• Tidak ada hasil yang ditemukan

第1学年2組道徳学習指導案

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2024

Membagikan "第1学年2組道徳学習指導案"

Copied!
5
0
0

Teks penuh

(1)

1年2組- 1 -

第1学年2組道徳学習指導案

指導者 小川 友子 1 主題名 ことばのちから (礼儀 2-(1))

(参考資料名「ふわふわことば ちくちくことば」出典『みんなでかんがえるどうとく』日本標準)

2 主題設定の理由

(1) 価値について

1,2年の内容項目2-(1)は「気持ちのよいあいさつ,言葉遣い,動作などに心掛けて,

明るく接する。」となっている。他の人とのかかわりにおける習慣の形成に関するものであり,

状況をわきまえて心のこもった適切な礼儀正しい行為ができる児童を育てようとする内容項目 である。

一般,乱暴な言葉はけんか中やいらいらしたときだけ使われがちである。しかしふだんゲー ム機の遊びで戦いや競争を疑似体験している子どもたちは,それを簡単に使うようになってい る。そして周りの友達よりも勝ちたい,偉くなりたい,自分が認められたいと思うあまりに自 己中心的になり,相手の存在を考えた優しい気持ちの言葉や元気にする言葉が出にくくなって いる。言う人も言われる人も,嬉しくなったり嫌な気分になったりする「言葉」の力に気付き,

心のこもった良い言葉を使っていこうとする態度を育てたい。

(2) 児童の実態

本主題を実施するにあたり,次のような実態調査を行った。(男子9人,女子16人 計25人)

① ともだちやまわりのひととけんかしたことはありますか。

ある 21名 ない 3名 わからない 1名

② けんかしたときにいわれていやだったことばは,どんなことばですか。(複数回答)

ばか 17名 しね 6名 あっちいけ(でていけ)4名 きえろ 4名 あそばない3名 きらい(だいきらい)3名 でぶ(ふとってる)3名 うるさい2名

だまれ,こないで,やだ,さいあく,にきび,ぶた,ちび,しらない・・・1名ずつ

③ ともだちやまわりのひとにはげましてもらったり,やさしくしてもらったりしたことはあ りますか。

ある 23名 ない 1名 わからない 1名

④ そのときにいわれてうれしかったことばは,どんなことばですか。(複数回答)

だいじょうぶ 8名 もうちょっと(もうすこし)8名 すごい 7名 ありがとう 6名 がんばれ(がんばろう)6名 かわいい 6名 いっしょにあそぼう5名 じょうず3名 だいすき 2名 たべちゃいたい 2名 えがおがいいね,れんしゅうしたね,かっこいい,にあってる,きれい,しんせつだね,

どうしたの?・・・1名ずつ

(2)

1年2組- 2 -

本学級の児童は4月から入学して3ヶ月たち,学校生活にも慣れてきた。明るく前向きな児 童が多く,学習に一生懸命取り組もうとしている。友達もだんだん増えてきて,休み時間に誘 い合って外で遊んだり,図書室に行ったりする様子も見られるようになってきた。仲良くなる 反面,友達を呼び捨てしたり,遠慮なくきつい言葉を投げかけたり,「友達に~って言われた。」 と相談に来たりすることも増えている。

アンケートでは想起しやすいようにけんかの場面について取り上げた。結果から友達などか らかけられていやだった乱暴な言葉がたくさん出ている。書きながらも「○○って言われたん だよね~。」と話し出す子がいた。しかし実際は自分が言われていやだったことは思い出しやす いが,普段自分がどう話しているか,その言葉が相手にどう思われているかは1年生には想像 しにくいのではないかと考えられる。また3の設問で励ましたり優しくしてもらったりしたこ とはあると答えた児童も,そのときの言葉を思い出すのには時間がかかった。

本授業では,乱暴な言葉を「ちくちくことば」,温かい言葉を「ふわふわことば」という言葉 に置き換え,それらを言われたときの気持ちを考えさせる。そして何気なく話したことが相手 を傷つけたり不快にさせたりしていることや,言葉によって温かな気持ちになったり,やる気 が出たりすることに気づき,前向きな温かい言葉を使おうという態度を育てたいと考えている。

(3) 資料について

資料では,言われて嫌な気持ちになったり悲しい気持ちになることばを「ちくちくことば」, その反対に言われて嬉しくなったり,元気になったりする言葉を「ふわふわことば」と名付け ている。対極的な2つであり,どちらの言葉も言いやすく,言葉のイメージがわかりやすいの で今後の生活の中でも活用していけると考えている。

(4) 指導観

本学級の児童は,道徳の授業中に積極的に自分の考えを発表できる児童も数人いるが,まだ

「間違えたら恥ずかしい」と挙手しない児童が大半である。授業に集中できず聞いていなかっ たり,自分の考えが言葉にならなかったりして,指名しても黙り込む場面が少なくない。語彙 も少なく平仮名も習ったばかりなので,自分の考えを書き表すことはまだ難しい。そこでまず 展開では副読本を利用せず,黒板への掲示資料をもとに話し合う。全体の場ではコの字型に机 を配置し,自然と友達に向かって話せるようにする。場面に応じて黒板前に集めることによっ て,自分の考えを言いやすく,相手の話を聞きやすくすることができるだろう。そして教師と の会話だけにならないよう,友達の話に同調したり,付け足ししたりできるよう促していきた い。

また,気持ちを考える場面では,顔の表情を描き,それをもとに発表させていく形にすれば,

言葉で上手く言い表せない児童も取り組みやすくなると思われる。終末ではカードにふわふわ ことばを書き,教室内に掲示することによって,今後の日常生活で言葉を意識して使う態度を 育てたいと考えている。

(3)

1年2組- 3 - 3 仮説との関わり

○発問の工夫について

・児童の身近な話を取り上げれば,児童が想起しやすく意見を出しやすくなるだろう。

○資料の工夫について

・イラストの掲示資料を使うことにより,それぞれの言葉へのイメージが湧きやすくなるだろう。

○話合いの工夫について

・コの字形に机を配置したり,場面に合わせて黒板の前に集合させることによって,小さな声でしか 言えない児童の話も聞きやすくなったり,話合いに集中したりできるようになるだろう。

・事前にとったアンケート結果を掲示できるように用意しておけば,意見が出にくいときにも想起が しやすいだろう。

4 本時の指導

(1) ねらい

言った人も言われた人も,嬉しくなったり嫌な気分になったりする「言葉」がもつ力に気付 き,温かい言葉を使っていこうという態度を育てる。

(2) 展開

課程 時配 学習活動 発問(○)主たる発問(◎)

予想される児童の反応(・)

支援及び指導上の留意点 資料

導入 5 1 言葉には不思議な力があることを 話す。

○ことばにはふしぎなちからがあるん だよ。

・え? どんなちからなんだろう?

・きいたことあるよ!

・黒板中央に板書しながら,今回のね らいである「言葉」に着目できるよう にする。

展開 25 2 「ちくちくことば」について話し 合う。

○ 男の子が泣いていますね。この吹 き出しにはどんな言葉が入ると思いま すか。

・ばか ・しね ・きえろ

・へた ・さいあく

3 「ふわふわことば」について話し 合う。

○この男の子が笑顔になるには,どん な言葉をかけたらいいでしょうか。

・だいじょうぶ。 ・きにしないで。

・想起しやすいよう吹き出しのなかに 当てはまる言葉を考えさせる。

・二つの言葉の違いがはっきりするよ うに,黒板の右側に寄せて書く。

・友達の話をしっかり聞いて,「同じで す。」「なるほど。」「似ています。」など 言うように促す。

・一つ一つの言葉にじっくり共感させ る。

・黒板の左側に書き,対称的な言葉で あることを視覚的に伝える。

・意見が出にくいときはアンケート結

掲 示 用 イ ラ ス ト

ち く ち く の イ メ ー ジ の絵

ふ わ ふ わ の イ メ ー ジ 話合いの深まる授業づくりを行えば,互いに認め合う心豊かな児童が育つであろう。

(4)

1年2組- 4 -

・がんばれ。 ・まけないで。

・みかただよ。

4 言われたときの気持ちについて考 える。

◎ふわふわことばやちくちくことばを 言われたとき,どんな気持ちになるで しょうか。

「ちくちくことば」

・かなしい ・おこった

・いやだ ・あそびたくない

「ふわふわことば」

・いいきもち ・うれしい

・にこにこ ・ほっとする

果をまとめたものを掲示する。

・2~3人組に分かれて役割を決め,

言葉の言い合いをさせる。ふざけずに 真剣に取り組むよう声をかける。

・言われたときの気持ちを顔カードに 描くように促し,それをもとにどんな 気持ちになるか発表させる。

・児童の発表を頷きながら聞き,言わ れたときの気持ちが共感できるような 雰囲気を作る。

・言われた側の気持ちだけでなく,

言った方の気持ちも考えさせる。

・言葉によって言われる側の気持ちが 大きく違ってくることに気付かせる。

の絵

ア ン ケ ー ト で 出 た 言 葉 の 掲 示物

気 持 ち を 書 く ワ ー ク シート

終末 15 5 ふわふわことばをカードに書き出 し,画用紙に貼る。

○みんなで「ふわふわことば」を集め ましょう。他にはどんな言葉がありま すか。

・ありがとう ・じょうずだね

・かっこいい ・がんばれ

・ハート形のカードを用意し,聞いた ときに元気になる言葉,温かくなる言 葉をイメージし,思いついた言葉や使 いたい言葉を書かせる。

・学級で1枚の掲示物にまとめ,飾っ てこれからの日常生活でも意識できる ようにする。

ハ ー ト 型 カ ー ド 掲 示 用 台紙

(3) 板書計画

5 他の教育活動との関連

日常生活の中でも言葉に注目させ,ふわふわことばをさらに集めて掲示したり,使っている場面を 取り上げて全体に知らせたりして,温かい言葉を使おうという意識をさせる。

ことばのちから

・だいじょうぶ?

・きにしないで。

・がんばれ

・まけないで。

・みかただよ。

・ばか

・しね

・きえろ

・へた

・さいあく

ふわふわことば ちくちくことば

7 月 2 日 もく よ う び

・うれしい

・いいきもち

・にこにこ

・いやだ

・かなしい

・おこる

(5)

1年2組- 5 -

参考資料「ふわふわことば ちくちくことば」出典『みんなでかんがえるどうとく』日本標準

Referensi

Dokumen terkait

2 展開 過程 (主な発問と予想される子どもの反応)学習活動 指導上の留意点 ◎評価 備考 導 入 5分 1 価値に関する質問をして、今日のめあてにつな ぐ。 〇本時のねらいとする道徳的 価値への方向付けを図る。 タブレット 電子黒板 展開 2 5分 2 教材「がむしゃらに」について話し合う。 ・いつやめよう。どこへ逃げよう。 ・けいこはいやだ。

第5学年○組 算数科学習指導案 指導者 Y・U 1 単元名 「分数を調べよう」 2 単元について (1)教材について 本単元は、学習指導要領の目標(1)「小数及び分数の意味や表し方についての 理解を深める。また、小数の乗法及び除法の意味について理解し、それらの計算 の仕方を考え、適切に用いることができるようにするとともに、分数の乗法及び

第6学年1組 算数科学習指導案 指導者 1 単元名 順序よく整理して調べよう(並べ方と組み合わせ方) 2 単元について (1)単元観 本単元は,学習指導要領解説の以下に該当する。 〔D 数量関係〕 D(5)起こり得る場合 (5)具体的な事柄について,起こり得る場合を順序よく整理して調べることができるよう にする。

6 本時の指導(4/5) (1)目標 ○紙人形を使ってうさぎやわにになったつもりで話そうとする。(関心・意欲・態度) ○うさぎがわにの背中を渡る場面の様子を想像して,うさぎやわにになったつもりで話すことが できる。(読むこと) (2)展開 時配 学習内容と学習活動 指導・支援(○)と評価(◎) 資料 5 1 本時の学習を確認する。 2

第4学年3組 国語科学習指導案 指導者 柏谷 俊光 1 単元名 本の世界を広げて読む 『ぞろぞろ』「ブックトークをしよう」 2 単元について (1)単元観 本単元は,国語科学習指導要領第3学年及び第4学年の「C読むこと」の内容(1) 「オ 文章を読んで考えたことを発表し合い,一人一人の感じ方について違いのある ことに気付くこと。」「カ

5 指導計画(8時間扱い) 過程 育てたい力 学習活動(◆評価方法,評価規準) 形態 見 ・初発の感想を書き,あらましを 出 つかむ。 おもったことをはなしあおう。 す ・学習の見通しをもつ。 (1) ○初発の感想を書く。(仮説1) 個 ○書いたことを話し合い,あらましをつかむ。 一斉 2つの「うっとり」について違いを考える。

アンケート なまえ 1,外遊びはすきですか。 はい ふつう いいえ 2,何をして遊びますか。 3,体育の中でどの学習がすきですか。 マット とびばこ てつぼう ボールなげゲーム ボールけりゲーム 4,体育のじゅぎょうはすきですか。 はい ふつう いいえ 5,マット遊びはすきですか。 はい ふつう いいえ 6,前まわりはできますか。 はい いいえ

2年-11- 8 本時の指導(1 1 /1 2 ) 指導者 1組 中村 義治 (1)目標 ○自分が選んだ本のおすすめの文を考え,グループ内で本の紹介をすることができる。 (読むこと(1)ウ) (2)展開 時配 学習活動 発問・指示 ◎主発問 教師のかかわり ○評評価基準(方法)○指支援,指導 資料 5 15 20 1 本時のめあてをつかむ。