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第6学年3組 国語科学習指導案

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Academic year: 2025

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第6学年3組 国語科学習指導案

指導者 K.M 1 単元名 読みたくなるような紹介文を書いて紹介しよう『川とノリオ』

2 単元について

(1) 単元観

本単元は,学習指導要領第5学年6学年の目標「C 読むこと」の内容(1)エ「登場人物の相互関 係や心情,場面についての描写をとらえ,優れた变述について自分の考えをまとめること」と「B書く こと」の内容(1)ア「考えたことなどから書くことを決め,目的 や意図に応じて,書く事柄を収集 し,全体を見通して事柄を整理すること。」を受けて設定している。

本教材『川とノリオ』は,成長していくノリオの心情を8月6日の出来事を中心に「川」と共に巧み に描いた作品である。登場人物の心情が様々な色や音などで表現されている。ノリオは戦争によって相 次いで大切な家族を失うという,悲しく,切なく,つらい体験をする。死んでしまった母ちゃんへの思 いはいくつになっても変わることなく,その様は常に流れ続ける川の様子と合わせて描かれている。戦 争を理解していない6年生の子どもたちではあるが,いろいろな日々の状況の中で傷ついたり,泣いた りしながらも大人へと近づいていくことはノリオとは同じではないだろうか。様々な表現や言葉を押さ え,登場人物の心情や場面を想像しながら読み進め,人間の生き方を見つめることができるようにした い。また,戦争が人々に残す目に見えない悲惨さについても考えさせたい。

(2) 児童の実態(男子17名,女子14名,計31名)

読むことについては,音読などは比較的スムーズにすることができる。毎朝行っている詩の音読でも,

自分たちで考えてリズムよく読むことができている。また,読書にも意欲的に取り組む児童が多く,朝 の読書の時間はそれぞれに興味のある本を手にとったり,自宅から持ってきたりしてよく集中して読ん でいる。しかし,登場人物の心情を想像したり,それを書き表すことになると,苦手意識を持っている 児童とそうではない児童との差はかなりあるようだ。

本単元を学習するにあたって,以下のような実態調査を行った。

1.あなたは人の話を聞くことは好きですか。

①好き 11名 ②どちらかといえば好き 17名 ③あまり好きでない 3名 ④好きでない

2.あなたは人前で話すことは好きですか。

①好き 2名 ②どちらかといえば好き 12名 ③あまり好きでない 16名 ④好きでない

3.あなたは自分の考えを書くことは好きですか。

①好き 4名 ②どちらかといえば好き 8名 ③あまり好きでない 17名 ④好きでな 1名

4.物語を読んで,登場人物の気持ちを自分なりに考えて書くことはできますか。

①できる 8名 ②どちらかといえばできる 9名 ③どちらかといえば苦手 14名 ④できない 5.あなたは本を読むことが好きですか。

①好き 16名 ②どちらかといえば好き 9名 ③あまり好きでない 5名 ④好きでない 1名

(2)

6.好きな理由,また好きではない理由は何ですか。

(好き)

・色々なことが分かるから。

・作者の考えがそれぞれ違うのがおもしろいから。

・話の先がどうなるのか気になるから。

・ドキドキするから。

・続きを考えて,当たると嬉しいし楽しいから。

・ドキドキ,ゾクゾク,ワクワクするのが好きだから。

・登場人物の気持ちを読み取るのが楽しいから。

・おもしろい言葉が出てくるから。

・登場人物の気持ちになって想像していると,自分がその物語の中の世界にいるように思えて楽 しいから。

・本を読むと漢字などを覚えやすくなるから。

・読むのが楽しいし,それを声に出すことが好きだから。

・熱中できるから。

・楽しいから。

(好きではない)

・途中で読むのがつかれるから。

・文字が色々あって嫌だから。

・つまらないから。

・長すぎて眠くなるから。

7.物語を読んで,登場人物の心情やストーリーに心を動かされることはありますか。

①よくある 10名 ②たまにある 12名 ③あまりない 8名 ④全くない 1名

8.戦争中の生活について知っていることはどんなことですか。

・食べ物があまりない。 ・つらい。

・お腹がすく。 ・自由にやりたいことができない。

・気楽に過ごせない。 ・貧しいくらし。

・食べ物は配給制。

・地面に穴をほって避難所をつくり,外国の飛行機が来るとサイレンが鳴り,その穴の中に身を 潜めた。

・住むところがなくなる。 ・戦争にいかないといけない人がいた。

・おびえてくらしていた。 ・芋や豆などを食べていた。

・生と死のせとぎわ。 ・電気に黒い布をかぶせていた。

・色々な武器を使って人を殺してしまう。

9.広島に落とされた原子爆弾について知っていることはどんなことですか。

・広い範囲で人が死んだ。 ・たくさんの人が死んだ。

・多くの人が家族を失った。 ・影が階段の残っている。

・本当は岡山に落とされるはずだった。 ・アメリカによって原爆が落とされた。

・白血病になる人がたくさんいた。 ・危険

(3)

・あまりよく知らない。

・1945年8月6日に広島に原爆がアメリカによって落とされた。

・一瞬で燃え広がり,たくさんの死者が出た。

・黒いきのこの形の雲が黒い雨をふらし,その雨をあびた人は死んでしまったり後遺症が残った りしたこと。

・広島が火の海になって,すごい爆風だった。

・原爆がきっかけで,日本政府がポツダム宣言を受け入れた。

<考察>

(3) 指導観

3 目標

関心・意欲・態度 ・人物の心情を場面と合わせて読み,自分なりに感想を持とうとする。

読む ・变述に即して,登場人物の心情や性格,考え方などを多面的にとらえ,情景など の表現に着目して読むことができる。

伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項

・語感,言葉の使い方に対する感覚などについて関心をもつこと。

・比喩や反復などの表現の工夫に気付くこと。

4 指導計画(9時間扱い)

過程 学習活動 支援(○)と評価(◎)

み と お す

(3)

ふ か め

・単元全体の内容を確かめ,学習の見通し を持つ。

・体言止め,繰り返しなどの表現技法の効 果についておさえる。

・様々な表現に着目しながら全文を通読し,

心に残った場面や感想を書き,それらを 発表し合う。

・新出漢字や語句の意味を調べる。

・段落ごとに川の様子が分かる部分に線を 引き,それぞれが何を表しているのかを 考える。

・段落(一)~(三)を読み,早春のノリ オの様子や心情を読み取る。

◎単元の内容を確かめ,学習の見通しを持つことが できたか。

○読み取りの学習後に紹介文を書くことを知らせ,

見通しを持たせる。また,どのような表現を手が かりに読み進めていくのか表現の例を知り,概略 をつかませる。

○心に残った部分や感想について,本文のどの部分 からそう感じたのかという根拠をあげて発表さ せる。

◎様々な表現に着目しながら読んでいるか。

○語句の意味などは,教室の壁面に掲示し,いつで も確認できるようにする。

○川の様子が分かる部分に青線を引かせ,それぞれ が一体何を表しているのかを考えさせる。

○川について自分なりの考えを書かせる。

○母ちゃんとノリオと川の結びつきを考えながら,

心情が分かる部分にサイドラインを引かせる。

○この時のノリオの心情を想像し,ワークシートに

(4)

(4)

ま と め る

(2)

・段落(四)~(五)を読み,戦争の激し さが増し,母ちゃんをずっと待っていた ノリオの心情を読み取る。

・段落(六)~(八)を読み,じいちゃん とノリオの心情を読み取る。

・段落(九)を読み,再び八月六日を迎え たノリオの心情を読み取る。

(本時 4/4)

・この物語を読んでみたくなるような紹介 文を書く。

・紹介文を読み合い,感想を話し合う。

書かせる。

◎ノリオの幼さやまわりの状況を理解できない無 邪気さをとらえているか。

○戦争の状況と川の様子とを比較し,川は変わらず に流れていることをとらえさせる。

○ノリオの心情が分かる部分にサイドラインを引 かせる。

○母をずっと待っていた時のノリオの心情をワー クシートに書かせる。

◎ノリオが不安や心配でいっぱいになっているこ とをとらえているか。

○じいちゃんとノリオの心情が分かるところにサ イドラインを引かせる。

○色などの情景描写にも着目するよう助言する。

○生活状況が変わったノリオに対して,川はどのよ うな様子なのかをおさえさせる。

○じいちゃんとノリオの心情をワークシートに書 かせる。

◎じいちゃんやノリオの大きな悲しみや,じいちゃ んがノリオのために頑張っていることをとらえ ているか。

○ノリオの周りが大きく変わったのに対し,川はど のような様子かをとらえさせる。

○ノリオの心情が分かる部分にサイドラインを引 かせ,ノリオの心情が一番強く表れている部分を 考えさせる。

○色などの情景描写にも着目するよう助言する。

○再びかまを使い始めたノリオの心情をワークシ ートに書かせる。

◎ノリオの母に対する強い思いと,これから前向き に頑張ろうという気持ちをとらえているか。

○一番心に残った場面を中心に書かせる。

○優れた表現の部分があれば,それについても触れ るように助言する。

◎読み取りの学習を生かして,世みたいと思わせる ような紹介文を書くことができたか。

(5)

5 本時の学習(6/9)

(1)目標

関心・意欲・態度 变述をおさえ、進んでノリオの心情を考えようとする。

読む 变述に即して人物の心情や情景を読み取ることができる。

伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項

比喩や反復などの表現の工夫に気付くことができる。

(2)展開

時配 学習活動と内容 支援(○)と評価(◎)

1 前時までの学習を振り返り、ノリオがじ いちゃんと2人だけになった生活を想起 する。

2 時が流れても変わらない川の様をとらえ る。

3 本時のめあてを確認する。

4 第9段落を読み、ノリオの様子や心情が 表れている部分にサイドラインを引く。

・ノリオの世界はうす青かった。

・そして、ノリオの母ちゃんは、とうと う帰ってこないのだ。

・じいちゃんも、ノリオもだまっている。

・青いガラスのかけらを、ぽんと川の中 に投げてやった。

・母ちゃんやぎを呼ぶような、やぎっ子 の声。

・子どもの手を引いた女の人が、葉桜の 間を遠くなった。

・ザアザアと音を増す川のひびき。

・サクッ、サクッ、サクッ、母ちゃん帰 れ。

・サクッ、サクッ、サクッ、母ちゃん帰 れよう。

○秋と冬にどのようなことがあったのか、また、

どのような生活をしていたかを壁面掲示で確 認させる。

○ノリオの周りは戦争によって大きく変化した が、川の様子はどうかを考えさせる。

・今日もまた川は流れている

・いっときも休まず流れ続けている

○色や川の音以外に、ノリオの視覚や聴覚で感じ ているものからも、ノリオの心情や様子読取る よう助言する。

○サイドラインが引けない児童には、ノリオの行 動に目を向けるよう助言する。

再び八月六日をむかえたノリオの心情を想像しよう。

(6)

10

10

5 サイドラインを引いた中で、八月六日の ノリオの気持ちが一番強く表れていると ころを考えさせる。

・サクッ、サクッ、サクッ、母ちゃん帰 れよう。

6 八月六日のノリオの心情を想像し、ワー クシートに書く。

7 ワークシートに書いたノリオの心情を発 表し合う。

8 気持ちをこめて「サクッ、サクッ、サク ッ、母ちゃん帰れ。サクッ、サクッ、サ クッ、母ちゃん帰れよう。」の部分を音読 する。

9 次時の学習について知る。

○お母さんに手をひかれていく子どもの姿を見 て、母ちゃんに対するノリオの気持ちが強くな ったことを「ザアザアと音を増した川」が象徴 していることをとらえさせる。

○再びかまで草をかるノリオの様子を想像させ る。

○うまく書き表せない児童には、ヒントカードを 渡す。

◎母ちゃんが帰ってこないノリオの心情を読み 取ることができたか。

○まずは隣同士で、次に全体の場で何人かに発表 させ、自分の考えと友達の考えを比較して聞か せる。

○発表し合うことにより、友達のよい表現に気付 かせる。

○ノリオの気持ちを意識して音読させる。

◎ノリオの悲しみや辛さを表すために、工夫して 音読することができたか。

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