第3編 学務(第1章 学事)
○山梨学院大学学生懲戒手続規程
(昭和 62 年3月 13 日制定)
(目的)
第1条 この規程は、学校教育法施行規則第 26 条第5項に基づき、山梨学院大学 学則(以下 学則 という。)第「 」 43 条に規定する本学学生の懲戒手続について、
必要な事項を定めることを目的とする。
(懲戒処分該当行為)
第2条 本学学生による次に掲げる行為を、懲戒処分該当行為 ( 以下 処分該当行為」と「 いう。)とする。
(1) 本学学生の学習又は教員の研究・教育、職員の職務遂行等、大学として不可欠 な活動を妨害する行為
(2) 犯罪行為により、逮捕又は検挙され、本学の名誉を著しく失墜させる行為 (3) 本学の定期試験及びレポート提出における不正行為で、特に悪質と認められる
もの
(4) その他本学の規則に違反し、又は、学生としての本分に反する行為
(懲戒の内容)
第3条 学則第 43 条第2項に規定する懲戒の内容は、次のとおりとする。
(1) 退学 本学学生としての身分を剥奪し、登学を禁止する。
(2) 停学
ア 無期停学 3か月を超える期間登学を禁止する。
イ 有期停学 1週間以上3か月以下の期間登学を禁止する。
(3) 訓告 いましめさとす。
(処分該当行為の発見通報)
第4条 本学教職員は、本学学生による処分該当行為と思われる行為を発見又は聞知し た場合は、直ちに次の区分により、その主管課へ通報するものとする。
(1) 第2条第1号、第2号及び第4号の行為については学生センター (2) 同条第3号の行為については教務課
(調査報告)
第5条 前条の規定により通報を受けた学生センターは、その行為の実態について速や かに調査し、その結果を大学協議会に報告しなければならない。
(審議)
第6条 前条の規定により報告があったときは、大学協議会は、当該行為が、懲戒処分 に相当するか否か審議するために調査委員会(以下、単に「委員会」と略規する。)
を設置する。
(弁明)
第7条 委員会は、処分該当行為と思われる行為を審議する場合には、当該学生に対し 口頭による弁明の機会を与えるものとする。ただし、口頭による弁明の機会を与える ことが審議の遂行上著しく支障をきたすと判断した場合は、文書により行わせること ができる。
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2 当該学生は、弁明の際、必要な証拠(証人による証明を含む。)を提出することが できる。
3 当該学生が、弁明の機会を与えられたにもかかわらず、正当な理由がなく欠席し、又 は、文書を提出しなかった場合には、当該権利を放棄したものとみなす。
(懲戒の内定等)
第8条 委員会は、処分該当行為と思われる行為を審議した結果、懲戒処分相当と認め た場合は、その処分案を作成し、大学協議会に提出しなければならない。
2 委員会は、審議の結果、懲戒に相当しないと認められたものであっても、当該行為 について、今後特に反省改悛させる必要があると認められた場合は、当該学生に対し、
厳重注意することができる。ただし、この処分は懲戒処分とはみなさない。
(懲戒の決定)
第9条 大学協議会は、前条第1項により提出された懲戒処分案について審議し、学長 が懲戒の可否を決定する。
(懲戒の執行)
第 10 条 学長は、懲戒を決定した場合は、速やかに当該学生及びその保護者に対し、
懲戒処分通知書を送付するとともに、その懲戒の事実を、適当と認められる方法によ り告示するものとする。
(懲戒の発効)
第 11 条 懲戒処分の発効の日は、被処分学生及びその保護者に懲戒処分通知書を送付 した日の翌日とする。
2 学長は、懲戒処分の期間が、期末テストの期間と重なるなど被処分学生に著しく不 利益を与えると認めた場合は、前項の規定にかかわらず特にその発効日を指定するこ とができる。
(再審査)
第 12 条 懲戒処分の通知を受けた学生は、事実誤認、新事実の発見、その他正当な理 由がある場合は、その事実を示す資料(証人を含む。)を添えて、文書により学長に 再審査を求めることができる。ただし、その期間は、学生が処分を知った日の翌日か ら2週間以内とする。
2 学長は、前項の請求を受理した場合は、再審査の可否につき、直近の大学協議会に 提案して、審議を求めなければならない。
3 大学協議会が再審査を可と認めた場合は、学長は直ちに委員会に対し再審査を指示 するものとする。
4 大学協議会が再審査を否と認めた場合は、学長は、その旨を文書で当該学生に通知 する。
5 再審査の請求は、懲戒処分の効力を妨げない。
6 再審査の手続きは、第6条から第9条までの規定を準用する。
(無期停学の解除)
第 13 条 学長は、無期停学の処分を受けた学生について、その発効の日から起算して 3か月を経過した後、本学に復帰するに足る条件が具備されたと認めた場合は、大学 協議会の議を経て停学を解除することができる。
(事務)
第 14 条 学生懲戒手続に関する事務は、学生センターが行う。
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(規程の改廃)
第 15 条 この規程の改廃は、大学協議会の議を経て学長が決定する。
附 則
この規程は、昭和 62 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 27 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、平成 30 年4月1日から施行する。
附 則
この規程は、 2019年4月1日から施行する。
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