○山梨学院大学国際リベラルアーツ学部履修規程
(平成27年4月1日制定)
(目的)
第1条 この規程は、山梨学院大学学則(以下、「学則」という。)第9条の定めに基 づき、国際リベラルアーツ学部(以下、「本学部」という。)において学士の学位を 取得するための教育課程を編成し、その課程に基づく履修方法や進級及び卒業の要件 を定めることを目的とする。
(教育課程)
第2条 本学部において開設する授業科目の種類及び単位数、開講学年、卒業要件等を定 めた教育課程表は、別に定める。
(授業科目の履修)
第3条 授業科目の履修は、学則、及び本規程に掲げる事項に留意し、教育組織あるい は教育支援に携わる行政組織の助言を得て、計画を作成することとする。
2 履修の方法は、次の各号に定めるとおりとする。
(1) 毎学期の始めに、その学期に履修しようとする全ての科目について履修登録を行わ なければならない。この手続を行わないときは、科目の履修ができないと同時に、試 験の受験資格を与えない。
(2) 履修登録は必ず指定された期間に所定の手続を行わなければならない。なお、原則 として指定期間以外の登録手続は受付けない。
(3) 履修登録時には、登録科目に誤りのないよう確認のうえ、必要な手続をとらなけれ ばならない。なお、履修手続が確定した後の科目の変更は認めない。
(4) 年次別に定める履修単位数の最高限度を超えて登録することはできない。
区 分 第1年次 第2年次 第3年次 第4年次 年間上限単位数 36単位 42単位 42単位 42単位 (5) 単位を修得した同一科目を再履修することはできない。
(6) 上級年次に年次配当されている科目については、下級年次で履修することはできな い。下級年次に配当されている科目を履修する場合には、この限りではない。
(7) 同一科目においてクラスを指定している場合には、指定のクラスで履修しなければ ならない。
(8) 演習を履修しようとする者は、あらかじめ担当教員の承認を得なければならない。
(9) 同一時限に科目を重複して履修登録することはできない。重複して履修登録をした 場合、両科目とも無効とする。
(試験)
第4条 単位取得の可否を決定するための定期試験については、山梨学院大学試験に関 する規程(2020年4月1日制定)により、別に定める。
(成績評価の基準)
第5条 成績評価の基準は次による。
(1) グレード・ポイント(GP)対象科目
100点 - 90点 A (Excellent) (秀)
89点 - 80点 B (Good) (優)
79点 - 70点 C (Satisfactory) (良) 合 格 69点 - 60点 D (Marginal) (可)
59点 - 0点 F (Fail) (不可) 不合格 (2) グレード・ポイント(GP)対象外科目
100点 - 60点 P (Pass) (可) 合 格 59点 - 0点 NP(Non-pass) (不可) 不合格
2 不合格の科目については、再試験あるいは再履修により単位を修得しなければなら ない。
3 成績評価の基準に基づき、1単位あたりの成績評価の平均値をグレード・ポイン ト・アベレージ(GPA)として示し利用する。なお、グレード・ポイント・アベレ ージの取扱いに関する細則は、別に定める。
(単位制度)
第6条 授業科目の単位数は、学則第10条の定めに基づき、次の各号に掲げる基準によ って計算する。
(1) 講義及び演習については、15時間から30時間までの範囲で本学が定める時間の 授業をもって1単位とする。
(2) 実験、実習及び実技については、30時間から45時間までの範囲で本学が定める
時間の授業をもって1単位とする。ただし、芸術等の分野における個人指導による 実技の授業については、本学が定める時間の授業をもって1単位とすることができ る。
(3) 一の授業科目について、講義、演習、実験、実習又は実技のうち二以上の方法の 併用により行う場合については、その組み合わせに応じ、前二号に規定する基準を 考慮して本学が定める時間の授業をもって1単位とする。
2 前項の規定にかかわらず、卒業論文、卒業研究、卒業制作等の授業科目については 、 これらの学修の成果を評価して単位を授与することが適切と認められる場合には、こ れらに必要な学修等を考慮して、単位数を定めることができる。
3 授業は、多様なメディアを高度に利用して、当該授業を行う教室等以外の場所で履 修させることができる。
(1) 多様なメディアを高度に利用して行う授業(以下、「オンデマンド授業」とい
う。)は、パーソナルコンピューターその他双方向の通信手段によって行う。
(2) オンデマンド授業は、全授業の受講に加え、各授業において必要とする学修指導 を受けていない場合には、当該科目の試験について受験資格を与えない。
(履修制限)
第7条 学則第9条に基づく「English for Academic Excellence(EAE):B(アカ デミック英語:B)」を修得していない者は、学部が許可した科目以外の履修を認め ない。ただし、留学生を対象とした教育課程を履修する者及び入学後に実施する英語 運用能力に関する試験の結果により当該科目を履修する必要がないと判断された者は、
この限りでない。
2 授業科目にはCourse Number System(コースナンバー制)に基づくCourse Number(コースナンバー)を付すとともに、系統的、段階的な学修活動を保証する ための前提要件として活用する。個別科目を履修するうえで前提となる要件を充足し ていない者は、当該科目を履修することはできない。
(卒業研究)
第8条 学則第9条に基づく「Graduation Research Project(GRP)(卒業研究)
」の取扱いは、次の各号による。
(1) 卒業研究を行う者は、第4年次に「Seminar (演習)」を履修し、担当教員の指導 を受けるものとする。
(2) 卒業研究の単位認定は、演習指導教員が卒業研究の成果である論文を審査し、合 否の判定を行う。成績評価は、第9条の定めによる。
(3) 演習の履修登録は、第4年次生で卒業見込者が指定の期間に行うものとする。
(4) 演習担当教員は、卒業研究を行うための基礎能力、及び履修要件の可否等につい て判断のうえ、演習の履修登録を許可する。
(5) 卒業研究の成果は、指定の期日までに提出しなければならない。
(6) 卒業研究の成果としての論文には目次を付し、本文には頁数を記入するとともに、
文献の引用についてはその出典を明記するものとする。
(7) 卒業研究の成果の表紙には、題名、指導(演習担当)教員名、提出者氏名(学部 、 学科、学籍番号)、提出年月を記入するものとする。
(8) 卒業研究の成果としての論文を他の研究成果に替える場合には、事前に演習担当 教員の許可を得なければならない。なお、研究成果は、論文と同等あるいはそれ以 上としなければならない。
(9) 卒業研究としての論文その他の研究成果の記述は、英語とする。ただし、外国人 留学生等が日本語での記述を希望した場合には、学部において審議のうえ、認める ことがある。
(卒業要件)
第9条 卒業のためには、次の各号に掲げる全ての要件を充足のうえ、合計124単位以 上を修得しなければならない。なお、体系的・段階的な学修を保証するため、各授業 科目には、『Course Number System(コースナンバー制)』に基づく前提要件の 充足、又は科目毎に定める当該科目が配置される科目区分範囲での一定の修得単位数 の充足、若しくは特定の科目に係る単位修得の充足等、個別に履修に際しての前提要 件を付す。
(1) 以下に掲げる履修方法に基づいて単位を修得する。
(ⅰ) 『アカデミック英語』より必修科目を含めて15単位以上を修得する。
(ⅱ) 『基幹教育』より必修科目を含めて12単位以上を修得する。
(ⅲ) 『グローバルビジネス・経営学』『政治学』『人文教養』『日本研究』のうち 3つの科目区分それぞれから所定の科目1科目以上を履修し、合計9単位以上を 修得する。
(ⅳ) 『数的推理・自然科学』より3単位以上を修得する。
(ⅴ) 『保健体育』より必修科目を含めて1単位以上を修得する。
(ⅵ) 『日本研究』のうち、「社会人としての日本語作文」の3単位を修得する。
(2) 各学生がメジャーとして選択した科目区分より、必修科目(演習を含む。)を含 めて31単位以上を修得する。なお、学生がメジャーとして選択する科目区分は、
(ⅲ)に基づいて授業科目を履修した科目区分の中から選択しなければならない。
(3) 事前の学修計画を策定した上で、海外大学に2学期間、留学すること。この留学 期間は在学期間に算入し、留学先の海外大学で修得した単位については、それらの 授業内容を個別に審査し本学部の教育趣旨に合致するものについて本学で修得した
ものとみなし、42単位を上限として卒業要件単位に算入する。ただし、留学先に おいて入国制限等の措置が発動された結果、あるいは協定校が受け入れを中止した 結果、海外大学への留学が困難となった場合、または、学部からの要請により留学 を中止した場合、本号の定める要件は免除できる。
(4) 第4年次において、各学生がメジャーとして選択した科目区分に開設されている
「演習」を履修し、担当教員の指導を受け指定された方法に基づいて「卒業研究」
を完成させ提出する。
2 外国人留学生等に対する履修方法については、以下のとおりとする。
(1) 英語を母国とする外国人留学生及びそれと同程度の英語運用能力を有する学生に ついは、前項(1)の履修方法のうち、「アカデミック英語」に係る要件を免除する。
なお、日本語を母語としない外国人留学生等については、「アカデミック英語」に 係る要件に代えて『日本研究』に配置されている「日本語初級3」までの達成を卒 業要件とする。『日本研究』に配置されている日本語教育を目的とした授業科目の 単位については、15単位を上限として卒業要件を充足する単位に含めることがで きるものとする。
(2) 日本語を母語としない外国人留学生については、前項(1)の履修方法のうち、「社 会人としての日本語作文」に係る要件を免除する。
(3) 海外からの本学部に留学している学生及び海外大学から転入学した学生について は、前項(3)の海外留学を免除することができる。なお、学生が留学を希望した場 合の取り扱いは、前項(3)定めるところによる。
(4) 外国人留学生のうち、『アカデミック英語』を履修した学生については、15単
位を上限として当該授業科目の履修により修得した単位を、卒業要件を充足する単 位に含めることができる。この場合においても、『日本研究』に配置されている日 本語教育を目的とした授業科目の単位については、15単位を上限として卒業要件 を充足する単位に含めることができるものとする。
(他学科開講)
第10条 本学部の専門科目において、他学科開講を認める科目は設置しない。
(副専攻)
第11条 学則第9条第2項に定める学生の所属する学部学科における教育課程の学修の ほか、本学の保証に基づき学生が所属する学部学科の分野以外の特定分野又は特定課 題に関する教育課程(以下、「学部横断型副専攻」という。)の学修活動は、本学部に は適用しない。
(長期履修学生)
第12条 学則第59条の4の定めに基づく長期履修学生の履修に関しては、別に定める ところを除き本規程を準用する。
(準用規程)
第13条 研究生、特別聴講学生、科目等履修生、聴講生の履修に関しては、別に定める ところを除き本規程を準用する。
(規程の改廃)
第14条 この規程の改廃は、国際リベラルアーツ学部教授会及び大学協議会の議を経て、
学長が決定する。
附 則
この規程は、平成27年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成28年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成28年4月20日から施行する。
附 則
この規程は、平成29年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、2019年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、2020年4月1日から施行する。
(1) 第9条に掲げる卒業要件に係る規程の改正規定は、2019年度以降の入学生、
2018年度終了までに「国際問題入門」の単位を修得していない学生及び主専攻分 野の決定を行わなかった学生に適用し、2018年度終了までに「国際問題入門」の 単位を修得し主専攻を決定した者の取扱いについては、次号に定めるところによる。
(2) 卒業のためには、次の各号に掲げる全ての要件を充足のうえ、合計124単位以上
を修得しなければならない。なお、体系的・段階的な学修を保証するため、各授業 科目には、『Course Number System(コースナンバー制)』に基づく前提要件 の充足、又は科目毎に定める当該科目が配置される科目区分範囲での一定の修得単 位数の充足、若しくは特定の科目に係る単位修得の充足等、個別に履修に際しての 前提要件を付す。
(ⅰ) 科目区分『English for Academic Excellence(アカデミック英語:EAE)』
より必修科目を含め15単位以上、『Foundation Courses(基幹教育)』より 必修科目及び選択必修科目を含め12単位以上、『Interdisciplinary Arts(人 文教養)』よ り選 択必 修 を含め 3 単 位 以 上 、『Global Business &
Economics(グローバルビジネス・経済学)』より必修科目を含め3単位以上、
『Political Sciences(政治学)』よ り 必 修 科 目 を含め て 1 単 位 以 上 、
『Quantitative Reasoning & Natural Sciences(数的推理・自然科学)』よ り選択必修科目を含め3単位以上、『Health & Physical Education(保健体 育)』より必修科目を含め1単位以上の、計38単位以上を修得する。
(ⅱ) 科目区分『Japan Studies Program(日本研究:JSP)』のうち、『Japan Area Studies(日本地域研究:JAS)プログラム対象科目』より3単位以上を修 得する。
(ⅲ) 科目区分『Japan Studies(日本研究)』のうち、『Japanese Language
(日本語研究)』に配置の「Professional Writing in Japanese(社会人とし ての日本語作文)」1科目3単位を修得する。
(ⅳ) 科 目 区 分 に か か わ ら ず 、コー スナンバー(Course Number)「300」~
「400」レベルの授業科目を計34単位以上修得する。
(ⅴ) 事前に学修計画を策定のうえ、学術交流協定に基づく海外大学への1年間の
『Studying Abroad(海外留学)』を義務づける。この1年間の留学期間は在 学期間に算入し、留学先の海外大学で履修し修得した単位を本学部で開設する
授業科目の個別の内容に照らして、あるいは本学部の教育趣旨に整合する科目 として妥当かを慎重に審査のうえ、本学で修得したものとみなし(授業科目ご との個別単位認定方式)、42単位を限度として卒業要件単位に算入する。なお 海外留学における学修計画は本学部が指定する専任教員と事前に協議のうえ策 定し、留学の許可を得るものとする。
(ⅵ) 『Graduation Research Project(卒業研究:GRP)』(卒業論文等)の合格 を義務づける。卒業研究の達成のため、第4年次以降に研究テーマに基づく科 目区分の「Seminar(演習)」を履修し、単位を修得しなければならない。
(ⅶ) 英語を母語とする外国人留学生及びそれと同程度の英語運用能力を有する学 生については、本項(ⅰ)の履修方法のうち、「アカデミック英語」に係る要件を 免除することができる。なお、日本語を母語としない外国人留学生については 、
「アカデミック英語」に係る要件に代えて『日本研究』に配置されている「日 本語初級3」までの達成を卒業要件とする。『日本研究』に配置されている日 本語教育を目的とした授業科目の単位については、15単位を上限として卒業要 件を充足する単位に含めることができるものとする。
(ⅷ) 日本語を母語としない外国人留学生については、本項(ⅲ)の履修方法のうち、
「社会人としての日本語作文」に係る要件を免除する。
(ⅸ) 海外から本学部に留学している学生及び海外大学から転入学した学生について は、本項(ⅴ)の海外留学を免除することができる。なお、学生が留学を希望した 場合の取り扱いは、本項(ⅴ)の定めるところによる。
附 則
この規程は、2021年4月1日から施行する。