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第2学年2組道徳学習指導案

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Academic year: 2024

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2年2組- 1 -

第2学年2組道徳学習指導案

指導者 近藤 京子 1 主題名 大切につかう心 (B-〔節度・節制、自立〕)

(資料名「ぐみの木と小鳥」出典「みんなのどうとく」学研)

2 主題設定の理由

(1)価値について

第1学年及び第2学年の指導内容B-〔親切、思いやり〕は、「身近にいる人に温かい心で接し、

親切にすること。」となっている。そして中学年の「相手のことを思いやり、進んで親切にするこ と」に発展していく。自分の周りのクラスの友だちなど困っている人を思いやり、親切にしようと する心情を育てるのが今回の授業のねらいである。

困っている人がいたら放っておけない、思いやりの心を具体的な行為に移したのが親切である。

親切にすることは、より良い人間関係を築く上で大切である。この時期の児童は、親切にしたいと いう気持ちを素直にもっている。しかし、親切の相手が仲の良い児童に限られてしまったり、恥ず かしさや遠慮などから行動に移せなかったりすることがある。人に優しくしたいという素直な心 を大切にし、進んで親切にしようとする心情を育てることがこの時期の児童にとって重要である と考える。

以上のように考察すると、本実践を行い、思いやりをもって友達に親切にすることの大切さに気 づかせることで、子ども達の生活の中でのより良い人間関係づくりに結びつけることになるであ ろう。

(2)児童の実態について (男子13名 女子19名 計32名)Q-Uから

①クラスの友達は、あなたに親切にしてくれますか。

いつもしてくれる 15名 あまりしてくれない 2名 ときどきしてくれる 15名 ぜんぜんしてくれない 0名

②クラスの中に仲の良い友達はいますか。

たくさんいる 25名 あまりいない 0名 少しいる 7名 まったくいない 0名

③こまったときに話を聞いてくれる友達がいますか。

たくさんいる 12名 あまりいない 5名 少しいる 14名 まったくいない 1名

④あなたは運動や勉強で、クラスの人からすごいといわれたことはありますか。

よくある 6名 あまりない 6名 少しある 16名 まったくない 4名

(2)

2年2組- 2 -

⑤あなたが失敗したときに、クラスのみんなは励ましてくれることがありますか。

よくある 7名 あまりない 11名 すこしある 13名 まったくない 1名

⑥クラスの中に、あなたの気持ちを分かってくれる人がいますか。

たくさんいる 7名 あまりいない 2名 少しいる 21名 まったくいない 2名

⑦あなたが何かをしようとするとき、クラスの人たちは協力してくれると思いますか とてもそうおもう 12名 あまりおもわない 3名 すこしそうおもう 16名 きょうりょくしてくれない1名

⑧友達はあなたの話をきいてくれますか。

よくきいてくれる 17名 あまりきいてくれない 5名 すこしきいてくれる10名 まったくきいてくれない 0名

本学級の児童は、子どもらしく元気いっぱいの児童が多い。友達同士の小集団化は一部に見ら れるが、みんなでレクをしたり、授業でいろいろな子と交流する活動を行ったりしたときには、

ほとんどの子が誰とでも関われる。ただ低学年のためか、いやなことがあるとすぐに先生に言い つけることが多く、自分で解決したり、それぐらいはまあいいやと寛容な気持ちで対応したりす ることができる子が少ない。特に男の子は自己主張が強く、自分には甘いが他人に厳しく、友達 の問題行動を逐一報告する姿も多く見られる。また、経験不足からか親切にしたはずなのに、相 手にうまく伝わらなかったことからトラブルに発展してしまうこともある。

アンケートの結果を見ると、どの子も友達は多く、みんなと過ごすことが好きだが、自分がク ラスのみんなから認められている意識はあまり高くない。気持ちをわかってもらえなかったり協 力してもらえないだろうと思ってしまったりしているということは、仲の良い小集団での仲間意 識しかなく、他の子との関わりが授業以外ではまだまだ薄いからであろう。

ただ、本学級には、足の不自由な子が在籍しており、その子に対してはどの子も大変親切であ る。どの子も自分のわがままを出さずに、優しく対応できる。その子のアンケート結果は、みん な協力的で気持ちもわかってもらえると書いていた。とすれば、おそらくクラス内の意識を学級 内の友達へ向けさせてもう少し高めていけば、その子へだけでなく他の子へも協力的で親切な子 どもたちが育つはずである。

(3)資料について

小鳥はぐみの木から、りすのことを聞き、りすにぐみの実を届けることを進んで言い出す。小 鳥は、りすにぐみの実を届けたが、ぐみの木が心配したとおり、りすは病気で寝ていた。ぐみの 実をもらったりすは少しずつ元気になる。2日後、ひどい嵐になり、小鳥はどうしようか迷う。

(3)

2年2組- 3 -

しかし、病気のりすを思い、嵐の中を飛び続け、ぐみの実をりすに届けた。

この資料の、りすを心配するぐみの木と、病気のりすのことを考えて木のみを届けようとする小 鳥の姿から、困っている人を思いやる温かい心に触れることができる。また、嵐を前に迷いながら も待っているりすの気持ちを推し量り、嵐の中を飛んでいくことを決心した小鳥の姿から、相手を 強く思う思いやりの気持ちを感じ取らせることもできる。小鳥の優しさと、思いやりの心に気づか せることでねらいに迫らせたい。

(4)指導観

本実践を通して、一人一人が自分の意見を持つことで、子どもたちは親切について改めて考える と思われる。そして、自分がしてきた行為や、してもらった事が優しい心につながっているか見直 すよいチャンスとなりうるであろう。そして自分を中心として考えるのではなく、小鳥のように相 手を思いやっての優しさが本当の親切であることに気付き、優しい心が学級の中にもっと広がっ てほしいと願っている。

本学級の児童は、普段の授業とくらべて道徳の授業中には良く手が挙がり、発表する児童が増 える。登場人物の気持ちを考えたり情景を想像したりすることも苦手ではない子が多い。しか し、発表することだけに意識が行き過ぎ、友達の発表を最後まで聞くことができなかったり、言 って満足してしまったりしている子も少なくない。そこで展開の過程では、ワークシートに書き 込んだり、役割演技をしたり、発表をしたりすることで、自分の意見を進んで表現させ、それを 友達に認められる場を設定していきたい。また、価値から発表内容がずれないように主発問に焦 点をあてた発問を心掛けていきたい。

更に、人の話をしっかり聞き、認め合えるような雰囲気作りに心掛け、意見をつないで広げてい くことを意識した発言ができるようにしたい。

3 仮説との関連

話し合いの深まる授業づくりを行えば、互いに認め合う心豊かな児童が育つだろう。

○発問の工夫について

主発問のときに、心の葛藤をさせ話し合いが活発になるように、導入の段階では価値設定が 想像できないように登場人物に触れるだけにする。また話を途中で区切って結果が見えてこな い段階で主発問の話し合いをすることで、子どもたちは素直な気持ちで自分の考えを発表する ことができるであろう。

○話し合いの形態を工夫すれば、話し合いは深まるであろう。

赤と青の箱を用いて、今の自分の考えがどちらかを全員が表現することで、子どもたちは一 人一人が自分の意見をもち、話し合いに参加しようとする意識が高まると思う。また、座席をコ の字にしたり、前に集めたり、子ども同士で次の発表者を指名させ、たくさんの意見を言える場 をつくらせたりすることで、子どもたちはより意見が言いやすいであろう。

(4)

2年2組- 4 - 4 本時の指導

(1) ねらい

困っている人や弱い人の立場を思いやり、温かい心で接し、進んで親切にしようとする態度を育 てる。

(2) 展開

過程 時配 学習活動(○)主たる発問(◎)

予想される児童の反応

支援及び指導上の留意点 資料

導 入

15

1 黒板に貼られた、ぐみの木・小鳥・

りすを見て、これから読む物語を想 像する。

○ぐみの実を知っていますか。

2 「ぐみの木と小鳥」の前半の範読 を聞き、あらすじをつかむ。

3 小鳥やぐみの木、りすの気持ちを 話し合い、親切な行いについて考え る。

○ぐみの木にりすのことを聞いた小鳥 はどんな気持ちだったでしょう。

・ぐみの木さんは動けないから、ぼ くがとどけよう。

・ぐみの木さんが心配しているけれ ど、りすさんはどうしたのかなあ。

◎小鳥は嵐を前にどんなことを考えて いたでしょう。

・こんな嵐じゃいけないよ。

・迷うなあ。どうしよう。

・行かないとりすさん困るだろうな。

・ぐみの木さんだって心配している んだからぼくがいかなくちゃ。

・ぐみの実は食べられることを 知らせ、小鳥やりすがどう関 わるのかを想像させる。

・「~しばらく考えていました。」 までを読み、続きは読まない こととする。

・より状況が分かるように、場面 絵を紙芝居風にして資料を読 み 聞 か せ そ の 紙 を 黒 板 に 貼 る。

・ぐみの木と小鳥、りすの三者の 関係が分かるように三者の絵 を黒板に貼り、矢印で関係を 整理する。

・ 小鳥の心情により近づけるよ うに、小鳥になりきって気持 ちを発表するようにさせる。

・小鳥の気持ちを赤と青の箱を つかって表現させて発言を類 別していく。

・お互いの意見を聞き合うこと で、迷う小鳥の気持ちに共感 させ、友達の意見も認めるよ うにさせる。

グミの 木・小 鳥・りす の絵

場面絵

小 鳥 の 看 板

嵐の音 赤 と 青 の 箱

(5)

2年2組- 5 - 15

4 物語の後半の範読を聞かせ、あら すじをつかむ。

○嵐の中を飛ぶ小鳥はどんなことを考 えていたでしょう。

・りすさんだいじょうぶかなあ。

・ぼくががんばってとどけなきゃ。

○りすに「ありがとう。」といわれて小 鳥はどんな気持ちになったでしょ う。

・りすさんが喜んでくれてうれし い。

・嵐の中でもとどけてよかった。

・ぐみの木さん、よろこんでくれる かなあ。

5 自分の生活の中でのやさしい心に 関する経験を思い起こして話し合 う。

○困っているときに、友達にしてもら ったことはありますか。

・具合が悪かったとき、友達が保健 室へついて行ってくれた。

・遅れそうになったとき、友達が支 度を手伝ってくれた。

6.「ありがとうの花」を歌う。

・自分が苦しくても相手のため にがんばろうとする気持ちに 共感させたい。

・りすと小鳥の会話をワークシ ートに記入させる。

・親切にされた方だけでなく、親 切にした方も温かい気持ちに なることをおさえる。

・「やさしい心、ここにもあるよ」

と板書をすることで身の回り の親切に目を向けさせる。

・子どもを黒板の前に集めて、話 し合いの場をつくる。

・いつも仲のいい友達同士でな い子からの親切を思い起こす ような助言をする。

・物語と子どもたちがよく歌っ ている「ありがとうの花」の歌 詞につながるところがあるこ とを伝える。

・優しい心で歌うようにさせる。

・余韻が残るような終わり方に する。

場面絵

ワ ー ク シ ート

あ り が と う の 花 の 歌詞 終

(6)

2年2組- 6 - (3) 板書計画

5 他の教育活動との関連

日常生活の中で、やさしい心が見えた行動をしたときに、クラス全体に取り上げる。

帰りの会のときに、「今日のありがとう」コーナーを作り、意識をさせる。

ぐ み の 木と 小 鳥 や

さ し い 心、 こ こ にも あ る よ。

小 鳥

行く 行かない

心ぱい

りすが 心ぱいです わたしが

とどけます。

Referensi

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