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まとまりや つながりに気をつけよう 広い言葉

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Academic year: 2025

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(1)

第3学年 国語科指導案

指導者 1.単元名 まとまりや つながりに気をつけよう

広い言葉、せまい言葉 2.単元について

(1)単元設定の理由

本単元は、学習指導要領「C読むこと」(3)「目的に応じ、内容の中心をと らえたり段落相互の関係を考えたりしながら読む能力を身につけさせるととも に、幅広く読書しようとする態度を育てる。」を受け、内容(1)イ「目的に応 じて、中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見の関係を考え、

文章を読むこと。」に基づくものである。

本単元は、「言語」に関する説明文の学習と、作文の学習を通して、言語への 関心を深めるとともに、ものの見方、考え方を広げていくことを意図している。

言葉は、比べるものによって「せまい言葉」になったり、「広い言葉」になったり する。「シオカラトンボ・ハグロトンボ…」から「トンボ」→「こん虫」→「動物」

→「生物」というように、子供たちの視野を広げ、論理的なものの見方、考え方 を育てるような文章構成になっている。

「広い言葉、せまい言葉」では、トンボやセミ、チョウなどを例に、言葉の上 位概念、下位概念について初歩的な理解をさせ、それを元に言葉の体系を意識 付け、言葉への関心を育てていきたい。文章の内容を理解していく手がかりと して、図や写真と結びつけて具体的に考えさせたい。また、文章中に「 」 にいれて使われている言葉がいくつも出てくるが、大事な言葉を見つける手が かりとして注目させていきたい。

「まとまりや順序を考えて」では、「広い言葉、せまい言葉」の学習を生かし、

まとまりや順序を考えて説明文を書くことを学ばせたい。作文全体の構成を考 えるとともに、内容の中心となる「中」の部分の組み立て、順序をよく考えさ せていきたい。

(2)児童の実態

本学級の児童は、活発で好奇心旺盛な子が多いが、反面じっくりと話を聞い たり考えたりすることが苦手な面もある。自分の考えを、物怖じせずに話すこ とのできる子も多いが、自分の思いを言葉でうまく表現できずに、学校生活の 中で、相手とトラブルになってしまう子も多い。丁寧に説明しないと、学習の 見通しがもてなかったり学習方法を理解できない子も多い。全体的に読書が好 きで、図書室に行くのを心待ちにしている子もいる。読み聞かせも好きで、熱 心に聞いている。

(2)

意識調査 (調査人数32名 平成22年9月30日実施)

<教材に関する実態>

1. シオカラトンボ、ハグロトンボ、オニヤンマをまとめるとなんという言 葉で表せるでしょう。

○トンボ 20名

○こん虫 3名

○わからない 9名

2. こん虫、魚、鳥をまとめるとなんという言葉で表せるでしょう。

○生き物 8名

○動物 3名

○虫 3名

○わからない 18名

3.「広い言葉、せまい言葉」を読んで思ったことを書きましょう。(複数回答)

○生物より広い言葉を知りたい。6名

○~トンボよりせまい言葉はあるのか。2名

○広いと思った言葉が、比べる言葉によってはせまい言葉になる。8名

○小さな~トンボという言葉が、だんだん大きくなり生物という言葉になる。

5名

○2つの言葉を比べて、広いせまいが分かった。6名

○いろいろな言葉をまとめられる。3名

○生物がどういう仲間に分かれているか分かった。2名

○無答 3名

4.順序を表す言葉「はじめに」「次に」「終わりに」を使う順番を問う問題。

○正答 30名 ○誤答 2名

5.めだかの一部を読んで、文のまとまりを○で囲む問題。

○正答 26名 ○誤答 6名

(3)

(3)支援・指導

このような児童の実態から、既習事項である、簡単な順序を表す言葉につい てはほとんどの児童が使い方を理解していると思われる。また、文を意味のま とまりを考えてまるで囲んでいく問題でもほとんどの児童が、文のまとまりを 理解していた。文を読み取ったり、作文を書いていく活動の中で、いろいろな 順序を表す言葉にも触れ、活用できるようにしたい。言葉の上位概念について は、2/3程度の子は具体的な事柄についてはわかっていると考えられる。よ り抽象的になると知識のない子がほとんどなので、丁寧な指導をしていきたい。

本文を読んだ感想では、単純に、2つの言葉を比べて広いせまいが分かったとい うことだけでなく、言葉は比べる言葉によって広い言葉になったりせまい言葉 になったりするというところまで読み取っている児童や、せまい言葉がだんだ ん広い言葉になっていくところに関心を持った児童が多かった。いろいろな分 野の言葉へ関心を広げ、学習活動をしていくことで興味を持って学習できるよ うにしたい。

<つけたい力>

○内容の中心や、段落相互の関係を読み取る力

・抽象的な、言葉の上位概念、下位概念を理解させるために、写真や図と照ら し合わせて、具体的に理解させていきたい。また、取り上げられている言葉 について、自分で図に表す活動を取り入れることで、より理解を深めていき たい。

・それぞれの段落のまとまりを読み取らせるうえで、「トンボ」という言葉→「ト ンボ」より広い言葉「こん虫」→「こん虫」より広い言葉「動物」→「動物」

より広い言葉「生物」というように、狭い意味を持った言葉から広い意味を 持った言葉へと順を追って構成されていることを意識させたい。

○自分の思いや考えを筋道だてて伝える力

・自分で仲間の言葉を集め、図に表し友達に説明する活動を通し、広い言葉・

せまい言葉の関係の理解を深めたい。簡単で、分かりやすい説明の仕方を考 え友達に集めた言葉を紹介させたい。余裕があれば、昆虫、魚、鳥以外の分 野からも言葉集めをさせたい。

・図書でしらべたことを基に説明文を書く活動では、文章のまとまりを考え、

始め、中、終わりに分けて構成できるよう、始めは調べようとしたわけ、中 は調べたこと、終わりは調べてきた感想を書くよう、書く事柄を明確にして やる。書いた作文を発表できる場を設け、調べた事を皆に広められるように したい。

(4)

1. 仮説との関連

<仮説①>

はじめに、文章全体の構成に注目させ、せまい意味を持った言葉から広い意味 を持った言葉へと順を追って説明されていることをとらえさせ、本単元の目標 である「まとまりに注意して、広い言葉とせまい言葉の関係を読もう」という 課題を持たせていく。そして、4つの段落ごとに、取り上げられている言葉を 図に書き表していく。また、接続語から、文と文、段落と段落の関係をおさえ、

説明文の要点をつかませていきたい。指示語が多く出てくるが、具体的にそれ が何を指すのか文脈の中でとらえていきたい。

<仮説②>

自分で集めた仲間の言葉を図に表し、それを友だちに紹介する活動をすること で、相手に分かりやすい発表の仕方を考えたり、読みに深まりをもたせたりし ていきたい。さらに、図書で調べた事を説明文に書き、それを発表する活動で は、今まで知らなかった新しい知識を友達に伝える喜びを感じられ、意欲的に 活動できるだろう。

2. 単元の目標

○ 言葉どうしの意味の広さの関係について関心を持って文章を読もうとし ている。(関心・意欲・態度)

○ まとまりや順序を考えて作文を書くことができる。(書くこと)

○ 段落ごとに中心になる語や文をおさえて言葉の関係を正確に読むことが できる。(読むこと)

○ 文章全体における段落の役割を理解することができる。(言語事項)

子どもたちが目的をはっきりもって読んでいけば、自分の考えをもつことが できるだろう。

表現活動の場を工夫すれば、進んで表現することができるだろう。

(5)

5.指導計画 (21時間扱い)

過程 時配 学 習 活 動 ○支援 ◇評価 つかむ

表す 深める

本時 7/8

○単元を見通して、学習計画 を立てる。

○全文を通読し、感想を発表 しあう。 <仮説①>

○第1段落を読み、「広い意 味を持った言葉」としての

「トンボ」を理解する。

○第2段落を読み、「広い言 葉」としての「昆虫」について 理解する。

○第3段落を読み、「昆虫」

「魚」「鳥」と「動物」の関係に ついて理解する。

○第4段落について読み、

「生物」についての「広い言 葉、せまい言葉」の関係を理 解する。

○仲間の言葉を集め、その言 葉を使って、広い言葉、せま い言葉の野関係が分かるよ うに図に表し、分かりやすく 説明する。<仮説②>

◇言葉同士の意味の広さの 関係について関心を持って 読もうとしている。

◇段落ごとに、中心となる語 や文をおさえて言葉の関係 を正確に読んでいる。

○写真や図と照らし合わせ て、丁寧に読み進めていく。

○図鑑を活用して、たくさん の言葉が集められるように する。

◇「広い言葉、せまい言葉」

の関係を理解して発表して いる。

広い言葉、せまい言葉

広い言葉とせまい言葉の関係をしらべよう。

(6)

広げる 10

○説明文を書くための4つ の観点と「広い言葉、せまい 言葉」の文章を比べて、説明 文の書き方を理解する。

○チョウやセミを取り上げ て、説明文を書く。

○「組み立てメモ」の作り方 や作文の書き方を話し合う。

○調べたい事を決めて調べ、

分かったことをノートに書 く。

○ノートを元に組み立てメ モを作る。

○組み立てメモを基に、順序 やまとまりを考えて作文を 書く。

○作文を読み合い、感想を伝 え合う。<仮説②>

○順序やまとまりに気をつ けさせるため、「はじめ」「中」

「終わり」に書くことを明確 にする。「はじめに」「次に」

「最後に」といった接続詞を 意識して使わせる。

◇文章全体における段落の 役割を理解している。

◇まとまりや順序を考えて 作文を書いている。

まとまりやじゅんじょ を考えて

生き物の説明文を書いて、発表しよう。

(7)

6.本時の指導 (10/21)

(1)目標

○ 進んで言葉を集めたり、図に表そうとしたりしている。(関心・意欲・態 度)

○ 「広い言葉・せまい言葉」の関係を理解し、分かりやすい言葉で説明文を 書くことができる。(書くこと)

○ 「広い言葉・せまい言葉」の関係を理解し、仲間の言葉を集めることがで きる。(言語事項)

過程 時配 学 習 活 動 と 内 容 ○支援 ◇評価 つ

か む

表 す

深 め る

10

35

1.広い言葉、せまい言葉を 読み、広い言葉とせまい言 葉の関係を想起させる。

2.学習の手引きを読み、学 習内容を確認する。

3.自分で作った図を説明す るために、引用できる文章 を教科書の中から探す。

◎自分で集めた言葉の広い、

せまいを説明しましょう。ど んな説明をしたらよいです か。

・「こん虫」という言葉は、ト ンボ・セミ・チョウよりも、

もっと「広い言葉」といえま す。

4.「こん虫」「魚」「鳥」のいず れかを選び、仲間の言葉を

○活動の中心となる、シオカラ トンボ、ハグロトンボ、オニヤ ンマ→トンボの関係を中心に振 り返させる。

○前時までの学習で広い言葉、

せまい言葉の関係を説明する文 にラインを引いておきすぐ探せ るようにしておく。掲示物を使 い振り返させる。

○図鑑などを利用させ、生き物 言葉集めをして、図に表し、説明しよう。

(8)

集める。

5.集めた言葉を使って、広 い言葉とせまい言葉の関係 がわかるように、図に表す。

6.図をもとに、分かりやす い説明を考える。

7.時間に余裕のある児童は、

もっと広い言葉を考えたり、

他の分野の言葉で、言葉集 めをしたりする。

の名前をあまり知らない児童も 活動できるようにする。

◇進んで言葉を集めたり、図を 描いたりしている。

○集めた言葉を入れるだけで完 成するワークシートを用意す る。

◇「広い言葉、せまい言葉」の関 係が正しく図に表されている。

○教科書の文を参考にして、説 明文を考える。

◇「広い言葉、せまい言葉」の関 係を理解し、分かりやすい言葉 で説明文を書いている。

7.板書計画

広い言葉、せまい言葉

言葉集めをして、図に表し、説明しよう。

「 こん虫

」 「 魚

」 「 鳥

」 の

どれかひとつを選び、

仲間の言葉を集める。

②集めた言葉を使って、広い言葉とせまい言

葉の関係がわかるように、図に表す。

③図をもとに、説明を考える。

トンボ

こん虫セミ

チョウ

「 こん虫

」 という言葉

は、トンボ・セミ・チョ

ウよりも、もっと

「 広い言

」 といえま

す。

④他の仲間の言葉を使って、広い言葉とせま

い言葉の関係を考える。

Referensi

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