関西大倉中学校 中学だより
令和元年5月18日 第1号 発行
早いもので新学期が始まり1ヶ月あまりが過ぎ、いよいよ中間考査を迎える時期になりました。校内も新緑 に包まれ、ウグイスやツバメが元気に活動をしています。それぞれの学年に進んだときに立てた目標を覚えて いますか。常に目標を持ち、そこに向かっていくように心掛けていきましょう。
今年は26期生となる新入生112名を迎え、全体で324名の在籍となりました。楽しい学校生活を送るため、一 人一人が楽し学校作りに参加して下さい。そのためには相手の気持ちを考えることが必要となります。クラス や学年に嫌な思いをしている人がいないようにしていかなければなりません。日頃の生活の中で、言葉遣い、
行動を意識してみんなが楽しく生活できる環境を作っていきましょう。
さて、勉強では、学年が進み内容も難しくなってきていると思います。当然苦手な分野も出てくるでしょう。
苦手分野はどうしても勉強しようという気持ちが起こりにくく、後回しとなり消極的な接し方になってしまい ます。その苦手なものにどれだけ向き合えるかが大切なことです。結果はすぐには出ません。しかし必ず努力 した分だけどこかで結果が出るようになっています。この中間試験も最後まであきらめることなく、テスト前 に立てた目標に向かってしっかりと頑張り抜いてください。
最後になりましたが、保護者の皆様には日頃、本校教育にご理解とご協力 を賜りまして誠にありがとうございます。新入生はもちろんですが、中学生
というのは反抗期、挫折、友人関係の悩みなど成長していく過程で避けて通れないところを通過していきます。
保護者の皆様方におかれましては不安やご心配も多いと思いますが、どのようなことでも結構ですので何かご ざいましたら遠慮なく担任にご相談ください。また、逆に気になることがありましたらこちらからも連絡をさ せていただきます。学校と家庭との連携を深めてよりよい教育活動を進めてまいりますので、どうぞよろしく お願いいたします。
中学主任 木村 季弘
●生徒指導
新年度が始まって、長いGWを挟んで1ヵ月が経ちました。1年生は新しい学校、2・3年生は新しいクラスにも慣れ、緊張が緩み、
トラブルが起き始めています。そのトラブルのきっかけの多くが些細なことです。それは相手の嫌がることを冗談で言う、嫌がるちょっ かいを出すことから始まります。これぐらいなら大丈夫という思いから始まり、徐々にエスカレートし、相手も溜まり耐えられなくなる。
その結果、言い合いに発展し、ときには暴力も入り混じった喧嘩になってしまいます。そして、教員が間に入り、落ち着いて事情を聞い てみると双方ともに理解できますし、反省もしています。
当たり前のことですが、『自分がされて嫌なことは、相手にしない』ということはみんな理解しています。しかし、皆さんの心には「意 地悪な部分」があります。もちろん私にもあります。その心が顔を覗かせてしまうのでトラブルに発展してしまいます。そうならないよ うに自分の言葉や行動が正しいのか考え、責任も持ち、その心の部分が言葉や行動に表れないように意識してもらいたいと思います。万 が一、「意地悪な心」が出てしまった場合には素直に謝りましょう。繰り返さないことが大切です。そして謝られた側は受け入れましょう。
嫌な思いのする生徒が、嫌な思いをさせる生徒がいない環境を皆さんの心掛けで築いてもらいたいと思います。
今、嫌だと感じていること、困っていることはないでしょうか?もしあるのであれば、担任の先生、学年の先生、話しやすい先生、誰 でも構わないので教えて下さい。
田村 直之
●進路
新学期が始まって1ヶ月が過ぎました。今回は、それぞれの学年でこの時期に心がけて欲しいことを書きますので参考にしてください。
1年生は、中学校の授業のスピード、学習内容の難しさ、宿題に対する取り組みなどに戸惑っている人もいると思います。毎年この時 期は、気持ちと生活リズムを中学生のものに切り替えるのに苦労することがあります。今、しんどさを感じている人は、自分だけではな いので友達と励まし合って中学生の生活リズムを身につけましょう。中間考査に向けての対策も、先生方のアドバイスを聞いて素直に実 行すれば大丈夫です。ただし、軽く考えず、必ず準備をして試験を受けてください。
2年生は、後輩ができ学校生活にも慣れてきて、前向きに頑張ろうと思っている人も多いと思います。関西大倉中学校では、2年生の 間に中学内容の学習を終えてしまう教科もあります。その分、授業内容も難しくなります。気を抜かず日々の授業を大切にして、宿題、
小テストの取り組みを定着させて、中間考査に全力で取り組んでください。
3年生は、高校内容の学習が始まった科目もあり、学習内容の難しさに戸惑っている人もいると思います。自宅学習の習慣がついてい ないと、宿題に取り組むことはもちろん、授業についていくことも難しくなってきていると思います。今「このままではまずい」と思え ている人には挽回のチャンスがあります。早く、高校内容を学ぶのにふさわしい学習習慣を身につけてください。
先日受けた学力推移調査の結果は、5月24日頃に学校に届く予定です。楽しみにしていてください。
芳賀俊彦
●担任・副担任紹介
学年 1 年 2 年 3 年
組 1 2 3 1 2 3 1 2 3
担任 川本芳樹 理科
田村直之 保健体育
渋谷香織 英語
堀内誠太郎 国語
松井僚平 社会
佐々木俊哉 英語
芳賀俊彦 国語
中阪紀子 保健体育
山本裕道 数学
副担任 小田中 彩 保健体育
島井宏尚 数学 木村季弘
国語
小林亮介 社会
久保田里美 英語
佐藤貴亮 国語
三品可奈子 英語
横山 崇 理科 上賀朗正
数学
俵石正雄 英語
三品可奈子 英語
5月
20 日(月)~23 日(木) 中間考査
24 日(金) 遠足
25 日(土) 自宅学習日
6 月
5/29(水)~1 日(土) 中 3 修学旅行
3 日(月) 全校朝礼
5 日(水)
介護体験学習(2 年)
6 日(木)
生徒会選挙
12 日(水)
中学朝礼
14 日(金)
授業参観・中学 PTA 総会
22 日(土)
六貫進路報告会
27 日(木)~29 日(土)
G20 サミットのため休校
●生徒会
新学期が始まり、1番初めに活動を開始したのは図書委員会です。各階の廊下に読書の海が掲示されて います。皆さんが読んだ本の題名と簡単な紹介を海の生物の形をしたポップに書いて貼り、にぎやかな海 を完成させましょう。そして、他の人がどんな本を読んでいるのか興味を持ち、気に入ったものは読んで みたり、感想を話したりしてみましょう。
5 月 8 日(水)には第 1 回選挙管理委員会を開き、令和元年度の生徒会役員選挙立候補者の受付が始ま りました。6 月 6 日(木)に立会演説会と投票を行い、7 人の役員(会長 1 名、副会長 2 名、書記 4 名)を選 出します。皆さんからの立候補を待っています。5 月 13 日(月)からはクリーンアップ週間が始まります。
各クラスの環境美化委員が掃除の時間に他クラスへ行き、掃除への取り組みをチェックすることにより、
環境整備の意識を高め、生活しやすい教室作りに努めていきます。保健委員会なども開催し、様々な意見 を取り入れ、実行していきます。
体育祭や芸術祭、各委員会活動などの企画・運営に、生徒会は携わっています。生徒の生徒による生徒 のための生徒会です。そしてすべての生徒が生徒会会員です。自分のため、仲間のため、学校のため、皆 さんの中学校生活がより充実した有意義なものとなるために積極的に活動しましょう。
中阪紀子
●総合学習
毎週木曜日 6 限目に「総合的学習の時間」があります。この時間には、進路、人権、体験、表現などをテ ーマに、さまざまな学習活動を行っています。1 学期の内容は以下の予定です。
*進路学習(全学年)
自分自身の夢や目標について考えてもらうために、現在の自分を見つめ直します。今年度の目標を確認 したうえで、日々の時間の使い方や学習・生活習慣が身についているかなど、さまざまな角度から自己 を検証してもらいます。特に中学 3 年生では秋の職場体験にもつながるように、将来の仕事とその仕事 につながる進路について取り上げます。
*人権学習(全学年)
6月13日(木)に全学年ハイブリット・ホールにて、映画「対馬丸 さようなら沖縄」を視聴します。
人権をおびやかす最大の敵である戦争の悲惨さについて学び、人権を守る社会の実現について考えても らいます。
*米づくり体験(1年)
東村の田んぼをお借りして、稲作にチャレンジします。本校生が名づけた大粒のコシヒカリ“倉の愛舞”
を今年も栽培します。6 月には田植えを体験します。レポートは芸術祭で発表する予定です。
*障碍者・高齢者とともに生きる(2 年)
障碍を持つ方の気持ちや、高齢者の身体的なつらさを知り、関わり方や介助の手法を体験することで、
普段の生活の中でも距離を取らず、自然と手助けや言葉で関わることのできる優しい気持ちを持たせ ること、また将来の職業観として福祉への興味関心を持たせることを目的としています。具体的に 障碍者・高齢者の体験と介助を学びます。6 月 5 日には神戸「しあわせの村」での体験学習を予定 しています。
*修学旅行レポート作成(3 年)
知覧での平和学習、屋久島の縄文杉トレッキングなど、修学旅行で学んだことを班活動でレポートとしてまとめていきます。
レポートは芸術祭で展示する予定です。 堀内誠太郎
●LHR・道徳
LHRでの取り組みや道徳での学びを通して、「クラスにはいろいろな考えの人がいる」と、異なる価値観 の存在を知り、それを認め良さを発揮し合えるような人間関係を築いていきましょう。
また、様々なテーマの活動に対して、自分で考え、積極的に行動する姿勢をもって取り組んでください。
一年間の取り組みが、みなさんの豊かな心身の成長に繋がっていくことを願っています。
三品可奈子
●行事
毎日、登校し授業を受けて、考査に臨む。それだけが学校生活ではありません。学校には多くのことを経 験・体験して大きく成長するためのイベントが多々あります。その中の一つが、日々の学校生活とは違う場 所で新たな経験や体験をする校外学習です。遠足や修学旅行などの学校行事がこれに当たります。そこでは 集団生活での基本的なルールやマナー・モラルを学び、それらを守ることの大切さを学びます。そして、今 まであまり話したことがなかった友人と協力して何かを達成して急速に友情が深まったり、今まで興味もな かったことが行事をきっかけに何となく気になり始めて将来の夢に繋がったりするかもしれません。多くの 経験を積み重ね、自分の視野を広げてください。それらが、さらに成長する為の多くのヒントとなります。
これからの日常生活を送るうえでも大きな財産や道標となるでしょう。友人を気遣い、尊重する態度も大切 です。自分から積極的に探究心を持って行動し、たくさんの思い出を作り、心身ともに大きく成長すること を期待しています。
2019 年度 遠足(詳細は、しおりを確認ください。)1 年生 六甲山フィールドアスレチック(晴天時),兵庫県立人と自然の博物館(雨天時)
2 年生 信楽陶芸村・滋賀県立陶芸の森 3 年生 千里阪急ホテル テーブルマナー講習 田村直之