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x2 逆三角関数 演習問題2 解答 - 熊本大学

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熊本大学 数理科学総合教育センター

§2 初等関数 ( 逆三角関数 ) 演習問題 2 解答

問題の難易度の目安【基礎】899 【標準】889 【発展】888

1

(899)(逆三角関数の値1) 次の値を求めよ:

(1) Arccos1

2 (2) Arcsin −

√3 2

!

(3) Arctan

− 1

√3

(4) Arccos −

√3 2

!

解 (1),(2)の求め方は(3),(4)を参照するとよい.(1),(2)については答えのみ記す:

(1) Arccos1 2 = π

3. (2) Arcsin −

√3 2

!

=−π 3. (3) Arctan

√1 3

= αとおく.このとき,tanα = − 1

√3, −π

2 < α < π

2 を意味する.した がって,これをみたすαはα=−π

6,すなわちArctan

− 1

√3

=−π 6. (4) Arccos −

√3 2

!

=βとおく.このとき,cosβ =−

√3

2 , 05β 5πを意味する.ゆえに,

これをみたすβはβ= 5π

6 ,すなわちArccos −

√3 2

!

= 5π 6 .

2

(899)(逆三角関数に関する方程式) 次の方程式を解け.

(1) Arccosx=Arctan√

5 (2) Arctanx+π=Arccos

−1 3

解 (1) Arctan√

5 =αとおくと,√

5 = tanα, −π

2 < α < π

2をみたす.このとき,cosα >0 に注意して 1

cos2α = 1 +tan2α = 6より,cosα = 1

√6を得る.したがって,与えられた方程式 Arccosx=Arctan√

5 =αの解は

x=cosα= 1

√6. (2) Arccos

−1 3

=αとおくと,−1

3 = cosβ, 0 5 β 5 πをみたす.cosβ < 0だからβの 範囲は π

2 < β < π· · ·1 と絞ることができ,これより−π

2 < β −π < 0· · ·2 を得る.また,

1

(2)

熊本大学 数理科学総合教育センター 1

cos2α = 1 +tan2αより,tan2β = 8を得る.したがってより1 tanβ =−2√

2· · ·.ゆえに3 方程式Arctanx+π =Arccos

−1 3

=βの解は2 ,より3 x=tan(β−π) = tanβ =−2√

2.

3

(889)(逆三角関数の値2) 次の値を求めよ:

Arcsin1

4 + 2Arcsin

√6 4 .

解 α:=Arcsin1

4, β :=Arcsin

√6

4 とおくと,





sinα= 1

4, −π

2 5α 5 π 2 sinβ =

√6 4 , −π

2 5β 5 π 2 を満たす.求めるべき値はα+ 2βである.1

4 <

√6 4 <

√8 4 = 1

√2

により,0< α < β < π 4· · ·1 に注意.今,cosα=√

1−sin2α =

√15

4 ,cosβ =p

1−sin2β =

√10

4 であるから,

sin(α+ 2β) =sinαcos2β+cosαsin2β

= 1

4 2cos2β−1 +

√15

4 ·2sinβcosβ

= 1 4

5 4 −1

+1

4 · 15 4 = 1.

より1 0< α+ 2β < 3π

4 であるから,α+ 2β = π 2.

4

(889)(逆三角関数の和)

(1) nを自然数とする.このとき等式 Arctan 1

n =Arctan 1

n+ 1 +Arctan 1 n2+n+ 1 が成り立つことを示せ.

(2) (1)を利用して無限級数

X

n=1

Arctan 1

n2+n+ 1 を求めよ.

2

(3)

熊本大学 数理科学総合教育センター

解 (1) α:=Arctan 1

n+ 1, β :=Arctan 1

n2+n+ 1 とおくと,





tanα= 1

n+ 1, −π

2 < α < π 2 tanβ = 1

n2+n+ 1, −π

2 < β < π 2 を満たす.0< 1

n2+n+ 1 < 1

n+ 1 により,0< β < α < π

4· · ·1 に注意.このとき,

tan(α+β) = tanα+tanβ 1−tanαtanβ =

1

n+1 + n2+n+11

1− n+11 · n2+n+11

= 1 n. より1 0< α+β < π

2 であるから,α+β =Arctan1

n,すなわち証明すべき等式が示された.

(2) (1)よりn= 1,2, . . . ,に対し,

Arctan 1

n −Arctan 1

n+ 1 =Arctan 1 n2+n+ 1 であるから,

N

X

n=1

Arctan 1

n2+n+ 1 =

N

X

n=1

Arctan 1

n −Arctan 1 n+ 1

=Arctan1−Arctan 1 N + 1

= π

4 −Arctan 1

N + 1 −→ π

4 (asn → ∞).

したがって,

X

n=1

Arctan 1

n2+n+ 1 = π 4.

Check 逆三角関数の値を求めたり,方程式を解くなどの問題においては,逆三角関数の主値

Arcsinx, Arccosx, Arctanxの定義域・値域に注意して求めるとよい.

3

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