媒的フッ素化

ルイス酸触媒によるエノラートの不斉フッ素化

ACIE 2000, 39,4359.

有機触媒によるエノラートの不斉フッ素化

Synlett 2005, 991.

ACIE 2005, 44, 3703, 2005, 44,3706, 2008, 47, 4157. JACS2005, 127,8826, 2011, 133,1738.

他にも脂肪族トリフルオロメチル化など Review: Nature2011,473,470.

最初の例

Pd(IV)からの

C–F還元的脱離 Pd(IV)触媒によるフッ素化の後で 様々な官能基導入が可能

クロスカップリング型 Pd(II)経由機構

おそらくCuCF3による酸化を経由した Pd(IV)機構で進行 詳細まだ不明 クロロアレーンの最初の例

Pd(II)経由機構

TiエノラートのF+への求核攻撃 エナミン触媒のF+への求核攻撃 クロスカップリング型Cu(III)経由機構?

Referensi

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