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PDF 道徳学習指導案 友情・信頼,助け合い(内容項目番号2-(3)) 「みんなのどうとく」(学研))

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道徳5の1 - 1 - 第5学年1組 道徳学習指導案

1 主題名 内容項目名 男女の友情 友情・信頼,助け合い(内容項目番号2-(3))

(資料名 「言葉のおくりもの」 出典 「みんなのどうとく」(学研))

2 主題設定の理由 (1)価値について

高学年の内容項目2-(3)は,「互いに信頼し,学びあって友情を深め,男女仲良く協力し助 け合う。」となっている。互いに信頼することは,自分がまず心を開き相手を信じるところから生 まれる。この自己開示が相手の心の感動をよび,互いの心と心が結びつく。自分の都合を主張し,

相手の思いやりばかりを求めていては真の友情は生まれない。

また,第5学年の発達段階は,第二次性徴期に入ることから,心身の発達は個人差があるもの の,異性に対する関心が強まり,これまでとは異なった感情を抱くようになる。しかし,この男 女間のあり方も根本的には同性間におけるものと同様,お互いの人格の尊重を基盤としている。

これらのことを踏まえ,異性に対しても,信頼を基にして,正しい理解と友情を育て,協力し て助け合おうとする態度を養う必要があると考え,本主題を設定した。

(2)児童の実態について (男子17名 女子20名 計37名)

〈実態調査〉

1 クラスの男女の仲は良いと思いますか。

とても良い…6名 良い…26名 あまり良くない…5名 良くない…0名

それはなぜですか。

・レクなどでよく遊ぶ。 ・休み時間に遊んだりする。 ・放課後も遊んだりする。

・話の輪に入れてもらえないことがある。 ・話しかけると嫌な顔をされることがある。

2 異性の友達と仲よく遊べると思いますか。

とても思う…12名 思う…16名 あまり思わない…9名 思わない…0名

それはなぜですか。

・いつも一緒に遊ぶ友達がいる。 ・普段から誰とでも遊んでいる。 ・隣の席が異性だから。

・休み時間は同性の友達とばかり遊んでいるから。 ・同性同士の方が楽しいから。

・なんとなく輪に入りづらい。

3 異性の友達と遊んでいて,冷やかされたことはありますか。

よくある…5名 ある…1名 あまりない…8名 ない…10名 分からない…13名

よくある,あるの人に聞きます。それはどんなことでしたか。

・異性と話していたら,馬鹿にされた。

4 友達が異性と遊んでいて,冷やかしてしまったことはありますか。

よくある,ある…1名 あまりない…6名 ほとんどない…22名 分からない…8名

本学級の児童は,進級したことでクラスの仲間が変わったが,お互いに声を掛け合うことで,

(2)

道徳5の1 - 2 -

みんなで外で遊んだり,室内遊びに取り組んだりと,少しずつ新しい環境に慣れ,クラス内の仲 を深めてきている。しかし,実態調査から「男女の仲のよさ」についてあまりよく思っていない 児童も複数名いることが分かる。さらに,「異性の友達と仲よく遊べますか」の問いから,クラス の半数近くの児童が異性の友達と遊ぶことに抵抗を感じていることが分かった。また,「友達に冷 やかされたことがありますか」の問いから,あまりないと答えた児童も含めると,冷やかされた 経験をもっている児童がクラスの4分の1近くいることも分かった。ところが,「友達を冷やかし てしまったことはありますか」の問いでは,冷やかしたことを意識している児童は少なく,意識 の差が見られた。

学習においては,自分の意見を伝えたり,お互いに考えたりする話し合い活動に意欲的に取り 組み,与えられた課題を最後までやり抜こうとする態度が見られるなど,学習に対する意欲の高 い児童が多い。しかし,話し合った内容を全体の場で発言する時には,グループ内の児童に発表 を任せるなど,主体性に欠けるところもある。

以上のことから,男女の仲について主体的に捉えながら,お互いのよさを認め,よりよい関係 性を築くための素地を養っていきたい。

(3)資料について

本資料は,第二次性徴期にさしかかり,男女間の交流の仕方に変化が生じてきた学級の様子を 取り上げている。男の子が落とした消しゴムを女の子が拾ってあげたという親切な行為が,同性 の友達からの冷やかしの対象とされてしまう。それにより,またからかわれることを恐れ,異性 の友達に冷たくあたってしまい,男女間に不信感を生み出すという話である。第二次性徴期に入 る5年生の児童にとっては,生活の中でよくある場面であり,よくないこととは知りつつも,共 感を得ながら考えることのできる話である。また,資料に出てくる「たかし」は,本資料の主人 公ではないが,あえて不適切な言動をしてしまった「たかし」の心の様子に迫っていくことで,

お互いを信頼することの大切さや男女の仲の良さについて深く考えられるであろう。明るく自分 を語る「すみ子」のすがすがしい態度に,少しずつ自らの行為を省みて心を開く男子の変容を見 つめさせる。そうすることで,日々の生活の中で,男女を問わずあらゆる友達に誠意をもって接 し,お互いの良さを認め信頼し合いながら,男女が仲よく助け合おうとする心情を深められるだ ろう。

(4)指導観

児童の実態を踏まえ,話し合い活動を取り入れた指導を展開することで,お互いの意見を交流 させていきたい。また,交流の際は自分自身の経験についても話させることにより,自分の課題 として捉えさせる。さらに,文章だけでは場面を想像できず,話し合いや発表に意欲的に取り組 めない児童もいることが考えられるため,役割演技を取り入れることで,場面の様子を捉えやす くしたい。

本時のねらいは「男女が仲よく助け合おうとする心情を深める」である。異性と仲よくしてい るところを冷やかしてしまった「たかし」と,それによって友達であるはずのすみ子に対し,冷 たい態度をとってしまった「一郎」,二人の心の様子を自分の経験に置きかえ考えることで,これ まで自分がしてきたことへの内省化をする機会とし,もしかしたら友達に対して不適切な言動を してきたかもしれないこと,それらをしないようにするにはどうすれば良いかということについ て深く考えさせていきたい。

授業の最後には,本時の振り返りを行う。これにより,本時のねらいについて自分の言葉でま とめたり,今後自分ができることを書き表したりできるだろう。そうすることで,道徳的価値に 自分なりに迫っていけるようにしたい。

(3)

道徳5の1 - 3 - 3 仮説との関連

仮説1 資料を有効に活用し,取り入れる工夫

本資料は,文章の最後に,「たかし」が「一郎」に握手を求めたところまでが掲載されている。

しかし,「たかし」が何をしたかを隠した資料を提示することで,「たかし」と自分を重ねて考 えさせる。

仮説2 話し合いに主体的に参加できる工夫

「すみ子」が「一郎」の消しゴムを拾ってあげたという親切な行為が,「たかし」にとってど ううつったのかを役割演技することで,その時の気持ちを捉えさせる。

仮説3 自分の思いを明確にするための,書く活動の工夫

これまでの生活経験の中で,男女が仲よく活動できたことを思い出し,そのことをワークシ ートに書くことで,お互いの良さを改めて感じる機会としたい。また,本時の感想を書く欄を 設けることで,「男女の友情」について自分が感じたことを素直に表現できるようにしたい。

4本時の指導 (1)ねらい

日々の生活の中で,男女を問わずあらゆる友達に誠意をもって接し,お互いの良さを認め信頼 し合いながら,男女が仲よく助け合おうとする心情を深める。

(2)展開

過程 時配 学習活動(○) 主たる発問(◎)

予想される児童の反応 支援及び指導上の留意点 資料

導 入

5 1 異性の友達と遊んだり,話したりしている時 に,からかわれた経験を想起する。

○ 異性の友達と遊んでいて,からかわれたこ とはありますか。

・馬鹿にされた。

・いやだった。

・遊ぶのがこわくなりそう。

・ここではねらいに対する 意 識づけを行うため,数名の 意見を聞いた後,いわれた らどう思うかについても発 言させる。

展 開

30

2 「言葉のおくりもの」の範読を聞く。

内容を振り返りながらあらすじをつかむ。

○ すみ子が一郎の消しゴムを拾ったのを見た たかしは,どんな気持ちだったでしょう。

・なんだか仲良しだから冷やかそう。

・消しゴムを拾うなんて優しすぎる。

・一郎ばかりずるい。

・ぼくはされたことがないのに。

・男女の間で起こりやすい問 題点について考えながら読 めるようにする。

・役割演技を行うことで,た かしの気持ちを考えやすく する。

・たかしのようなことを誰も がしがちであることを振り 返り,人間には弱い面があ ることに気付かせる。

・自分は今までどうであった かについても考えさせるこ

資料 場面絵

(4)

道徳5の1 - 4 - ○ すみ子に対して冷たい態度をとってしまう

一郎は,どんなことを考えているでしょう。

・またたかしに何か言われたらいやだな。

・はずかしいから近寄るなよ。

・前はもっと仲よくできたのにな。

◎ 「言葉のおくりもの」を聞いて,たかしは どんなことを考えたでしょう。

・この前一郎とすみ子のことを冷やかして悪 かったな。

・すみ子の言う通り,クラスのみんなが仲よ くできたらいいな。

・ぼくも男女誰にでも優しくできたらいいな。

3 今までに,男女が仲よく活動できたことや,

してもらえてうれしかったことなどを振り返 る。

○ 今までに,男女が仲よくできたと思うこと を紹介しよう。

・家庭科の裁縫のときに,玉留めや玉結びの やり方を教えてくれた。

・席が隣のとき,教科書を忘れたぼくに教科 書を見せてくれた。

とで,たかしの行動をもと に自分と向き合う時間とす る。

・資料にも書かれている心情 ではあるが,発表をするこ とで,誰しもからかわれた くないということを改めて 押さえる。

・一郎のような行動をしたこ とがないか考えることで,

相手にどんな印象を与える かについても考えさせる。

・一郎の言動により,すみ子 との関係が希薄になったこ とにも注目させる。

・一郎に対する「言葉のおく りもの」が,実はたかしを 含 め る 学 級 全 体 に 向 け た

「言葉のおくりもの」だっ たことに気付かせる。

・たかしが一郎に握手を求め る場面を省いた資料を活用 することで,自分ならどう 行動するか考える機会とす る。

・個人名がでることを恥ずか しがる児童もいることを考 慮し,匿名での発表でも良 いことを伝える。

・「クラスのみんなが・・・」

というような紹介でも良い ということを確認する。

終 末

5 4 本時の学習を振り返り,自分の言葉でまとめ る。

○ 今日の授業の感想をワークシートに書きま しょう。

・自分と静かに向き合う時間 とするために,BGM を流 す。

・自分なりの言葉でまとめる ことで,道徳的価値に主体 的に迫らせる。

BGM

ワ ー ク シート

(3)板書計画

(5)

道徳5の1 - 5 - 5 他の教育活動との関連

男女の仲の良さを考える学習は,学校における様々な教育活動につながる。体育科においては,男女 で協力して活動することで,よりよい活動につながると考えられる。また,本校の第5学年は宿泊学習 が行われるということもあり,そこでの活動に意欲的に参加できるようにしていきたい。

〈 男 女 の友 情

〉 こ と ばの お く りも の

○ す み子 が 一 郎の 消 し ゴム を 拾っ た の を見 た た かし は

, どん な 気 持ち だ っ たで し ょ う。

○ す み子 に 対 して 冷 た い態 度 をと っ て しま う 一 郎は

, ど んな こ と を考 え て いる で し ょう

「 言葉 の お くり も の

」を 聞 いて

, た かし は ど んな こ と を考 え た でし ょ う

○ 今 まで に

, 男女 が 仲 よく で きた と 思 うこ と

Referensi

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