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まず R は非可算集合であることを思い出しましょう.

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Academic year: 2024

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(1)

サンプル2の略解と解説 問題1: (2).

解説: まずRは非可算集合であることを思い出しましょう. (1)はRから可算無限集合Qを取り 除いた集合(無理数たち) なので非可算です. (2)は可算無限集合の有限個の直積なので, 可算無限 集合です. (3)は見た目から一瞬可算かなと思うかもしれませんが, 非可算集合です. 実際, 写像 f:

n=1

{0,1} → [0,1]をf((an)n) =

n=1

an/2nで定めると, f は全射であることが分かります(2進 展開). よって集合

n=1

{0,1}の濃度は区間[0,1]の濃度よりも大ですが,区間[0,1]はRと同じ濃度を もつ非可算集合ですから, (3)の集合も非可算となります. (4)のCは非可算集合Rを部分集合とし て含みますから非可算です.

問題2: (1), (3).

解説: A RN が開集合であるとは, 各 z Aにおいて適当に小さいε > 0 を選ぶと, ε-開球 B(z, ε) :={z0 RN | kz0−zk< ε}がすっぽりAに含まれることを言います. ですからある点z∈A では,どんなに小さくε >0を選んできてもB(z, ε)がAからはみ出してしまうようなら, Aは開集 合ではないわけです. (1)と(3)は各点z= (x, y)において小さいε >0でB(z, ε)がそれらの集合に 入るようにできることは, 図に書いてみると分かります. (2)の集合では,たとえば点z= (1,0)にお

いてB(z, ε)を考えると,どんなにε >0を小さく取ってもこの開球が実軸より上や下にはみ出てし

まいます. よって開集合ではありません. (4)の集合は1点からなる集合{(0,0)}と等しいので開集 合ではありません.

問題3: 集合A∪Bの互いに素な集合による分解A∪B =A+B\Aを使えばサンプル1の問題3 と同じように出来ます.

問題4: 関数f:R RがBorel可測であるとは, 任意のa∈ Rに対して集合E(f < a) := {x∈ R | f(x)< a} がBorel集合であるということです. この条件をチェックしましょう. 実数a R をとってきます. f が単調増加なので, x < yy E(f < a)ならx E(f < a)であるこ と, つまり(−∞, y] E(f < a)であることに注意しましょう. こうなるyの限界が気になるので, supE(f < a) =の時とsupE(f < a)<∞の時に場合分けして考えます. この上限がの場合は, R= (−∞,∞)⊂E(f < a)なのでE(f < a) =Rとなり, これはBorel集合です. さっきの上限が有 限のとき,これをsと書きましょう. 上限なのでf(s)< aかどうかは,fの性質(連続性など)を知らな いと分かりませんが,とにかくf(s)< af(s)≥aです. もしf(s)< aなら,E(f < a) = (−∞, s]

であり,もしf(s)≥aなら, E(f < a) = (−∞, s)であることが少し考えると分かります. これらは どちらにせよBorel集合です. 以上の考察をまとめて,fはBorel可測であることが言えました.

問題5: (1). f:RRを連続関数とします. 問題4で使った集合E(f < a)が,すべてのa∈Rに対 してBorel集合であることを示します. この集合はf1((−∞, a))と書けます. (−∞, a)は開集合で あるため,f1((−∞, a))もf の連続性から開集合です. 開集合はBorel集合なので,f はBorel可測 となります.

(2). 集合N :={x∈R|f(x)6=g(x)}を定めると,これは開集合であり,N 6=と仮定すると,ある 点x∈Nε >0が, (x−ε, x+ε)⊂Nをみたすように取れます. 一方(2)の仮定からµo(N) = 0 となります. 測度の単調性から2ε=µo((x−ε, x+ε))≤µo(N)が言えるので,ε= 0となり矛盾し ます. よってN=,つまりR={x∈R|f(x) =g(x)}が従います.

問題6: まず次を思い出しましょう.

定理 (Fatouの補題) (X,B, µ)を測度空間,fn:X [0,∞]を可測関数列とすると,次の不等式が

(2)

成り立つ.

X

lim

n→∞fndµ≤ lim

n→∞

X

fndµ.

右辺が本当に左辺より大きくなる例を作れということです. 例えば,X =RにLebesgue測度µを与 えて, fn(x) = 1/n, n∈Nと定めます. すると lim

n→∞fn = lim

n→∞fn = 0となります. 一方fnのR上

のLebesgue測度での積分はに等しいので,

−∞

lim

n→∞fn= 0<∞= lim

n→∞

−∞

fn

となり等号が成立しません.

他の例として,X= [0,1]にLebesgue測度µを与えて,fn: [0,1]Rを次で定めます.

fn(x) =



2n−2n2xfor 0≤x≤1/n 0 for 1/n≤x≤1.

すると lim

n→∞fn= lim

n→∞fn=f となります. ここで極限の関数f は次のようになります.

f(x) =



forx= 0 0 for 0< x≤1.

特にf = 0µ-a.e.です. 一方

1 0

fn(x)dx= 1なので,

1 0

lim

n→∞fn= 0<1 = lim

n→∞

1 0

fn

となり, こちらも等式が成り立ちません.

問題7: (1). y = sinϕのグラフを|ϕ| ≤ π/2の範囲で書きます. 次に原点と(π/2,1)を通る直線 y= 2ϕ/πを引きましょう. 負のところをx軸に関して折り返してみれば,|sinϕ| ≥2|ϕ|/πであるこ とは一目瞭然でしょう.

(2). Lebesgueの収束定理を使う問題です. 積分区間[−√

nπ/2,√

nπ/2]が大きくなっていくので,

ちょっと面倒くさそうです. ここはこの区間でRを切る定義関数1[nπ/2,nπ/2] を考えて, 次のよ うに変形しましょう.

nπ/2

nπ/2

exp

(−nsin2 ( x

√n ))

dx=

−∞

exp

(−nsin2 ( x

√n ))

1[nπ/2,nπ/2](x)dx.

そこでfn(x) := exp

(−nsin2 (xn

))

1[nπ/2,nπ/2](x) とおきます. n → ∞とすれば, 公式 lim

θ0sinθ/θ= 1を使うことにより,fn(x)exp(−x2)となることが分かります.

Lebesgueの収束定理を使うためには|fn|(今はfn0なので|fn|=fnですが)を上から抑えるよ うにnに関係ない可積分関数をとれることを言わなければなりません. もし|x| ≤

nπ/2ならば,

|x/√

n| ≤π/2なので(1)より|sin(x/√

n)| ≥2|x|/(

)が言えます. よって次が言えます.

fn(x) = exp

(−nsin2 ( x

√n

))exp

(4x2 π2

) これは|x| ≤√

nπ/2をみたすxについて言えたのですが,|x|>√

nπ/2となるxについては,fn(x) = 0 なのでやはり同じ不等式が言えています. つまりfn(x)exp(4x22)がすべてのx∈Rで成り立 ちます. 右辺はnに関係のない可積分関数ですから, Lebesgueの収束定理をfnの積分に対して使え て,次のように極限を求められます.

nlim→∞

nπ/2

nπ/2

exp

(−nsin2 ( x

√n ))

dx= lim

n→∞

−∞

fn(x)dx

=

−∞

nlim→∞fn(x)dx=

−∞

exp(−x2)dx= π.

(3)

問題8: パラメータ付きの積分の問題です. (1). f(x, a) := log(a2cos2x+b2sin2x)とおきます(aの 微分だけ考えるので, bは定数とみなせるので変数に入れませんでしたが, f(x, a, b)と書いてももち ろんO.K.です). まずこれがaで偏微分をもつことはよいでしょう. 計算すると,

∂f

∂a = 2acos2x a2cos2x+b2sin2x となります. 微分と積分の交換定理を使いたいので,∂f

∂a(x, a)を上から抑えるようにaに関係ない 可積分関数を取れることを示します. まずaが開区間(α, β)を動くとしましょう. すると簡単な評価 方法で,

∂f

∂a = 2acos2x

a2cos2x+b2sin2x≤ 2βcos2x α2cos2x+b2sin2x

が言えます. 右辺は発散しないxの連続関数ですから[0, π/2]上可積分であり, aを変数にもちませ ん. したがって微分と積分の交換定理を使うことができて,F(a, b)はaで偏微分可能であり,

∂F

∂a =

π/2 0

∂f

∂adx=

π/2 0

2acos2x

a2cos2x+b2sin2xdx となります.

(2). t= tanxなので, dt= dtanx

dx dx= 1

cos2xdx = (1 +t2)dx となります. 積分範囲は[0,∞)と なり,

∂F

∂a =

0

2a

(a2+b2t2)(1 +t2)dx と変形できます. あとは公式

0

dt/(1 +t2) =π/2を使うべく, 部分分数展開などの標準的な術を 使っていけば,積分を求められます.

(3). a=bなら,a2cos2x+b2sin2x=a2なので,簡単です.

(4). (2)の偏微分方程式から, F(a, b) = πlog(a+b) +g(b)と書けます. ここで, g(b)はaを変数 に持たない, bについての関数です(あとで定数であることが分かりますが). a = bなら, (3)より F(b, b) =πlogbでした. 一方F(b, b) =πlog(2b) +g(b)なので,g(b) =−πlog 2と求まります. よっ て,F(a, b) =πlog((a+b)/2)となります.

Referensi

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