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<日本社会科>の目的・目標と「公民的資質」

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<蘇本縫会科>の舞華冑・1『聾票と 「公長的資質≦ 9

<日本社会科>の目的・目標と「公民的資質」

臼  井  嘉  一(被会科教育)

 <舞承被会樗>は戦欝教育にお馨る罫購家とか家庭とかの外面的な要求葺に揮えつけられた幾 題を解淫すべく 「青少年み人溺らしい生活を営もうという気持ちを蕎てる」という課題を踏まえて 鰺蔚年に成立した.このく目本縫会科>はその成立鍛来騰年を経遺しているが,この纏縫会稽縫線 の「学習捲導要領」は欝欝年蔽,欝銘年額,欝騒年叛,欝弱年飯、欝総年叛.欝鑓年叛,懲77年綴,

欝欝年緩,欝§8年蔽と発行され,それぞれの雛的耀議標を踏まえた内容が撫承されている。これら のF学響捲導要領」においては,大きく二つのギ公疑麹資質」の目的媛建が存在してお融,…つは i璽8年蔽の率でのく基本的人権の葉張にめざめさせる被会認識形成〉型のもみ,もケーつは欝総年 賑以鋒の中で鐙く望ましい態度や心構に閉じられる被会認識彫繊〉墾のものである。

〔キーワード) 〈轟本雑会科〉  ヂ学習嶽導要領蓋  「公餐鯵資質漣  薦蔑釣資質       シティズンシップ

はじめに一概究課題と方法意識

 観会科(ソウシアルスタディズsoc譲s綴錘重es〉と いう教科はアメ睾ナカで欝欝年に設置された教科である が,轟本においては文藻省の「学習捲導要麺葺におい て欝47年に成立した教科である。

 アメきタカで設置された縫会稽はその「鞍告書」(涯麟 において「人聞被会の構造と発展に直接露達する内容り 及び「縫合集毯の一員としての人聞に離する内容蛙を 学ぶ教科として定義づ1ナられ.その繋的として身近な 地織嫉会や州・懸家被会・人類被会の禽能な一貴となる こと,すなわちく濃きシティズンシップ>を育成する ことについて遠べられている。このく良きシテ雀ズン シップ>の蕎威は.アメ蔭力にお診る資塞主義の発展 と壷駕してその社会の叛しい搬い季の養成という立場 から必要とされたものであるが,2馨盤紀に入って経済 と政治・歓会の急激な変建の中でシティズンシップの 内容をいかに設定すべきかについては縫代闘やさまざ まな踏屡の中で磨ずしも一致せず,むしろ内容につい て新たに合意すべきものであったと考えられる。

 このような状溌下で,学校教書においては往来の歴 史や地蓬などにとどまらない政治・経済・縫会学や公 民科の必要性についても論議され,籍しい鐘会科がナ キュラムの雀り方についても徐々に論議されていくこ とになるが,本格的な譲議はハロルド・ラッグ(簸簾。羅 騒館鰺総〜欝6今〉らの開題提起がなされる頃からであ る。そしてその時鱗はアメ蓼力資本主義の大きな鮭機

(欝2§年轡罪人恐犠/とも重な鞭,シティズンシップ教 畜についても籍しい見直しが嬉まることになる。

 その新しい見直しにおけるシティズンシップ教官に ついてラッグは次のように逮べている。(淫2/

「シティズンシップ撃直面している行き誌まむを餐僻す るために,私たちは鍾会的政治的翼題に麟越し解決す る基礎として,衡勇的な反癒の代わむ1二冷静で客観的 な醤噺力(£醸。瞬総gε難¢簸童〉の脅威へと変換していか なければならない。一とむわけ被会諸科学にもとづく

力酵キュラムによって,私たちは,著い糧!糞が慎重で 客観的な思考を縫帯的に進めてい1ナるようにしていか な謬ればならない」

 すなわち往来のシティズンシップの特性(投票する こと,税を納めること,法を守ること,郷土愛.愛懸 命など/を率核に据えたシティズンシップ教育から,「縫 合的酸治麟縄題に雄延し解決するためほに「冷静で客 観的な醤籔力の育成涯を中核に据えたシティズンシッ プ教育に陶響ての見直しである。

 さて経本にお1ナる袿姿科は欝47年のいわゆる蔦年戦 争/アジア太宰洋戦争)の数戦痘後に成立しているが、

この教会科(<舞本歓会稗>/は,客観的にはアメ喜タ カと瞬縁に戦醜資本主義の発展の水準において成立し たものといえるので,ラッグの振擁したようなジティ ズンシップ教育の課題を脅していたといえる。ただし この戦麟資本薫義は「軍事的・封建的性格葺σ)ゆえに 多くの織題を孕みつつ,この戦争における殿戦におい て崩壊し,戦後資庫主義として新たに再建され発展し ていくので,アメ琴力の車糖とかな弩の点で異なるこ とに留意する必要があろう.

 <謄本歓会科>は戦後において成立していく際に次 のような課題を踏まえていることがわかる。すなわち i縫7年発行の学習指導要領には次のように遠べられて いる。嬉学習搭導要領縫会科編墨(試案羅i鱗7年5勝  ド鍵来のわが懸民の生活を考えて見ると,各鰯人の人 聞としての自覚,あるいは人懸らしい生活を営もうと するのぞみが,医家とか家庭とかの外露的な要求に揮 えつけられたために,とげられて来なかったきらいが あった。そのために,かえって麟民としての盤活にも,

家庭の一員としての生活にも,さまざまな不自然なこ と,不遵徳なことが生じていたことは,おたがいに瘍 慰したことである。青少年の天賜らしい生活を営もう という気持ちを育ててやることは,基本的な人権の主 張にめざめさすことであると疑時に,嫉会生活の基縫

をなしている。」

 すなわち§塞における縫会科の戒立時においては,

(2)

繧鴎大学総合教官購究センター紀要第2弩

戦羨教育にお1ナるド蟹家とか家庭とかの外面的な要求達 に舞えつけられた難題を解決すべく,晴少年の人懸ら しい堂活を営もうという気持ちを育てること感「基本的 な人権の主張にめざめさすこと蛙の重要性について逮 べられているが,まさにかかる課題を踏まえてく浸本 縫会科〉は成立したのである。

 そして露鋒年発行の『小学校歓会科学習指導要領補 説編垂では,<讐本握会科>の「主要§標達として「一 霞でいえば,できるだけりっぱな公疑的資質を発展さ せることであむます墜と逮べられることになるが,こ の焼定は誉蟹のくアメ琴力種会稽>のシティズンシッ フ。の育成と合い共通するものである。

 実はく羅本縫会科〉にお酵る主要欝標として「公疑 的資質葺を育成することについて文言上達べられてい るものはま弱8年以繭においてはこの欝銘年発行の野補 誕編」のみである。そして欝総年以降は,小学校・率 学校および難総年賑高校縫会科以前の高校においては,

基本的にはその「公民的資質達の脅威を主要震標とし て進められている、

 奉稿においては,かかる「公民的資質3の育成を主要 欝標に据えた<9本被会稽>の醤的・目糠と「公戻麟資 質涯について,戦後§食年聡の歴史的スパンを踏まえつつ 検討することをその醗究課題として設定するが,その際 に以下の方法意識を踏まえてその検討を進めたい。

 すなわちその方法意識としてまず,§的と目標は次 のよう書二捉えることである。すなわち教;薄実践毒こおけ

る轡的一漂標の構造はギ単なる上下絃構造でなく,羅 的論のなかに学習主簿の毯的論をふくみこみ,教育§

標は本来の愚昧で饑きかけの目当てという露係三(注3/

において捉えたい。それは「上下聡係といった醤的一 霞繧講では,教官実践という人鐸魏こ露有な仕事の核心 ともいうべき,教育の蝿象である子どもがその羅的を 意識牝することによって輿銭の主体1二自己を変革する 関係が見落とされないまために必要な方法意識である。

(涯唾/

 そして「公民的1資質」の捉え方についてであるが,

.紅記において運べたようにこの露語は「学習詣導要領」

においては欝娼年飯と,欝§8年蔽以降に分かれている ことを念頭において講じ露語ではあるが,「公民麟資質∫

の捉え方において,駿{纏8年叢疑補嘉艶」と麺蟹通年版要領葺 の二つを雌難して験試するという方法意識である。

 なお本稿においては直接綾離しないが,筆者はこの

「公民的資質」の捉え方の違いはそれに鍾癒する力零タキュ ラム権造の違いを鑑じさせていると考えている。その 力華キュラム構造論の基礎的考察は騨の譲稿におも湿て 行っている。(涯5)

 それでは以一しの方法意識を踏まえて,以■下戦後縫年 を経過した〈§本縫会科〉の欝的遊標と「公民的資質痔 について分辮・榛試する。

青く欝本被会科>紛霞的

 学習捲導要鑛においては被会科の欝的は次」)ように 堆雪されている。

玉璽7年叛

 窪肇糊一新縫会生活を理解させ,その進展に力を致

2(矯7一蓬

 す懸度と能力を養成することである砕ま 茎9馨年徳議

 「目的涯一「できるだけ翰つばな公民的資質を発展さ  せることであ鯵ます。≦

鎗5i年版

 「霞的達一「縫会塗酒を達しく理解させ,織時に縫会  の進展に貰醸する態痩や能力を身につけさせること  を§麟とする。すなわち…歓会生活を蓋しく深く建  解させ,その串にお終る轡己の立場を農覚させるこ  とによって,かれらがじぶんたちの嫉会に死しく適  癒し,その椎会を進歩講上させていくことができる  ようになることをめざしているのである。」

欝§5年簸

 簸的諜一ヂ縫会盤活を蓋しく理解させ,瞬時に鐘会  の進展に貢離する態度や能力を身につけさぜること  を欝的とする。すなわち…鐘会生活を死しく深く理  解させ,その申における潟己の立場を自覚させるこ  とによって,かれらが自分たちの歓会に正しく適癒  し,その縫会を進歩海上させていくことができるよ  うになることをめざしているものである。匪

ig5暮年蔽

 暇的」一「姓会生活に鮭する駕しい理解を得させ  ることによって…道徳的趨懸力の基礎を養い,望ま  しい態度や心構の裏づけをしていくという役割をに  なってお翰,道徳教官について特に深い麗係をもつ  ものである。したがって,握会科の指導を通して育  戚される糠薮力が,遵徳の時騨において…遺徳轍iに  ついての自覚としていっそう深められ,この病覚が  ふたたび縫会科における学習に隻きてはたらくよう  に指導することが望ましい。涯

i弱8年級

 瞬的葺一「歓会生活についての正しい還解を深め,

 民主的な毯家,教会の成長として必要な公疑的資質  の基礎を養う。達

欝77年蔽

 略的涯一「歓会生活についての基礎的選解を騒鯵,

 識が国の霞土と歴史に蝿する遷解と愛精を育て,民  量的、平壌的な蟹家・被会の形成煮として必要な公  民的資質の基礎を養う。ゴ

欝欝年蔽

 頃的窪一新縫会生活についての理解を選鯵.我が蟹  の撰窯と纒史に慰する遷解と受精を育て,醗際縫会  に生きる民主的,平灘的な馨家・歓会の形成養とし  て必要な公民的資質の基礎を養う。」

欝98年簸

 窪肇的涯一「鍾会生活についての遅解を燐む,我が轡  の毯圭と歴史に録する麗解と受精を膏て,蟹際歓会  に生きる民主緯,平蔵的な羅家・鍾会の形繊者とし  て必要な公浸的資質の基礎を養う。」

 以上の各年度賑の濤的を,建較噛書獺することによっ て次のような点が曙らかとなる。

 第董は欝響年糠の「社会生活を耀解させ.その進展 に力を致す態度と能力を養成する達という点は,基奉 的には欝銘年綴,欝騒年版,欝騒年版においては繕i続

(3)

<雛本縫会秘>の§麟・鎌糠と「公畏麟資質ま

されてお鯵,具体的1こは「社会生活」還解(韓土会的に 騒が騰がれていること嚢という燕と,その「進展に力 を致す懸度と縫方涯を養成する燕が其通の霞的となっ

ている。

 第2に以.数の欝響年纈,i蟹8年級,欝溌年版,欝55 年版に薄して,鯵誌年蔽ではギ縫合生活達理解を醜提 としながら,その「進展に力を致す態痩と能力」の麟 轟が「道徳的糠薮力の基礎を養い,望ましい懸痩や心 熔の裏づけをしていく涯という役割に変更されるよう にな鞍,そしてその後者のヂ遵徳麟報籔1力の基礎を養い,

望ましい態慶や心構の裏づけをしていく憾という後議 が簿68年蔽では「民主的な睡家・嫉会の形成者として必 要な公民的資質の基礎を養う」へ,i留7年版では鰻

薫的,雫穣的な懸家 続会の形成者として必要な公費的 資質の基礎壱養う∫へ,欝8§年版4鱒8年飯では「懸 際社会に空きる疑主的,平壌的な国家・鐘会の形成者と

して必要な公渓的資質の基礎を養う涯へと変更される。

 第3に以上の第2の欝38年蔽から欝§8年駿の§的を 総括すると,緯58年鞭とその後のi螂年徽嘆躰7年簸・

欝89年羅綾鱒9年蔽の大きな輯達点は後考において彰公 裟的資質」が登場していることである。そしてそのギ公 蔑的資質」の登場は想露年糠の「道徳的醤潮力の基礎 を養い,望ましい態痩や心構の裏づ酵をしていく嵯と いう役割をベースとしていることである。

 したがって欝58年版からi㈱年飯の馨的は基奉的に は「遵徳釣縄藪力の基礎を養い,望ましい態嚢や心積 の裏づけをしていく」という役害1彗をベースとする「公 民的資質の基礎を養う」ところに置かれていると捉え

うる。

 第嬉は以Lを踏まえてく諺本縫会科>の員的は,大 きく二つに分けることができることである。すなわち

薄霧・者はi§嘆7年舞凝から至{矯5年鞭で鯵t会生活を鑑しく葦墾

解させ,瞬嚢寺に社会の進展に貢献する態痩や饒力を身 につけさせることを§的とする。すなわち…縫会生活 を難しく深く理解させ,その串における自己の立場を 自覚させることによって,かれらが露分たちの鍾会に 姦しく適癒し,その縫会を進歩向上させていくことが できるようになることをめざしている」(鐙55年版/こ とである。そして後者は難詰年綴からi鱒暮年叛で「袖 会生活についての理解を緩む,我が国の国土と麗史に 対する理解と受精を膏て,麟際麓会に生きる民主的,

平報的な国家 握会の形成者として必要な公民的資質の 基礎を養うま韓鱒8年蔽/こととしている.

2<藏本歓会科>の霞標

 学習指導要領においては歓会科の饗標は次のように 承されている.

緯蓬7年額

瞭標」(暫定麟/(要約〉

 一 大周としての密覚を深め,種会連帯牲の意識を   強めて,井溝生活の進歩に貢献する

 二 各種の社会(家縫,学校,麟体〉について,そ   の構i成典の役割と相互の依存麗係を理解する  三 縫会生活において事象を合理的に醤鬱する  麟 盤産・消費・交通・運輸等の自然麹・糎会的条件を

     一一二二霞五

⊥ハ

オ八⊥几を十十十十十

 理解させる

 を養う

  轡鼻の翕然的環境及び文紀

  各地綾各購屡・各職域の人々の生活   各地の資源壱然美授び人工美

  鐘会生活は常に発展するものであることを知る   各種の職業

五 自然麟叢びに縫合的礫境を科学1二観察する能力

縫会生活における勤労の懇纏 自分の健康と増進

縫会生活における宗教の意義 娯楽や運動の背景

ある主題について討議し学習する i懸8年販

 「目標涯一「主要藝標を一一・言でいえば,できるだけむつ  ばな公民的資質を発展させることであむます。」

 「これをもう少し具体的1二いうと,…(一〉 自分たち  の住んでいる鐙弊に更しく適繕できるよう1こ,(二)

 その鍵裂の中で望ましい人纈灘孫を実熨していける  ように,(三)自分たちの羅する共闘社会を進歩海  土させ,文牝の発展に寄与することができるように  ・その《窯んでいる轡1界を運解させることであむます。

 そして,そのような理解に達することは,結縁社会  的1こ馨が露かれるということであるともいえましょ

 う。」

 ギ鍾会誌に§を饑くためには,袖会の綴本的諸機能と,

 それらの機能が癩互に縫熱しあって舞っている被会  生活全捧を,人覇らしい生活をいとなみたいという  人爵1の根本的欲求,すなわち人謬馨盤に藝騒係させて深  く蓮解しなければな鯵ません。なかでも,縫会生濡  を成立させ発展させている重要な条件として,(一/

 人と人との懸の穏互敏存麗係,(二/人聡と自然礫塊  との闘の糎孝互響衣存溺係,(三〉綴人と雀土余毒鐘縷iや施設  との闘の穣1互葉叢存露係,を轡i解することが欝:要であ  辱ます。ま

 「そのほかに,人々の幸福に慰して積極的に熱意をも  ち,本1質的な麗心をもっていることが蘇要です。そ  れは政治的・縫会的・経済的その健あらゆる不亙に  慰して積極的に反ばっする心です。人懸盤漫び民主  烹義を鶴頼する心です。人頚にはいろいろな醐題を  賢暇な協力によって解決していく籠力があるのだと  いうことを確繕する心です.このような猛念のみ藻  公民的資質に叢進力を与えるものです。涯

  「さらに,よい井溝生活をするのに不再欠なさま  ざまな技能や習慣や態痩と結合していなければなむ  ません。…総じて残生飾縫会の春為な公費として必  要な数多くの特権を身につけていなくてはな鯵ませ

 ん。」

i弱i年藪

 ギ…,露己および魑人の人格,したがって騒難を重ん  ずべきことを理解させ,自主的自律的な生酒態度を

 養う。ま

 ドニ,家庭・学校・南郷村・轡その趣いろいろな続会  集麟につき,集霧海おける人と人との櫓互縄係,集  躍と懸人,集羅と集羅との縫係について蓬解さぜ,

(4)

鑑1羅大学総合教官森羅鷹センター紀1要第2募

集毯生活への適癒とその改善に役だつ態農や能力を

養う。諜

 野三,生巌傭肖費・交通・遜猛・駕命財産の保全づ箏  生慰安・教育・文化・政治等の根本的な縫会機籠が,

 蝦互にどんな麗係をもっているか.それらの講機種i  はどんなふうに営まれ,人間生活にとってどんな意  昧をもっているかについて理解させ,鍾会的な協懸  活動に積極的に参擁する態痩や饒力を養う.盛

 「瞬,人霧生活が§然環境と密接な縄連をもっている  ことを理解させ,自然環境に適癒し.それを麟欝す  る態度と能力を養う。」

 ギ五,縫合的な麟度・施設・爆習などのあ舞さまと,

 その発達について遅解させ,これに適癒し,これを  酸善していく態痩や能力を養う。4

欝55年蔽(省略1 欝S8年駿

 「一,具捧的な社会盤活の経験を通じて,自纏の大塔  の尊重が戻主的な鍾会生活の基本であることを理解  させ,霞薫的灘律的な生活態度を養う。諜

 「■■1,家庭・学校・毒鱗韓・購その弛いろいろな歓会  集懸につき,集縷における人と人との轍互縫係や,

 集羅と懸人,集蟹と集懸との縫孫について理解させ,

 縫食生活に適癒し,これを改善していく態度や能力,

 睡際協講の精神などを養う.」

 「三,生産・消費・交通その飽重要な被会機縫やそ  の穰互の縫係について墓本縫なことがらを理解させ、

 進んで袖会的な協獄活聾に参緩しようとする態痩や  籠力を養う。涯

 「瞬.人醐生活が翕然環境と密接な鷺係を持ち,それ  ぞれの雛域によって特金ある姿で営まれていること  を,衣食住等の薮鴬生活との関連において理解させ,

 これをもとに,黙然覆境に鰐癒した生活のくふうを  しょうとする態度,郷土や馨土に慰する愛椿などを

 養う。盛

 野五、人々の生活様式や被会的な講痩・文建などのも  つ意練と,それらが歴史的に形成されてきたことを  考えさせ,先人の業績やすぐれた文姥遺産を導電す  る態度,姦しい羅民的欝覚をもって隣家や縫会の発  展に尽くそうとする態度などを養う.董

欝68年鞭

 「一,家庭の役割,縫合および蟹家のはたらきなどそ  れぞれの特質を異体的な鐘会擬態と結びつけて正し  く礫解させ,家庭、縫合および蟹家に隣する受精を  膏てるとともに,良飽の人賂の尊重が買主的な縫会  生活の基本であることを自覚させる。」(内容羅繧/

 ヂニ.さまざまな地域にみられる人聞生活と当然礫境  との密接な縫係,当然に慰する積極的なはたらきか  けの重要性などについて濯解させ,郷土や懸土に対  する愛精,蟹際理解の基礎などを養う。」(内容摂標/

 「三,われわれの生活や欝本の文飽,伝統などはすべ  て歴史鹸に形成されてきたものであることを理解さ  せ,わが麟の歴史や伝統に雄する螺解と受精を深め,

 姦しい曝難麟自覚をもって毯家や教会の発展に尽く  そうとする態度を育てる。淫(内容目標〉

 野鶴,社会艦活を死しく礫解するための基礎的資料を

2§{}7一窪

 活絹する能力や粧会事象を観察したむその愚昧につ  いて考える能力をのばし,蓋しい続会的講籔力の基  礎を養う。ま(縫方目標M

欝77年販

 「全鯵馨標省略」(竺先達の「目的遥と講じ〉

 「学年目標j  i学年(省略/

 2学年(省略/

 3学年(雀酪/

 塵学年(欝略/

 5学年(省整1  6学年(省略〉

欝舗年藪

 「全体欝標省略釜{1先達の「欝的」と麟じ〉

 「学年暮標涯

 第茎・2学年 被食料廃産,生活科新設  第3学年(省絡/

 繁盛学年(省略〉

 第5学年(欝略〉

 第6学年(省略/

欝§8年鰻

 「全体§標省幣達  「学年目標省略」

 以上の各年痩の欝標を,比較・鱈蒸することによっ て次のような点が瞬らかとなる。

 第iは亙鱗7年籔(暫建1的/は播の嚢標からなるがそ の内容をグノシーピングすると第一一・は野人澗としての臭 覚を深め,歓会連帯牲意識を強め蓬「選饗の翕然的環境 及び文{雛「各種の被会における役舞と橿互歓喜縫係」

「各地域・各贈麟・各職域の人々の生活」という観会に お曇る様々な翻互{夜霧瞬係という藻分である。第』二は 紅生産・消費・交題・運輸等の齊然麟・教会的条件藩「各 地の資源・翕然美及び人工美」[各種の職業」「歓会生 瀬にお1ナる勤労の衝植盆瞭分の健康と贈進藩「樵会生 活にお1ナる宗教の意義藍彰娯楽や運勇の背景まという鍾 食生活1二おける縫会的機龍に纏わる離分そして第三に

「縫会生活において事象を合理的に轡晒する」瞭然的 壷びに縫合的環境を科学的に観察する能力を養う盛「縫 会生活は常に発展するものであることを短る」「ある主 題について討議し学習する藩という学習態度・縫方に 纏わる部分となっている。

 第2は欝纏7年版の爺種類のグルーピングに越して i樋8年版でのく第一部分〉としての「鍵響」饗解離分は,

第一一に「趨!雰に正しく適癒できること」(歓会の中に雍 らを位置づける〉,第二二に軒経界!の串で望ましい人懸濁 係を実現して」いくこと,第二i嚢こ「欝分たちの縷する 共講嫉会を進歩麟灘させ文化の発展に寄与することが できること」という三つの蔀分から構成されている。

 <第二部分>としての「嫉会的に馨を瞬く」という ことは窪t会の桜本的諸機畿葺とそれらの「機能が嶽 醜に縫標しあって涯いることについて理解することと 述べられていることである。

 <第三藻分>として.三つの構互歓存縫保すなわち

(…一〉人と人との欝1の穏互依存霞係,(二二〉人離董と自然

(5)

<闘本縫会稗〉の縫的・羅饗iと「公疑麹資質≦ i3

環境との闘の絹互依存醒係,(三/鰻人と擾会麟痩や施 設との輝の穏互{表存縄係1こついて遽べられていること である。

 〈第鑓蔀分>として,ギ公民的資質に推進力を与える もの3として「人々の幸福に対して積極的に熱意をもち,

本質的な聡心を罫もっていること」「政治麹・縫会的・

経済的その飽のあらゆる不猛に難して積極的に反ばっ する心雌野人聡牲及び民主主義を鱈頼する心」影大岡に

はいろいろな幾題を賢墾な臨力によって解決していく 饒力があるのだということを確繕する・£縫があること

について遽べられていることである。

 <第五離分>として,「よい共騒生活をするのに不斑 欠なさまざまな技縫iや習慣や態度と結合ましていける ような,「総ごて異能的歓会の有為な公銭として必要な 数多くの特性猛が必要なことについて運べられている ことである.

 第3は.i鍵8年版の五つのく部分>を受けて,欝溌 年蔽,緯55年飯の懇標轄次のように緩み立てられてい

るこ1とである。

 すなわち工弱i年飯渡瓢5年版は「五つの目標涯によっ て構成されている。

 第一嚢1標は.野島巳および飽人の人格蓬,したがって「懸 盤を重んずべき」こと(欝騒年鞭・i騰5年蔽)とな馨,

これは欝銘年版の〈第■一部労〉に捻癒しておむ,ひい てはこの藻雪は先述のギ公民的資質ほの育成という目 的{部分とも連i熱するものである。

 第二霧穣慧,ヂ家庭・学校・欝欝材・匿いろいろな縫 会集懸につき,集濾内における人と人との帽章関係や,

集毯と懸人.集羅と集毯との麗係について理解させ曇,

ヂ集轡生活へ鐙適癒とその酸善に役立つ態度や能力を養 う匪ことであるが,これは欝磐年叛のく第三藻分>に おける「人と人との溺の篠1互{衣存麗4系達蔀舞に実郵善し ている。

 第1i三馨標は,「盤産・潴費・交遠・通猛・鑑命難産の 保全・厚生懇安・教育・文建・政治など縫会機能の饑

きや,その撫琢の灘係について基本的なことがらを覆 解させ」,「雛会的な櫨懸活動に積極的に参策する態痩 や能力を養う」ことである。これは欝磐年級のく第二 離分>に講癒している。

 第雛目標は,野人闘生活が轟然環境と密接な隣連を もって営まれていることを遷解させ」,「密然礫境に適 応し.それを灘濁する懸度や能力を養う量ことであるが,

これは鯵蕎年蔽のく第三離分>における野人懸と自然 礫擁との闘の類互敏存擁係曇離分に婦癒している.

 第五§標は,「被会的な凝度・旛設・慣習などのあ鯵 さまと,その発達について運解させ」,「これに適癒し,

これを酸善していく態度や饒力を養う藩ことであるが,

これは婚48年版のく第三灘分>にお謬る「懸人と歓会麟 度や施設との懸の絹豆絞存縫係」蔀分に麟癒している。

 驚嘆は,以上の第3の欝騒年糠・懲55年版の「五つの 濤標珪を受けて,簿露年飯の「五つの目標」は次のよ うに績み立てられていることである。

 すなわち「五つの得標」の第一馨標は以繭が「肖己 および纏人の人格」したがって「懸盤を重んずべき」

こととなっていたのに鹹し,ここでは「具体的な被会

盤活の経験を遜じて白地の人権の尊重が民主的な縫会 生酒の基1本であることを礫解涯建{ゐi年蔽〉するという ことになって,「懸盤を重んずべき≦ことという観点は 薄められている。

 次に第二目標は鎌羨が「人と人との擢互敏存縫係葺集 懸と懸人4ギ集懸と集藝鎧との縫係の遷解と態度・縫方 の養成となっていたのに対して,ここでは翼じく「人 と人との綴互蟹存溺係蓬ゼ集毯と鰻人」「集轡と集懸」

との縫係のものとなっており継続されている。なお,

後者1二は「蟹際協講の精神藩の養成について酵撫され

ている。

 第三目標は以麟が「鍾全機饒の饑きや,その穏互の 縫係について基本麟なこと潜ら嘘の礫解と態痩・饒力 の養成となっていたのに薄し,ここで豊岡じく「雛会 機能の働きや,その紹互の聡係について基本的なこと がら藩を理解させ態獲:・能力の養成をするとして継続さ れている。

 第羅目標は以離が「人聞と窃然環境との織の類互依 存灘係涯に纏わる理解と態度・麓力の養成となってい たのに難し.ここでは瓢たにドそれぞれの地域によっ て特色ある姿で営まれていることを衣食控等の欝常生 活との麗達において理解させ∫,「自然環境に薄癒した 生活をく感隅うをしょうとする態疫雄綾礬土や蟹土に慰す

る愛憐」を養うという点が付撫されている。

 第五§標は以薦が「麟人と社会麟度や施設との闘の 橿互依存鍵孫3に灘わる礫解と態褻・饒力の養成となっ ていたのに越し,ここでは新たに「人々の箆活様式や 挽会的な麟度・文紀などまが歴史的に形成されてきたこ

とを考えさせ,先人の業績やすぐれた文建逡産を尊重 する態度」ヂ正しい覆民的霞覚をもって獲家・嫉会の発 展に尽くそうとする態度など豊を養うという点が緑瞬

されている。

 第きは,以上の欝58年級の「五つの凝標藤と箆較して 次の襲賂8年駿はヂ懸つの欝標注とあるが.その羅標数と

ともに内容と購造も変免していることに特籔がある。

 その変化は,籍しい目標の構造が三つの内容に醒わ る§標(以蕪は五つの警標であったが/に癒えて新た に能力1二麗わる目標が艇1えられたことである。、すなわ ち以麟と姥鮫して褥めて藝内容縫標」と「能力§標ゴ という構造を瞬示的に提示したのである。

 その欝68年藪の三つの海容§標を鐙§8年蔽の鋒量つ の欝標まと比較すると,次のとお静である。

 欝総年飯の第一§標は,「家癒の綬割,歓会および 麟家のはたらきなどそれぞれの特質を具捧的な縫会機 能と結びつけて重しく理解させ」というように欝58年 販の第三馨標の「謎合機能3に麗わる理解と態漫麗力 に纏わる文書が残されているがこの観点は薄められて いることが羨半藻分にあ辱,そして後半藻分に新家麩.

歓会および国家に賦する愛精を育てるとともに」泊地 の人格の尊重が民主的な縫会生活の基塞であることを 自覚させる」というように欝58年蔽の第一震標み「富 饒の人給の尊重が疑主的な歓会生活の基本」の肖覚を 位置づけつつも,その鶴提として「家庭,被会および国 家に麟する受精を育てる」ことが毬置づけられている。

 i弱8年叛の第二目標は,「さまざまな地域にみられる

(6)

橿轟大学総合教曹欝究センター紀要第2彎

入露盤活と自然環境との密接な露孫.自然に離する積 極的なはたらきかけの重要性など」について理解させ,

ギ郷土や国土に嬬する受精,国際理解の基礎など」を養 うとなっているが,これは欝58年版の第醒目標の当該 蔀分と重なっている。

 欝68年鰻の第三目標は,「われわれの生活や駄本の文 姥.縁続などはすべて麗史醜に形成されてきたもので

あることを理解させ涯,ギ歴史や伝統に嬉トする理解と受 精を深め,姦しい蟹畏的自覚」ヂ懸家と袖会の発展に尽

くそうとする態度」を育てるものとなっているが,こ れはi{矯8年蔽の第五欝標の轟該藻分と重なるものであ

る。それに銘して「わが蟹の獲史や縁続に離する遜解 と愛構憾綴分が強談されるものとなっている。

 欝68年飯に霧たに登場したヂ能力§標淫は第麟欝標 として次のように綾羅づけられている。すなわち第懸 野標とは「縫会盤活を重しく蓬解するために基礎的資 料を活濁する饒力や鐘会事象を観察した馨その意練紅 ついて考える縫方をのばし,歪しい教会的轡畿内の基 礎を養う盛というものである、ここにはダ歓会鑑酒を 産しく選1解」するためのヂ能力目標達であるギ基礎的 資料を活離する能力」影粒会事象を観察」する籠力,ギそ の愚昧について考える能力涯及びギ憂しい栓会釣縄響力雌 について遽べられている。

 第6は,欝77年叛・欝欝年蔽・欝§8年蔽の共選する 特徴であるが,それはそれまでの五つないしは鰹つと いう目榛提示が廃痩され,先に験試した欝的のみ提示 した上で,各学年の甕襟の提示のみとなったことと,

それぞれの学年9籐の内容と摸造においてε内容目標涯 とギ能力§標達力擁壷鐙づけられたことである噂なお,

この欝77年綴・欝8§年蔽護§盛年賑の紹違点は,欝77 年蔽は小学校i学年2学年の縫会科が位置づ1ナられて いること,欝欝年蔽・欝盛年鞭は小学校i学年2学年 の歓会科は廃藍され,3学年から競会科が嬉まっている

ことである。

 第7は,以上においてく羅本縫会科>にお1ナる嚢 的・目襟は小学校,中学校,高校という段落麩分をあ

えて開題としないで綾試してきたが.それは戦後簸本 の社会科/<嚢本替会科〉/は小・率・高校一貫する教 科として設置されていることを踏まえてのものである が,厳密にいえば高校においては欝欝年版からはく地 響歴史料>とく公民科>として再編成され,往来の「公 民的資質の育成」なる目的はく公民科>のみの震的と

なった。しかし以薦の鯵78年叛地連鰹史系科猛では「広 い擾野に立って,縫会と入構についての理解と認識を 深め,民主的,平報麟な魑家・袖会の有為な形成者と して必要な公民的資質を養うまとなっているのに越し,

至§8§年鳶疑く地葺墾歴史季辱>で1ま 「我オ曳謳璽及び選罪の形成

の麗史的邊程と生活・文化の地域的特蓮起ついての理 解と認識を深め,国醗社会に童体的に空きる蔑主的,

平穏的な羅家・種会の一員として勝要な自覚と資質を 養う.」というように峯に「資質≦に置きかえられたの みで,実質的には鍵来の被会科の目的・懲標を継承し ていると捉えうる。

3〈露本社会科>の覆的・§標と「公民的資質塞

21}§7一唯

 以上において整理したように,藝的と§標の歴史に おいて欝銘年願で「公民的資質」という購語が登場し,

その後欝翻年賑(小学校/で再登場したが,その後 鰺77年版では「小まぜ刺「蕩」一貫する§的として位 置づけられ,今縫に至っている。(ただし上達のように 高校においては欝欝年駿よむく公民科>のみの嚢緯と

して形式的には盤置づいている。/

 ところでそのゼ公民的資質達は,i鱗8年版のものと,

欝§8年版以降のものとはどのような違いがあるのであ ろうか。以下その点について論むたい。

 まず欝磐年版の「公民的資質淫は戦蕪教育の疫欝つ ま馨「青少年の人聞らしい生活を嘗もうという気持ち を膏てること」夢基本的な人権の葉張にめざめさすこと」

の必要難を踏まえて綻置づけられた。そのいわば療点 に濃ってギ公民的資質涯という矯語は三つの懸を有す るものとして提起されている。(注斜

 先に綾訂した欝48年販の響標におけるゼ公民的資質」

を分極ンすると,三つの罐1すなわち第iは「選罪遷解ま に臠する屡(嚢馨適癒・嚢馨太織聡係実現・共縄鍾会 の選挙織上/,第2は「糧響礫解ゴを支える楡饗的難癖 に臠する屑(人獲1牲及び民主主義を懸頼する心等〉,第 3はr観主的社会の有為の公民に必要な諸能力」に聴す

る懸によって構成されているが,このような構造はヂ基 本的な人権の主張にめざめさすこと窪を原点として構 造{とされてものと捉えうる。

 そしてこのような構造的特質を§標として系列建さ れたものが欝欝年版嘆g弱年蔽の§標であるといえる。

ここでは第一暑標として「欝邑および蝕人の人格雄,し たがって灘牲を重んずべき3ことの遜解を基本にすえ,

自主的自律的態度を養うこと,第二目標として鍾会集 麟における人と人,集縷と懸人,集懸と集1璽の麗{系を 蓬解し,その改善に役立つ能力や態度の養成,第業§

標としてギ根本緯な被会機能」4)掘互溺係の意味の理解,

臨繕活動に参撫する態農・能力の養成,第露§標として 人聞生活と農然環境の溺連蓬解と秘離する態度・能力の 養成,第五毯標として縫会鹸麟嚢・施設・覆習とその発 達の理解と改善していく態度・饒力の養成をするもの

としての系翼化である。

 それに煙して欝§8年飯以降の「公民的資質」は先に 棲請したように欝§8年版におけるヂ歓会生漬に録する 姦しい遅解を得させることによって…遺徳的報籔力の 基礎を養い,望ましい態度や心椿の裏づけをしていく という後難をになって窪いることが基本にすえられ,

その目標において「懸圭や国土に蝋する愛梼輩「党人の 業績やすぐれた文他遺産を尊重する態度」蓼藍しい毯民 的褻覚をもって蟹家や歓会の発展1二尽くそうとする態 度涯の育成をするものとして系列銘されている。

 そして欝68年版における紅公民的資質」育成を踏ま えて,繭揚資料のような三つのヂ内容§標涯と一つのゼ能 力§標」が欝68年纈において位置づけられている.

 以上のいわば二つの「公罠的資質」の育成をどう捉 えるべきであろうか。

 <麟本鐘会科〉における二つのr公民的資質」のポ イン}を整遷すると次のとおむとなる。

i鱗8年版のポイント(第董のヂ公民的資質妻

(7)

〈羅本縫金轡〉の欝的・農標と「公疑的資質」 i5

①基本的人権の主張にめざめること,懸盤を重んずべき  こと

②鐘会生活を歪しく理解すること

③櫨会生酒における自己の立場を衰覚すること

④縫合に適癒しそれを進歩海上1させること 茎9銘年蔽のポイント(第2の「公民麟資質葺

①家庭の役割,歓会および国家のはたらきなどの託し  い理解と家縫および国家に慰する受精

②潟纏の人格の尊重が民主的な歓会生活の基本である  こと

③人瞬生活と自然環境との麗係の理解と郷土や匿土1二  嫁する受精

㊤嫉会生活や馨本文{む縁続の歴史についての理解と愛  椿を深め覆しい浅民的詣覚をもって馨家や被会の発  農に尽くそうとする態度

 以、と二つのヂ公民的資質曇の穣違点慧,第iの「公 民的資質藩(i鱗8年額〉は,「基本麟入権の主張紅めざ めさせるま嘱牲を重んずべきこと」をベースとして握 会生活の理解および縫会生活における§己の堂場の衰 覚そして被会に適癒しそれを進歩海上させることが建 直づいているのに鰐して,第2のド公民的資質」(i弱8 年腹/は,欝絡年版における員標設定において「道徳 的醤籔力の基離を養い,望ましい態度や心構の裏づけ をしていく達ということが重幌されたことをベースと して,いわば「望ましい態痩や心構葺の裏づけとして 家薩の綬割,歓会および蟹家のはたらき,そして栓会 生活や郷土・国土およびa本文建の伝統や歴史の遷解を 箆置づけ,「歪しい国疑的甕覚をもって隣家や縫会の発 展に尽くそうとする態度」が籔られるというものになっ ている。

 これらの帽違点を捉える一鉦でポイン塾となるのは,

縫会堂活を捉える方法誌ともいえる靉靆として,一一方 では「基本的人権の主張にめざめさせること」ゼ懸盤を 重んずべきこと達をベースとして種会生活を捉えるの に録し、纏1方では「遊穂懸半ll欝畜力の基礎を養い,望ま

しい態度や心構の裏づけ憾すなわち「家庭や馨家に対 する愛鋳」「正しい国浸的霞覚をもって羅家や歓会の発 展に尽くそうとする態度葺をベースとして鐘会生活・

遜家・被会を捉えるものとなっている。

 いわば蕊者が〈基本的人権の主張にめざめさせる鐘 会認識形成>の方法譲であるのに嬉し,後者はく望ま しい態度や心構に闘εられる社会認識形成>び)方法論 であるともいえる。

まとめ一ヂ公戻的資質卦シティズンシップと

く嚢本社会科>

 戦後教育雰においてゼ公銭的資質曇という醜語が縫 購されるのは,先達のように戦後被肇鱗ig尋8年頃のいわ 曲る「戦後民主化ま購と,欝欝年代後辛の「高度経済成長」

難以降であるが.欝6倉年代後半鎌降は支藩省「学習搭 導要領蓬の「公民的資質盛という羅語に慰して,それ に概報的立場にたつ学者・民闘教育羅捧において基本 麟人権と{鑛鷺i璽撹の議民的資質と亀嵩う難語が麟置され

て,惑者のいわば態度重視の「公僕1鯵資質ま識撰1醤が 展購護されつつ磨った。

 ところがこのようなくギ公民的資質まか斎甕麟資質 か>の譲議が纏繞される就溌下で,籍たに握会科教育 罪の舛灘で「シティズンシップ」というカタカナ琶本 語が登場し,このカタカナ賛本譲の登場に薄して,た

とえば次のよう華こ捉える鐘会科教官学硬究者がいる。

 すなわち,この磯究者はく饗本縫会科>の目麟を「被 会認識を通して毒民的資質を曹威する輩と蔑足する立 場から,霧シティズンシップ遜を核として鍾会科とい う教科の本1質を蔑足することには問題点がある。涯とし ているが,その礫由としてヂ毒餐的資質ではなく蓼シティ ズンシップ垂の育成をめざすことは,被会科の縫会教 官化であむ,鍾会科のもう…つの中核観念である鍾会 認識の形成がおろそかになっていく淫ことをあげてい

る。(涯嚇

 ここではシティズンシップの登場を鱗茎鳩活動に代 表される撫民的活動葺などの学校外教膏の縫題として 基本的に捉えつつ,しかも学校内教育としては学校全 鯵もしくは総合麟活動の時懸等の開題程度に鰻定し,

縫合科軟膏においては「歓会認議によって実棒紅され た薦民的資質の育成に産めるべき蓬と主張している.

(涯8)

 ここでのポインきは議民鞠資蟹かシティズンシップ かの羅語選擢の筒題ではなく,この講者も指摘してい るようなシティズンシップ教育譲において提綴されて いる「グ冒一バル建縫会の匿公典垂としてのシティズ ンシップ」という観点一算鱗の確立と新しい公の創鐵達 とい観点一に雛会科および学校教育・歓会教育(鷹涯教 育)がどう溺わるのかという難題であ翰,と馨わけ鐘 会科教育はかかる題題と無縁であるといえるのかどう かという開題である。

 筆者はかかる観点は,糎会科教育においても握うべ き鷺題であると考える。もちろん上記讒者も詣摘する ように「被会認識の育成こそが被会秘露有の教官活動 であり,纏教稗あるいは被会教育に鰐する構婚約独寝 牲である」という主張(注9/については筆者は賛成 であることは確認しておきたい。

 ところで奉稿で先に二つの「公民的資質」の捉え方 について誌じてみたが,この二つの捉え方は,今馨シ ティズンシップという難語が登場し,このシティズン シップをめぐってアメ華寿やイギ華ス等において識議 されていることと密接な勝連があると考える。そのこ とについて若干の補建をして本稿のまとめとしたい。

 、、二つの「公民的資質」の灘違点を捉える、鉦で,最近 のシティズンシッブ醗究において,デレック・ヒーター

(董〉rec艶麗eβがその著書(注欝/において,シティズ ンシップを「曹タベラル型」とギシヴィック・…タパブ解 毒ン型」に分類していることが参考となる。すなわち,

講者は懸人の権鵜を重擬し,その権稀護害から懸人を いかに守るかという聡題意識巻持ち,それに越して後 者は儒よ鯵も莫瞬体への参撫が漿撹され.そこにおけ るアイデンティティの確立をその霧題意識としている が,これを踏まえると鋳妻は第iの「公民的資質」(欝4,8 年版/が類継し,後餐は第2の「公民的資質3(i鮪$年版/

(8)

16 譲鋳大学総合教官蚕津究センター紀要第2号

が類織しているようにみえる。

 ただしi鱗8年版においても共懸体の参醸は重観され ておむ,またi鯵8年級も基本的人権を軽撹してはいな いという捉え方も威勢立ち欝る。

 筆者も欝48年叛については,醗家を含む樵会集毯と しての共闘体への参旛は重撮していると捉えてお舞,

その際に墓承的人権・懸盤の重禰も位罐づけられてい ることにその特質があると捉えている。したがって先 のヒーターの分類に単純に縫わない辮たな「シビック・

圭ナバブ婆カン璽」すなわち基本的人権・懸盤ダ)重擬を 綾羅づξナたギシビック・1タノ書ブ1ナカン型4も想定しうる。

ただしこの新たな「シビック・1タバブ鯵カン型涯が成

』宣するためにはこのいわば摂型のものに奉罐こ「基;本的 人権・懸盤重視」を接ぎ木するものではない新たな譲 礫と内容構成が必要となろう。

 その点ではヒーター農身も「われわれは古典的な共 i穣主義的毒疑権(シビック・蓼ノ葦ブ甥カンー弓1絹養/

鬱念の験討をはむめてからかな鯵の道の鯵を厳してき た。まだ考えなければならないことは多いまとして野南 民の法的地種はどこに規定されているのか,また,潅 鑑の政治参撫はどこで行われているのかなどなどが 残っている.」と指摘しつつ.繕たな論理構繊の課題が 残されていることを示唆している。(注賞/

 ところで第2の「公長的資質盛(欝68年欝韓をどう捉 えるかについであるが,この隅題を考える一とでアメ浮 力のミネソタ大学のハ婆一・ボイトがこのシティズン シップをギ奉仕活動としての教育にもとづく量ものと.

「纏織活動としての教官にもとづくユもの1二分類して次 のように述べていることは参考となる.すなわち麟者 は「漏質的な凝集姓を高めることで,悪に辮擁する善 の莫1撰{本という ぎ二元1論盤的な業重1立懸式を持ち込もう とするもの」、後煮を謄二元譲垂ではなく異質な多様 牲を,つま鯵ζ多様な緯書と権力のダイナミクスの背 縫を梓う商民的行為の政治的次元垂を顕在姥させよう」

とするものであるが,ここには「瞬質集懸化」かド異 質集羅牝まかという基準のもとに共溺体にお酵るシティ ズンシップが捉えられている。(荘盤/

 こび)基準を参考にすると,L逮の第2のヂ公民的資質」

(総総年蔽/は基本的人権・鰹牲重複を猿鍵づけている から基塞的人権・綴牲の彙撹を麩1置づけた「シビック・

鯵ノ{ブ1タカン型」であると単純1二捉えることは翠討と なろう。この基塞的人権・鰯姓が其癖璽本でどう位置づ けられているのかも重要な基準といえるからである。

2む§7一唯

 その点で第2のギ公民的資質達韓鱒$年藪/にお診る く望ましい態度や心鷲に闘むられる縫合認識形成>の 方法論は,第iの「公民的資質」(i翼8年綴〉における く基本的人権の主張にめざめさせる鐘会認識形成>の 方法論とは韓獺的ないわば「濁質集毯化墜の性格を有 するものと捉えたい。

 なお第iの「公民的資質藩(欝認年額〉に灘わって縁 欝すれば,これ潜く基本的人権の主張にめざめさせる 縫会認識形成>の方法譲であることを踏まえれば.そ こにおける紮1講鉢は,纒人すなわち羨蔑の業縁捧とい うことになるが,その燕で翼P()の運動における学習活 聾において今藏「市民的公共性」なる縣認が創造され つつあることは涯運歪しておきた専㌔(涯捻)

(注i〉Pe舞曲ε雛。簸ε誠e縫。窃騰徽磁e趣。謝鍛,

髄至重ε継継6,餐。。28,丁魏S{}c捻董S麗皇をs塗Seco磁鰐 歌里簸。麟艦,欝欝.

駐2)丁数ε恥。董譲Sc織。ε2繊緯茎e童s盤出eL貌倉沁 Sc総緩緩Te鍵盤敬sC櫓盤e§ε,欝25,βv.

(涯3〉碓井審美ヂ教育目標i翻(ζ講痙§本の学力2軟 膏舞標懸重弩本標準欝簿年鶴舞募麦むむ頁

(涯の碓井「獄L雌i蓼巷震

(涯5/臼井嘉一灘会科がヌキュラム論議究序説書 学文蝕鐙89年捻月参難

(詫6)縫発嘉一『シティズンシップ教育の展望毒

ルック2鰯年9舞.8〜捻頁

(注7〉戸蜜善治藩シティズンシップ・エデュケーシ蓑ン垂 論の社会秘教膏学的換講」絡縫会科礒究錦鱗弩垂全蟹 縫合科教育学会2鰯年3購謄嚢

(涯8〉群蟹「購一1二」

(控§/戸轍「繕上」

(漣癬{〉eゼe嚢麓糠α,W無t量sc漉ε簸s盛観.拠至難y罫ress,

欝欝.(デレツク・ヒーター、醗申後部・聡根敢美訳

『市蔑権とは樗か葦舞波書店2総2年8轡

(油掛霞串俊郎・関根政美讃『濁叢叢欝8葵

(注盤/小玉重夫多シティズンシップの教育懇懇垂 醤3澤社2倉轡3年ii舞,i§6賞〜賂§蚕

駐i3〉佐藤一子編隷釈}の教育カー生涯学習と市民的 公共性垂東京大学議腋会2轡経年6月多難

(2鋳6年聾舞3帽受理)

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