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第3学年1組 道徳学習指導案

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Academic year: 2024

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3年1組- 1 -

第3学年1組 道徳学習指導案

指導者 吉田 知代

1 主題名 内容項目名 命あるものを大切に(価値項目 3-(1)生命尊重)

資料名「目の見えない犬 」

出典「みんなのどうとく3年」学研

2 主題設定の理由

(1)価値について

本主題でねらいとする価値は,第3学年及び第4学年の指導内容3-(1)「生命の尊さを感 じ取り,生命あるものを大切にする。」である。これは低学年「生きることを喜び,生命を大切 にする心をもつ。」を受け,高学年の「生命がかけがえのないものであることを知り,自他の生 命を尊重する。」に発展していく。

人間にとって最も大切なものは命である。一度失った命は,二度と取り返すことはできない。

子どもたちもそのことについて周りの人にも言われ,自分自身でもよく分かっている。しかし,

かけがえのない命も,当然のように与えられたものとして受け止め,生きていることをごく当た り前のこととしてとらえている。命について考える経験を重ね,その積み重ねが自分の命を大切 にする子どもを育てていくのだと考える。

以上のように考察すると,本実践を行い,小さく弱い命も尊い命であることを感じ取らせるこ とで,生命あるものを大切にしようとする心情が育つだろう。

(2)児童の実態 (男子12名 女子15名 合計27名)

① 今までに生き物を飼ったことはありますか。

はい 27名 いいえ 0名

② 何を飼っていましたか。(複数回答)

・昆虫や魚 21名 ・犬やねこ 4名 ・ハムスター2名 など

③ 生き物を飼っていて困ったことはどんなことですか。(複数回答)

・死んでしまったこと 15名

・世話をすること 13名

・けがや病気をしたとき 2名

・鳴き声がうるさい ・特にない 各1名

④ 生き物を飼っていてうれしかったことはどんなことですか。(複数回答)

・なついてくれた。 10名 ・遊んでくれること 7名

・成長したこと 6名 ・癒やされるから 4名

・友達が喜んでくれるから 2名 ・ずっと生きていてくれたこと 2名

・無回答 2名

(2)

3年1組- 2 -

⑤ 捨て猫がいました。あなたならどうしますか。

・おうちの人と相談する 8名

(かわいそうだし,その方が一番いいと思ったから)

(とりあえずつれ帰っていろんな人に聞いて飼ってくれる人を探す)

(かわいそうだから一緒にいてあげたいけど,だめだと言われたらさよならを言いそ のままにしておく)

・飼う (そのままだったら死んでしまうから。) 7名

・好きな人にあげる (マンションだから飼えないから。) 3名

・段ボールの外に出して逃がしてあげる (かわいそうだから。) 2名

・そこで飼う (自分の家じゃ飼えないから) 2名

・わからない( マンションだから猫はかえないけど,子猫はかわいそう。)

・交番に預ける (このままだと死んでしまうし,持ち主も分からないから。)

・そのままにしておく・ペットショップに売る・飼い主が見つかるまで飼う 各1名

本学級の児童は,理科で昆虫の学習をしたときには,チョウの成長を楽しみに一生懸命育てた り,カナヘビやカエルなど,身近な生き物を捕まえては一生懸命世話をしたりしている。しかし,

時間がたつと,世話をするのを忘れたり,友達に任せっきりになってしまったりすることがあっ た。 事前の意識調査では,全員が「命はたった一つの大切なもの」と回答した。子どもたちは

「命は大切である」ということは理解している。また,⑥の結果より動物の命に対して責任をも って考えることができた児童は数名しかいなかった。これは,マンションに住んでいる児童が多 く,実際に小動物を飼った経験のある児童が5名で,身近なものとして想像することが難しいの からではないかと考えられる。このことから,知識として「命の大切さ」は理解しているものの,

行動が結びついていない児童が多いと言えるであろう。

そこで,このような実態の子どもたちに,一つの命について考えさせることで,命がどれだけ かけがえのないものであるかに気づかせ,命あるものを大切にしようとする価値意識を高めさせ たいと考える。

(3)資料について

本資料を通して,小さく弱い立場の命も尊い命であることを感じ取り,生命あるものを大切に しようとする心情を育てたい。

本資料は,実際にあった出来事を資料化したものである。主人公は目の見えない捨て犬「だん」

に出会う。しかし,団地では犬は飼えない決まりになっている。犬の生命を守ろうとする主人公 の強い気持ちがみんなを動かすこととなり,目の見えない犬を団地で飼えるようになった,とい う話である。

「目の見えない人は盲導犬のお世話になるけど,目の見えない犬は,どうするの」という主人 公の言葉は,子どもたちの心に深く響くはずである。捨てられている犬を見つけたら飼えばいい ということではなく,主人公の,命に対して真剣に向き合っている姿が周りを動かしているとい うことに気づかせたい。以上の分析からねらいを設定すれば,生命の尊さに気づき,自他の命を 大切にする心情が育つだろう。

(3)

3年1組- 3 -

(4)指導観

元気に生活できていることが当たり前のことであり,「自分の命について考える」機会が少な いことは,幸せなことなのかもしれない。しかし,そのことが「命の大切さ」を感じるきっかけ をなくしてしまっているのも事実なのかもしれない。そこで,本時では資料の前半部分で一度切 り,「何度も飼えないと言われたらどうすべきか。」ということを,「わたし」の立場に立って 考えさせることで,「生命」について考えるきっかけとしたい。そして,友達と意見交流してい く中で,遠い話だったことを身近に考えさせ,1つの小さな命を救うためにどうするべきなのか と考えさせたい。そうすることで,どの命に対しても同じように大切なものであるということ,

自分の命も多くの人の愛情の中にあるのだということに気づかせたい。終末では,みんなで歌を 口ずさみ,歌詞に合わせほおに手をあて,体温を実感することで命の温かさを再確認する。

3 仮説とのかかわり

○発問の工夫

資料の結末部分を見せずに,「何度も飼ってはいけない」と言われたとき,「わたし」は どうするべきかということを考えさせる。ワークシートに書かせた後,グループで話し合わ せ,多様な意見を出させる。友達の意見を受け入れながら,どうすべきなのかということを 考えさせていきたい。よりよい解決方法を見つけるという共通の課題をもつことで,友達の 意見も認め合いながら話合いができるだろう。

○話合いの工夫

ベン図を使い,自分の考えや友達の考えがどの位置にあるのかを視覚的に捉えさせ,話し 合わせる。そうすることで,自分の考えだけでなく,友達の意見に対して,質問したり,共 有したりしやすくなるだろう。

4 本時の指導

(1)ねらい

小さく弱い命も尊い命であることを感じ取り,生命あるものを大切にしようとする心情を育て る。

(2)展開 過程 時

学習活動(○)と主たる発問(◎)

・予想される児童の反応 支援及び指導上の留意点 資料 導

2 1 犬の写真を見て,思ったことを話 す。

○ この写真を見てどう思いますか。

・かわいい ・かわいそう

・かわいい,という発言の後 に,目が見えなかったらと 問いかけ,価値への方向付 けを行う。

犬 の 写 真 話合いの深まる授業づくりを行えば,互いに認め合う心豊かな児童が育つだろう

(4)

3年1組- 4 - 展

開 26

2 資料「目の見えない犬」を読んで,主 人公の気持ちについて話し合う。

○ 思わず子犬を抱きしめたとき,「わた し」はどう思ったのでしょう。

・死んでしまったらかわいそう ・このままにしておくと死んでしまう ・どうにかしてあげたい

◎ 「わたし」は,目の見えない子犬を飼 えるように,もう一度,団地の人にお 願いした方がいいのでしょうか。それ とも,あきらめて,もとの場所にもど したほうがいいのでしょうか。

・ワークシートに記入する

・ベン図を使ってグループで話し合う ・全体で話し合う

もう一度お願いをする

・このままにしておくと死んでしまう ・飼ってくれる人が見つかるかも ・どうにかして助けてほしい

元の場所に戻す

・ルールは守らなければいけない

・他の人が拾ってくれるかも

・みんなに迷惑をかけているから

3 資料の結末を読み,子犬に声をかける 子どもたちの気持ちを考える。

○ 毎朝子どもたちは,どんな気持ちでだ んに声をかけているのでしょう。

・元気でいてくれてうれしい ・助けてあげられてよかった

4 自分の生活を振り返る。

○ 生きものを飼っていてうれしかったこ とはどんなことですか。

・病気になったけれど,一生懸命世話 をしたら元気になってくれた ・いつも遊んでくれて,うれしい ・成長してくれたこと

・資料はP29 の3行目で切 る。

・このままにしておくと,生 きていくことはできない ということに気づかせる。

・その後どうするかという補 助発問を行い,どちらを選 んだとしても,命を救いた いという思いは変わらな いということに気づかせ るようにする。

・ベン図に名前を記すこと で、自分の立場を明確に し、友達の立場を受け止め た上で話し合わせる。

・グループで話し合わせた り,全体の場で発表させた りすることで多様な価値 観に触れさせる。

・目の見えない子犬を飼える ことになって,子犬も「わ たし」も幸せに暮らせてい ることに気づかせる。

・生きものを飼っていたとき の様子を振り返らせる。

・事前に経験を思い起こさせ ておくようにする。

ワークシート

ベン図 ネームプレート

(5)

3年1組- 5 - 終

5 5 「まあるいいのち」の歌を口ずさむ。 ・歌の歌詞に合わせ,ほおに 手を当て,体の温かさを実 感させる。

・自分の命もかけがえのない ものだということを実感 させる。

歌詞

(3)板書計画

5 他の教育活動との関連

○学校生活全般……小さな生きものの命も大切にできるようにする。

○帰りの会……その日に見つけた友達の良いところを発表する時間を作り,自分のことも友達 のことも大切に考えられるようにする。

Referensi

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