大木獲夫・趨濠塗美学:・/・学鮫の天文教赫 穀5
小学校の天文教材
天球概念の形成一一
1.天文教材振尊上σ〉問題点
小学校の教齢たちの闘で.一般に天文教材は搬 いにくいものグ)一つにあ謬ら蕊ている。たしかに 実隆に雑然に接離し,児童護身の観察・実験をも とに学霧活動をおこなうことを籐霧とする理磐に
季3㌧、て, 天文敬重㊧の指導1ま大きなノ、ンディキャ・ソ プを負うている。よくあ1ずられる指導、しの臨題点 は次のようなことである.
① 観察が,天躾に左毒されるグ)で計轡的な詣導 が行いにくい.太鶴・擁について慧登鶏,学絞 に総て教麟による直接の指導が可能であるが,
讐の観察はどうしても夜に蟹走さ震るので家庭 学警が中心にな彗, きめ雛1かな指導ができない。
毒黍糞毯で鐘.光筈のため星が発1こ(いなど,観 察場瞬の腿題も多い,
② 天体運行の学習には,長時難,長莫薙簡の観察 が必要である。
③児童糞身の観察記録をもとに授業を農醸する 場合,学習する難燃事象・環象に羅する発案の 難題意識が畷確費;さ耽るためには. どんな馨鼻翼。
で.どれだ酵信鞍度の高い観察記録を得るかが
手寺に1無題となる岱
⑤ 天体の運行は,教案糞で実験的!二再現できな いものである.雛ち.鱗々の学翼で得ら観た記 録を教察で実証できないため,みんなのものに ならず,どうしても纂無性に欠ける。
⑤ 莞童1ことって天球概念がとらえ難いものであ るため.天韓運鴛の統一牲,窺鱗雛を認識する ことが鰹難である。記録璽紙や黒飯などによる
讐舗霧的な天{取運イテの認識1こ馨冬る場合が少なくない。
⑥ 糞詰跨運鴛を学覆する諜.その基礎襲念のひ とつである毎鍾についてはそ震より顕1糞に磁石 の、挙鴬で学鬱し、ているのであるが,児:愛縁極めて 広大な窯穫1に縁する認識を鋳つ機会が少ないの で,正しい方鏡藏念が完残しているとはいいが
大 木 俊 夫
高原由美子
(天 文 学!
!安績第二小学校!
たい.舞えば,方位の合わせ苔のミスで学較と 家庭での観察結肇が異なっても.観察場所が異 なるから当然であるという考え方をする。
⑦マスコミなどで知識のみ注入されているため,
発童はもはやわかっているつも讐になっている。
しかし,知識と実1警跨観察事実が実感として結 ぴつかない。
⑧教練の天文に対する鑓心の薄さと認識不十分
により,!尼童の反臨や興華表に録して一新分に録慈 できない.
以一とのような各種の1講選1.点をかか之ているため,
天文教材グ)詣導に際して次のような結果に陥って しまうことが多い,躍ち,児童薄身の観察織果か ら、児童露らが大鎌運行の麗襲樵・統一性を認識 していくための・を分なテ㌧一夕が得ら露ない。また 麗童舞雛:,そ酸を構絞していくために必要な天舞舞 凝念・霧鐘概念が形成さ荘ていない.そのため,
天体運ぞ量の棄毫嚢青鸞盤・統一性を難童霧彗から導き鐵し 得ない。 このようなことから,教輝籏彗の一方的な 説翼舞1こ華客始した緋, プラネタ}1ウムやスライドの
みで華冬らせてしまう授業1が横行した弩,逆1こ.③ び)鵜題をを分検討しないまま「観察。を重視する あまり. 塁こ童を混毒しさせる結畢1こ馨冬一プている場合 があるのではないだろうか。
しカ・し一方. 児童ζま惑髪護探饗……機のニュースや,
SFアニメーシ雪ンなどグ)奪影響で天{本や鐘1:蜜に4彰 常に興味を持ち,天文の学習1こ大きな期待を捲い ている。児童4〉認識を発展させ深めるために,こ のような児童グ)興購ミ・醜心は太い1二褄1かされるべ
きである.擾い難い,難しいといって,一方的な 法ll彗の蝉しつけに終ってしまっては,児童の饗嫌 や1響応の芽を講みとるば力癖でなく,鐵空の美し
さや神秘さに紫鐵に感じる心悪露すらも失わせてし まうこと1こなる二 こ5与ようなことのないよう.『郵 葦}に薦義思しな珪オ まい汁ない,
i至6 麓轟大学数奮実践醗寛紀要第3号
2.指導要領にお纏る天文教材
現行の小学校学習指導要領理科の各学年の内容 から,天文教材と考えられるものをあげてみる。
簗1学年
(購 物の舞βを繕爾した活動を工夫させながら, 欝 なたにできる鞠の影は霧じ晦きになっているこ と漫ぴ劾によってできる影の形・濃さなどに違 いがあることに気付かせる。
第2学隼
麟 露なたと露陰の地藤の様子を比べて他薦の暖 かさ,乾き方,水グ)濾ま弩方などに違いがある こと及び§陰の位置は太鴎の動きによって変わ ることに気付かせる』
第3学年
C(21土,水及ぴ窒気の濃度を調べ,濃度は霧光 の当たξ}方などによって違い,また季締1こよっ ても違いがあることを瑳解させる。
ア.土及ぴ水の温度は,露なたと騒陰とで違い があること。
イ.土及び空気の羅度は争晦れの騒と曇暑}の嚢 とで違いがあること。
ウ.土,水及ぴ空気の温度は,夏と冬とで違い があること.
第4学隼
C轡 大鑑や舞の見え方及び位置の変化を調べ,
i藝の動きが鍛ていることを理解させる尋 ア.太購及ぴ月は丸い形をしているが,月は,
目によって形が変わって見えること。
イ.太蕩及び舜は,絶えず動いていて,索1の方 から出て爾の空を通弩,茜の方に入ること。
第5学年
C轡 暴の明るさ,動きなどを調べ.星は権互の 位置を変えないで.一定の動きをすることを理 解させる。
ア. 星』喜こは,響青るさや色の違うものカ{あること。
イ.星の集ま辱縁,時欝1がたつと{立直農{メ向き が変わるが.壷ぴ方は変わらないこと。
ウ. 太陽の通睾}遵の近くに見える星は,大勝と 鱗た動きをすること。
エ.誌極星の題彗の星は,詫極髭を幸心にして 懸っているように見えること。
オ.星は,講じ方面に動き.i羅たつとほぽ元 の位置に見えること。
醗3隼3薄
第6学年
C繕 太購の高さ,気温などの変化を講べ,季籔 によって気温に変化が起こる種密を理解させる。
ア.気温は,韓光によって温められる地雷の濫.
度に関係があ看》,それらの変{ヒの様子は綴て いること。
イ.季籔によって気温が違うのは,太購の高さ や昼闘の嚢寺問の長さに関{系があること。
3.天文教韓と飽教材の糧互羅連
蔚簸の天文教材を通覧してみると,そこにヂ太 購エネルギーの流れ」(以下「エネルギー」と略記〉
と「実妹の運動」(以下「運動」と略配1という2本 の往が貫かれていることに気付くゆ
「エネルギー」に関連するものはつぎのごとくで ある。i学年のヂ影」,2学年の噴なたと欝陰」.
3学年の「地温・水温・気濃と騒光」,6学年の
「太購高度と気温■季簸ゴの各攣元を遜もて,地上 の現象が馨光の当た辱方と深く関わってお鯵,太 鴎エネルギーこそがこれらの変化の原露であるこ とを理解させるように緩み立てられている鷹さら 1ここれらのC区分1こおける霧容隷.主にA区分の
「生1犠}とその環境3に深い護1達を持ちながら発展し,
大勝のもたらすエネルギーが地球上の生物や環境 に大きな最多響を与えていることを理解させるよう になっている。そしてさらにこれは,中学校にお いて地軸の頻きと公転・霞転の関係や嚢無罪のエ ネルギーの釣ぎ}合いなどの学習内容に関連してい
く。また,5学年の「星」の単元で星の墾るさと 色の違いを学習するが,こ蕊は中学季交における類i 星と宇宙の内容に騰達し,太陽や星のエネルギー 源の開題ともかかわっていく内容である。
一方,「運動ゴに経連づけられるものはi学年の
「影の晦き」,2学年硲糠陰の佳麗の変化」,婆学 年の「太陽・雇とその動き」, 5学年の「星の動き」.
そして6学年の葬太購の高度の変{絵である。i,
2学年での影の観察を通じて時幾とともに太蕩が 動いていくことを気付かせ.これを下地として逢,
5学年で天体の羅顎運動を籔う.この観察のため の右旋基準は3学年露涯分「磁石 」の学習で準蟻 さ蔑ている。さらに6学隼で太購の馨霧および年 霧運動が地上への太鶴エネルギーの僕給量と聡達 することを学ぶことによって「エネルギー」の綾と
「運動の建の統一的理解へ尊びかれる.また,天
大本俊夫・高家塗美子・:小学校の天文教轡 員7
纏の騒職・年霧運動は.中学校において学習する 地球の霞転・公転の理解の基礎になる。
上達した諸教替問の椿互関連繕を下に掲げる。
この襲1こおいては,ε運動」的関連を実線で,「エ ネルギー」的1難連を点線で結んである。線の太さ
はその驚連の渡:合いの強さに依存して示してある.
一見してわかる通睾},紅エネ艦ギー」酌関連は縫籔 分・勉領蟻とのつなが老}が多いが,「運動」釣縄連 のそ控は姥鮫的少ない。
驚瓢化
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夢峻瓢も鈴襲
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鶴泊磯サ執冠鰍藻・建
窯欝病櫓︾︑9簾 裁鞭.な鷺餐 曝欝刃︾懸S薙飯・轡遮窪蔓
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く 羅 愈 ヂ) 韮 愈 鉛 寵 奮
鑓魯 灘轟大学教官爽践暴発紀要簗3号 酵容3卑3舞
4.教科書に見る天体運動の観察法
最替翼こ達/くた天文教材 叢蓑淳、数の問題.煮を.事霧鐘 鍔エネノレギーと運動という観点から見藏してみる と. 「譲いにくい葦といわ震ている教樗が■大講三分
「天雛の運動」に鷹達したも跨であることがわか る〔特に馨1題、職①〜(奮). そこで以下,わ超わ費
熱んさつばこの{掌りかた
は雛金
のぞき茎ど
ε鵬
という方法 が多くとら れている。
この藻,天 鉢の蔑度は 観察籍・藷 度謎・露な
たてに糸をはる
じゅんびするもの
エ作絹紙ξあっ紙3セロハンアーフ
はり金〔綬。臓33本糸
のり はさみ
三頭勇動き ヲ舞2絡
1難
第鳶嚢舞 たのしい懸薯 毒年上銭葵 1箋2図 たのしい礫科 奪年上 辞§7
は天舞〔の運動の観察について綾講 してみることと する。
天{本紛運動について,児童藪1身め観察をもとに 授業を展絶していくためには,欝頬嚢の高い記録
を得ることが嚢要である。観察の精縷:が悪いため に,籔1々のi絶童グ〉議繋議にあま喜邦こもノくうツキが箆 鹿、農たので綜,学習内容に対する難童の縫題意識 が障韮確にさ酸す ,議三雲象をもと1こ綾糞重を進めること
が容易でなくなる。こういう点から鎚来とら簸て 来た観察方法を縫試してみよう。
教1欝毒:や詣導書などでは,天誌の麺難(高度と 方イ立)を灘定し,記鐸i羅紙1こ凝i大して整理をする
観察1ぎこの舞舞、た ,5。翫 ノラ ペ
…霧霧難、醗1
礫駐△遇
聖意するもの一工舞清紙.セPハンテープ.1淳り熱のり一
さみ. むノターナイフ, ものさし
第3緩 たのしい選科 5隼下 鱗5
どを羅いて灘ll,擁立は寿位磁舞を稀偏するとい うことにさ震ている。その実縫として,
毎1大震本図書 たのしい理科4年1二,5年蓄
1毒}東港鱗雲籍 籍 しい難等等 4年『罫, き年■勤を あげてみよう。
儀)では観察籏(第2騒,第3駿1を構いて
観察することになっている。これを,教科叢の指 示遽喜}にで㌻威し、,購いてみた。その結果,つぎのようないくつかの不十分な.点が認められた。
緯 のぞきまどから瞬いた時,蕪の泣麗1こよって
天捧グ){立羅フ夢大きく変わる馨髪、差〉。窓グ)謙こきさ
第5舞
羅移動轟
舞髪麟一一轄
彦鹸藝轄 額醸、霧・鶏諾 1 圭灘・.
1難証.モ瀞瞬 獅藝
縷i l・難㌶』敵
たのしい蓬科 5奪下 騨凝
大藩く綾里か :・1・掌紋の天文教縫 玉聖警
に椿当する誤差が生じ得るわ静であるが,太揚・
鐸の観察籏ではこれが天棒の亙時驚の動きに賎 敵してしまう.
雌} 舞盛毒鐸擬が大きいため,天嫁グ〉泣羅縁羅分量 で毒麦みとる書葬づナが:大きくなり,誤差}が大となる門
(鐙 観察可能な天誌の轟度に醸饗がある{約鱒。が 隈渡である).
鶴 繊の影響を強く憂酵,観察籏が露建さ麟こくい。
纏の{立藁を天球硲モデルである半球の皿しに1藪接記 録するものであるから.萱確さ豊いう点で慧幾題
はないロ しかし, こ才慕ま観察考量が半玉求の篠{難から
記録する彫になるので,本轟は天球の,したがっ てこの筆墨求の申 むにいて天体を発ているのだとい うことが実感をもって理解されにくいという幾覇
力ζある当 こうし}ξ圭歪薄暮審美求1こよる観察ξま,叢ま韮ゴま
ノ罫学校で雄あまり暖いら綬ていな秘㌔
蕪、
藍 牝
業学⁝⁝⁝−i−1⁝一 (方位1方位じしんを使っ
て八方位をかき,舞を見遷 験して窮好きめる.
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第6翻 新しい理科 鳶年下 鍵.§
また(麟の方法1第ε図}については空の狂う}
(蔦度・方猿舞とも)が大まかであ辱,薮時鷺おい て溝び観察するとき体の姿勢の再現も不確実であ って,記録の精度が保証されない,いず綬の弩法 も,塁学年や3学年の箆童にとって1特に教麺が ついていない家庭学習の場合1第尋〜5鑓南第7 纒1こ{薦示されているようなきちんとした記録を孝馨 ることは容易ではなかろう。
天体グ){1難董を灘足しその結果を篇の窮紙に記入 す一るという醐按舞}な方法ではなく, 嚢接言駐茎叢する
方法もある.そのiつとして透鰻半球がある。天
第7図 新しい選科 轟年下 露3
5.天球の擾念について
繭簾において透i灘半球を綾曙することのiつの 1羅題。煮をあ1ずた。この幾肇餐こ対 しては,観察者が 王家の申礎ヌこ{立1羅できるような大きな達蓊鬱葦半玉求を鷺窪
いれ1ご解決する.事実,そのような半球(ないし 灘半球1を篤いて指導している{擁も見かける。し、
かし,三重謬ll半島装の季琴簿言1こはまだ飽にも舞舞疑蠧毒である と患われる.
児童の愚考を発ていると、児:童が天空1鐸藩か一.
i騰 篠轟大学教蕎実践羅究紀要第3警 溝83奪3舞 て侮かを観察し.記録しているとき,必ずしも透
瞬半球をモデルとするような天球を認識していな いらしい。児童1ま自分の童蜜目する.点を中老帰こ, あ たかも露濡紙のような鱗角の平面を考えている。
こういう児童に透畷半琉を霧いて指導するのは天 下弓の押しつけにな鯵かねない。むしろ,三署面的
な感覚を持っている晃童に.いかにして天球とい う立棒的な概念を形成させるかという点に問題が あるのである。
天蕪の{窪置を護五録する場合,驚遠したように児 童にとっては霞分と天体を結ぶ直線が法線となる
ような平藤露こ翫1毒養するの力彗肇然である。 このよう
な児童の空聞意識から畠発して,教室に持ち帰っ て観察時の状態を再現した時.雍然に立棒的な観 念が構成さ農るような観察器具があれば望ましい。
こうして躄ると,観察籍などの方法雄,記録灘紙 が一枚の紙であるために,麹然に立詰的な綴念を 構成していくためには隆雰がある.
丁 朝・登・騒蔓の太鶴の動きグ)言ε鐸iシートを,
どのようにつなぎ合わせるとよいか?
C観の一しに董べるのでなく,垂直にしなくて
〜ヰ 蕾み o
C 爾の窓には讐つけるとよい。
C 輯と晩の記録は.南東と南薩で,昼は蕎度 が罐1かった。 (方位と高度)
C シートは垂直でなくて, こんなに饑いてい た。観察器の芳 位と嘉護:をぞ憂元するとよいプ)
だ。
C 太購のi舞の動きを表すのに多面捧がほし
い^
(透聡灘半球(半径2継/へ,軽昼礪亀の 太購の動きを言駐録した3枚のシートをはぎ}つ けて, i黎の叢購の動きをうつしとる。〉
C 丙繕から透視すると.太購の動きとよく合 つo
C 太醗慧,璽癒を捲くようiこ動く。
輯
k
6.羅蜜棄教麿センターと購渠:内有 志命 共藏欝究による実践饒
購蜜県人多瞬小学校の出鑓変雛とそのグループ は,児童察身の観察を重視し児童雍ら天琉概念を 形成しながら天体運行の学習を進めた貴重な実践 鰹を報告(欝齢年1している。この講究グループ の獲い1ま次の通騒である。
「……後来の揚導を反省し,次のような学習が 成立する指導法を求めた。
子どもが天体の運行を観察・記録し,その記 録を教室に持ち込んで譜し合いをすすめていく うちに,空閣を意識し.購議し,天体運行のき まぎ}を発見していく。
この過程で,子どもな蓼の発箆や,的確な予 想1こ基づいた観察が,興練と主躰こ健をもって展 麗されていく。そして,大猟運行鵜斉一牲に驚 き,美しさに臨すいし.感動するような指導罎 そして,第8緩のような観察器を考案し,児童
の観察を中心に授業を展麗していった.
i .軒章} 中帯
ぐ新月のころ〉
丁 太鶴の動きが,朝・登・鏡と部分的にはわ かったが, iEiではどう動くのか?
C 手を重力かして,こうなるのだと鮨病む C シートをつなぎ合わせるといい。
τ費シ一一ト
のぞきダ
農舞斐を合わせる華虎本
纂窓霞 岡濃で考案した観察器 このような実践を5年綴継続したうえ.出嬢ま 次のようにまとめている。
汽……一』子どもたちの縫題意識が発展的に連 締するためには,正確な記録が得られることが 先決であると感じている。
・・今まではっき喜〉した意識を持っていなか つた空は, 層の動きから. 太藝蕎の朝・昼・騒莞の 動きの記録へと,積み、ヒげられていき、月や,
太暢の動きの領海がわか辱かけたとき,太鴎の
大木俊夫・轟瞭醗美整:小学鞍の天文教材 里2墨
1襲の動きを緩み堂てる段欝で,半蚤求状グ)おお いかぶさるような立{本的な空閥を購成していっ た。そして,二野どもたちの方から.半球を要求
した一一一。
この遇麗で見落してならないのは,子どもた ちが,スクl/一ンの位置を,講藪や,霧や,齋簸こ 羅くことを要求したことである。これ慧,震馨 のある観察記録1のイ箋
元から,潜省約に多 醸麓空閣を意識して いったことの表われで あると思う……毒
7、遜譲実験
騨
@羅
このような,號童の 観察記録1こもとづいて 立体的な空聞とその中
での天{摩の選考蒙を餐欝墾
させた授業展醗は,第 8纒の器具による観察 が基礎となっている尊 そこでわれわれ.は,そ のような器具を試鐸し
追試して見ることとし 第§穰
た。
試蒸したのは第9纒,
第欝籔に示した器,箕A,
器翼,Bである。懸具A は基本的に瞬灘で考案 されたものと購じであ る。表面の透鱗板はア ク1ナル糠を購い, これ に丁欝シートを鮎って 記録するようにした。
器具Bは,教官現場で
{憂欝するというよ1)は むしろ,記録の鉦確さ
鰌鯲
を調べるため1こ作った ものである。蓉薯めの煮凝 ほ設置場所(楡島大学〉
における癒遠藤(高度 52。)に一致させて露定
したものであ彗, いわ1ま一種の「葵尭道儀」 という べきものである.A,8とも,「のぞき穴」からア
ク特ノレ翻更串、む・までび)斐嚢離1ま2罎e濃とした。
まず器翼Bを鱗いて観察精度グ)チェックを蓄?っ た。望遠鏡の嚢軸合せの要籟で,この器具の方位 と{華角を正確に会・せて黙1足したと.太鴎・月・星 の観察を行った。織果は癒めて良好だった。計算
値と観察結果は驚くほど…致し,球面上の運動を 平藏に援影したときに現れるみかけの経艶の湾饒 や速度の不斉一が容易 に見てとれるほど,精 度の高い結果力誓響られ た。出鑓も捲嫡してい るように,児童の観察 をもとに天体の運イテの 法難を欝握させるため には,」髭確な記録が得 られることが先決であ るカず, この、姦でこの器
蒋 異は合格といってよい であろう。
器具Aは,新修たた んで縫単に持ち運びが 燭 でき,設麗も容易で児 童による操作も可能と 、意われる。ただ,嫉1木
器異義 鞭って離の議を
おこなう方法では,貌
第絡緩 器 具 霞 騰
本治 蚕青きやすく台〃〉羅 定が十分ではない。薩1 鋲と輪ゴム,テープな どを購いて置定につい て工夫しなけ薮ばなら ないが, この、点さえ解 決すれば,観察箱や縫 を雇いる方法よ壱)も縁 るかに容易に歪確な記 録を得ることができる。
つぎに,児童の家庭 学習等によるいくつか の託録が教室1こ持ちこ まれたとき,それを再 構厳1して立体的な天球 概念をつく弓だすには どうするかを考える。
蜜嚢らの実践夢彗では,Tジシート1こ記された観察 記録を壷べ,騒半球にはl/つけることによってこ
玉22 醸嶽大学教書実践暴発縫要第3号 1鰭3隼3釁 れを行った。シートを観察器から「はずして」磯
の嚢菓{本(馨茎半董求〉に鴛塞讐つ1ナる!こと1こよ辱天
球を構成するのは,どうしても人為的な蔀分が残 を),轟が幽いものを感
ずる.発童が翼々の時 臨・場所で観察したも のを持ち毒舌〉,それら 綾数グ)観察器具をその
まま姦疑み合わせること によ垂},煢然に天球が 権威されるならばこれ
に越したことはない。
これについてはかな辱 種々の試行錯誤を繰合 返しなカfらテストを重 ねたが,各方奏譲こ海綿
た器具Aの高度が一致 しないため,アク腰ル 板が食い違い,ごく特 殊な場合を除いては多 麟躰:(あるいは疑獄至求 窪姦) を構成すること力寸 できなかった。
8.観察器具の敬畏
そこでわ震われは,
更に一歩進めて第難覆 に示されるような観察 器具Cを製糞三した。 こ の器糞の特儀はつぎグ〉
ごとくである.
構 基嚢慧猿驚蕪ゆの 二等透三角形とした。
(2/ 嚢麟の天棒の高度 に感じて三ヶ所の露
定{立直を{を意1こ選び,
ここにアク彗ル綴を その弾雛を鵜濡して 容易に養脱できるよ うにした。
傭 一
纏1 のぞき穴をネジきこよって霞舞単1こ取蓼憂事しでき るよう1こした落
こめ器具の綾矯法はおのずから畷らかであろう。
イ馨られた業繋叢響彗を第i2
第1緩 器 具 c
ピオ、才づ
〆毒
も
〆
.♂
!マ
亀
欝82年2擁 鶉/墨田の龍・〜1・・
参疑齪縄運熱3重難賢〕
シートを彙ね合わせたもの曲 鵜雛形は器具への取ぎナつ睦穴。
2醸騨鐙鑛騰2蕪辞灘1の辱し・=1・が
…歪んでいるグ㌶ま恐らく鑛婁実に もとづく記鎌ミスであろう。
1票鱒隷カラー・一ヘンてレ議i大して
駅 n
第 壼6参議隷アク1ヌノレ季授に疑義つた丁舜シート■1二1こイテ うが,教蕪ミ内で観察時の状薯発を喜導現するときは アク箒ノレ峯授を取替除き
することができるむ
, TPシートのみを装養
が
黛♂鞍{)
お 24・存暮
褥 、23鳩
ギ配
\ ・ 毒 搬
論2240
縫に示す。記録そのも のは,器翼汽で得られ たものと殆メレど露里じで
ある。念のため,計算
{立羅と箆較してみたが,
結果はピタ厚と一致し た。
こうして天纏の運行 に応ヒ,いくつかの芳 簸!に対して得られた詫 録を教室携に持ちこん で、議i録をイ尋たときの 状態のまま舞iみ合わせ・
ることカ{できる。暴露 猿舞が蕎。であるため,
唾騒緩み合わせれば騒 半藻が,8綴織み合わ せれば半球が嚢ちに購
絞できる。 こグ)甕祭, の
ぞき穴を取1タ外して権 蕉1こ零1魔にならないよ う1こすることカ{できる。
いくつかの器具を緩み
合わせたとき,TPシ
ートグ)鼕鼕鷺葺二よ蓼, 臨
然に溝らかな球藏が購 厳1される1次ベージ第 王3纒)、, このようにし て,児童に霞然1こ二立体 的な天球の概念を形絞 炉 させることカfできると 考える。,
9.残された開題
以、しのごとく,観察 i2 図 器具Cを繕いて得ら蕨 た結果はかな頃轟達すべきものであった、,この器 巽を繕いることによ善),第i節1こ旛痛した鵜題点 のうち③.⑤.⑦については一応の踊答が与えら れたと思う。さらに教麺の指導いかんで㊧につ
起、播峻廉い 』季饗受グ〕。}ξ.鰺麿 1鴬
いてもかなllの糧縫:,行きとどくと考え 、賭しる。
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第 13 馨
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