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病理学講座

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Academic year: 2024

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病理学講座

プロフィール

1. 教室員と主研究テーマ

教授 松坂 賢一 Dental implantの基礎研究

講師 國分 克寿 エクソソームに反映されたがん特異的遺伝子変異の診断法の確立 助教 中島 啓 口腔癌の伸展機構の制御

中條 貴俊 ジルコニアの光効果による細胞接着の制御 明石 良彦 幹細胞を用いた機能的な唾液腺組織の再生 大学院生 山本 圭 口腔炎症性疾患における病態学的解明

2. 成果の概要

1) 唾液腺腫瘍の診断におけるホメオボックス転写因子であるengrailed homeobox 1(En1)の 有用性を検討した。免疫組織化学的染色を行い、腺様嚢胞癌(AdCC)51症例と他の唾液腺腫 瘍143症例についてEn1の発現を検索した。その結果、En1発現細胞の割合のカットオフ値 を25%に設定した場合、AdCC 51症例すべて、多型腺癌(PAC)9症例中8症例および唾液 腺導管癌1症例がEn1陽性であり、その他の腫瘍はEn1陰性であった。これにより、En1は 唾液腺腫瘍の診断においてAdCCおよびPACの診断マーカーとなることが示唆された。

Baba et al. Pathol Int 71(2): 113-123, 2021.

2) 線維芽細胞増殖因子7(FGF7)がヒト歯髄幹細胞(hDPSC)の分化に与える影響を検索した。

その結果、in vitro実験ではFGF7を添加した培地で培養したhDPSCのBmi1 mRNAの発現量が 優位に減少し、AQP5 mRNAとαSMA mRNAの発現量が優位に増加した。さらに、in vivo実験 では損傷を与えたラット顎下腺にFGF7を添加した培地で培養したhDPSCを移植すると、Bmi1 陽性細胞がほとんどみられなかったが、AQP5 陽性細胞とαSMA 陽性細胞の数が優位に増加し、

AQP5陽性細胞の集塊形成が認められた。これにより、FGF7で処理されたhDPSCがAQP5陽性 細胞とαSMA陽性細胞に分化することが示唆された。

Clin Exp Dent Res 7: 344-353, 2021.

3) 含歯性嚢胞の裏装上皮にみられる化生細胞のCK7およびCK17の発現と培養歯原性上皮細 胞の機械的な力に対するRNA 発現を検索した。その結果、裏装上皮の表層で CK7陽性細胞 およびCK17陽性細胞がみられ、化生細胞である粘液細胞や線毛細胞でCK7陽性細胞の数が 優位に高値を示した。また、培養ブタマラッセ上皮遺残細胞に遠心力で負荷を加えるとCK17 mRNA の発現量が優位に増加した。これにより、含歯性嚢胞の裏装上皮にみられる化生細胞 のCK7およびCK17の発現が機械的な力によって誘発される可能性が示唆された。

Sumi et al. JJSEDP 13(1): 3-13, 2021.

4) 外力により損傷した抹消神経の再生において、細胞増殖因子であるbFGFの作用を検索した。人 工的に部分損傷を作成したウサギの下歯槽神経に対して、歯周治療再生剤として使用される recombinant human basic FGF (rhbFGF)を 含 む 薬 剤 を 応 用 し 、 形 態 学 的 変 と S-100、

neurofilament陽性細胞数を計測した。その結果、形態学的変化では細胞増殖と軸索様構造が認め

られた。S-100、neurofilament陽性細胞数は bFGF群で対照群よりも増加が見られ、S-100 陽性 細胞の方がより早期に有意に増殖を認めていた。これにより、rhbFGFはシュワン細胞の増殖を惹 起し、追随して起こる軸索成長に対し有効であることが示唆された。

Nemoto et al. J Oral Maxillofac Surg Med Pathol 33(3): 348-353, 2021.

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3. 学外共同研究

担当者 研究課題

学外研究施設

研究施設 所在地 責任者

松坂 賢一 生体材料に対する生体細胞動態に関

する研究 北海道医療大学 石狩郡

当別町 安彦 善裕 松坂 賢一 口腔病変の病態解明に関する研究 松本歯科大学 松本市 村上 聡

國分 克寿

エクソソームに反映されたがん特異 的遺伝子変異を利用する診断法の確 立

Dana Farber 癌研究所、

Harvard大学

Boston,

USA Irene Ghobrial

中島 啓 IQGAP1による細胞伸展制御の分子 基盤解明

Toronto大学 歯学部

Toronto,

Canada Christopher A.

McCulloch

4. 科学研究費補助金・各種補助金

研究代表者 研究課題 研究費 科研費の場合は種別も記載

國分 克寿 唾液に含まれる癌細胞由来分泌小胞を用いた口腔がん診 断法の確立

文部科学省化学研究費 基盤研究(C)

中島 啓 IQGAP1が細胞外マトリックスリモでリングを制御する 文部科学省化学研究費 若手研究

5. 研究活動の特記すべき事項 シンポジウム

シンポジスト 年月日 学会名 開催地

松坂 賢一 2021. 6.

6

実践 口腔細胞診Beginner's講 座 LBC(Sure Path)による口 腔細胞診

第62回日本臨床細胞学

会 千葉市

國分 克寿 2021.

8.22

細胞外小胞に内包される遺伝情報 の解析と診断への応用

シンポジウム「口腔・顎顔面領域 疾患への遺伝子検査導入の展望に ついて」

第14回日本口腔検査学

会総会・学術大会 Web

学会招待講演・特別講演・教育講演

講演者 年月日 学会名 開催地

松坂 賢一 2021. 6. 5 これまでの私の研究とこれから の病理学講座の展開

第311回東京歯科大学学

会 Web

松坂 賢一 2021.11.13 卒業した君たちへ 東京歯科大学同窓会 Web

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学術学会に相当しない団体が開催するセミナー・研究会・カンファレンス等における発表・講演

講演者 年月日 会合の名称 開催地

松坂 賢一 2021. 4. 3

口腔粘膜疾患 チェアサイド・

ベッドサイドで行う診断と対応 新たな攻略法LBC

川越市歯科医師会 Web

松坂 賢一 2021.12. 7 骨補填材の生体反応と高齢者の

臨床検査データの特徴 文京区歯科医師会 東京都 文京区

松坂 賢一 2022. 1.16 細胞診と発がんメカニズム 埼玉県歯科医師会 Web

6. 教育に関する業績、活動 教育ワークショップ・FD研修

年月日 ワークショップ名 開催地

中島 啓 2022. 2.19 第41回カリキュラム研修ワー

クショップ 受講者 Web

松坂 賢一 2022. 3.19 第25回 試験問題作成に関する

ワークショップ タスクフォース 東京都

千代田区 明石 良彦 2022. 3.19 第25回 試験問題作成に関する

ワークショップ 受講者 東京都

千代田区

共用試験

年月日 開催地

松坂 賢一 2022. 2.18 2021年度東京歯科大学 第4

学年CBT 副責任者 東京都

千代田区 松坂 賢一 2022. 2.26-27 2021年度東京歯科大学 第4

学年OSCE 評価者 東京都

千代田区 國分 克寿 2022. 2.26-27 2021年度東京歯科大学 第4

学年OSCE 補助係 東京都

千代田区 中條 貴俊 2022. 2.26-27 2021年度東京歯科大学 第4

学年OSCE 補助係 東京都

千代田区 明石 良彦 2022. 2.26-27 2021年度東京歯科大学 第4

学年OSCE 補助係 東京都

千代田区

他の大学・研究機関等における学生・大学院生を対象とする講義・実習

担当者名 年月日 テーマ・演題 大学・機関 所在地

松坂 賢一 2021.10.27 歯科インプラントと病理 松本歯科大学 Web

松坂 賢一 2021.11. 2 歯科インプラント治療の病理学

考察 北海道医療大学 Web

Referensi

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-2- 4.研究活動の特記すべき事項 学会・研究会主催 主催者名 開催年月日 学会・研究会名 会場 開催地 白石 建 2015.3.27 -28 6thAnnualMeetingof CervicalSpineResearch SocietyAsiaPacific Section パシフィコ横浜 横浜市 シンポジウム シンポジスト 年月日

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